【2025年最新】外貨対応の会計ソフトおすすめ6選
外貨建ての取引を行った際の会計処理は複雑で、ミスが生じやすいことが課題です。会計処理を正確に行うには、正しい為替レートを用いて円換算を行う必要があります。そこでおすすめなのが、外貨対応の会計ソフトの導入です。外貨対応の会計ソフトを利用することで、計算ミスを大幅に削減できます。今後、グローバル展開を考えている企業にもおすすめです。
そこで本記事では、外貨対応の会計ソフトおすすめ6選を比較して紹介します。外貨対応の会計ソフトを導入するメリットや選び方も解説しますので、会計処理の正確性を高めたい経理担当者はぜひ参考にしてください。
別記事「会計ソフトを徹底比較」では、多機能でおすすめの会計ソフトを紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
- 外貨建ての取引を行った際の会計処理について
- 外貨対応の会計ソフトを利用するメリット
- 会計ソフトの選び方
- 【比較表】外貨対応の会計ソフト
- 外貨対応の会計ソフトおすすめ6選【2025年最新】
- まとめ:外貨建て取引がある企業は、外貨対応の会計システムがおすすめ

外貨建ての取引を行った際の会計処理について
輸出・輸入を行うことが多いビジネスでは、取引単位が外貨ベースの場合も多くあるでしょう。外貨建ての取引を行った際の会計処理では、以下の2点が重要なポイントです。
- 外貨を「日本円」に換算して記帳する
- 差額が出たら、「為替差損益」という勘定科目で処理を行う
外貨を「日本円」に換算して記帳する
外貨建ての取引において取引内容を会計帳簿に入力する場合は、外貨を「日本円」に換算して記帳しなければなりません。外貨を使用して商品を仕入れ、別日に代金の支払いを行った場合は、まず「取引日時点」の為替レートを利用して仕入れ代金を日本円に換算、帳簿に記入します。使用する為替レートは原則「取引日の仲値(TTM)」です。
差額が出たら、「為替差損益」という勘定科目で処理を行う
代金を支払った日(決済時)には、「決済時点」の為替レートで支払代金を日本円に換算し、帳簿に記入します。為替レートの影響で仕入れ代金と決済代金に差額が出た場合は、「為替差損益」という勘定科目を使用して処理を行うことが一般的です。「為替差損益」は営業外損益という取り扱いがなされています。
上記の処理をすべて手作業で行う場合、計算ミスや為替レートの確認ミスなどが起こるおそれがあります。こういったミスを未然に防ぎ、正しい為替レートを用いて円換算を行うには外貨対応の会計ソフトの導入がおすすめです。外貨に対応する会計ソフトにより、会計業務の正確性を高められます。
外貨対応の会計ソフトを利用するメリット
外貨対応している会計ソフトを利用することで、以下のようなメリットが考えられます。
- 計算ミスが削減できる
- 正しい為替レートを用いて円換算を行える
- グローバル展開に対応できる
計算ミスが削減できる
為替レートを利用した外貨→円への換算を行う際の計算ミスを削減できるでしょう。為替レートは日々変動しているため、取引日によっても大きく異なります。複数の外貨建取引について帳簿記入を行う場合、取引ごとの為替レートの差を見間違えてしまうなどのミスが発生してしまうことが考えられるでしょう。
外貨対応している会計ソフトを利用すれば、取引発生日の正しい為替レートがわかりやすく確認できるため、ミスの削減が期待できます。
正しい為替レートを用いて円換算を行える
先ほどもお伝えしたとおり、為替レートは日々変動しています。そして外貨建取引は、取引日と決済日の為替レートを用いて円換算した上で記帳を行わなければなりません。多くの場合、外貨建取引に対応している会計ソフトはその日の為替レートを自動的に参照することが可能です。そのため、取引日と決済日の為替レートを正確に用いての円換算が可能になります。
グローバル展開に対応できる
複数の外貨に対応する会計ソフトであれば、海外拠点や取引先とのやり取りもスムーズに行えます。現地の会計基準や税制に対応できる機能を活用することで、ミスやトラブルを未然に防ぎ、円滑なグローバル展開を支援します。
「外貨対応の会計ソフトを導入したい」という企業は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
会計ソフトの選び方
会計ソフトを選ぶポイントは、以下の3つです。
- 対応する通貨を確認する
- 自社に必要な機能を搭載しているか
- 操作性は良いか
対応する通貨を確認する
外貨建取引に対応する会計ソフトの対応通貨は、サービスによって異なります。導入前に、自社が必要とする通貨に対応しているかを確認しましょう。
自社に必要な機能を搭載しているか
一口に会計ソフトといっても、搭載機能は製品によってさまざまです。自社の導入目的に合わせて会計ソフトを選びましょう。たとえば、経理業務の改善を目的とする場合は経理データを多角的に確認できる製品がおすすめです。
操作性は良いか
せっかく導入しても「操作が難しい」という理由で従業員に敬遠されてしまっては、手間と費用をかける意味がありません。導入前に無料トライアルを利用し、操作性をチェックしましょう。また、導入後のサポート窓口の有無も確認しておきたいポイントです。
【比較表】外貨対応の会計ソフト
2025年最新の料金比較で、外貨対応の会計ソフトおすすめ6選を紹介します。各サービスの料金をまとめた以下の表もぜひ活用ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
マネーフォワードクラウド会計 | 無料 | 2,480円〜 |
OBIC7会計情報ソリューション | 要問合せ | 要問合せ |
Sactona | 要問合せ | 要問合せ |
freee会計 (外貨建取引管理アプリ) |
無料 | 2,980円~ |
勘定奉行11 | インストール版:25万円~ クラウド版:112万円~ |
要問合せ |
ジームクラウドAC | 要問合せ | 要問合せ |
(料金は税抜き)
外貨対応の会計ソフトで、PRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひ活用ください。
会計ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフト(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
外貨対応の会計ソフトおすすめ6選【2025年最新】
ここからは外貨対応している会計ソフトおすすめ6選をご紹介します。外貨ベースで発生した取引の円換算やレート確認は、手作業で行うとミスが起こりがちです。外貨ベースの取引が多く発生する会社は、ぜひ外貨対応している会計ソフトの導入を検討してください。

マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワードクラウド会計は、さまざまなインターネットサービス開発を手掛けるマネーフォワードが提供するクラウド型会計ソフトです。自動入力・自動仕訳などの機能を用いて導入後に会計業務を約1/2に削減した実績もあるため、会計業務の効率化が期待できます。
外貨の取り込み・計算に対応し、明細取り込みでは住信SBIネット銀行・みずほ銀行などの銀行のほか、PayPalで行うことが可能。円換算は、取引日時点の三菱UFJ銀行の仲値を用いて行われます。
主な機能

OBIC7会計情報ソリューション
OBIC7会計情報ソリューションは、システムインテグレーション事業・システムサポート事業・オフィスオートメーション事業を手掛けるオービックが提供している会計ソフトです。会計情報を一元管理できるほか、会計業務のプロセスを可視化できるため、情報を業務改善に活かし属人化を避けることが魅力。
外貨取引については、仕訳入力や外貨仕訳データの受け入れが可能。FB(ファームバンキング)振込みデータの連携機能も搭載しています。
主な機能

Sactona
Sactonaは、企業の管理会計・経営管理分野に特化したコンサルティングサービスを提供するアウトルックコンサルティングが手掛ける経営管理システムです。
外貨入力では、各社のデータ入力と同時に、外貨換算・単純合算・連結消去データを自動で作成します。集計においても、外貨換算・費目別・組織別などさまざまな軸での集計を自動で対応可能。自動集計は事業別・地域別・機能別といった階層でも行います。為替レートなどのさまざまなシミュレーションも利用可能。
主な機能

freee会計
freee会計は、freee株式会社が提供する会計ソフトです。同社の「外貨建取引管理アプリ」を活用することで、外貨建取引の登録・決算時の期末評価を簡単に行えます。
日々の外貨建取引を「外貨建取引管理アプリ」に入力することで、freee会計のソフトへ取引として登録できます。さらに、決算時・期末においては、「為替差損益の期末評価」も実施しているため、freee会計に振替伝票として自動で連携が可能。
主な機能
勘定奉行i11
勘定奉行11は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する会計ソフトです。機能が充実し使いやすさも兼ねそなえた財務会計システムで、小規模企業から上場企業まで累計69万社以上の導入実績を誇ります。
外貨入力オプションを活用することで、複数の為替レートに対応できます。外貨建ての取引仕訳や円換算後の残高を確認できる専用帳票の出力が可能。月末・期末の為替換算も会計システム内で一括処理でき、Excelでの個別管理が不要に。
JIIMA認証を取得し、データの安全性を確保していることもメリット。高いセキュリティを求めるグローバル企業や、外貨対応業務の効率化が図りたい企業におすすめです。

ジームクラウドAC
ジームクラウドACとは、大手企業・中堅企業向けに株式会社クレオが提供する会計ソフトです。シリーズ累計で2,000社以上が導入しています。グループ会計機能で会社合算や連結決算の連携ができます。また、会社独自の会計管理ではセグメント管理やBI・予算管理、CF、配賦処理など幅広い管理会計に対応しています。
人事システムや給与システム、就業システムといった業務システムを適用することでバックオフィス全体の業務効率化を図ります。また、手作業で行っていたデータ連携の作業はデータ連携ツールを利用することにより自動化、リース資産や固定資産といった資産管理や手形の管理も可能です。
主な機能
まとめ:外貨建て取引がある企業は、外貨対応の会計システムがおすすめ
会計ソフトを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを機能1つから探すことができます。
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しかし、外貨対応している会計ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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