モチベーション管理システムの費用相場を解説【料金比較表あり】
優秀な人材の定着を図ること・離職率を改善することは、強い組織をつくり業績向上を目指すうえで重要な取り組みです。昨今では働き手不足が深刻化しており、社員のコンディション・モチベーションを適切に管理しながら人材定着を図り、事業を継続することがますます重要となっています。
そこでおすすめなのがサーベイの定期実施により組織課題を分析できるモチベーション管理システムです。本記事では、モチベーション管理システムの費用相場を解説したのち、各ツールの料金を比較します。価格が安いおすすめのツールも紹介しますのでぜひご参照ください。
- モチベーション管理システムの費用相場
- モチベーション管理システムの料金比較表
- 【2024年最新】価格が安いモチベーション管理システムおすすめ7選
- 費用が安いモチベーション管理システムを選ぶ際のポイント
- まとめ:コストを抑えて、エンゲージメント向上に役立つツールを導入しよう
モチベーション管理システムの費用相場
モチベーション管理システムとは、組織アンケートやパルスサーベイを通じて従業員のモチベーション状態を確認し、組織の課題を分析できるツールです。1on1やキャリア面談の記録を管理する機能を搭載したシステムであれば、上司と部下のコミュニケーションが促され、認識齟齬や勘違いによるモチベーション低下を防ぐこともできます。
モチベーション管理システム導入にあたり、まず気になるのは料金でしょう。以下、費用相場について解説します。
モチベーション管理システム利用に必要な費用
モチベーション管理システムの利用に必要な費用としては、初期費用・月額料金があります。多くのサービスはクラウド上で提供されるSaaS型となっており、導入サポートにかかる初期費用に加え、継続的に利用するための月額料金が発生します。
費用項目 | 詳細 |
---|---|
初期費用 | システムの導入サポート・初期設定に必要費用 |
月額料金 | サーベイ実施などの機能を継続的に利用する費用 |
初期費用・月額料金の相場
モチベーション管理システムの初期費用・月額料金の相場は下記の通りです。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
初期費用 | 5万円~数十万円 |
月額料金 | 従業員1人あたり300円~1,000円 |
初期費用は無料としているサービスも多く、手軽にモチベーション管理システムを試したい企業におすすめです。サーベイ実施・データ収集機能など基本的な機能については、1人あたり月額料金300円と安い価格帯で利用できます。なお、各社の公式サイトを確認すると、初期費用や月額料金を一般公開していないサービスも多いため、システムを選ぶ際には相見積もりを取って比較しましょう。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったモチベーション管理システムが分かる診断(無料)ができます。
モチベーション管理システムの料金比較表
ここからは実際に、モチベーション管理システムの初期費用や月額料金を比較します。以下、2024年最新のモチベーション管理システムの料金比較表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
Wevox | 無料 | 1ユーザーあたり300円~ | 〇 |
パルスアイ | 無料 | 1ユーザーあたり300円~ | 〇 |
シナジーHRサンクスツール | 無料 | 1ユーザーあたり400円~ | 〇 |
ハタラクカルテ | 要問合せ | 1ユーザーあたり167円~ (年間最低料金は10万円) |
〇 |
ジンジャー人事労務(サーベイオプション) | 要問合せ | 1ユーザーあたり400円~ | 〇 |
SMILE SCORE | 要問合せ | ~10人:5,500円 ~50人:22,000円 ~100人:38,500円 |
〇 |
Geppo(ゲッポウ) | 要問合せ | サーベイ実施ごとに人数に応じた費用が発生。 ~25人:20,000円 ~50人:39,800円 ~100人:68,000円 |
〇 |
料金を比較すると、「Wevox」「パルスアイ」「シナジーHRサンクスツール」は初期費用無料で導入できるうえ、月額料金も他社と比較して安いサービス。コストパフォーマンスを重視する企業におすすめのモチベーション管理システムです。
なお、多くのモチベーション管理システムでは正式契約前に無料トライアルがあります。実際に操作性や使い勝手を試したり、機能・画面を確認しながら検討できる点は安心です。
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【2024年最新】価格が安いモチベーション管理システムおすすめ7選
2024年最新比較で、価格が安いおすすめのモチベーション管理システム7選を紹介します。各サービスの特徴や他社と比較したおすすめポイントも解説しますので、ぜひご参照ください。
- Wevox(ウィボックス)
- シナジーHRサンクスツール
- ハタラクカルテ
- SMILE SCORE
- Geppo(ゲッポウ)
- パルスアイ
- ジンジャー人事労務(サーベイオプション)
Wevox(ウィボックス)は、株式会社アトラエが提供するモチベーション管理システムです。日本サービス大賞第4回(2022年)に優秀賞、審査員特別賞を受賞。定期的なサーベイによって従業員や組織の意欲を定点観測できる点や、組織改善のサイクルを継続的に生み出す仕組みが評価されています。
他社と比較した特徴は、AIサポート機能です。サーベイの結果から、AIがチーム・個人の課題点を要約したり、最適な打ち手を提案したりすることが可能です。
Wevox(ウィボックス)は初期費用無料で導入できます。またユーザー単位での課金形態で、従業員1人あたり月額300円と安い点もおすすめできるポイントです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 英語
- 中国語
- フランス語
- ドイツ語
- 韓国語
シナジーHRサンクスツールは、Sharin株式会社が提供するモチベーション管理システムです。感謝・賞賛を可視化できる「サンクスカード」機能が特徴で、社員同士のコミュニケーションを活性化します。組織力を向上させたい企業や、人材の定着率を向上させたい企業に、おすすめのツールと言えます。
料金体系は、初期費用無料・月額料金は1ユーザーあたり400円となっています。14日間の無料トライアルも提供しているため、興味のある人事担当者はぜひ試してみてください。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 設問のテンプレート機能
- 調査(サーベイ)結果の自動集計機能
- 分析結果のCSVダウンロード機能
- チャット機能
ハタラクカルテは、株式会社OKANが提供するモチベーション管理システムです。日本大学経済学部 櫻井研司氏との共同調査をもとに、組織コミットメントと相関関係が強い項目をサーベイ設問として採用しています。これにより、人材定着や離職防止に効果のある情報を収集できる点がメリットです。
他社と比較したおすすめポイントは、月額料金が安いこと。従業員1人あたりの月額料金は167円です(※年間最低料金は10万円です)。安い料金のプランでも機能は充実しており、アンケート収集、レポート分析、離職アラート、データダウンロードなどの機能を利用できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- パルスサーベイ(従業員満足度調査)
- 調査(サーベイ)結果の自動集計機能
- 調査(サーベイ)結果の分析レポート機能
- 調査(サーベイ)結果のダッシュボード表示機能
- チャット機能
- チャットでのスタンプ機能
SMILE SCORE(スマイルスコア)は、企業の大切な従業員の状況・気持ちを可視化するモチベーション管理システムです。チームメンバーが今日の気持ちを「一行日記」の感覚でコメントし、気分に合うスマイルを選びます。
社員のコンディション情報を統計データとしてまとめることで、メンターはチームの状態を一覧で把握することが可能となります。「在宅ワークの導入によって社員の本音が分からない」「細かなフォローがしにくい」と感じている組織・企業におすすめのツールです。
SMILE SCORE(スマイルスコア)の利用料金は人数によって変動します。たとえば、10人以内なら月額料金5,500円、50人以内なら月額料金22,000円、100人以内なら月額料金38,500円です。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 設問のテンプレート機能
- 調査(サーベイ)結果の分析レポート機能
- チャット機能
- リスク管理機能
- 従業員のマイページ表示機能
Geppo(ゲッポウ)は、株式会社リクルートが提供するモチベーション管理システムです。日本の人事部「HRアワード」では、2017年に人事労務管理部門優秀賞を受賞しています。これまで大企業を中心に多くの企業に導入実績があり、実績のあるツールをお探しの企業におすすめです。
Geppo(ゲッポウ)は、全国就業実態調査(JPSED)から退職・休職の要因を導き出し、これをもとにサーベイの設問を設計しています。そのため組織の根本的な課題を把握し、働き方改革やストレスマネジメントの対策を講じることができます。
料金については、サーベイ実施ごとに人数に応じた費用が発生する仕組みです(たとえば、サーベイ実施時の就業人数が25人以内であれば20,000円の費用が発生します)。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- パルスサーベイ(従業員満足度調査)
- 独自の設問登録機能
- 自身の回答結果確認機能
- 調査(サーベイ)結果の自動集計機能
- アドバイスコメントの表示機能
- 調査(サーベイ)結果の分析レポート機能
- 調査(サーベイ)結果のダッシュボード表示機能
パルスアイは、株式会社ジャンプスタートパートナーズが提供するモチベーション管理システムです。退職リスクのある社員の予兆を捉える機能を搭載しており、AIを活用して退職リスクを4段階で判定します。退職予兆捕捉率が数値として分かりやすく表現されるため、「退職リスクを把握したい」という企業におすすめです。
また、パルスアイはマネージャー育成に役立つツールとしてもおすすめ。データ分析により組織改善のアドバイスを受け取れるほか、AIメンターがマネージャーの相談相手になるユニークな機能もあります。
初期費用は無料となっており手軽に導入できる点もおすすめ。パルスサーベイは無料プランで実施でき、有料プランについては1人あたり月額300円と安い料金で利用できます。
ジンジャー人事労務(サーベイオプション)
ジンジャー人事労務は、jinjer株式会社が提供する人事管理システムです。そのなかの1機能として「サーベイオプション」を提供しており、週に1回の簡単なアンケートを継続的に行うことで従業員のコンディション変化を定点観測します。
アンケート結果はシステム内で自動分析され、従業員の異変や、離職の兆候をキャッチすることができます。「テレワークを導入して社員のコンディションを把握しづらくなった」と課題を抱える企業は、ぜひ検討してみてください。
また、ジンジャー人事労務は月額料金が安いツールとしてもおすすめで、従業員1人あたり月額300円で利用可能。同社が提供するバックオフィス系ツール(勤怠、人事評価など)と連携することでさらに便利に利用できます。
以上、料金比較でおすすめのモチベーション管理システムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、モチベーション管理システム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
費用が安いモチベーション管理システムを選ぶ際のポイント
価格が安くても目的に合わないモチベーション管理システムを選んでしまうと、社内運用に失敗してしまいます。モチベーション管理システムを選ぶ際は、下記のポイントを確認しましょう。
- 自社の目的に合った機能があるか
- エンゲージメント向上のためのサポートがあるか
- 無料トライアルで操作性・使い勝手を確認できるか
自社の目的に合った機能があるか
モチベーション管理システムを導入する動機は、企業によってさまざまです。たとえば「離職率を改善したい」とお考えなら、従業員のサーベイ調査・組織アンケートを実施できるシステムを選び、退職者が増えた根本原因を追究することが重要です。
一方で「人事担当者の業務負担が大きいためシステム化したい」とお考えの企業もあるでしょう。そのような企業には、サーベイ実施だけでなくその周辺業務(ストレスチェック、健康管理、1on1機能)まで対応したシステムを選ぶのがおすすめです。
また「社員の生産性向上・業績向上を目指したい」という企業には、従業員の生産性など客観的数値を可視化できる機能や、高度なデータ分析機能があるシステムが最適です。
エンゲージメント向上のためのサポートがあるか
組織アンケートは、企業組織の課題を改善して社員のエンゲージメントを向上させるための手段に過ぎず、ただ実施しただけで終わってしまえば効果はありません。そのため、組織アンケート実施後の分析、施策の立案、実行までを運用フローに組み込むことが重要です。
とはいえ、「上手くデータ分析や施策立案ができるか不安」と感じる人事担当者も多いでしょう。そのような場合にはサポートが手厚いモチベーション管理システムを導入するのがおすすめです。
たとえば、「モチベーションクラウド」は20年以上の企業向けコンサルティング業の実績・ノウハウをもとに、担当コンサルタントが再現性と実効性のある組織変革をサポートします。また、「Wevox」はAIサポート機能を搭載しており、AIがチーム・個人のサーベイ結果を分析して状況に応じた最適な打ち手を提案します。
無料トライアルで操作性・使い勝手を確認できるか
モチベーション管理システム(およびサーベイ)は、人事担当者だけでなく企業の全従業員が使うもの。導入後の運用がスムーズに行えるようにUI(ユーザー・インターフェース)や操作性、使い勝手を事前に確認するのがおすすめです。
無料トライアルで複数のツールを試してみて、自社の要件やこだわるべきポイントを明確にできれば、自社に最適なモチベーション管理システムを導入できるでしょう。
まとめ:コストを抑えて、エンゲージメント向上に役立つツールを導入しよう
モチベーション管理システムは、企業の成長や人材育成に大きく寄与するツールです。コストを抑えながらも、エンゲージメント向上に役立つ費用対効果の高いツールを導入しましょう。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でモチベーション管理システムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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とはいえ、数あるモチベーション管理システムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)ができます。
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