おすすめのASP型eラーニングシステム8選【2022年最新版】
eラーニング=e-Learningとは、主にインターネットを活用して学ぶ学習形態を意味します。PCやモバイルデバイスを使い、いつでもどこでも効率的に学習できるeラーニングは、従業員の知識・スキルを高め、生産性を向上させたいと考える多くの企業に利用されています。 特に携帯回線網を含むインターネット環境の進化が著しい現代では、手軽に導入できるASP型のeラーニングプラットフォームが注目を集めており、主流として定着しつつあるといえるでしょう。そこで本記事では、eラーニング導入を検討する企業担当者の方に向け、おすすめできるASP型eラーニングシステムを厳選して紹介していきます。 発注業者比較サービスアイミツSaaSが、おすすめのeラーニングシステムを厳選!

アイミツコンシェルジュ 真鍋
SaaSツールをお探しの方に、私たちコンシェルジュがアドバイスします! ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.ASP型eラーニングシステムの特徴とは
- 2.ASP型のeラーニングシステム8選
- 3.ASP型eラーニングシステムのメリット
- 4.ASP型のeラーニングシステムを選ぶポイント
- 5.【まとめ】ASP型のeラーニングシステムを導入してみよう
1.ASP型eラーニングシステムの特徴とは
Application Service Providerの略称であるASPとは、クラウド環境に構築されたアプリケーションを、インターネット経由でサービス提供する事業者、もしくはサービスそのものを意味します。
日本ではほぼ同義語として「SaaS」が使われることもありますが、厳密にはシングルテナントで提供されるASP、マルチテナントで提供されるSaaSという違いがあります。つまり、ASP型eラーニングシステムとは、個々のクライアントに最適化されたeラーニングアプリケーションがクラウド環境に構築され、ユーザーがいつでもアクセスできるシステムなのだといえるでしょう。
具体的には、受講者の登録や受講履歴・成績管理などを行う管理機能、および受講者が学習するための受講機能を併せ持つ「LMS(学習管理システム)」が、クラウド環境に用意されているのがASP型eラーニングシステムなのです。サーバやインフラ構築の必要がなく、安価ですぐに利用できるのが最大の特徴です。
では、受講者に配信する学習教材はどのように用意すればいいのでしょうか?コンテンツ登録機能が搭載されているASP型eラーニングシステムなら、動画や音声はもちろん、既存のPDFファイルなどをアップロードして簡単に学習教材を作成可能です。ただし、LMSに特化したシステムの場合、教材作成機能はオプションになることもあるため確認が必要です。
eラーニングシステム導入を検討中の方は、まずは無料の見積もりから始めてはいかがでしょうか。アイミツをご利用いただくと、特に人気のeラーニングシステムの一括見積もりが可能です。eラーニングシステム選びの時間も大幅に節約できるでしょう。
2.ASP型のeラーニングシステム8選
それでは、手軽で安価に導入できるASP型のeラーニングシステムには、どのような種類のサービスがあるのでしょうか?以下からは、導入するのにおすすめのASP型eラーニングシステムを、厳選して紹介していきましょう。

KnowledgeDeliverは、eラーニングを中心とした教育事業を展開する企業、デジタル・ナレッジ社が開発・提供するeラーニングシステムです。教材作成・学習・運用管理というサイクルを回すための機能を標準搭載。ASPはもちろん、オンプレミスやクラウドを含むさまざまな導入形態に対応し、数十万名規模の運用にも対応可能。1,500以上の組織に導入される豊富な実績も誇ります。
動画やアニメーションを活用した教材を簡単制作できるなど、基本機能が充実しているほかに、多彩なオプションが用意されているのも特徴。外国人スタッフに向けた多言語オプション、効果的な映像教材を簡単作成できる「Video+」などのほか、集合研修管理などのオプションも用意。企業研修・学校向けなど、組織に最適化されたカスタマイズにも柔軟に対応できます。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化

eラーニングマネージャーZは、コンテンツ制作・ストリーミング配信を含むeラーニング事業を展開する会社、ジンジャーアップが開発・提供するeラーニングシステムです。最短2クリックで学習開始できるなど、使いやすさを重視したLMSであるのが特徴。ASP型のほかにもオンプレミス型、プライベートクラウド型での提供に対応し、ASP型なら基本月額使用料0円から利用できます。
標準でクイズ作成機能を搭載しており、ラジオボタン・チェックボックスなどを利用した5種類のテストを作成可能。自動送信メール機能によって受講者の意欲を促す仕組みを持つほか、集合研修管理機能も搭載しています。教材の作成には対応していませんが、自社サービス「Ginger Streaming」やVimeoとの連携が可能。手軽に動画教材を作成・リンクできるほか、教材制作代行も依頼できます。
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 中国語
- 英語
- 受講者の基本情報管理機能
- 受講者のグループ管理機能

etudes(エチュード)は、ITを活用した人材育成事業を展開する企業、アルー社が開発・提供するクラウド型eラーニングシステムです。受講者・管理者・システム管理者すべてに優しい直感的なUI/UXが採用され、数人から数十万人規模の運用にも対応可能。AzureのPaaS環境に構築した「SaaS」型として提供され、強固なセキュリティを確保しているのも特徴です。
基幹システムや社内ポータルなど、既存システムとのシームレスな連携を実現でき、関連企業なども含む大規模な組織管理にも対応可能。テスト・アンケートの作成・配布はもちろん、参考資料も活用した柔軟なカリキュラムを構築できます。600を超える研修教材を用意しておりレンタルも可能。従来のFLASH教材を変換して活用するなんてことも。独自教材の制作代行も依頼できます。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- シングルサインオン
- 受講者の基本情報管理機能
- 受講者のグループ管理機能
- 受講者属性の管理機能
- 自動フォローメール機能
- 受講者のプロフィール登録
E-learning ASP

出典:株式会社大宮商会 http://e-learning.omiya-s.com/
E-learningASPは、音声・映像制作、映像配信などのサービスを提供する大宮商会が開発・提供するASP型eラーニングシステムです。テストでの効果測定・視聴チェック機能・管理レポート・FAQなど、学習効果を高める仕組みが搭載されているのはもちろん、利用した分だけの課金というASPには珍しい料金体系を持つのが特徴。ID数やコンテンツ数の制限なく利用可能です。
視聴型・効果測定型・シナリオ型の学習軽視に対応するLMSは、動画・音声・PDF・問題データといったコンテンツを組み合わせ、5種類の講義を作成可能。複数の講義をまとめた講座を設定し、受講者に権限を付与することで学習環境を構築できます。作成した講義を販売する機能も利用可能。映像制作を手がける強みを活かし、教材制作代行サービスも提供しています。
予算感 | ノーマル(10GB):1万2,000円 ヘビー(100GB):3万2,000円 マスター(1MB):10万円 ※いずれも初期費用は5万円です。 |
設立年 | 1981年 |
従業員数 | 10-29人 |
会社所在地 | 埼玉県さいたま市見沼区東門前352 |
電話番号 | 048-685-2125 |
smart FORCE ASP

出典:エスエイティーティー株式会社 https://satt.jp/product/smart-force/asp.htm
smart FORCE ASPは、eラーニング・IT事業を展開する企業、エスエイティーティー社が提供するLMSシステム「smart FORCE」をASPで提供するサービスです。登録者・同時受講者数に応じた3つのコースが用意されるほか、ニーズに合わせ、LMSに柔軟なカスタマイズを施したうえでeラーニングシステムを構築してくれるオンデマンドコースも用意されています。
自社開発のLMS「smart FORCE」は、ユーザーの声を反映させた使いやすいインターフェースと柔軟な設定機能を併せ持つのが特徴。単体での教材制作はできませんが、スライド教材作成ツール「smart TLEC3」テスト問題作成ツール「smart QUTE3」ビデオ教材作成ツール「smart PREO3」などのオプションを用意。組み合わせての運用が可能です。
設立年 | 1986年 |
従業員数 | 30-99人 |
会社所在地 | 東京都千代田区三崎町1-3-12 水道橋ビル8階 |
電話番号 | 03-5259-3390 |
LearningWare

出典:株式会社プロシーズ https://www.pro-seeds.com/
LearningWareは、eラーニング・人材育成などの事業を展開する企業、プロシーズ社が開発・提供するASP型LMSシステムです。大規模な運用への対応と強固なセキュリティで大手企業・官公庁からの高い評価を得ており、導入組織2,400以上、100万人以上の利用者を誇るなど実績も豊富。社内研修・フランチャイズ研修・eラーニングビジネス展開などの幅広い用途に対応するLMSシステムです。
その魅力は組織のニーズに応じた柔軟なカスタマイズに対応できること。人事システムを含む多彩なAPI連携機能にあります。多言語対応・SNSコミュニティ機能など学びやすい・学ばせやすい・学び合いやすい仕組みが採用されているのもポイント。eラーニング講座の提供サービスのほか、教材制作サービス、研修内製化支援などの各種サービスも利用できます。
予算感 | ユーザー数プラン:月額3万円~ 同時アクセス数プラン:月額9万6,000円~ ※すべて税抜プラン |
設立年 | 2003年 |
従業員数 | 30-99人 |
会社所在地 | 大阪府吹田市広芝町10番25号 第2池上ビル1階 |
電話番号 | 06-6190-6276 |
Easy Learning Express

出典:株式会社OSK https://www.kk-osk.co.jp/
EasyLearning Expressは、東京都墨田区の本社のほか、仙台・関西・名古屋の支店を持つシステム開発会社、OSK社が開発・提供するeラーニングシステムです。受講機能・受講管理機能・メール送信機能・受講履歴管理機能が搭載された、シンプルな操作性を持つLMSであるのが特徴。ASP型としての提供のほか、教材作成に対応し、教育・受講者管理に専念できるホスティングサービス型も用意されています。
どちらのタイプもハードウェア・インフラ構築などの必要がなく、すぐにスタートできるのは共通点ですが、ASP型はOSK社が用意するパッケージ教材の活用が基本。セキュリティ・コンプライアンスなどのビジネスマン向けコンテンツが利用できます。教材作成ツールが提供されるホスティング型なら、オリジナル教材はもちろんアンケートコースも作成可能。受講案内・督促メールの送信も自由に設定できます。
設立年 | 1984年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル9F |
電話番号 | 03-5610-1351 |
Trainocate Learning Station

出典:トレノケート株式会社 https://www.trainocate.co.jp/elearning/lms/index.html
Trainocate Learning Stationは、トレノケート社が提供しているASP型ラーニングポータルサービスです。東京都新宿区に本社を構え、IT・ビジネススキルを中心にした集合研修などの人材育成事業を展開する企業が販売しています。学習管理・連絡管理・アンケートのほか、レポート・日報、電子テキストなどのオプション機能を追加でき、eラーニング・集合研修を含めた研修全般を総合的に管理できるポータルサービスです。
最大の特徴は、「eラーニング受け放題パック」などの付帯サービスも提供されている点です。社内外研修をライブ・オンデマンド配信する「セミナー・研修インターネット配信パック」自社素材を活用した「オーダーメイドコンテンツ作成サービス」既存ファイルを活用した「eラーニングコンテンツ速成サービス」などを利用して制作した教材を受講者に効果的に配信できます。
設立年 | 1995年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都新宿区西新宿6丁目8番1号 住友不動産新宿オークタワー19~20階 |
電話番号 | 03-3347-9686 |
3.ASP型eラーニングシステムのメリット
一部の例外を除き、モバイルデバイス活用によって時間・場所を問わない学習を可能にするのがeラーニングシステムの共通した特徴です。では、ASP型eラーニングシステムならではのメリットとはなんでしょうか?簡単に解説していきましょう。
【安価でスピーディーに導入できる】
eラーニングシステムを構築するには、LMSが動作するサーバを構築するほかにも、多数の受講者が余裕を持ってアクセスできるインフラ整備が必要です。ASP型であれば、サーバ・インフラの構築・運用・提供をサービスベンダーに任せられるため、安価でスピーディーにeラーニングシステムを導入できます。
ハードウェアの調達やシステム・インフラ構築には、多大なコストと運用までの長い時間が必要です。すでにデータセンター・クラウド環境にプラットフォームが用意されているASP型ならシステム構築に関する専門知識も必要とせず、eラーニングシステムをリーズナブルな月額料金で、しかも数日から数週間の期間で導入できます。
【受講者数の変動に柔軟に対応できる】
多くのASP型eラーニングシステムは、登録者や同時受講者数に応じた定額プランを用意しており、受講者数の変動にも比較的柔軟に対応できるのがメリットです。
たとえば、E-learningASPなどは登録者数・同時受講者数・コンテンツ登録数などに制限が設けられておらず、利用した分だけの従量料金制が採用されています。新入社員教育など、時期によって変動する利用率に応じ、教育コストを最適化できる大きなメリットを享受できます。
自社内に構築されたeラーニングシステムでは、こうはいきません。受講者数が減ってもハードウェア・インフラはそのまま維持しなければならず、受講者数の増加に対応するにしても、ハードウェア・インフラの拡張は簡単ではないからです。
4.ASP型のeラーニングシステムを選ぶポイント
それでは、ASP型eラーニングシステムのメリットを踏まえたうえで、サービスを選定する際に、どのような要因に気を配っておけばいいのでしょう?ASP型eラーニングシステム選定にあたって、注意しておきたいポイントを簡単に解説していきます。
【ASP型・パッケージ型・オープンソース型の特徴を知っておく】
ASP型の特徴・メリットは解説してきましたが、eラーニングシステムにはASP以外に大きく「パッケージ型」「オープンソース型」が存在します。まずはそれぞれの特徴を把握しておく必要があるでしょう。
パッケージ型とは、ベンダーが提供するLMSシステムをパッケージで購入し、独自のeラーニングプラットフォームを構築する方法です。オンプレミスでの設置のほか、PaaSなどのクラウド環境を利用できますが、システム連携やカスタマイズの自由度が高い反面、必要なコストは膨大です。
オープンソース型とは、moodleなどの無償で使えるLMSを活用し、eラーニングプラットフォームを構築する方法です。オンプレミス・クラウドベースでの構築が可能ですが、メリット・デメリットはパッケージ型と共通であり、やや安価に構築できる一方、システム構築の専門知識が必要です。
【教材作成機能の有無を確認する】
ASP型eラーニングシステムには、教材制作機能を持つものもあれば、オプションで追加可能なもの、コンテンツ視聴に特化したものもあります。自社の教育方針や、どのような学習教材を使いたいのかを念頭に、LMSの教材作成機能の有無を確認しておくべきでしょう。
たとえば、eラーニング教材にはSCORMという標準規格が用意されており、SCORM準拠の教材をレンタル・購入するという方法があります。
一方、独自方針に沿った人材を育成したいというニーズがあるなら、教材作成は必須の機能となり得ます。教材制作の代行サービスの有無も含め、事前の確認が欠かせません。
【ランニングコストの総額で比較検討する】
eラーニングシステムをどのように運用していくのか、必要な機能はなにかを明確にしつつ、追加で必要になるオプション費用も含めたランニングコストの総額をもとに、各サービスを比較検討するのが重要です。
たとえば、教材作成機能をオプションで追加したら、標準搭載するサービスを総額で上回ってしまった、ということも考えられます。もちろん、単純な月額料金だけで比較するのではなく、機能を含めたコストパフォーマンスもあわせて検討する必要もあるでしょう。
5.【まとめ】ASP型のeラーニングシステムを導入してみよう
市場環境の変化が激しい現代では、じっくりと時間をかけて人材育成に取り組むのは現実的ではありません。一刻も早く即戦力として現場で通用するよう、効率的な教育・学習を実施し、組織全体の生産性を向上させていかなければならないのです。
そんな現代のニーズに合致しているのが、時間と場所を問わない学習を可能にするeラーニングシステムなのです。なかでも、安価で手軽に導入できるASP型eラーニングシステムは、規模の大小や業種を問わず、さまざまな企業が検討するに値するソリューションだといえます。
とはいえ、自社に最適なASP型eラーニングシステムを選定するのは簡単ではありません。選定に迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは「アイミツSaaS」を活用して一括で見積りを取ることをおすすめします。その後じっくりと比較検討してみてはいかがでしょうか。

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