無料で使える会計アプリおすすめ8選【2025年最新版】
「毎年の確定申告が大変なのでもっと楽に行いたい」という方や、「会計業務に時間を取られているので、もっと簡単に会計業務を行いたい」という方も多いことでしょう。そのような悩みを解決してくれるのが会計アプリです。本記事では、無料で利用できる会計アプリを8つ紹介します。
別記事「2025年最新のおすすめ会計ソフト」では、費用や料金を比較したうえで、最新のおすすめ会計ソフトを解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
- 無料会計アプリはどんな場合に必要か?
- 無料会計アプリを導入メリット・デメリット
- 無料会計アプリを選ぶポイント
- 【比較表】無料で試せるおすすめの会計アプリ
- 無料トライアルが充実しているおすすめの会計アプリ2選
- 無料で個人事業主におすすめの会計アプリ2選
- iPhone・Android対応におすすめの会計アプリ2選
- サークル活動や副業などにもおすすめの会計アプリ
- 無料会計アプリはサークルや部活などビジネス以外でも活用ができる
- まとめ:会計アプリ選びで迷ったらPRONIアイミツへ
無料会計アプリはどんな場合に必要か?
無料会計アプリはどのような時に必要になるのでしょうか。
会計アプリを利用したいと考える場面は、以下の通りです。
・経費を計上したい時
・確定申告書や決算書を作成したい時
・場所を問わず会計業務を行いたい場合
・コストを掛けず導入したい場合
会計アプリはスマートフォン対応していること想定しているケースが多く、スマートフォン上での申請や承認を行うことができるアプリもあります
無料会計アプリを導入メリット・デメリット
無料会計アプリを利用するメリットとデメリットは以下の通りです。
・会計知識がなくてもいつでもどこでも経理業務ができる
・不正行為や人為的ミスを防止することができる
・セキュリティの問題が発生することがある
それぞれについて解説します。
【メリット】会計知識がなくてもいつでもどこでも経理業務ができる
会計アプリでは以下のような業務を自動化することができます。
・仕訳
・収支計算
・帳簿作成
そのため、会計知識がなくても基本的な経理業務ならば、システムに沿って入力を行うだけで仕訳や帳票を付けることができます。
また、仕訳の時の勘定科目に解説がついている場合や会計知識が身に付くコンテンツ配信しているサービスもあるので、会計知識を身に付けることもできるでしょう。
経理業務はスマートフォンでもパソコンでも利用することができるので、場所や時間を選ばないこともメリットの一つです。
【メリット】不正行為や人為的ミスを防止することができる
会計アプリは、会計業務やサービスが連携しているので不正行為や人為的行為を防ぐ効果もあります。業務の自動化による業務効率化もメリットのひとつですが、ミスや修正の時間が減ることも嬉しいポイントです。
【デメリット】機能や利用人数に制限が掛かっている場合がある
無料会計アプリの多くは有料版を提供しているサービスがほとんどのため、お試し版という側面が強いです。基本的な帳票入力や仕訳などは無料版でも行える場合が多いですが、決算書作成など専門的な機能は制限が掛かっており、利用ができる人数にも制限が設けられている場合が多い為、無料版のままでは、自社の要件に合わない場合があります。
無料会計アプリを選ぶポイント
無料会計アプリを選ぶポイントは以下の4つです。
・法人と個人事業主では申告書類に違いがある
・どのOSに対応しているか確認する
・プラウザとアプリ版の機能を確認
・無料プランの概要を確認する
それぞれ一つずつ解説します。
法人と個人事業主では申告書類に違いがある
法人と個人事業主では、確定申告に必要な書類が異なります。
個人事業主の場合 |
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白色申告の場合 |
確定申告書B |
収支内訳書 |
青色申告の場合 |
確定申告書B |
収支内訳書 |
青色申告承認申請書 |
青色申告決算書 |
法人の場合 |
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総勘定元帳 |
領収書綴り |
決算報告書 |
法人事情概況説明書 |
法人税の申告書 |
消費税の申告書 |
地方法人税の申告書 |
税務代理権限証書 |
自分の状況に合わせて、必要な書類を作成できる会計アプリを選ぶようにしましょう。
どのOSに対応しているか確認する
会計アプリをインストールする前に「対応OS」のチェックを欠かさないようにしましょう。 OSはiOS(iPhone)とAndroidの2種類があります。自分の普段利用しているスマートフォンがアプリに対応しているかを確認しましょう。 多くの会計アプリではiOS(iPhone)とAndroid両方に対応していますが、稀に片方にしか対応していない場合もあります。自分以外の従業員が利用する場合などには、両方のOSに対応しているアプリを選びましょう。
プラウザとアプリ版の機能を確認
アプリ版とプラウザ版では機能面に違いがある場合があります。
アプリ版の多くはスマートフォンで利用することを想定しているものが多く、基本的な会計入力のみ対応しており、高度な集計業務や決算書作成などには対応していない場合があります。ですが、スマートフォンのカメラで撮影した、領収書や請求書を取り込むことができるOCR機能が搭載されているなどアプリならでは機能が搭載されいるものあります。
また、プラウザ版は会計ソフトに搭載されてい機能は基本的には網羅しております。加えて、給与計算システムなど他のシステムとの連携が可能など会計業務に関連する業務も効率化できるサービスもあります。そのため、アプリはサポート、本格的な会計業務はプラウザ版で行うという考えた方が失敗はなくなるでしょう。
無料プランの概要を確認する
無料会計アプリでは、機能が制限されているケースが多いです。
制限の具体例としては以下の通りです。
・データの出力数に制限がある
・取引記録の閲覧期間に制限がある
・利用ユーザー数や利用端末数に制限がある
・仕訳件数に制限がある
・申告書のエクスポートができない
完全無料で利用したいと考えている場合には、事前に無料でどこまでできるのかを把握しておくようにしましょう。
【比較表】無料で試せるおすすめの会計アプリ
ここからはおすすめの無料で試せる会計アプリを紹介していきます。まずは会計ソフトでおすすめサービスをPRONIアイミツが料金や機能項目、連携サービスなどを絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので、こちらの比較表と合わせて会計ソフト選びの参考にしてください。
無料トライアルが充実しているおすすめの会計アプリ2選
最初に無料トライアルが充実しているおすすめの会計アプリ2選について紹介します。
ジョブカン会計
-
料金
月2,500円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン会計とは、多機能で使いやすいクラウド会計ソフトです。ジョブカンシリーズリリース以降、値上げが行われていません。主な機能はジョブカンシリーズ連携、ツカエルシリーズ連携、カスタム帳簿、ライブラリ、集計、決算書作成、部門登録、金融機関連携サービスなど。パッケージの操作性をそのままに、クラウドならではのスピード感・スムーズさで会計業務を効率化します。
無料トライアル期間中から「電話サポート」が利用可能。初めてクラウド会計を利用する際や記帳データの移行もスムーズに行えます。料金はスタートアッププランの場合は月々2,500円、ビジネスプランの場合は月々5,000円となっています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
円簿会計とは、機能や操作性、セキュリティすべてが揃っている会計ソフトです。弥生会計のデータを取り込むことができ、パソコン、タブレット、スマホ、どの端末からでも操作可能です。総勘定元帳や補助元帳、決算報告書などの帳票も作成でき、税制改正などに対応するためのバージョンアップ費用や保守契約も無料なので、会計ソフトを初めて導入する場合にもおすすめです。
クラウド型なのでインターネット環境があればいつでもどこでも接続でき、在宅勤務の推進にも役立ちます。会計ソフトの基本機能がすべて無料なので、完全無料で利用したい人におすすめの会計アプリです。
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 決算書の作成機能
- Windows対応
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
無料で個人事業主におすすめの会計アプリ2選
次に無料で個人事業主におすすめの会計アプリ2選について紹介します。
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワードクラウド会計は、確定申告はもちろん、経理や人事労務までの面倒な業務を効率化することができるクラウド型の会計ソフトです。
クラウド型なのでインターネット環境があればいつでもどこでも利用できますし、銀行やクレジットカード、電子マネーなど様々なサービスとの連携にも対応しているため、入力や仕分けを自動化することができます。AIを搭載しており、ビッグデータをもとに勘定科目を提案するので、自動入力・自動仕分けが使い続けるほど楽になります。
小規模事業者向けのスモールビジネスプランは月々3,980円で利用が可能。中止小規模向けのビジネスプランなど事業形態に合わせた導入が可能です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
-
料金
月1,078円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
※この製品は現在終了しています。
HANJO会計とは、飲食店の個人事業主向けクラウド型給与計算ソフトです。スマートフォンやタブレットでレシート・領収書を撮影するだけで面倒な記帳や仕訳をおこなうことができ、会計で発生する業務を効率的に処理できます。
記帳、青色申告、経営分析まで自動化できるので、本業の店舗業務に集中することができます。また、画面の案内に従って操作するだけで、確定申告書が作成可能です。
今お使いのソフトからデータを取り込むことも可能なため、システムの導入もスムーズに行えます。スマートフォンがあれば即利用可能、申込の翌月末まで無料で利用できます。サポートも充実しているので、初めてのクラウド給与計算ソフトの導入にも安心です。料金は月々1,078円となっています。
iPhone・Android対応におすすめの会計アプリ2選
次に iPhone対応におすすめの会計アプリ2選について紹介します。
-
料金
月1,200円/企業 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoho Booksは、財務を管理してビジネスワークフローを自動化することでチームで共同作業を行うのに役に立つ会計アプリです。また、モバイルアプリを提供しており、持ち運びが可能な会計ソフトとして活用が可能です。
製品の調達や販売費の在庫管理、請求までを会計タスクで処理できるので時間を有効に活用することができます。また、オンライン決算にも対応していたり、自動リマインダー機能も準備されているので売掛金の回収をミスなく行うことができます。
銀行口座と連携することで取引内容を自動で取得するので入力の手間を省くことも可能です。50以上のレポートがあり、損益計算書や貸借対照表、在庫レポートといった様々なビジネスシーンでレポートを活用することができます。スタンダードプランが月々1,200円でプロフェッショナルプランが月々2,400円となっています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 取引明細の自動取込機能
- 勘定科目の設定
- 費用レポートの作成機能
- レポートのPDFエクスポート機能
- Windows対応
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
freee会計は、個人事業主から中小企業までに対応したバックオフィスをリモートで行える会計アプリです。スマートフォンアプリも提供しており、カメラ撮影したレシートなどを日付、金額を読み込むことが可能です。
クラウド型のシステムなので、出張先やテレワークをしているバックオフィスの担当者はいつでもどこでも会計業務を行うことができます。通帳や明細からの転記作業や、仕分け入力も自動化することができ、入力ミス防止や業務効率化に貢献します。同社が提供している各種バックオフィス業務のシステムと連携可能なので、バックオフィス全体の業務効率化を図ることができます。
料金はひとり法人プランが月々2,980円~、スタータープランが月々5,480円~、スタンダードプランが月々8,980円~、アドバンスプランが月々39,780円~、上場を目指す企業や上場企業向けのエンタープライズプランは要お問い合わせとなっています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
サークル活動や副業などにもおすすめの会計アプリ
次にサークル活動や副業などにもおすすめの会計アプリについて紹介します。
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ちまたの会計は、シンプルな作りが特徴的な自治体やPTA、地域、学校のスポーツクラブなどの団体向けクラウド型の会計アプリです。クラウド型なのでスマートフォンやタブレット、パソコンなどのブラウザから操作することができ、インターネットがつながっていればどこでも一つのアカウントで同じ情報にアクセスすることができます。
会議や総会で会の状況を素早く報告することが可能。入出金の入力は空いている時間に手軽に入力ができます。法人ではなく自治体など向けなので初めて会計を行う人や簿記の知識がない人でも直感的に使えるように限りなくシンプルにデザインされています。アカウントを後継者へ引き継ぎ利用することもできるので、担当者変更時の引き継ぎも簡単です。。
- メールサポートあり
- Mac対応
- 現預金出納帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
- 収益レポートの作成機能
無料会計アプリはサークルや部活などビジネス以外でも活用ができる
会計アプリは会社で利用するものだと考えている人が多いですが、社外の活動費、学校の部活やサークル活動でも活用することができます。サークル、自治会、PTA、ボランティア、子供会、スポーツクラブなど非営利組織でも利用可能なので、団体の状況を把握したい時には利用を検討してみてください。
まとめ:会計アプリ選びで迷ったらPRONIアイミツへ
本記事では、無料で利用できる会計アプリについて解説しました。「会計知識がなくてもいつでもどこでも経理業務ができる」「不正行為や人為的ミスを防止することができる」などのメリットがある一方で「セキュリティの問題が発生することがある」デメリットもあります。利用目的に応じて最適な会計アプリを選択しましょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計アプリ選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計アプリが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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