販売管理を無料で行う方法とは?トライアル可能なソフト4選も紹介【2025年最新版】
商品の流れを正しく把握し、正確な販売額を理解する上で大切なのが、販売管理業務です。売り上げの計算はもちろん、仕入れにかかった額や、具体的な流通経路を捉えるためにも必要な業務で、物品を扱う事業者であれば避けては通れません。
そこで、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、販売管理を無料のソフトで実施できるのか、そしてエクセルを使った販売管理にメリットはあるのかなどについて解説します。販売管理の複雑化でソフトの導入を検討しているが、あまり費用をかけたくないと考えている場合、参考にしてみてください。
- 販売管理を無料で行う方法2つ
- エクセルを使って販売管理を行うメリット
- エクセルを使って販売管理を行うデメリット
- 無料の販売管理ソフト/システムを使うメリット
- 無料の販売管理ソフト/システムを使うデメリット
- 販売管理ソフトは有償のものがおすすめ
- 【比較表】無料トライアル可能な販売管理システム
- 無料トライアルを利用可能な販売管理ソフト4選
- 【まとめ】販売管理システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
販売管理を無料で行う方法2つ
販売管理をソフトを使って行いたいが費用は抑えたいという場合、大きく分けて以下の2つの方法がおすすめです。
エクセルを使って管理する
販売管理をシステマチックに行う場合、最も代表的な方法はエクセルを使ったものが挙げられるでしょう。エクセルは世界で最も普及している表計算ソフトで、Windowsユーザーであれば誰もが無料で利用できます。エクセルの難点はゼロから表計算の仕組みを構築するのが困難な点が挙げられますが、最近では無料のテンプレートも多数ダウンロードができるので、簡単に利用を開始できるでしょう。一度販売管理に関わるテンプレートを検索してみて、自社の業務に合いそうなものがないか調べてみることをおすすめします。
無料の販売管理ソフト/システムで管理する
2つ目は、無料の販売管理ソフトで管理する方法です。エクセルとは異なり、販売管理ソフトは販売管理に特化した機能を持っているため、エクセルよりもはるかに使いやすい製品となっているでしょう。基本的にはPC向けの製品が一般的ですが、最近ではスマホ向けに作られた在庫管理アプリなども登場しており、現場のニーズに合わせたソフト導入が可能です。
また、多くのソフトはクラウドでの提供が主流となっており、ネット回線に接続すればいつでもどこでも必要な時にソフトを利用できるのが強みと言えます。
エクセルを使って販売管理を行うメリット
上では2つの販売管理の方法を紹介しましたが、ここからより詳細に上記の方法の特徴を解説します。エクセルを使った販売管理システムを利用するメリットは、以下のとおりです。
コストを抑えられる
エクセルを使った販売管理の最大のメリットは、初期費用や運用費用がかからないといったコスト面です。すでにインストールされているエクセルを使って始められるので、別途ソフトを導入する必要も、機器を揃える必要もありません。もちろんエクセルの利用にあたって料金を新たに徴収されることもないので、スキル次第では高度な販売管理システムを構築することもできます。
どの会社でも始めやすい
エクセルが便利なのは、どの会社でも始めやすい普遍性の高さを持っている点です。事務作業などを担当している人であれば一度は触ったことのあるソフトであるため、非常に馴染み深くすぐに使いこなせることが期待できます。会社間で情報共有が必要な場合も、エクセルに対応していないケースはごく稀なので、気軽にシートを送り合って共有できます。馴染みのある機能を使えるので、すぐに販売管理システムを構築できるでしょう。
紙媒体で管理するよりも楽
エクセルを使った販売管理がベストとは言えませんが、少なくとも紙媒体で管理するよりははるかに優れた手法であることは間違いありません。紙を使った販売管理は、データの入力や転記作業が非常に困難であるため、デジタル化が進んだ今の時代においては推奨できない方法です。また、紙を使った販売管理はヒューマンエラーも起こりやすく、ミスを避ける上でもエクセルの導入が求められるでしょう。
エクセルを使って販売管理を行うデメリット
上記のメリットを踏まえてみると、エクセルは優れた選択肢であるように思えます。ただ、利用にあたってはデメリットもあるため、導入前にはその点を踏まえておくことも必要です。
商品数が多いと管理が難しい
まず、エクセルシートを使った販売管理は、扱う商品点数が増えるとその管理負担も大きくなってしまいます。シート状にずらっと情報が並列的に表記されるので、目視でその全てを把握することは困難であるためです。エクセルが有効性を発揮するのは、あくまでも商品点数の少ない小規模な業務に携わるときだけ。事業の規模が大きくなってきた際には、エクセルから脱却することも視野に入れるのが良いでしょう。
動作が遅くなる場合がある
エクセルシートを使って大規模に販売管理を行おうとすると、情報量が多すぎて処理が重くなってしまうことがあります。特に複雑な関数をシート上に実装している場合、ますますエクセルにかかる負担は大きくなるので、正しく表示されなくなる機会が増えるでしょう。PCのスペックによっては、度々シートを開くとフリーズするような被害に見舞われてしまうため、こうなった時も乗り換えを検討すべきです。
セキュリティ面が弱い
エクセルデータは、単純にセキュリティ対策が難しいという問題もあります。エクセルに施せるセキュリティ対策はせいぜいパスワードの設定程度であるため、パスワードさえわかれば、あるいは総当たりで簡単に解除できてしまうのが難点です。
販売管理表の機密性は最重要というわけではありませんが、情報が流出したという事実が会社のブランドに傷をつけ、顧客に不安を与えます。こういった事態を回避するためにも、エクセルの長期的な運用は避けた方が良いでしょう。
無料の販売管理ソフト/システムを使うメリット
続いて、無料の販売管理ソフトを使った場合のメリットです。エクセルとは異なる機能性を備えているため、同じ無料ソフトとはいえメリットには違いが見られます。
エクセルより業務を効率化できる
販売管理に特化したソフトであれば、例え無料であってもエクセルよりはるかに販売管理の効率は高いことが期待できます。具体的な機能については製品によって違いがあるものの、既存のフォーマットを使った業務効率化が可能。入力作業の効率化、計算作業の自動化などと活躍が期待できます。販売管理特化の使い心地は、販売管理に慣れていない担当者の負担削減につながるでしょう。
コストを抑えられる
無料の販売管理ソフトは、エクセルと同様に導入や利用にあたっての費用がかかりません。既存のPC環境にインストールするだけで、すぐにソフトの利用を開始できます。導入費用をかけずに業務効率化が実現すれば、生産性向上と負担軽減を推進し、人件費のさらなる削減にもつながるでしょう。
無料の販売管理ソフト/システムを使うデメリット
無料の販売管理ソフトは手軽に導入できるのが確かに便利ですが、一方で利用にあたっては注意したいデメリットもあります。無料ソフトの導入を検討している場合、以下の点に注意して運用を進めなければなりません。
ユーザー数に限りがある
まず、無料の販売管理ソフトの多くは利用に伴うユーザー制限が設けられています。ライセンスを使って良いのは1社につき3人まで、といった人数制限で対応しなければなりません。というのも、正規の販売管理ソフトが無料で使えるのは、あくまで小規模事業者向けであり、大企業の利用や事業規模が大きくなってきた事業者は、有償版へ切り替えるのが一般的だからです。
サポートが提供されていない
無償の販売管理ソフトを利用する場合、サービス事業者のサポートをフルで受けられない可能性もあります。フリーで提供しているソフトはあくまでトライアルという位置付けであり、本格的な導入を検討している場合、有償版を購入してほしいという狙いがあるからです。サポートを受けられないソフトを使い続けていると、いざトラブルが起きた際に問題となるため、どこかのタイミングでやはり有料への切り替えが必要となるでしょう。
できることが限られている
販売管理ソフトを無料で使えるサービスもありますが、大抵の場合、基本的な機能に制限されています。本来は多くの便利な機能を使えるはずが、無料版ということで機能制限がかけられ、より便利に使いたい場合は有料版に切り替えることを勧めるためです。販売管理ソフトがどんなものか知りたいということであれば無料版で問題ありませんが、本格運用に適しているのはやはり有償の製品でしょう。
販売管理ソフトは有償のものがおすすめ
上記のような無料の販売管理ソフトのデメリットを踏まえると、やはり導入を検討したいのが有料版のソフトです。有料版には多くのメリットがあるだけでなく、初めは無料からトライしてみるという選択肢もあるため、有効活用することをおすすめします。
有償の販売管理ソフトを使うメリット
有償の販売管理ソフトを導入する最大のメリットは、やはりその機能性や使いやすさが極めて優れている点が挙げられます。無償版のように機能制限に悩まされる心配もなければ、ユーザー制限もなく、自由にソフトを使うことが可能です。導入するプランによって利用できる機能に差はあるものの、無償版と有償版という違いだけでも雲泥の差があるでしょう。
また、利用したい機能をカスタマイズし、自社の課題に最適なシステム導入を進めることも可能です。事前に事業者に相談してプランを決定すれば、些細な不満にも対応してもらえます。もちろんサポート体制も充実しているので、導入前後のトラブルシューティングに活躍するでしょう。
無料トライアルを活用しよう
有償の販売管理ソフトは、多くの場合無料トライアルを提供しています。機能が制限されている無料プランとは別の、機能をフルで使える期間限定のトライアルプランです。無料トライアルを活用すれば、導入時に課題となりそうなポイントを把握し、ソフトのフル機能を無料で実感することができます。いきなり有償版を導入すると、導入時にトラブルが起こることもありますが、あらかじめ無料トライアルを利用しておけば未然に回避できるため、積極的に活用してみましょう。
【比較表】無料トライアル可能な販売管理システム
ここからは実際に、無料トライアルを利用可能な販売管理システムを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
月70,000円~/契約
初期費用 150,000円 |
料金
月9,800円
初期費用 0円
(他2プラン)
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料金
月4,800円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
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導入実績社数 累計導入社数95,000社 ※2025年3月末時点 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
無料トライアルを利用可能な販売管理ソフト4選
最後に、無料トライアルプランを用意していて、導入実績が豊富な販売管理ソフトを4つご紹介します。導入製品に悩んでいる場合は、参考にしてください。
楽楽販売は無料トライアル期間を利用できる、人気のクラウド型販売管理システムです。導入実績は95,000社(※2025年3月末時点)以上にのぼり、領域を問わず活躍しています。ルーチンワークを自動化できる入力機能や、クラウド経由での情報共有でリアルタイムのコミュニケーションを促すなど、機能性に富んでいるのが大きな特徴。自社仕様のカスタマイズにも対応するので、使いづらさを解消でき満足度の高いサービスです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
FLAM
FLAMは無料トライアルプランを有していながら、有償版も低価格で利用が可能という、コストパフォーマンスにすぐれるクラウド型の販売管理システムです。高速レスポンスで1,000行の明細も一瞬で表示するなど、使用者のストレス軽減に寄り添ってくれます。販売管理に必要な機能がまとまっており、これ1つで幅広くカバーできるため、複数のソフトを使い分ける必要はありません。初めてITシステムを導入するという方に、おすすめのサービスです。
主な機能
商い哲人EX
商い哲人EXは、販売管理の一元化による業務効率化を推進する、クラウド型のサービスです。中小企業向けのサービス提供を強みとしており、販売管理に必要な機能をこれ一台に集約。工場はもちろん、経理や購買、営業の各担当者がクラウド上でつながることができる一括管理に対応し、組織的な業務遂行を支援します。30日間のトライアル期間とは別途、2ヶ月無料で利用できるキャンペーンもあるので、試しておきたいサービスです。
主な機能
SMILE V 2nd Edition 販売
SMILE V 販売は、DX推進に必要な基盤づくりを支援する販売管理システムです。売上・売掛から仕入・買掛、在庫管理までの全般をカバーし、現場担当者の負担軽減に活躍します。多彩な入力支援機能を搭載しているので、販売管理に慣れていない担当者でも安心。入力アシスト機能やあいまい検索機能を使って、業務のスピーディな遂行をアシストしてくれるのが強みです。
主な機能
【まとめ】販売管理システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
この記事では、エクセルや無償の販売管理システムを使うことのメリット・デメリットについて紹介しました。無料で使えるソフトは導入しやすいものの、導入規模は限られているため、後々になって有償ソフトへの乗り換えが必要になります。しかし、有償ソフトにもさまざまな製品があり、1つを選び抜くのは難しいものでしょう。
アイミツでは、そんな有料の販売管理システム導入をサポートするサービスを提供しており、あなたのニーズに合わせた製品をピックアップします。システム導入にお悩みの際は、お気軽にPRONIアイミツをご活用ください。
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