【2024年最新】タレントマネジメントシステムのおすすめ10選|導入事例もご紹介!
タレントマネジメントシステムが注目を集め、多くの企業で導入されています。新たにタレントマネジメントシステムを活用するために、事例が知りたいと考えるケースもあるでしょう。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、タレントマネジメントシステムを導入事例を交えてご紹介!タレントマネジメントについても詳しく解説していきます。
- 1.タレントマネジメントとは?
- 2.タレントマネジメントシステム導入の目的
- 3.タレントマネジメントシステム導入の注意点
- 4.タレントマネジメントシステムを導入している企業の成功事例
- 5.タレントマネジメントシステムの選び方
- 6.【比較表】おすすめのタレントマネジメントシステム
- 7.タレントマネジメントシステムおすすめ5選
- タレントマネジメントシステムの事例まとめ
1.タレントマネジメントとは?
人材の流動性が高く、優れた人材が他社に流れやすいアメリカで、1990年に生まれた考え方です。
その頃の日本では、終身雇用制度が一般的だったため、タレントマネジメントを使う企業はほとんどありませんでした。
しかし、近年では日本でもタレントマネジメントが広まっています。理由としては、経営環境の変化が激しくなったことや労働への意識の変化、深刻な人材不足を感じる企業が増加したことなどが挙げられます。
そのような状況下では、今いる社員の能力をいかに引き出すかが重要視されており、タレントマネジメントシステムの活用が重要になっています。
2.タレントマネジメントシステム導入の目的
タレントマネジメントシステムを導入すると、具体的にどのような効果が得られるのかわからないと感じる企業も多いです。
そこで、タレントマネジメントシステム導入の成功事例を3つ紹介します。
2-1.適材適所への配置転換で営業活動の効率化
タレントマネジメントシステムを使うと、戦略的に人材を配置でき、効率的に営業活動を行えます。
なぜなら、タレントマネジメントシステムにより従業員それぞれが持つ目標・キャリア・将来のビジョンなどが明確になり、システム内に蓄積した人材情報をもとに業務との適性を判断して、感覚的な判断ではなく明確な根拠に基づいた人材配置を行えるからです。
こうして従業員1人1人が持つ得意分野や能力を活かせる配置ができれば、パフォーマンスを最大化できます。
そして、営業活動を行う際にも、最適なチーム編成のもと進められます。
2-2.従業員の育成・キャリア開発に繋がり戦力化
タレントマネジメントを行い、従業員を効率的に育成し、キャリア開発すれば、多くの従業員を戦力化できます。
従業員を戦力として育てるには、各従業員の能力や性格に合わせた育成を行う必要です。また、1人1人適切なキャリア開発は異なるため、見極める必要があります。しかし、これらを人力で行うのには限界があります。
一方、タレントマネジメントシステムを使えば、従業員の能力や経験値をデータ化できるため、客観的データに基づいた育成やキャリア開発が可能となり、戦力化につながります。
2-3.従業員のキャリアプランとの乖離を防ぎ定着率アップ
企業にとって、従業員の定着率を高めることはスピーディーな企業成長や新たな雇用による人件費の削減につながります。
一方、従業員が離職する原因の1つが、「この会社では思い描いていたキャリアプランの実現が難しい」と感じることです。タレントマネジメントシステムを導入すれば、従業員それぞれが希望するキャリアプランや、能力や性格を把握したうえで育成ができます。
そのため、従業員の希望に沿ったキャリアプランを実現しやすくなるうえ、もし従業員の希望するキャリアプランの実現が難しくても、データをもとに話し合えます。これにより、従業員の満足度や納得度が高まり、結果として定着率の向上が期待できます。
3.タレントマネジメントシステム導入の注意点
ここまで、タレントマネジメントシステム導入の成功事例を紹介してきました。
タレントマネジメントシステムの導入により、さまざまな効果が期待できますが、一方で使用方法を誤ると失敗に至ることもあります。ここでは、タレントマネジメントシステム導入の失敗事例を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
3-1.目的が曖昧で導入費用が無駄になるケース
タレントマネジメントシステムを導入する際には、導入費用やランニングコストなどの費用がが発生します。
そのため、「競合も導入しているから」などの曖昧な理由で導入すると、大切な金銭的コストが無駄になってしまいます。また、目的が曖昧では、満足の行く効果をえることも難しいでしょう。
タレントマネジメントシステムは多くの企業から注目されており、実際に導入する企業が増えていますが、曖昧な目的で導入するとコストの無駄につながるため注意しましょう。
3-2.求める人材像が曖昧で採用でミスマッチになるケース
タレントマネジメントシステムを採用で使っても、求める人材像が曖昧では、ミスマッチが起こりかねません。
自社で必要な人材像を明確にしないと、せっかくの高性能なタレントマネジメントシステムも意味を成さなくなります。
また、採用でミスマッチを起こすと、採用にかかった時間やコスト、新たな人材を探すための時間やコストが無駄となるため、損失が大きいです。
そのため、時間的・金銭的コストの損失をできるだけ抑えるためにも、タレントマネジメントシステムを使う際には、求める人材像を明確にしましょう。
3-3.社員の協力が得られずデータが集まらない
どれだけ優れたタレントマネジメントシステムであっても、十分な量のデータが集まらなければ、その効果を得られません。
そして、十分な量のデータを集めるには、社員の協力が不可欠です。
しかし、タレントマネジメントシステムを導入する意図や期待できる効果を社員が理解していないと、「面倒だ」などの理由で社員の協力が得られないケースがあります。
そのような事態を避けるためにも、タレントマネジメントシステムを導入する際には、導入意図や効果を社員に説明し、納得して貰うための機会を設けることをおすすめします。
4.タレントマネジメントシステムを導入している企業の成功事例
タレントマネジメントの成功事例や失敗事例を紹介してきましたが、実際に導入している企業の事例を知りたいニーズもあるでしょう。
そこで、実際にタレントマネジメントを導入している企業の事例を3つ紹介します。
株式会社サイバーエージェント
2013年頃からタレントマネジメントに着目していたサイバーエージェントは、独自のシステムであるGeppoを開発しました。
Geppoは、毎月社員が3つの質問に答えるだけで組織診断ができ、社員に負担をかけることなく社員の定着率や満足度を高められます。これにより、従業員の平均回答率97%を実現しました。また、回答を得られなかった従業員には個別に質問をし、実質100%の回答を得ています。
参照:https://www.geppo.jp/blog/cyberagent_geppo_ca
ヤフー株式会社
ヤフーでは、2012年にタレントマネジメントを行う部署であるピープルアナリティクスラボを立ち上げました。そして、1on1ミーティングやマネジメント層への教育を同時に行いました。これにより、客観的データから従業員1人1人の活躍をサポートし、従業員の戦力化を進めながら満足度も向上させました。
参照:https://media.spacee.jp/talent-management/#outline__12_2
ライフネット生命保険株式会社
ライフネット生命保険では、社員規模が大きくなるなかで経営方針を見直す必要がありました。
そこで採用されたのがパラレルイノベーター採用と称されたタレントマネジメントシステム施策です。
この施策の内容は、副業を前提として就職する人を採用するものです。
そして、施策の実行によって、社内エンゲージメントの数値向上や、制度の導入が注目されたことによる広報効果などの効果を得られました。
参照:http://recruit.netseiho.com/parallelinnovator/
株式会社ホクト
株式会社ホクトでは従業員情報が属人的に社員が抱えており、現場の役職者が部下の情報が把握しずらい状態。評価自体もExcelで行っていため、工数が掛かっていたのが課題でした。そこでHRBrainを導入し従業員情報の集約と役職に応じた権限を設定しタレントマネジメントを運用開始しました。結果、役職者が人事評価の対象者の情報を確認する事が可能に。人事評価もWeb上で完結できるようになり、スムーズな運用が実現しました。
参照:https://www.hrbrain.jp/case/hokto-kinoko
ユナイテッド株式会社
ユナイテッド株式会社では従業員情報や評価をExcel管理しており、明確なルール化が出来ていないのが課題でした。そこでタレントマネジメントシステム「タレントパレット」を導入。人事情報のシステムの集約し必要な情報をすぐにアクセスができるようになり、数時間掛かっていた作業を数十分に短縮し効率化を実現しました。また、集約したデータを活用し戦略人事への移行も検討しているようです。
参照:https://www.talent-palette.com/case/details/united.html
5.タレントマネジメントシステムの選び方
タレントマネジメントシステムの選定ポイントを3つご紹介します。
5‐1.自社に必要な機能があるか
タレントマネジメントシステムには特化型や連携、人材評価システムと機能一部など様々なタイプがあります。自社に必要な機能が搭載されているかは、システムによってことなるため、システム選ぶ際は自社に必要な機能を精査したうえで導入しましょう。
例えば、タレントマネジメントシステムのデータを採用活動にも活かしたい場合は採用関連機能が搭載されているシステムを選ぶ必要があります。このように自社がタレントマネジメントシステムで何をしたいかを明確することで失敗のない導入を実現することができるでしょう。
5‐2.柔軟性が高いシステムを選ぶ
タレントマネジメントはあらゆる人事業務に関連する業務のため、会社の成長による組織の変化に対応できるシステムの方が良いでしょう。また、組織の成長ともに兼任する社員やグループ会社の設立など様々なイベントに対処できるシステムを導入すれば、会社の成長の度にシステムを入れ替える必要はないため、長期的なシステム運用が可能になります。
5‐3.セキュリティ対策が充実している
タレントマネジメントシステムは従業員の個人情報を扱うため、セキュリティ対策は万全である必要があります。導入時にはベンダー側のセキュリティ対策はどれだけ講じているか確認をしましょう。例えば、セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27001」を取得しているなどベンダー側がセキュリティ対策について情報を発信している場合は安心でしょう。
6.【比較表】おすすめのタレントマネジメントシステム
ここからはおすすめのタレントマネジメントシステムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する人事評価システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、人事評価システム選びの参考にしてください。
7.タレントマネジメントシステムおすすめ5選
タレントマネジメントシステムは近年注目を浴びているシステムなため、さまざまな企業から製品がリリースされています。
しかし、数が多いからこそ、自社に合うものを選ぶのが困難だと感じるケースもあるでしょう。
そこで、おすすめのタレントマネジメントシステムを10個紹介します。
HRBrain
HRBrainは、人材データを管理・分析・活用し、人事戦略の意思決定を支えます。人事や現場にとって使いやすい仕様となっており、導入事例多数の顧客満足度NO.1のタレントマネジメントシステムです。
人事評価にかかる工数を大幅に削減しながら、社員の評価納得度は向上させられるため、人事評価効率化の推進が可能です。
また、Excelや紙で行っていた業務をクラウド化すれば、リモートワーク化でも人材を正しく把握し活性化したいニーズに応えられます。
- 簡易検索
- レポート出力
- 組織図作成機能
- 時系列データ蓄積
- 離職防止分析
- キャリア分析
- 労務負荷分析
- ISO30414対応ダッシュボード
- 入退社手続き機能
- 承認フロー機能
ヒトマワリ
ヒトマワリは、従業員情報を一元管理し、常に最新の情報に更新します。利用したいクラウド型人事管理システム、人事担当者が選ぶ人事管理システム、経営者が選ぶクラウド型人事管理システムの3つの指標でNO.1を獲得している、導入事例多数のサービスです。
搭載されている機能は、評価・ワークフローに関すものだけではありません。例えば組織シミュレーション機能では、集めた人材データをもとに組織を直観的に想定できます。また、採用管理機能では応募から入社までの選考の状況をすぐに把握できる構成です。
タレントパレットは、単に人事業務を効率化するだけではありません。人材データの分析・活用により、経営・人事戦略の意思決定の高度化や次世代人材の育成などを実現します。
その他にも、科学的視点のもと最適な人材配置、離職の防止、採用力の強化などの、科学的人事戦略なども叶えます。
幅広い業界で導入が進んでおり、特に製造業と金融業では、人事・配置クラウドNO.1に選ばれています。
One人事[タレントマネジメント]
One人事[タレントマネジメント]は、人材情報を使って戦略的な人事を行うために開発されたタレントマネジメントシステムです。中小企業から大企業まで、720社以上で導入されています。
人材情報を可視化・一元管理し、従業員1人1人の能力に合わせた育成をします。また個人と企業両方の成長を後押しする人材戦略をサポートします。
データに基づいて、離職者の傾向の分析も可能なため、離職しそうな社員をフォローできます。
- 組織改編シミュレーション機能
- 最適配置シミュレーション機能
- コンピテンシー評価対応
- 1on1の履歴登録
- 360度評価対応
- 評価の甘辛調整機能
- 社員の評価分布確認
- アンケートの集計・分析機能
- パルスサーベイ対応
- エンゲージメント分析機能
HRMOSタレントマネジメント
HRMOSタレントマネジメントは、人事や評価の効率化以外にも、データを活用した人材の配置・育成、従業員サーベイ、1on1支援などにより戦略人事を実現します。これまでの紙やExcelでの管理から解放され、人事業務の負担を軽減できます。
またオートメーション機能が搭載されているため、日常的な業務の自動化も可能です。なお、セキュリティ面も、定期的に第三者による脆弱性診断を実施し評価を受けているため安心です。
- 簡易検索
- レポート出力
- 組織図作成機能
- ダッシュボード
- 時系列データ蓄積
- 離職防止分析
- キャリア分析
- 労務負荷分析
- 入退社手続き機能
- 承認フロー機能
Geppoとはあらゆる人事業務を見える化し支援するシステムです。特徴は個人のパルスサーベイと組織診断を低コストで行うことができる点です。個人の課題と組織の課題を見える化を働き方の改善をサポートすることができます。タレントマネジメントでも活用が可能。従業員のパーソナルデータや組織サーベイを駆使することで最適な人材配置などをサポートしてくれるでしょう。
料金体験は社員数に応じたプラン提供しており、最小は25人までのプランが2万円、1000までのプランで29万8000円になります。1000人超える場合は要相談となります。
タレントマネジメントシステムについてもっと知りたい方はこちら
タレントマネジメントシステムの事例まとめ
本記事では、タレントマネジメントシステムの成功事例や失敗事例、企業事例などを紹介しました。
タレントマネジメントシステムは、社員の的確な育成による戦力化や、社員の定着率を高めるのに有効なシステムです。
実際に、ヤフーやマイクロソフトなど、さまざまな企業で使われています。
一方で、慎重に導入・運用を進めないと、失敗事例で紹介したような事態になりかねません。
また、導入や運用の方法のほかにも、自社に合ったシステムを導入できるかも重要です。
自社に最適なタレントマネジメントシステムを選ぶときには、PRONIアイミツを使うと比較検討しやすいため、ぜひ活用してみてください。
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