「楽楽明細(ラクラクメイサイ)」の評判と実態
「楽楽明細」は、導入することによって、さまざまな点でコストダウンが見込めるのがクラウド型の請求書発行システムです。請求書の印刷や、封入作業、投函などの手間を省くことができるほか、郵送料を大幅にカットできるなど、多くの特徴があります。さらに「楽楽明細」は、受け取り側にもメリットが多いサービスです。
そこで今回は、クラウド型請求書システム「楽楽明細」の評判と口コミを徹底調査しました。「楽楽明細」の費用や他サービスと比較したメリット、導入実績や効果も解説しますので請求書システムの導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。
- <総評>楽楽明細は、あらゆる帳票発行の手間やミスを削除する請求書システム
- 楽楽明細の費用・料金プラン
- 楽楽明細のメリット
- 徹底調査で分かった「楽楽明細」がおすすめの人・会社
- 楽楽明細の導入実績・効果
- まとめ
<総評>楽楽明細は、あらゆる帳票発行の手間やミスを削除する請求書システム
楽楽明細は、株式会社ラクスが提供する電子請求書発行システムです。 累計導入社数14,000社(※2025年6月時点)の導入実績を誇る人気のサービスです。業務フローはそのままで、請求書や見積書の作成・送付を自動化できます。
請求書・納品書・支払明細といった、あらゆる帳票の作成と発行をラクにし、手間とミスを大幅に削減できます。
また、表計算ソフトに慣れている方にも分かりやすいデザイン・操作性も楽楽明細の特徴です。分かりやすく設計されたUX/UIは直感的に操作可能で、長年Excelなどの表計算ソフトを利用していた方でも容易に請求書を発行できます。「クラウドシステムを導入するのには少し抵抗がある」という企業にもおすすめの請求書発行システムです。
楽楽明細の費用・料金プラン
楽楽明細の費用・料金プランを一覧表にまとめました。
| 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|
| 10万円(税抜)~ | 2万5,000円(税抜)~ |
楽楽明細の費用・料金プランは、基本プランが初期費用10万円(税抜)~、月額費用2万5,000円(税抜)~というシンプルなもの。月額費用はweb帳票の発行件数に応じた従量課金制とされており、発行件数が多いほど1件あたりの単価は安くなります。
請求書の発行はwebやメールであれば追加料金は不要。その他の請求書アウトソーシングにかかる費用は郵送代行会社によりまちまちですが、楽楽明細を利用しての郵送代行料金は一通あたり169円からです。
なお、初期費用は、帳票デザインのカスタマイズをすると別途費用が発生しますので、詳しくはお問い合わせください。
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楽楽明細のメリット
紹介したような特徴がある「楽楽明細」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
あらゆる帳票発行に対応している
楽楽明細は、請求書のみならず納品書や支払い明細書、領収書などの各帳票の発行に対応しています。チラシやお知らせなどといった書類の発行も可能です。
発行した帳票は管理画面でステータスをチェックでき、受け取った顧客は受け取り側の管理画面にて「承認」や「差戻」といったアクションの追加が可能。管理したいステータスもカスタマイズできるため、会社独自のフローがある方にも最適でしょう。
現行の帳票デザインを再現できる
楽楽明細で運用する請求書のレイアウトは自在に変更が可能で、現在使用している帳票デザインとほぼ同じものを再現できます。請求書の項目はもちろんのこと、各項目の位置といったデザイン面でもカスタマイズ可能なのがうれしいポイントでしょう。また、軽減税率制度にも対応しています。
データの一括取り込みから請求書を作成できる
楽楽明細では、自社で利用している販売管理システムから出力できるデータを取り込み、そのデータをもとに帳票を発行することができます。
また、販売管理システムや基幹システムなどから顧客データをCSVファイルでアップロードし、一括で取りこむことのできる「顧客データ一括取込みAPI」や、同じくそれらのシステムから請求書や納品書などのデータファイルをを一括で取りこめる「帳票データ一括取込API」なども用意されています。
請求書の発行先に応じた送付方法を選べる
多くの企業と取引をしていると、指定の方法で請求書を発行しなければならないこともあります。最近はFAXを指定しての請求こそ減りましたが、なかにはまずFAXで確認した後に郵送が必要な会社や、webやメールでの請求書発行に対応していない会社が未だにあることも事実です。
楽楽明細であれば、発⾏先に応じて「webからダウンロード」、「通知メールに添付」、「郵送」の3つから届け方を選べるほか、必要な場合にはFAX送信機能も利用することができます。
帳票の作成に承認フローを設けられる
どんなに電子化と言っても、請求書など、金銭が絡むような大事な書類はダブルチェックをしたいという会社も少なくないのではないでしょうか。楽楽明細では、作成した帳票のダブルチェックを行うための、承認フローを設定することができます。
帳票作成後は上長の承認後に初めて発行。上長はインターネット環境さえあれば、社外からでもスマートフォンを利用して空き時間に承認作業ができます。金額など細かい部分の確認が手軽にでき、安心かつ便利といえるでしょう。
楽楽明細は受け取り側の企業にもメリットがたくさん
取引先の多くが電子帳票を使っていないと、なかなか自社から電子帳票を提案しにくいものです。しかし楽楽明細なら、帳票の受け取り側にもうれしい機能が豊富です。
まずはじめに、郵送で発行するよりも格段に速く受け取ることができます。また、PDFデータのみならずCSVファイルでも受け取れるのはメリットです。また、過去の請求書を遡り、いつでもチェックやダウンロードができるのも魅力といえるでしょう。
徹底調査で分かった「楽楽明細」がおすすめの人・会社
紹介したメリットを踏まえ、「楽楽明細」は一体どんな人・会社におすすめなのか、具体的にお伝えします。
現在利用している帳票と全く同じデザインの帳票を電子化したい方
これまでに使い慣れた帳票デザインを変えたくないという需要は少なくありません。金銭を取り扱う以上、いくら安全とは言っても、電子化に懐疑的な方も中にはいるからです。
そんな時、請求書のデザインを全く同じにしておければ、これまでと同じ感覚で利用することができます。請求書の項目だけでなく、デザインまでもカスタマイズができるのは、楽楽明細ならではの強みと言えるでしょう。
もちろん、送付方法はwebのみならず郵送にも対応。郵送手続きも割安(169円〜/通)なので、コストダウンに注力したい場合にもぴったりです。
表計算ソフトのUX/UIを踏襲したい方
楽楽明細の管理画面は、Excelなどの表計算ソフトに慣れている方にもやさしいテーブル方式です。管理画面の構造が縦軸と横軸というシンプルな形で整理されているため、初めて請求書システムを利用する方にも分かりやすく作られています。
「これまでにずっとExcelを用いてきたから、クラウドシステムを導入するのには抵抗がある」という場合でも、スムーズに移行できるのではないでしょうか。
請求方法の異なる取引先を複数お持ちの方
楽楽明細の業務効率化機能として特筆すべき点の1つに、企業ごとに発行方法を変えられるという点が挙げられます。
A社はweb発行のみでOK、B社はメールに添付、C社はどうしても郵送でないとNG、D社にはFAXでも送らないといけない……など、それぞれの会社のルールに則って発行することができるため、受取手に対しても不便がありません。
取引先のほとんどが同じニーズであれば問題ありませんが、ニーズが異なるという場合には楽楽明細が役立つことでしょう。
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楽楽明細の導入実績・効果
ここからは実際に「楽楽明細」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
7営業日かかっていた支払明細発行業務が、2~3日に短縮できた事例
学術用書籍・専門誌の出版、同DVD・アプリなどのデジタルコンテンツの制作・販売を行う企業(従業員数:180名)が、楽楽明細の導入で業務効率化を実現した事例です。
同社は毎月約800件もの支払い明細を郵送しており、その明細発行における紙代や郵送代に頭を悩ませていました。加えてマイナンバー制度が施行されたことにより、執筆者のマイナンバー管理も必要に。管理にかかる手間も一元化できないかということで、支払い明細の電子化を検討することにしたそうです。
楽楽明細導入後は、こうした問題は軒並み解決。以前までは支払い業務の手続きに、金額・件数の集計、明細書の印刷、封入、発送といった業務が必要とされ、トータルで毎月7日間ほどかかっていましたが、サービス導入後はなんと2〜3日程度に短縮できたとのこと。
さらに副次的効果もあります。郵送であれば宛先不明で戻ってきた支払い明細には、追跡・再発行が必要でした。個人情報保護の観点から、移動前の勤務先からは詳細が聞けないといった問題もありましたが、web明細であればメールアドレスさえあれば支払い明細が送れます。元々のやりとりがメールの取引先であれば、電子化への移行もスムーズかもしれません。
請求書の折り込みや封入作業がゼロになり、作業時間が1日半から半日に短縮できた事例
約200名の公認会計士・税理士・社会保険労務士が在籍する、会計・人事のアウトソーシング・コンサルティングを行う企業で、楽楽明細を導入し業務効率化を実現した事例です。
同社は、請求内容を紙に印刷し郵送する量が毎月800件を超えており、印刷後は内容チェック、そしてチェックが完了した請求書の折り込み・封入・郵送作業を2名で行なっていたため、その時間と手間を減らせないかと考えていたそうです。
楽楽明細導入後は、1度の請求書発行作業にかかっていた時間が1日半だったのが、なんと半日で終わるように。加えて、以前は郵便局の営業時間を中心に自社での作業を進めていたところを、自社でのタイミングでできるようになったため、余裕を持って請求書を作れるようになったと言います。
実のところ、電子化にあたっては多くの取引先が郵送のままを希望するのではないかと思っていたそうですが、実際には、どうしても郵送を希望した会社は数社のみ。多くの取引先は発送方法にこだわりがないということも分かったそうです。
まとめ
表計算ソフトに慣れている方にも分かりやすい点が特徴の楽楽明細。電子化に不安を抱いている方も移行しやすく、直感的な操作が可能なのが大きな魅力でしょう。
請求書の受け取り側にもメリットの多い楽楽明細は、取引先からの同意も得やすいサービスです。導入にあたっては各種サポートも充実しているため、サービス内容を確認し、導入の検討にお役立てください。
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