無料で導入できるEC一元管理システム5選【2024年最新】
ECサイト(ネットショップ)運営の効率化を図るため、多くの企業がEC一元管理システムの導入を進めています。EC一元管理システムは、受注・在庫管理を自動化でき、ECサイト運営にかかる負担を軽減することが可能です。
しかし、EC一元管理システムの導入にはコストがかかるため、「EC一元管理システムを導入したいけれど、費用が心配」「無料で導入できるEC一元管理システムを知りたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、無料で導入できるおすすめのEC一元管理システム5選を2024年最新比較で紹介します。EC一元管理システムを導入するメリットや選び方も解説するので、EC一元管理システムの導入を検討している方はぜひご覧ください。
- 【比較表】無料で導入できるEC一元管理システム
- 【2024年最新】無料で使えるEC一元管理システムおすすめ5選
- EC一元管理システムを導入するメリット
- EC一元管理システムの選び方
- まとめ:出品サイトが増えたら無料で使えるEC一元管理システムを導入しよう
【比較表】無料で導入できるEC一元管理システム
EC一元管理システムとは、複数のECサイトをまとめて管理できるシステムです。受注管理・在庫管理・商品登録を1つのシステム上で行えるため、ECサイト運営の負担を大幅に軽減します。ほかにも、顧客への自動メール機能や倉庫管理システムとの連携機能など、ECサイト運営を効率化する便利な機能が豊富です。
ここでは、EC一元管理システムの料金(初期費用・月額料金)、無料トライアル期間を比較しています。自社の予算と照らし合わせながら、おすすめのEC一元管理システムをご確認ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
TEMPOSTAR | 無料 | 10,000円~ | 30日間 |
ネクストエンジン | 無料 | 3,000円~ | 30日間 |
CROSS MALL | 無料 | 5,000円~ | オンラインデモあり |
GoQSystem | 無料(フリープラン) | 15,000円~ | 20日間 |
LOGILESS | 無料 | 20,000円 | - |
おすすめのEC一元管理システムでは、すべて初期費用無料で導入できます。GoQSystemの初期費用は30,000円ですが、「フリープラン」では受注件数100件まで初期費用・月額料金が無料のため、受注件数が少ない企業におすすめです。
月額料金を比較すると、ネクストエンジン、CROSS MALLでは、5,000円以下と安い料金で運用できるため、ランニングコストを抑えたい企業におすすめのEC一元管理システムです。
【2024年最新】無料で使えるEC一元管理システムおすすめ5選
複数のECサイト運営を効率化できるEC一元管理システムですが、導入にあたって気になるのは費用でしょう。EC一元管理システムの中には、初期費用無料で導入できるものや、無料トライアルを設けているものもあります。
ここからは、無料で導入できるEC一元管理システムおすすめ5選を紹介します。他社と比較した特徴やメリットも解説するので、ご参考にしてください。
- TEMPOSTAR
- ネクストエンジン
- CROSS MALL
- GoQSystem
- LOGILESS
TEMPOSTAR(テンポスター)は、SAVAWAY株式会社が提供するEC一元管理システムです。企業の成長に合わせて柔軟にカスタマイズできることから、企業の規模を問わず、多くの導入実績があります。
同じシステムを長く使えるため、企業規模が大きくなった際にほかのシステムへの切り替え費用を節約できる点がメリット。登録店舗数が増えても追加料金がかからないので、事業拡大中の企業におすすめです。
初期費用無料で、月額料金は11,000円から利用可能。自社の受注件数に合わせて、定額制か従量課金制から選べます。TEMPOSTARが気になる方は、30日間の無料お試し期間で機能や使いやすさを確認してみてはいかがでしょうか。
・企業の成長に合わせたカスタマイズが可能。
・受注件数に合わせて、従量課金制と定額制が選べる。
・登録店舗数による追加料金が発生しない。
ネクストエンジンは、NE株式会社が提供するEC一元管理システム。EC現場での声をもとに開発されており、ECサイト運営を効率化する便利な機能が豊富です。
連携できるシステムが多く、幅広いモール・カートに対応可能。登録店舗数や商品数による追加料金がかからないため、利用料金を気にせず事業を拡大できます。
他社と比較したおすすめポイントは利用料金の安さ。初期費用無料で月額料金は3,000円から利用可能です。受注件数による従量課金制ですが、200件までは課金なしで利用できます。気になる方は30日間の無料体験をお試しください。
・連携できるサービス・システム数が業界最大級。
・月額利用料金が安く、導入しやすい。
・登録店舗数・商品数による追加費用なし。
CROSS MALL(クロスモール)は、株式会社アイルが提供するEC一元管理システムです。商品登録・受注管理・在庫管理・発注・仕入れを一括管理でき、ECサイト運営を効率化できます。
サポート体制が充実しており、EC一元管理システムを初めて導入する企業におすすめ。専任のサポーターがつき、システムの立ち上げや導入後の運用フォローなど、手厚いサポートを受けられます。
初期費用無料で月額料金は5,000円から利用可能。定額制で、受注件数や商品数による従量課金はかかりません。専任担当者が各機能を解説してくれる「解説付き無料体験」を利用できるため、システムの操作に自信がない方も安心です。
・専任サポーターによる手厚いサポートを受けられる。
・オンラインデモ「解説付き無料体験」で操作性を試せる。
・EC一元管理システムを初めて導入する企業におすすめ。
GoQSystem
GoQSystem(ごくーシステム)は、株式会社GoQSystemが提供するEC一元管理システムです。必要な機能のみを選んで導入できる料金プランが人気で、40,000社以上に導入実績があります。
直感的に操作できる管理画面で、受注情報の絞り込みや検索を簡単に行える点が特徴。システム操作が不慣れな方にも使いやすいメリットがあります。
受注件数が少ない企業向けの「フリープラン」は、受注件数100件・受注金額 50万円までは初期費用・月額料金ともに無料で利用可能です。有料プランは、20日間の無料お試し期間が設けられており、初期費用30,000円・月額料金15,000円から定額で利用できます。
・必要な機能を選んで導入でき、費用を抑えられる。
・定額制プランで予算を立てやすい。
・「フリープラン」は初期費用・月額料金が無料。
LOGILESS
LOGILESS(ロジレス)は、株式会社ロジレスが提供するEC一元管理システムです。受注管理システムと倉庫管理システムが一体化したEC自動出荷システムで、自社で利用している倉庫管理システムと連携させて利用します。
受注情報に基づいて倉庫事業者に自動で出荷指示を出せるため、受注から出荷までの一連の業務を自動化できる点が特徴。ECサイト運営にかかる負担を大幅に軽減し、人件費を削減できます。
初期費用は無料で、月額料金は22,000円。出荷件数に応じた従量課金制で、出荷数が500件以下の場合は従量料金がかかりません。
・倉庫管理システムを利用している企業におすすめ。
・受注から出荷までの一連の業務を自動化できる。
・独自の出荷条件にも対応可能。
以上、無料で導入できるEC一元管理システムを紹介しました。EC一元管理システムは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合ったEC一元管理システムの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
EC一元管理システムを導入するメリット
ここからは、EC一元管理システムを導入する主なメリットを4つ解説します。
- ECサイト運営を効率化できる
- 売り上げアップが目指せる
- ヒューマンエラーを防止できる
- 顧客満足度の向上が期待できる
ECサイト運営を効率化できる
EC一元管理システムには、複数のECサイト運営を効率化する便利な機能が豊富です。主に、以下のような機能があります。
機能 | 概要・メリット |
---|---|
受注管理機能 | 複数のECサイトで受けた注文をまとめて管理できる機能。「入金待ち」「発送待ち」などのステータスごとに表示され、受注情報を管理しやすくなる。 |
在庫管理機能 | 在庫状況を一元管理できる機能。商品の入出荷に応じて各ECサイトの在庫数に自動反映し、在庫管理を正確に行える。 |
商品登録機能 | 複数のECサイトへの商品登録や編集を一括で行える機能。商品登録やセール時の価格変更にかかる時間を短縮できる。 |
発注・仕入れ機能 | 在庫が少ない商品の発注書を自動で作成する機能。在庫切れ前のアラート機能や自動発注機能で品切れを防止できる。 |
問い合わせ管理機能 | 顧客のステータスに応じてメールを自動送信する機能。メール運用にかかる負担を軽減できる。 |
EC一元管理システムの運用にはコストがかかりますが、ECサイト運営の効率化により人件費の削減が可能です。また、顧客満足度の向上や売り上げアップにつながる機能もあり、長期的に見ると利益が期待できます。
売り上げアップが目指せる
EC一元管理システムを導入すると、売り上げアップが目指せるメリットがあります。
EC一元管理システムに搭載している「商品一括登録機能」は、複数のECサイトの商品ページを一括で登録・編集できる機能です。各ECモールの管理画面から商品ページを1つ1つ更新する手間を削減できます。商品情報の編集が一括で行えるため、商品価格の変更や季節に合わせた商品の入れ替えにかかる時間を短縮可能です。
さらに、予約機能で時間を指定すれば、セール開始時間や終了時間に商品ページを手動で変更する手間がかかりません。商品ページの登録や編集にかかる手間と時間を削減することで、自社のマーケティング施策に合った運用がしやすくなり、売り上げアップにつながります。
ヒューマンエラーを防止できる
EC一元管理システムを導入すると、ヒューマンエラーによる損失を防止できます。
複数のECサイトの在庫管理を手作業で行っていると、計算間違いや入カミスによる在庫のズレが生じます。特に、取り扱う商品や店舗数が増えると在庫管理業務が煩雑になり、ヒューマンエラーを生じやすくなるでしょう。
EC一元管理システムの在庫管理機能を利用すれば、商品の入出荷に応じて在庫数を各ECサイトに自動で反映できます。手作業で在庫を調整する手間がなくなり、ヒューマンエラーを防げる点がメリットです。「実際には在庫があるのに、ECサイトには在庫切れと表示されていた」といったミスを防止でき、販売機会の損失を減らせます。
顧客満足度の向上が期待できる
EC一元管理システムは、ECサイト運営の負担を軽減するだけでなく、顧客満足度の向上にも貢献します。
EC一元管理システムの導入により業務を効率化すると、受注管理に要する作業工数の削減が可能です。受注から出荷までの時間を短縮でき、商品を早く顧客に納品できます。顧客満足度の向上には納品の早さが重要です。
実際に、株式会社エートゥジェイが「また利用したいと思うECサイトの特徴」について調査した結果、「配達納期が早い」が第3位に入りました。
出典:PR TIMES「【ECサイトの利用に関する調査】リピートしたいと思うECサイト作りには物流「2024年問題」が大きな障壁に」
EC一元管理システムを導入すると、受注管理の効率化によって顧客に商品が早く届き、顧客満足度の向上が期待できます。
EC一元管理システムの選び方
ECサイトの需要に合わせて各社から多くのEC一元管理システムが提供されており、どのEC一元管理システムが自社に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、EC一元管理システムの選び方を解説します。
無料で導入できるEC一元管理システムを選ぶ際には、以下の点を比較しましょう。
- 月額料金・受注件数や店舗数に応じた従量課金
- 他システムとの連携範囲
- 対応モール・カート
- IT導入補助金を適用できるか
- 無料トライアルを利用できるか
月額料金・受注件数や店舗数に応じた従量課金
EC一元管理システムは、月額料金や従量課金などのランニングコストがかかります。運用コストが自社の予算に合うEC一元管理システムを選びましょう。
EC一元管理システムの導入にかかる費用には、以下のようなものがあります。
費用項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | システムを導入する際にかかる費用。 |
月額料金 | システムを運用するための固定費用。 |
従量課金 | 受注件数・店舗数・商品数によって変動する費用。 |
オプション料金 | カスタマイズなど、機能を追加するためにかかる費用。 |
EC一元管理システムは、サービスによって料金体系が異なります。自社の予算内で必要なサービスを利用できるように、複数社の機能と費用を比較・検討しましょう。
関連記事:EC一元管理システムの費用相場を解説
他システムとの連携範囲
EC一元管理システムは、他システムとの連携でさらなる業務効率化が叶います。システムによって連携できる範囲は異なりますが、以下のようなシステムとの連携が可能です。
連携システム | 連携するメリット |
---|---|
倉庫管理システム | 商品の置き場所や数、製造年月日などの情報を把握できる。ECサイトで多くの商品を取り扱う場合も適切に管理できる。 |
発送代行サービス | 梱包・宛名入力・出荷・追跡番号の取り込みなどの業務を代行するサービス。発送にかかる手間を削減し、早く出荷できる。 |
POS連携 | 実店舗とEC店舗の商品情報を連動させ、在庫や売上データをリアルタイムで把握できる。 |
決済サービス | 決済処理を自動で行い、入金確認の手間を省略できる。入金漏れの防止にも役立つ。 |
送り状発行システム | 送り状作成にかかる時間を大幅に削減し、手書きによる誤字脱字も防止。発送処理がスムーズに行える。 |
基幹システム | 売上データを蓄積し、販売戦略を立てる際のデータ分析に活用できる。 |
会計ソフト | 会計ソフトに売り上げを自動反映し、データを手入力する手間や入力ミスを削減できる。 |
EC一元管理システムを導入する際は、他システムとの連携範囲を確認しておきましょう。特に、すでに導入しているシステムや導入予定のシステムがある場合は注意が必要です。
対応モール・カート
EC一元管理システムを選ぶ際には、対応可能なモール・カートを確認しておく必要があります。自社で利用中のモール・カートに対応できるシステムを選ぶのはもちろん、今後出店する可能性があるモールに対応しているかどうかの確認もしておきましょう。
多くのモールに対応しているEC一元管理システムは、利用料金が高くなりがちですが、事業拡大中の企業におすすめです。新店舗出店の際に対応可能なモールに合わせてシステムを変更するコストをかけずに済みます。
逆に、資金調達が限られている場合や店舗を増やす予定のない企業は、対応範囲の広さより自社で利用中のモール・カートに対応しているシステムを優先して選びましょう。
IT導入補助金を適用できるか
IT導入補助金は、ITツールを導入する際に補助金を受け取れる制度です。クラウド利用料(月額料金)も対象範囲に含まれるため、初期費用が無料のシステムを導入する際にも利用できます。
しかし、経済産業省が定めた要件を満たすシステムを導入する場合にのみ適用されるため、EC一元管理システムを選ぶ際には注意が必要です。IT導入補助金を受けられるかどうかは、各EC一元管理システムの公式サイトやIT導入補助金公式ページから確認できます。
EC一元管理システムの導入にかかるコストを抑えたい方は、IT導入補助金を利用できるEC一元管理システムを選びましょう。
無料トライアルを利用できるか
EC一元管理システムを導入する際、無料トライアルやデモを利用できるかどうかも比較ポイントの1つです。導入前に無料トライアルで機能や操作性を試しておくと、「導入してみたもののイメージと違っていた」「操作性が悪くて使いにくい」などの失敗を避けられます。
無料トライアルでは、実際にEC一元管理システムを使う予定の従業員に試してもらうと良いでしょう。新しいシステムを導入する際には、業務フローの変更や操作方法の習得に戸惑う従業員が出てくる可能性があります。事前に試してもらっておくと、本格導入の際に理解が得られやすく、スムーズに導入できるのでおすすめです。
以上、EC一元管理システムの選ぶ際のポイントを解説しました。「EC一元管理システムのおすすめ比較」では、より詳しい選び方や2024最新のおすすめシステムを比較しています。こちらもぜひご覧ください。
まとめ:出品サイトが増えたら無料で使えるEC一元管理システムを導入しよう
出品サイトが増えると受注管理や在庫管理が煩雑になりがちです。EC一元管理システムは、複数のECサイトを一括で管理でき、ECサイト運営を効率化できます。ECサイト運営が非効率だと感じていながらも、費用がネックになって導入が進んでいない企業も多いのではないでしょうか。そのような場合は、初期費用無料で導入できるシステムがおすすめです。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でEC一元管理システムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
しかし、無料で導入できるEC一元管理システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、EC一元管理システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったEC一元管理システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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