無料で使える会計アプリおすすめ10選!部活やサークルの会計をソフトで効率化
「確定申告をもっと楽に行いたい」「会計アプリを利用したいがコストは抑えたい」という経理担当者は多いのではないでしょうか。会計アプリの中には、無料で使えるものもあり、料金をかけずに会計処理を効率化できます。
そこで本記事では、無料で利用できる会計アプリおすすめ10選を紹介します。無料の会計アプリのメリットや比較ポイントも解説。サークル・部活に最適な会計アプリもピックアップして紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 無料の会計アプリがおすすめの人・企業
- 無料の会計アプリを導入するメリット
- 無料会計アプリを選ぶポイント
- 無料会計アプリの比較表(iPhone・Android対応あり)
- 【サークル・部活・副業】無料の会計アプリおすすめ3選
- 【無料トライアルあり】会計ソフト・アプリおすすめ4選
- 【個人事業主向け】無料の会計ソフト・アプリおすすめ3選
- 無料の会計アプリを導入するデメリット
- 無料会計アプリは、サークルや部活などビジネス以外でも活用可能
- まとめ:損益計算書も無料の会計アプリで作成可能
無料の会計アプリがおすすめの人・企業
無料会計アプリはどのような時に必要になるのでしょうか。無料の会計アプリがおすすめの人・企業は、以下の通りです。
- 会計アプリのコストを掛けずに、経費を計上したい人
- 確定申告書や決算書を作成したい人・企業
- 場所を問わず会計業務を行いたい人・企業
- スマホで手軽に経理処理をしたい 人・企業
会計アプリはスマートフォンに対応しているサービスが多く、スマートフォン上での申請や承認を行うことができるアプリもあります
無料の会計アプリを導入するメリット
無料会計アプリを利用するメリットとデメリットは以下の通りです。それぞれについて解説します。
会計知識がなくても仕訳や帳簿付けが可能
会計アプリでは以下のような業務を自動化できます。そのため、会計知識がなくても基本的な経理業務ならば、システムに沿って入力を行うだけで仕訳や帳票を付けることができます。
- 仕訳
- 収支計算
- 帳簿作成
また、仕訳の時の勘定科目に解説がついている場合や会計知識が身に付くコンテンツ配信しているサービスもあるので、会計知識を身に付けることもできるでしょう。
クラウド型なら時間・場所を問わずに経理業務ができる
特定のPCにインストールして利用する従来の会計ソフトと異なり、クラウド型の会計ソフト・アプリであれば、オンライン環境さえあれば場所や時間を選ばず経理業務ができます。経理担当者はスマートフォンでもパソコンでも利用することができるので、リモートワークの推進にもつながります。
不正行為や人為的ミスを防止することができる
会計アプリは、会計業務やサービスが連携しているので不正行為や人為的行為を防ぐ効果もあります。業務の自動化による業務効率化もメリットのひとつですが、ミスや修正の時間が減ることも大きなメリットです。
無料会計アプリを選ぶポイント
無料会計アプリを選ぶポイントは以下の4つです。それぞれ一つずつ解説します。
法人と個人事業主では確定申告書類に違いがある
法人と個人事業主では、確定申告に必要な書類が異なります。
| 個人事業主の場合 |
|---|
| ●白色申告に必要な書類 確定申告書B 収支内訳書 |
| ●青色申告に必要な書類 確定申告書B 収支内訳書 青色申告承認申請書 青色申告決算書 |
| 法人の場合 |
|---|
| 総勘定元帳 領収書綴り 決算報告書 法人事情概況説明書 法人税の申告書 消費税の申告書 地方法人税の申告書 税務代理権限証書 |
自分の状況に合わせて、必要な書類を作成できる会計アプリを選ぶようにしましょう。
どのOSに対応しているか確認する
会計アプリをインストールする前に「対応OS」のチェックを欠かさないようにしましょう。 OSはiOS(iPhone)とAndroidの2種類があります。自分の普段利用しているスマートフォンがアプリに対応しているかを確認しましょう。
多くの会計アプリではiOS(iPhone)とAndroid両方に対応していますが、稀に片方にしか対応していない場合もあります。自分以外の従業員が利用する場合などには、両方のOSに対応しているアプリを選びましょう。
プラウザとアプリ版の機能を確認
アプリ版とプラウザ版では機能面に違いがある場合があります。アプリ版の多くはスマートフォンで利用することを想定しているものが多く、基本的な会計入力のみ対応しており、高度な集計業務や決算書作成などには対応していない場合があります。
ですが、スマートフォンのカメラで撮影した、領収書や請求書を取り込むことができるOCR機能が搭載されているなどアプリならでは機能が搭載されいるものあります。
また、プラウザ版は会計ソフトに搭載されてい機能は基本的には網羅しております。加えて、給与計算システムなど他のシステムとの連携が可能など会計業務に関連する業務も効率化できるサービスもあります。そのため、アプリはサポート、本格的な会計業務はプラウザ版で行うという考えた方が失敗はなくなるでしょう。
無料プランで利用できる機能の範囲を確認する
無料会計アプリでは、機能が制限されているケースが多いです。制限の具体例としては以下の通りです。
- データの出力数に制限がある
- 取引記録の閲覧期間に制限がある
- 利用ユーザー数や利用端末数に制限がある
- 仕訳件数に制限がある
- 申告書のエクスポートができない
- 外部サービスとの連携に対応していない
完全無料で導入したいと考えている場合には、事前に無料で利用できる機能の範囲を把握しておくようにしましょう。
なお、 PRONIアイミツSaaS(当社)の調査では、企業が会計ソフトに求める機能は「仕訳帳の作成機能」が91%と最も多く、次いで「決算書作成機能」が89%という結果に。続いて、「クレジットカード明細取込機能」が63%となっています。
会計アプリを導入する際には、業務範囲に対応する機能があるかを確認し、場合によっては有料版も検討することをおすすめします。アプリ選定の際には、ぜひ上記結果も参考にしてください。業務に必要な機能を具えたアプリを選びましょう。
会計アプリの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計アプリ(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
無料会計アプリの比較表(iPhone・Android対応あり)
ここでは無料の会計アプリを比較します。以下、「iPhone・Androidへの対応」や「無料プランの有無」を一覧化した比較表をご確認ください。
| サービス名 | iPhone・Android対応 | 無料プラン |
|---|---|---|
| ちまたの会計 | 〇 ブラウザで利用可能 |
〇 |
| サークルスクエア | 〇 ブラウザで利用可能 |
〇 |
| 部費管理アプリ | iPhoneアプリのみ | 〇 |
| ジョブカン会計 | × | 〇 |
| マネーフォワードクラウド会計 | 〇 | 無料トライアルあり |
| freee会計 | 〇 | 無料トライアルあり |
| 会計係さん7 | × | 無料トライアルあり |
| やよいの白色申告オンライン | 〇 | 〇 |
| 円簿会計 | 〇 ブラウザで利用可能 |
〇 |
| Zoho Books | 〇 | 〇 |
| HANJO会計 ※終了 |
〇 | 〇 |
上記比較表で紹介した会計アプリの多くが無料プランを提供しています。「マネーフォワードクラウド会計」「freee会計」「会計係さん7」は30~60日間の無料トライアルを用意していますので、無料でお試しが可能です。
また、上記サービスのほとんどはiPhone・Androidに対応し、スマホで利用できます。
【サークル・部活・副業】無料の会計アプリおすすめ3選
次にサークル活動や部活、副業などにもおすすめの無料会計アプリ3選を紹介します。
ちまたの会計
ちまたの会計は、シンプルな作りが特徴的な自治体やPTA、地域、学校のスポーツクラブなどの団体向けクラウド型の会計アプリです。クラウド型なのでスマートフォンやタブレット、パソコンなどのブラウザから操作することができ、インターネットがつながっていればどこでも一つのアカウントで同じ情報にアクセスできます。
会議や総会で会の状況を素早く報告することが可能。入出金の入力は空いている時間に手軽に入力ができます。法人ではなく自治体など向けなので初めて会計を行う人や簿記の知識がない人でも直感的に使えるように限りなくシンプルにデザインされています。アカウントを後継者へ引き継ぎ利用することもできるので、担当者変更時の引き継ぎも簡単です。。
主な機能
サークルスクエアは、株式会社シティーズが提供する会計アプリ。チームや団体、コミュニティ運営、グループ運営のための無料会計アプリで、利用者は10万グループを突破し、ユーザー数は170万人以上。
特徴は、サークルや部活の活動に必要な機能を無料で使えること。会計機能では、会費の徴収や残高管理などが可能で、お金の流れを明確にできます。スケジュールの共有や出欠確認をオンラインで行えることに加え、写真・ファイルの共有、掲示板やメール配信など、便利な機能が豊富です。定員設定やキャンセル待ち、遅刻早退なども管理可能。チャット機能ではグループ内で簡単にコミュニケーションをとれます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
部費管理アプリ
部費管理は、部費とチームメンバーを管理できる会計アプリです。直感的な操作が可能で、誰でも簡単に始められるのが特徴。iPhone対応で無料で利用でき、プレミアムプランは月額500円で利用可能。
部活に必要な部費管理機能により、月ごとに部費の支払い状況を把握できる、残金をすぐに確認できる、支払った金額をカレンダーで確認できるなど、便利に使えます。シンプルで見やすいデザインも人気の理由です。部費管理の日常業務を効率化したい人、部活の経費管理をスムーズに行いたい人におすすめのツールです。
【無料トライアルあり】会計ソフト・アプリおすすめ4選
ここでは無料トライアルが充実している会計ソフト・アプリおすすめ4選について紹介します。
無料トライアルがある会計ソフト一覧
会計係さん7
会計係さん7は、株式会社コミュニティソフトが提供する会計アプリ。コミュニティ団体のためのアプリで、自治会・町内会・サークル・部活動などにおすすめのサービス。総務省のガイドライン「コミュニティ団体運営の手引き」に準拠していることが大きなメリット。決算報告や助成金の申請などもスムーズに進められます。
簡単に操作できることもおすすめの理由。初心者でも安心して利用を始められます。料金は25,740円(税込)。買い切り型のためランニングコストは不要です。
ジョブカン会計
ジョブカン会計とは、多機能で使いやすいクラウド会計ソフトです。ジョブカンシリーズリリース以降、値上げが行われていません。主な機能はジョブカンシリーズ連携、ツカエルシリーズ連携、カスタム帳簿、ライブラリ、集計、決算書作成、部門登録、金融機関連携サービスなど。パッケージの操作性をそのままに、クラウドならではのスピード感・スムーズさで会計業務を効率化します。
無料トライアル期間中から「電話サポート」が利用可能。初めてクラウド会計を利用する際や記帳データの移行もスムーズに行えます。料金はスタートアッププランの場合は月々2,500円、ビジネスプランの場合は月々5,000円となっています。
主な機能
マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワードクラウド会計は、確定申告はもちろん、経理や人事労務までの面倒な業務を効率化することができるクラウド型の会計ソフトです。
クラウド型なのでインターネット環境があれば場所を問わずに利用できますし、銀行やクレジットカード、電子マネーなどさまざまなサービスとの連携にも対応しているため、入力や仕分けを自動化できます。AIを搭載しており、ビッグデータをもとに勘定科目を提案するので、自動入力・自動仕分けが使い続けるほど楽になります。
主な機能
freee会計
freee会計は、個人事業主から中小企業までに対応したバックオフィスをリモートで行える会計アプリです。スマートフォンアプリも提供しており、カメラ撮影したレシートなどを日付、金額を読み込むことが可能です。
クラウド型のシステムなので、出張先やテレワークをしているバックオフィスの担当者はいつでもどこでも会計業務を行うことができます。通帳や明細からの転記作業や、仕分け入力も自動化することができ、入力ミス防止や業務効率化に貢献します。同社が提供している各種バックオフィス業務のシステムと連携可能なので、バックオフィス全体の業務効率化を図ることができます。
料金はひとり法人プランが月々2,980円~、スタータープランが月々5,480円~、スタンダードプランが月々8,980円~、アドバンスプランが月々39,780円~、上場を目指す企業や上場企業向けのエンタープライズプランは要お問い合わせとなっています。
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめの会計アプリを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計アプリ選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
【個人事業主向け】無料の会計ソフト・アプリおすすめ3選
次に、無料で個人事業主におすすめの会計ソフト・アプリ3選について紹介します。損益計算書を無料の会計アプリで作成したいという個人事業主・フリーランスはぜひ参考にしてください。
個人事業主におすすめの無料会計ソフト・アプリ
やよいの白色申告 オンライン
やよいの白色申告 オンラインは、弥生株式会社が提供する会計ソフト。白色申告を行う個人事業主向けのクラウド型の確定申告ソフトです。全機能を無料で利用できること、そして、Mac・Windowsの両方に対応していることが強み。スマホアプリもあるためスマホから気軽に業務を進められます。
帳簿の作成や仕訳・記帳、さらに確定申告書の作成からe-Taxでの提出までを一貫して行えることがメリット。銀行口座やクレジットカードの取引明細を自動取得し、仕訳も自動処理できるため、入力作業の負担が大幅に軽減。電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応し、最新の税制要件に沿った申告がスムーズに行えます。
円簿会計
円簿会計とは、機能や操作性、セキュリティすべてが揃っている会計ソフトです。弥生会計のデータを取り込むことができ、パソコン、タブレット、スマホ、どの端末からでも操作可能です。総勘定元帳や補助元帳、決算報告書などの帳票も作成でき、税制改正などに対応するためのバージョンアップ費用や保守契約も無料なので、会計ソフトを初めて導入する場合にもおすすめです。
クラウド型なのでインターネット環境があれば場所や時間を問わずに接続でき、在宅勤務の推進にも役立ちます。会計ソフトの基本機能がすべて無料なので、完全無料で利用したい人におすすめの会計アプリです。
主な機能
Zoho Books
Zoho Booksは、財務を管理してビジネスワークフローを自動化することでチームで共同作業を行うのに役に立つ会計アプリです。また、モバイルアプリを提供しており、持ち運びが可能な会計ソフトとして活用が可能です。
製品の調達や販売費の在庫管理、請求までを会計タスクで処理できるので時間を有効に活用できます。また、オンライン決算にも対応していたり、自動リマインダー機能も準備されているので売掛金の回収をミスなく行うことができます。
銀行口座と連携することで取引内容を自動で取得するので入力の手間を省くことも可能です。50以上のレポートがあり、損益計算書や貸借対照表、在庫レポートといったさまざまなビジネスシーンでレポートを活用できます。スタンダードプランが月々1,200円でプロフェッショナルプランが月々2,400円となっています。
主な機能
HANJO会計とは、飲食店の個人事業主向けクラウド型給与計算ソフトです。スマートフォンやタブレットでレシート・領収書を撮影するだけで面倒な記帳や仕訳をおこなうことができ、会計で発生する業務を効率的に処理できます。
記帳、青色申告、経営分析まで自動化できるので、本業の店舗業務に集中できます。また、画面の案内に従って操作するだけで、確定申告書が作成可能です。
今お使いのソフトからデータを取り込むことも可能なため、システムの導入もスムーズに行えます。スマートフォンがあれば即利用可能、申込の翌月末まで無料で利用できます。サポートも充実しているので、初めてのクラウド給与計算ソフトの導入にも安心です。料金は月々1,078円となっています。
別記事「2025年最新のおすすめ会計ソフト」では、費用や料金を比較したうえで、最新のおすすめ会計ソフトを解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
無料の会計アプリを導入するデメリット
無料の会計アプリを利用するデメリットは以下の通りです。
機能や利用人数に制限が掛かっている場合がある
無料会計アプリの多くは有料版を提供しているサービスがほとんどのため、お試し版という側面が強いです。基本的な帳票入力や仕訳などは無料版でも行える場合が多いですが、決算書作成など専門的な機能は制限が掛かっており、利用ができる人数にも制限が設けられている場合が多い為、無料版のままでは、自社の要件に合わない場合があります。
無料会計アプリは、サークルや部活などビジネス以外でも活用可能
会計アプリは会社で利用するものだと考えている人が多いですが、社外の活動費、学校の部活やサークル活動でも活用できます。サークル、自治会、PTA、ボランティア、子供会、スポーツクラブなど非営利組織でも利用可能なので、団体の状況を把握したい時には利用を検討してみてください。
まとめ:損益計算書も無料の会計アプリで作成可能
本記事では、無料で利用できる会計アプリについて解説しました。「会計知識がなくてもいつでもどこでも経理業務ができる」「不正行為や人為的ミスを防止することができる」などのメリットがある一方で「セキュリティの問題が発生することがある」デメリットもあります。利用目的に応じて最適な会計アプリを選択しましょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計アプリ選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計アプリが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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