【2025年最新】「F-Secure SAFE(エフセキュア セーフ)」の評判と実態|約30種類のウイルス対策ソフトを試したPRONIアイミツが徹底比較!
今回取り上げる「F-Secure SAFE(エフセキュア・セーフ)」は、フィンランド・ヘルシンキに本拠を置くF-Secure社が開発・提供しているウイルス対策ソフト。料金や機能、サービス体制にはどういった特徴があり、どんな人や企業に向いているのでしょうか。他社製品と比較しつつ、詳しく解説していきます。
- <総評>「F-Secure SAFE」の強みは基本性能の高さ。直観的に使えるUIも◎
- 1.「F-Secure SAFE」の4つのメリット
- 2. 徹底調査でわかった「F-Secure SAFE」を使うべき人・会社
- 3.「F-Secure SAFE」の料金プラン
- 4. まずは「F-Secure SAFE」の無料体験を
- 5. まとめ
<総評>「F-Secure SAFE」の強みは基本性能の高さ。直観的に使えるUIも◎
「F-Secure SAFE(エフセキュア セーフ)」の何より大きな強みは基本性能の高さ。
AV-TestやAV-Comparativesによる評価テストでは「Norton」や「Kaspersky」とほぼ同等、テストの実施時期によっては2つを上回るウイルス検出率をマークしています。
加えてwebサイトの安全性表示、ネットバンキング保護といった機能も搭載されていて、フィッシング詐欺サイトへのアクセスをブロックしたり、個人情報の漏洩を防ぐことも可能です。とりわけウイルス・スパイウェアへの対策を強化したい企業にとっては、有力候補の1つになるでしょう。
また、スタイリッシュかつシンプルなUIも「F-Secure SAFE」ならではの特徴の1つ。各画面は十分なホワイトスペースを確保したうえで、画面の中央にスキャンの状況や検出率を示すウィジェットが表示される構成になっており、マニュアルを見なくても直感的に使えます。
F-Secure SAFEについて詳しく知りたいという方はこちらもご覧ください。
他のウイルス対策ソフトと比べてどうなのか?
まずはコストの面。「F-Secure SAFE」はインストールする端末の台数によって料金が決まる仕組みになっており、3台までのプランが6,755円、5台までが9,570円、7台までが1万1,900円です。
「ESET」(3台まで6,000円)や「ウイルスバスタークラウド」(3台まで5,380円)よりやや高く、「KINGSOFT Internet Security」(3台まで3,980円)との比較では40%以上高額になります。機能との兼ね合いにはなりますが、予算が極端に限られる中小企業やベンチャーでは、導入ハードルとなることがあるかもしれません。
次に機能面に目を向けると、ウイルス・スパイウェアの検出については業界トップクラスの水準にあります。
AV-Comparativesが2018年3月に行ったセキュリティソフトの評価テストでは99.93%、AV-Testが同時期に行なったテストでは100%のウイルス検知率をマークしました。他社製品と比べると、問題のないファイルをウイルスと誤認してしまうケースも非常に少ないようです。
加えて、前述の通り危険サイトのブロックやネット決済の保護といった機能が付いており、法人・個人問わず幅広いシーンで効果を発揮します。
一方でwebサイトの読み込みやアプリの起動に与える影響がやや大きく、ウイルス定義ファイルの更新に数分以上の時間を要することもあるようです。
こうした点を踏まえつつ、「F-Secure SAFE」の具体的な特徴を見ていきましょう。
ウイルス対策ソフト導入を検討中の方は、まずは無料の見積もりから始めてはいかがでしょうか。
PRONIアイミツをご利用いただくと、特に人気のウイルス対策ソフトの一括見積もりが可能です。ウイルス対策ソフト選びの時間も大幅に節約できるでしょう。
1.「F-Secure SAFE」の4つのメリット
1-1. ウイルス検出率が高い
前述の通り、AV-TestやAV-Comparativesのテストでほぼ100%のウイルス検出率をマークしています。対ウイルス性能に定評がある「Norton」や「Kaspersky」と比べてもまったく遜色ありません。
1-2. 危険サイトへのアクセスをブロック
webブラウザにアドオンを追加することで、フィッシング詐欺サイトやウイルス散布を目的としたサイトをブロックできます。
GoogleやYahoo!の検索結果一覧に表示された個別のURLに対して安全性を表示するため、「ウイルスバスタークラウド」と同様にアクセスそのものを回避することが可能です。
1-3. ネット決済を保護
ネット銀行へアクセスすると自動的に保護モードへシフトします。ブラウザで同時に開いている他サイトの通信を制限し、安全性の低いアプリ・ソフトウェアへの接続を遮断することによって暗証番号や口座番号、個人情報の漏洩を防ぎます。
1-4. スタイリッシュかつシンプルなUI
トレンドを取り入れつつ、シンプルにまとまっているUIも「F-Secure SAFE」ならではの特徴の1つ。
白を基調とした画面には、必要最小限のウィジェットやボタンを除いて装飾的な要素がほとんどなく、スキャンの進行状況もひと目で把握できます。
スマートフォンやアプリを日常的に使っている人なら、操作に迷ってしまったりすることはないはずです。
F-Secure SAFEの機能や連携サービスについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
2. 徹底調査でわかった「F-Secure SAFE」を使うべき人・会社
ここまで紹介してきたメリットをトータルに考え、「F-Secure SAFE」はどういった人や企業に向いているのか、具体的に解説していきます。
2-1. ウイルス対策ソフトとしての基本性能を重視する人
繰り返しご紹介してきたように、ウイルス・スパイウェアの検出率は業界トップクラスを誇り、「Norton」などと比較しても決して引けをとりません。2015年のSNS事件の影響のあってかシェアは伸び悩んでいるものの、ウイルス対策ソフトとしての基本性能を重視する人にはおすすめできます。
2-2. webの安全対策を行ないたい企業
Googleなどの検索一覧に各ページの安全性を表示し、危険サイトへのアクセスを回避させる「F-Secure SAFE」。業務上webサイトやフリーソフトを利用する社員が多く、安全対策を講じたい企業にも向いているでしょう。
2-3. 使いやすさを重視する人
申し込みステップなど一部が日本語未対応ではあるものの、ソフトウェアの画面自体は非常にわかりやすく、操作に迷ってしまったりすることはありません。使いやすさを重視する人、「まずはシンプルなセキュリティソフトから試したい」という人にも適しています。
3.「F-Secure SAFE」の料金プラン
「F-Secure SAFE」の料金プランは3種類。インストールする端末の数によって金額が変わり、いずれも1年単位での契約になります。
3-1. 3台プラン
PC・スマートフォン・タブレットのなかから最大3台までの端末にインストールできます。料金は6,755円です。
3-2. 5台プラン
PC・スマートフォン・タブレットのなかから最大5台までの端末にインストールできます。料金は9,570円です。
3-3. 7台プラン
PC・スマートフォン・タブレットのなかから最大7台までの端末にインストールできます。料金は1万1,900円です。
詳しい料金プランを知りたい方はこちらもご覧ください。
4. まずは「F-Secure SAFE」の無料体験を
最後に「F-Secure SAFE」の申し込み方法についてご紹介します。
他社のウイルス対策ソフトと同様に30日間の無料トライアルが用意されているので、まずはそれに申し込み、機能や使い勝手を試してみるのがおすすめです。申し込みステップは英語で書かれているため、不安な場合はあらかじめ辞書や翻訳ツールを用意しておきましょう。
1.公式サイトにアクセスして無料体験ボタンをクリック
「F-Secure SAFE」の公式サービスサイトへアクセスし、画面上部メニューから「無料体験」をクリックします。
2.申し込みフォームに必要事項を入力
画面右側に表示される申し込みフォームに氏名・メールアドレス・パスワードを入力します。入力が済んだらプライバシーポリシーを確認し、「Accept and create account」(同意してアカウントを作成)をクリックします。
3.セットアップファイルのダウンロード
マイページ(管理画面)が使えるようになるので、画面中央の「Add device」をクリックし、インストールする端末の種類を選びましょう。自動的にセットアップファイルがダウンロードされます。
4.インストール
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の案内に沿ってインストールします。
5. まとめ
業界トップクラスのウイルス検出率を誇り、使いやすさにも定評がある「F-Secure SAFE」。
ウイルス対策ソフトとしての知名度では、「Norton」や「Kaspersky」には及ばないものの、パフォーマンスでは決して引けを取りません。ある程度の予算を確保したうえでウイルス対策に本格的に取り組みたい場合は、有力候補の1つになるのではないでしょうか。
ウイルス対策ソフトを導入する際は、今回ご紹介した内容をぜひお役立てください。