メール共有は10〜30人規模で限界に。「yaritori」で対応漏れと二重対応をなくす仕組み【独自取材】
複数のメンバーでメール対応する場合、組織拡大にともない、これまで問題なく回っていた運用が、ある日突然パンクすることがあります。誰が対応しているか分からず、対応漏れや二重対応が起こり始めるのです。
この課題を解決するのが、Onebox株式会社が提供するメール共有システム「yaritori(ヤリトリ)」です。今回は、同社のビジネス統括として事業開発をご担当する樋浦 耕治様に、開発の背景や強み、導入企業の実例について伺いました。
yaritoriの特徴
メール対応状況の「見える化」
「未対応」「対応済み」などのステータスと担当者を設定でき、誰が対応しているかが一目で分かる。また、担当者が返信対応すると他メンバーが返信できないように自動ロックされるため、二重対応も防げる
チャットでのコラボレーショ
メールに紐づけてチャットができるため、対応方針の相談や情報共有がyaritoriだけで完結
メール対応時間を大幅に削減
対応時間が2分の1になった、1日あたり4時間の工数削減につながった事例も
- yaritoriとは
- yaritoriの料金プラン
- yaritoriが選ばれる理由|見える化・チャットのコラボレーション・大人数向け機能
- 数字で見るyaritoriの導入効果|1日4時間のメール対応削減も
- yaritoriの導入事例|組織拡大企業の実例と向いている企業像
- yaritoriが目指す今後のビジョン
- まとめ|yaritoriで定型業務から解放され、創造的な組織へ
yaritoriとは
yaritoriは、Onebox株式会社が提供するクラウド型のメール共有・問い合わせ管理システムです。
GmailやOutlookと接続し、届いたメールをまとめて表示することで対応状況を可視化します。共有アドレスで顧客対応を行う部署向けに開発され、導入企業は250社を超え、継続率は99%に達しています。
以下にyaritoriの機能をまとめました。
| 機能 | 特徴 |
|---|---|
| ステータス管理 | 「未対応」「対応済み」など対応状況を可視化。ステータスをカスタマイズすることも可能 |
| 返信担当者の設定 | メールごとに担当者を指定し、対応の重複を防ぐ |
| 二重返信防止 | 返信中は担当者以外のメンバーが操作できないようロックできる |
| メールごとのチャット・メンション | メールごとにチャットができ、メンションやリアクションを使って返信内容の相談が可能 |
| テンプレート機能 | カテゴリー別のテンプレートを用意し、顧客名を自動挿入して返信できる |
| 外部チャット連携 | Slack・Chatwork・Teamsへの通知連携に対応 |
yaritoriの料金プラン
料金体系は、初期費用無料で1ユーザーあたり1,980円とお手頃です。最低契約期間なし、7日間の無料トライアルという始めやすさも特徴と言えます。
以下に料金をまとめました。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 1ユーザーあたり1,980円〜 |
| 最低契約期間 | なし |
| 最低利用人数 | 3人から |
| 無料トライアル | 7日間 |
yaritoriが選ばれる理由|見える化・チャットのコラボレーション・大人数向け機能
yaritoriが多くの企業に選ばれている理由は、大きく3つあります。メールごとの対応状況を可視化する「見える化」、メールに紐づいたやり取りができる「チャットのコラボレーション」、そして10人以上での利用もスムーズになる「大人数向け機能」です。それぞれの背景・特徴を樋浦様に伺いました。
yaritoriの「見える化」機能はどのような特徴がありますか?
樋浦様:GmailやOutlookをそのまま共有アドレスとして使っていると、誰が対応しているかが見えなくなり、対応漏れや二重対応が起きやすくなります。
yaritoriでは、メールごとに対応ステータスや担当者を設定して可視化できます。誰かが返信を作成し始めると、そのメールは自動でロックされて他のメンバーは操作できなくなるため、気づかないまま同じメールに二重で返信してしまう事故を防げます。
もう一点の強みは、画面のUIです。見える化の機能自体は他社にもありますが、機能設定のようにわかり辛い画面が多いです。私たちは後発だからこそUIを重視し、GmailやOutlookに近い直感的な画面を意識しています。
チャットを活用したコラボレーションの特徴についても教えてください。
樋浦様:メンションやリアクションを使い、メールに紐づけてチャットができる仕組みです。メールと外部のチャットツールを併用すると、メールの文脈と社内コミュニケーションが分断され、どのメールの話か分かりづらくなることがあります。
yaritoriのチャットならメールに直接紐づく形で相談でき、非常に便利だと考えています。Slackなど連携先への通知にも対応しており、日常的に当たり前のものとして使っていただいているという声を多くいただいていますね。
大人数での利用を見据えた機能も開発しているようです。その機能や特徴を教えてください。
樋浦様:現在は大人数での利用ニーズが高いと考えており、そうした企業向けの機能追加に力を入れています。
例えば、組織化が進むと「承認されないとメールを送信できないようにしたい」といった要望があり、「承認機能」をリリースしました。担当者が作成した返信を上長が内容確認・編集した上で送信できるため、誤送信防止として活用できます。
また、メンバーごとに受信メールへのアクセス権限を設定できる「権限管理機能」も備えており、外部スタッフやアルバイトの方にも安心して業務を任せられます。加えて、シングルサインオン(SSO)でアカウントを作成できるようにするなど、セキュリティ強化機能についても近々アップデートを予定しています。
数字で見るyaritoriの導入効果|1日4時間のメール対応削減も
導入企業の業種や規模感を教えてください。
樋浦様:業種としてはEC系のサポート部署からの利用が20%ほどと最も多いです。それ以外にも、製造業やIT系、商社、人材会社など幅広い企業に利用されています。
また、現在導入している企業の平均利用人数は6名ほどですが、5〜6名ほどの少人数から50名規模の企業まで、規模を問わずご利用いただいています。
yaritori導入後、対応時間はどの程度削減されますか?
具体的な効果としては、対応時間が2分の1になった、1日あたり1人4時間ほど工数を削減できたという声をいただいています。この効果は受信件数が多い企業ほど実感しやすく、1日50件以上受信している企業では特に高い効果を感じられます。1日4時間の削減を達成された企業では、1日300件ほどのメールが届いていました。
yaritoriの導入事例|組織拡大企業の実例と向いている企業像
yaritoriに問い合わせてくる企業が抱えている課題や、実際にあった導入事例を教えてください。
樋浦様:課題の傾向としては、問い合わせ段階で既にメール管理がパンクしているといった状況がほとんどです。拡大する組織で、いかにメール対応が課題となるかがわかります。そういった課題を抱えながら、5人や10人ほどの規模で使い始め、拡大にあわせて20〜30人にアカウントを増やしていくパターンが多く見られます。
法人カードサービスを提供するスタートアップの株式会社UPSIDER様では、導入当初10名でしたが、現在は40名ほどまで利用者が拡大しています。機能が多すぎて使いこなせない海外サービスからyaritoriに乗り換えた経緯もあり、操作がシンプルで研修が不要な点も評価いただきました。
さらに、ある人材紹介会社様からは、対応時間の削減分を営業活動に充てられるようになり、成約数が増加したという声もいただいています。
どのような企業にyaritoriの導入が向いているとお考えですか?
樋浦様:職種で言えば、共有アドレス宛の問い合わせをチームで対応するインサイドセールスやカスタマーサポートが向いています。導入目安は、対応人数が5名以上、かつ1日のメール受信件数が50件以上になってきたタイミングです。
BtoCだけでなくBtoB領域でも導入しやすく、受発注や見積もりで日々やり取りが発生する製造業のお客様にもご利用いただいています。
yaritoriが目指す今後のビジョン
今後、yaritoriとしてどのような機能強化を考えていますか?
樋浦様:引き続き、承認機能やセキュリティ強化機能など、20〜30名以上の大人数での利用ケースに対応した機能開発に力を入れていきます。
それに加えて、将来的には、AIを使って届いたメールを自動で振り分けたり、AIがメールの返信を自動で行ったりする仕組みも実現したいと考えています。
yaritoriが将来的に目指す姿について教えてください。
樋浦様:弊社のミッションは、非創造的な業務をなくすことです。定型的で単純なメール対応はシステムやテンプレートに任せて、空いた時間をより創造的な業務に充てていただきたいと考えています。究極的には、AIが自律的に返信をしてくれるような、完全自動化の世界を実現したいです。
組織拡大に伴うメール対応の課題を感じている企業の方に、メッセージをお願いします。
樋浦様:情報共有ができていないと対応漏れや二重対応、属人化が起きるのは、多くの企業に共通する課題です。
yaritoriは、見える化とチャットでの相談によって、そうした状況を防ぐために作りました。この記事に興味を持たれた方は、メール管理に何かしらの課題を感じているはずです。ぜひ一度、ご相談ください。
まとめ|yaritoriで定型業務から解放され、創造的な組織へ
チームの拡大に伴うメール対応の課題を解決する「yaritori」。メールの可視化やチャット機能で属人化を防ぎ、効率的なチーム作りを支援する注目のツールです。
今回お話を伺い、Gmailに近いUIの直感的な操作性と、1日4時間の工数削減という実績には驚きでした。ルーティンワークを効率化し、創造的なコア業務に注力したいチームにとって、生産性を根底から変える有力な選択肢になると感じました。
私たちPRONIアイミツSaaSは、こうしたサービス事業者様への直接取材を通じて得た深い知見を活かし、各企業の課題に最適なITツールとのマッチングを支援しています。