マネーフォワード クラウド会計Plusの評判【2024年最新】
会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計Plus」がどんなサービスか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は「マネーフォワード クラウド会計Plus」の評判について調査しました。機能や連携サービスから特徴を紹介。導入実績や企業からの声を参考に評判・実態をお伝えします。
他のページでは料金プランや機能・連携サービス、詳細な導入実績についてもご紹介します。
- マネーフォワード クラウド会計Plusとは
- マネーフォワード クラウド会計Plusの料金プラン
- マネーフォワード クラウド会計Plusのメリット・デメリット
- マネーフォワード クラウド会計Plusの評判と実績
- 他の会計ソフトと比較しておすすめ?
- 【総評】マネーフォワード クラウド会計Plusは内部統制に効果的
マネーフォワード クラウド会計Plusとは
マネーフォワードクラウド会計Plusは、マネーフォワードが提供しているクラウド会計に、内部統制機能を追加した会計システム。上場企業や上場を予定している企業向けの会計システムです。クラウド会計の利便性を維持したまま内部統制に対応しています。クラウド会計Plusには、仕訳承認フローが導入されているので、承認されていない仕訳は記帳できません。記帳された仕訳はすべて承認済みなので、決算書の信頼性・正確性を確保できます。仕訳の履歴はすべて記録され、いつでも閲覧できるので監査にもスムーズに対応できるでしょう。
また、仕訳に問題があった際も、履歴をチェックすることで迅速に原因を特定できます。業務分担に合わせて細かく権限を設定できるので、部署や業務内容など、自社の実情に合わせた柔軟な対応が可能です。
主な機能
マネーフォワードクラウド会計Plusには、決算書類の作成機能や仕訳入力機能、帳票作成機能など、会計業務に不可欠な機能が備わっています。セキュリティ関連の機能も備わっており、権限管理機能や通信の暗号化、シングルサインオンなどに対応。不正なアクセスや情報漏えいのリスクを抑えられます。
連携できるサービス
マネーフォワードクラウド会計Plusは、マネーフォワードが提供しているクラウド勤怠やクラウド経費などとの連携が可能です。会計データを横断的に利用できるので、会計業務を効率化できます。
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マネーフォワード クラウド会計Plusの料金プラン
マネーフォワード クラウド会計Plusは、マネーフォワードクラウド会計がさらにパワーアップし、IPOを準備している企業や、中堅企業、上場企業などにおける会計業務をサポートすることができるサービスです。
マネーフォワードクラウド会計は利用料金が公開されていますが、クラウド会計Plusに関しては別途見積もりが必要となっているので、もしも導入を検討している場合には見積もりを依頼しましょう。コストを抑えながらも内部統制に対応できるサービスとしてリリースされているので、どれくらいコストを抑えられるのか確認したい方は要チェックです。
マネーフォワード クラウド会計Plusのメリット・デメリット
紹介したような特徴がある「マネーフォワード クラウド会計Plus 」ですが、活用することでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット①:業務効率化に貢献
マネーフォワード クラウド会計Plusは、導入することによって業務効率化を叶えることができます。マネーフォワード クラウド会計Plusは、マネーフォワードクラウド会計で利用できる機能や使いやすさなどはそのまま保持しつつも、仕訳承認機能、仕訳変更履歴の確認機能、権限設定機能なども利用できるようにパワーアップしたサービスです。クラウド会計よりももう一段階優れた機能が揃っており、バックオフィス業務をさらに効率化させることができるでしょう。
メリット②:電子帳簿保存法にも対応
マネーフォワード クラウド会計Plusは、電子帳簿保存法にも対応しているため安心です。証憑を添付するタイミングで、取引のあった年月日や取引金額のほか、解像度要件は満たしているか、タイムスタンプは押されているかなどといったポイントを確認できるため、書類をデータ化して保存・管理することが可能となります。紙帳簿のデータ化は自動で行われるので、これまでのように保管場所に困る必要がなくなるでしょう。
メリット③:監査法人とのやりとりがスムーズ
マネーフォワード クラウド会計Plusは、監査法人とスムーズにコミュニケーションを取ることも叶えることができます。
「紙文書のやりとりに時間がかかってしまう」、「同じデータを共有しておきたいのにどうすればいいのかわからない」と尾悩みの場合も、マネーフォワード クラウド会計Plusならすぐに解決。クラウド会計上でデータ化した文書のやりとりが可能となるので、証憑確認をはじめとする監査手続がこれまでよりもスムーズになるでしょう。
デメリット:稼働までは1ヶ月ほどかかる
マネーフォワード クラウド会計Plusは、内部統制にも力を入れたい企業にとって多くの導入メリットのある会計ソフトです。しかし、導入から稼働までに少し時間がかかるという点には注意しましょう。「クラウドシステムなら導入してすぐ使えるようになるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、マネーフォワード クラウド会計Plusは最短の場合でも1ヶ月ほどはかかるとされています。
マネーフォワード クラウド会計Plusの評判と実績
マネーフォワードクラウド会計Plusは、以下の点が評価されています。
- APIで連携できるサービスが豊富
- 内部統制を強化できる
- 経理業務を削減できる
API連携できるサービスが豊富なため、幅広い業務の効率化が可能です。加えて、業務効率を落とさずに内部統制を強化できる点も評価されています。
内部統制を強化した事例
デジタルマーケティングツールを提供するWACULでは、上場に向け内部統制強化を図るためにマネーフォワードクラウド会計Plusを導入しました。もともと使用していた会計システムは、内部統制強化に対応していなかったため、会計システムを見直すことに。内部統制強化とリモートワーク環境を構築できることからクラウド会計Plusを選択。「内部統制に必要なログの取得・管理や承認フローの使いやすさに魅力を感じた」(※1)ことが決め手になったとしています。また、API連携や承認機能によって手作業が減少し、経理業務の工数の2~3割削減に成功。外注コストも削減できたとされています。
※1出典:https://biz.moneyforward.com/case/accounting_plus/06023/
月次業務を効率化した事例
研究試薬の販売や創薬支援サービスなどを提供するリプロセルは、マネーフォワードクラウド会計Plusを導入して月次業務の効率化に成功しました。もともと使用していた会計システムは、仕訳機能や連携機能が不十分だったため、効率的に作業を進められず、月次業務のために土日出勤が常態化。API連携で固定資産管理などを連携して業務を効率化した結果、月次業務を5営業日短縮でき、「大幅に時間が確保できたので、土日出勤もなくなりました」(※2)と評価しています。
※2出典:https://biz.moneyforward.com/case/moneyforward-cloud/06019/
他の会計ソフトと比較しておすすめ?
マネーフォワード クラウド会計Plusは、他の会計ソフトと比べても内部統制にフォーカスされた会計ソフトです。IPOを検討中である・準備中であるという企業をはじめ、中堅〜大手の上場企業やグループ会社におすすめと言えるでしょう。
仕訳承認フロー機能や細かな権限設定機能によって信頼性が担保されるほか、SOC1 Type2報告書も提供されており評価業務をさらにスムーズにできるなど、他の会計ソフトにはなかなか見られない機能が数多く揃っています。
【総評】マネーフォワード クラウド会計Plusは内部統制に効果的
多くの会計ソフトは、単に会計業務の効率化を叶えるものが多いですが、マネーフォワード クラウド会計Plusはもう一段階上の機能が数多く用意されています。「仕訳もワークフローを通じて行うことで信頼性を底上げしたい」という場合や、「仕訳の操作ログを確認できるようにしたい」という場合など、より監査対応向けの機能を求めている場合にはぴったりでしょう。
すでにマネーフォワード クラウド会計は利用しているものの、少し機能が物足りないという場合にもおすすめです。まずは見積もりから始めてみてください。