Trello(トレロ)の評判と実態|15個のプロジェクト管理ツールを使ってわかった本当のおすすめ
プロジェクト管理ツール「Trello(トレロ)」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや「Trello(トレロ)」の使い方も網羅。この記事だけで、「Trello(トレロ)」の全てが分かります。
- <総評>Trelloは現場のニーズから生まれたプロジェクト管理ツール
- Trelloとよく比較されるサービス
- Trelloの6つのメリット
- 徹底調査でわかったTrelloを使うべき人・会社
- Trelloの料金プラン
- Trelloの導入実績・効果
- まずはTrelloの無料体験を
- まとめ
プロジェクトとはチームが協力して仕事をすることです。そして、プロジェクト成功のカギを握るのは、プロジェクト管理です。プロジェクトリーダーのもと、プロジェクトメンバーに仕事を割り当て、メンバー間の調整を図りながら、仕事を進めることが求められます。こうしたプロジェクトを円滑に進めるためのプロジェクト管理ツールですが、クラウドの登場により使いやすい海外製品や安価なサービスが次々と登場しています。
「Trello(トレロ)」は、数多くあるプロジェクト管理ツールのなかでも海外ツールの代表ともいえる存在です。無料で使えるため使いやすいタスク管理ツールとして多くのユーザに定着し、実に2,000万人という導入実績につながっています。
「Trello」の実力は個人向けタスク管理ツールにとどまりません。Slack、GitHub、Salesforceなどの外部サービス連携機能も実装される本格的な企業向けプロジェクト管理ツールとしても活用することができるのです。その豊富な機能は、小規模・大規模問わず使うことができる実力を持ちます。ここではそんな「Trello」について、徹底した調査から分かった機能や特長について解説していきます。
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<総評>Trelloは現場のニーズから生まれたプロジェクト管理ツール
「Trello(トレロ)」は、ニューヨークのFog Creek Softwareという会社が2010年ごろ社内プロジェクトとして開発しました。その最大の特長は、タスクをカードのように扱う操作性です。
この高い操作性が、無料で使えるアプリとして人気を呼び一般ユーザの間で拡大し、2,000万人にもおよぶ導入実績につながりました。スマホだけではなく、webブラウザでも操作可能なので場所や情報端末を選ばずに操作できるうえに、webブラウザでもドラッグアンドドロップの簡単操作を実現しています。
そして「Trello」は2013年に、簡単な操作性はそのままに外部サービス連携などを実装し、企業向け商用プランがラインアップに加わります。優れたインターフェースに豊富な機能性が評判を呼び、規模の大小を問わず多くのプロジェクト管理ツールとして導入され、AdobeやGoogleといった名だたる多くの企業が利用するまでになりました。
「Trello」はどんなプロジェクトにも、そして個人の仕事の管理にも、多くのユーザが使えるプロジェクト管理ツールとして存在感を示しています。
他のプロジェクト管理ツールと比べてどうなのか
「Trello」を他のプロジェクト管理ツールと比較した場合、まず目を引くのはその優れたインターフェースです。
タスクをひとつのカードのように扱い、ドラッグアンドドロップでステータスを変更できることに加え、かんばん方式で仕事の状況を一目で確認することができます。タスクは納期を意識したガントチャート方式でも確認可能なので、納期に対する進捗度合いも一目瞭然で確認できるのです。
そして「Trello」の他にはない特長のもう1つが、機能を拡張できる「Power-Ups」です。「毎日使うツールだからこそ、シンプルであるべき」という信念のもと初期の機能は極力シンプルにして、必要な機能のみを必要なユーザーが拡張できるようにしてあるのです。拡張可能な機能は、ガントチャートに工数管理、生産性評価、時間計測ツールと一通りの機能がそろいます。
さらに、外部アプリケーション連携機能を持つため、「Slack」や「Chatwork」に加え、Drobpxなどのオンラインストレージとも連携可能です。まさに「Trello」は、簡単で見やすいインターフェースと優れた機能性を併せもつプロジェクト管理ツールであるといえるでしょう。
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Trelloとよく比較されるサービス
Trelloの6つのメリット
簡単で見やすいインターフェースと優れた機能性によりプロジェクトチームだけでなく個人にも恩恵を与える「Trello」。それでは「Trello」は具体的にどのようなメリットをもたらすのか、解説していきます。
シンプルで直感的なインターフェース
「Trello」が個人・法人問わず豊富な導入実績を持つ理由は、システムが苦手な方でも使いこなすことができる使いやく親しみやすいインターフェースにあります。
カラフルな色合いは、色だけでそのプロジェクトやタスクを識別することを可能とします。さらにプロジェクトメンバーの顔写真と組み合わせれば一目でプロジェクトの性質や参加しているメンバーを確認することができるのです。
登録したタスクもフェーズにあわせてドラッグアンドドロップの簡単操作で自由自在に変更できます。ボードには色だけではなく写真を選択することもできるため、見た目が一気におしゃれに早変わり。日々のプロジェクト管理をスマートに使うことができるでしょう。
優れたタスク管理機能の提供
個人が使うタスク管理ツールとしても有名な「Trello」は、チームでタスクをこなしていくうえで便利な機能を豊富に持っています。
タスクには、プロジェクトメンバーや期限を簡単に設定できることに加えて、コメント機能、チェックリスト、添付ファイルといったタスクに関わる情報を一元的に管理することができます。タスクをこなしていくうえでは、いちいち情報を探す手間が省けて業務効率化につながるでしょう。
タスクに対してさまざまな操作ができる「Trello」ですが、そうした操作ログはすべてアクティビティログとしてタスクカード内に記録されて可視化されます。期限を不正に延長するといった不正行為を見逃さないため、規律を保ったプロジェクト推進を維持できるのです。
足りない機能を補うことができる
「Trello」は、使いやすさを何より重視しているため余分な機能をそぎ落とし、デフォルトではシンプルで使いやすい機能のみを提供しています。
しかし、それでは満足できなユーザーも多いはずです。こうしたユーザのために「Trello」が準備しているのが「Power-Ups」です。
さまざまなプロジェクト管理に役立つ機能のアドオンを可能としています。最もよく使う機能の1つがカレンダーとなるでしょう。登録したタスクを担当するメンバーの顔写真付きで表示します。だれがどの仕事をいつまでにやる必要があるのか一目瞭然です。そのほかにも、「解析とレポート」「自動化」「ボードユーティリティ」といったカテゴリーで数多くのアドオンツールを提供しています。ヘビーユーザーの利用にも十分耐えうる機能性を実現できるのです。
アプリケーション連携が可能
「Trello」の機能アップ方法は、「Power-Ups」だけではありません。多くのアプリケーションとの連携が可能となっています。
まず便利なのはGoogleカレンダーとの共有です。登録したタスクは、個人のGoogleカレンダーに反映させることができます。ビジネスチャットツール「Slack」や「Chatwork」と連携させれば、メールのビジネス作法を抜きにチームメンバーと会話するように手軽にコミュニケーションを取ることができます。オンラインストレージである「Dropbox」「box」「Google Drive」と連携させれば大容量ファイルも扱うことができるようになります。
「Power-Ups」とアプリケーション連携を駆使すれば、大規模プロジェクトにも十分耐えうるプロジェクト管理ツールとしてプロジェクトの成功を支えてくれることでしょう。
強力なセキュリティ機能の提供
「Trello」の有料版であるBusiness Classicを使えば、SSLによるエンタープライズ級のセキュリティが提供されます。
複数のプロジェクトメンバーがかかわるプロジェクトには、タスクに対して強固なアクセスコントロールを提供します。これにより、関係者のみにタスクを公開したり、ボードの公開範囲を制限したりすることができるのです。チーム外のメンバーには閲覧権限のみを付与するといったセキュリティを確保したうえで情報公開も可能です。セキュリティレベルを維持しながら、プロジェクトに役立つ情報公開により円滑なプロジェクトの進行を実現できるでしょう。
タスク管理ツールとして無料で使うことができる
分かりやすくで見やすいインターフェースと優れた機能性をもつ「Trello」を無料で使うことができる点は、大きなメリットの1つであると考えてよいでしょう。
しかも、ボードやリスト、メンバーは無制限で追加可能です。「Power-Up」がボードにつき1つのみしか追加できない点やアクセスコントロールなどのセキュリティ機能は追加されませんが、ドラッグアンドドロップによるタスク管理は健在です。
個人のみならず小規模プロジェクトであれば十分に「Trello」の機能を堪能することができるはずです。フリーランスのタスク管理ツールとしても活用していくことができるでしょう。
徹底調査でわかったTrelloを使うべき人・会社
使いやすく親しみやすいインターフェースと豊富な機能性を併せもつ「Trello」ですが、特にどのような人・会社に向いているのでしょうか。具体的な業種・職種とそのメリットを紹介します。
フリーランス
数多くの導入実績が物語るように、「Trello」は多くの個人ユーザにも支持されています。自分がこなすべきタスクを管理するタスク管理ツールとして使うことができ、個人使用での使い勝手が大変良いです。そのため、フリーランスとして活躍をしている方にとっては役に立つツールだといえます。
やり忘れや納期遅れは、フリーランスにとっては致命的な結果になりかねません。次の契約を取ることが困難になることも多いはずです。だからこそ、見やすいインターフェースでいつでもどこでも簡単にタスク管理できる「Trello」は、フリーランスにとってはなくてはならないものになるはずです。タスクごとに必要なファイルやURLリンク先、チェックリストを登録しておけば仕事の効率アップにつなげることもできるでしょう。
ソフトウェア開発会社
「Trello」は、プロジェクト型で進めるソフトウェア開発のサポートに力を発揮します。標準機能でも、プロジェクト進行に役立つ充分な機能が備わっています。プロジェクトメンバーのタスクの進行状況や仕事の実施状況は見える化されるとともに、プロジェクト全体の進捗も把握することができます。タスクベースのコメント機能を使えば、コミュニケーションも円滑化できるでしょう。
しかし、「Trello」が発揮するのはこうした標準機能だけではありません。「Power-Ups」を使えば、「GitHub」といった開発プラットフォームや「JIRA」などの他のプロジェクト管理ツールと連携が可能です。アジャイル型のソフトウェア開発手法をとる場合でも、スムーズなプロジェクト進行の実現に一役買ってくれるでしょう。
社内プロジェクトチーム
関係部門から担当者がアサインされて立ち上がる社内プロジェクトチーム。従来であれば、品質管理や新商品開発といった性質が大きかった社内プロジェクトチームですが、働き方改革への注目もあって業務改善や生産性向上といった目的で立ち上がるプロジェクトチームも増えてきました。
しかし、業務で忙しいプロジェクトチームのプロジェクト管理を実践に移していくことは容易ではありません。しかも短期間で解散する社内プロジェクトチームのために、システム投資をしてプロジェクト管理ツールを導入するのが現実的ではないのも事実なのです。
こんな場合でも「Trello」は、無料でも使える手軽さと誰でも使える操作性で社内プロジェクト管理をサポートしてくれるでしょう。有料版であるBusiness Classic版を使えば、セキュリティ面も心配する必要ありません。
マーケティング・広告代理店
マーケティング会社や広告代理店は、仕事をプロジェクト単位で動かすことが多いため「Trello」を活用しやすい業態であるといえるでしょう。しかも、プロジェクトメンバーは営業から開発、デザインといったさまざまな部署がかかわり、場合によっては外注先との密接な連携も必要になるはずです。どんな職種の方でも簡単に使えるインターフェースを持つ「Trello」はプロジェクトメンバーに抵抗なく受け入れられやすいでしょう。
「Trello」の特長の1つに豊富な色使いがあげられます。ボードには色を使って情報を識別できるほか、タスクにもラベルで色づけすることができます。「Trello」の場合、ボードに色以外に画像を使うことができるので、毎日使うプロジェクト管理ツールがおしゃれに早変わりします。プロジェクトを象徴する画像をデザイナーに作ってもらってボードに設定すれば、メンバーが気持ちよく仕事を進めることにつながるのです。
Trelloの料金プラン
「Trello」は基本機能であれば、ボード、カード、リスト、メンバーなどを無制限に追加でき、これを無料で使うことができます。
そのほかに、1人あたり9.99ドル/月のBusiness Class版、1人あたり20.83ドル/月のEnterprise版が用意されています。Business Class版ではセキュリティ機能が強化され「Power-Up」が無制限で使えます。Enterprise版になれば、2段階認証やSAML認証などセキュリティがさらに強化されるため、大企業でも十分に使うことができるでしょう。
Trelloの導入実績・効果
「Trello」が持つ豊富な機能やを理解できたでしょうか。「Trello」は多くのユーザーに支持されていますが、使うべき会社や人を選ぶのも事実です。実際にの導入事例を紹介し、その利便性についてより深く解説します。
株式会社エウレカ
恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」やカップル向けコミュニケーションアプリ「Couples」の運営を行う、株式会社エウレカ。東京都港区で事業展開し、130名の社員を抱えています。
「Trello」は主に、「Pairs」や「Couples」の開発チームで利用されています。開発チームでは、バックログを3種類に分類。ログに応じたタスク管理によるプロジェクトをマネジメントしているのです。特に「Trello」は、各チーム単位でのタスク管理にかんばん方式を活用。「Trello」のもつインターフェースを最大限に活用しています。開発現場が使いやすいように、自由に「Power-Up」を使った機能アップをおこない、チームが使いやすいプラットフォームに進化させているのです。
「Trello(トレロ)」の変わった使い方では、オフィス移転プロジェクトに活用したことです。一大プロジェクトとしてタスク管理することで、雑多な作業も多いオフィス移転も、漏れなくメンバーを割り当てて確実にタスクをこなすことができました。
Kickstarter
Kickstarterはクリエイティブなアイデアを実現するために生まれたグローバルコミュニティです。アーティストたちのクリエイティブなアイデアを実現させるために世界中で活動をしています。
「Trello」は、Kickstarterで活動する複数のプロジェクトチームが、アーティストたちの夢を実現するためのプラットフォームとして利用されています。
Kickstarterのマーケティングチームは、開発からサポート、コンテンツ作成までチーム間の密接なコラボレーションが必要です。しかし、Kickstarterの開発チームは世界中に散らばっています。こうした状況でも進捗状況を開始し、スケジュールを可視化することができるのです。「Trello」を使えば、ボード上で共同作業を行うこともできます。
「Trello(トレロ)」というプラットフォームは、Kickstarterのアーティストたちの夢を実現へと導くツールだといえるでしょう。
まずはTrelloの無料体験を
「Trello」は基本機能だけであれば無料で使うことができます。基本機能だけでも十分に
「Trello」がもつ使いやすいインターフェースを堪能できます。まずは無料で使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の調査で分かったことは「Trello」が、使いやすく親しみやすいインターフェースと豊富な機能性を併せもつプロジェクト管理ツールで、個人から小規模プロジェクト、そして大規模プロジェクトまで幅広いユーザが使うことができるということです。
標準機能だけでもかんばん方式の表示方式や、タスクベースでの情報共有機能などプロジェクト進行に役立てる機能が豊富にそろいます。「Power-Up」や外部アプリケーション連携を使った拡張性も特長で、プロジェクトチームが自分たちの使いやすいプラットフォームにカスタマイズできることは魅力です。
プロジェクト管理ツールはSaaS型クラウドの普及に伴い、ワールドワイドに展開して実績豊富な海外ベンダーに加えて国産ベンダーも数多く参入しています。しかし、1つ1つのプロジェクト管理ツールには個性があり、使うべきユーザや会社を選ぶため、ツールの選定は簡単ではないのです。PRONIアイミツでは、さまざまな条件でプロジェクト管理ツールを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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