Wrike(ライク)の評判と実態|15個のプロジェクト管理ツールを試してわかった本当のおすすめ
プロジェクト管理ツール「Wrike(ライク)」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや「Wrike(ライク)」の使い方も網羅。この記事だけで、「Wrike(ライク)」の全てが分かります。
- <総評>Wrikeは現場のニーズから生まれたプロジェクト管理ツール
- Wrikeとよく比較されるサービス
- 1.Wrikeの6つのメリット
- 2. 徹底調査でわかったWrikeを使うべき人・会社
- 3.Wrikeの料金プラン
- 4.Wrikeの導入実績・効果
- 5. まずはWrikeの無料体験を
- 6. まとめ
プロジェクトと一口にいってもその進め方は千差万別です。小規模プロジェクトもあれば、複数の企業が参加する大規模プロジェクトもあります。企業における事業の進め方自体がプロジェクト中心となっている場合もあれば、企業内の何らかの課題を解決するための社内プロジェクトもあるでしょう。
こうした様々なプロジェクトの管理を支援するのが、プロジェクト管理ツールです。プロジェクトの多様性に合わせてプロジェクト管理ツールも多様性を持っているのです。
今回ご紹介するプロジェクト管理ツールは「Wrike(ライク)」です。SaaS型クラウドの普及により国境を越えて様々なツールを使うことができるようになりました。「Wrike」もまた海外発のプロジェクト管理ツールです。
「Wrike」は米国カルフォルニア州で2007年頃から提供されています。スケジュールの進捗管理や共同作業に強みをもつといわれますが、実際にどのような特徴がでしょうあるか。ここでは、徹底調査から分かった「Wrike」の機能や特徴について詳しく解説します。
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<総評>Wrikeは現場のニーズから生まれたプロジェクト管理ツール

「Wrike」は、SaaS型サブスクリプションモデルで提供されるプロジェクト管理ツールです。
webブラウザだけではなくiPhoneやAndroidアプリで操作が可能なため、利用する情報端末を選びません。
「Wrike(ライク)」の特徴は、無料で使える豊富な標準機能です。
タスク管理機能はかんばん方式でプロジェクトの進捗状況を管理できるだけではなく、ガントチャート機能ももちます。その他にもテーブル表示にダッシュボード、レポート機能と豊富にそろっています。
有料版は1人あたり月額9.80ドルからという価格設定ですが、無料版よりもさらに現場のニーズに密着しています。その使い勝手の良さを受け「Wrike」は、Googleやティファニーといった名だたる企業が導入しています。
こうした点からも、「Wrike」は小規模プロジェクト、そして大規模プロジェクトまで幅広い仕事の進め方を支援するツールであるといえるのです。
他のプロジェクト管理ツールと比べてどうなのか
「Wrike」を他のプロジェクト管理ツールと比べても、数多くの高性能なシステムを備えているツールだといっていいでしょう。
使いやすいタスク管理機能のほかにスケジュール管理機能、コラボレーション機能、必要な状況を見やすく表示するダッシュボード機能やレポート機能までが搭載されています。多くのプロジェクト管理ツールの場合、これだけの機能を使うためには、外部アプリケーション連携やその他の機能アップが必要です。標準でも豊富な機能を持つ点は、「Wrike」がもつ他のプロジェクト管理ツールにはない点であるといえるのです。
また、標準機能にはない機能については外部アプリケーション連携で補うこともできます。プロジェクトの性質に合わせて最適なツールにカスタマイズしていくことを実現します。
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Wrikeとよく比較されるサービス






1.Wrikeの6つのメリット

機能性に優れプロジェクト管理に特化している「Wrike」。ここでは、そのメリットを6つに分けて説明します。
1-1. 分かりやすい親しみやすいインターフェース
機能が豊富でプロジェクト進行に役立てることができる「Wrike」は、使いやすく親しみやすいインターフェースをもっています。
かんばん方式におけるタスクのプロセス移動はドラッグアンドドロップで簡単操作、ガントチャートにおいてもスケジュール変更はマウス操作で実施できます。トップ画面には、タスク管理や受信トレイ、ダッシュボードといった必要機能がそろうため、自分がやるべき仕事を把握するのも簡単です。
iPhoneやAndroidアプリとしても提供されるため、スマホでもその使いやすいインターフェースにより「Wrike」を利用することができます。
1-2. さまざまなテンプレートやチュートリアル
「Wrike」は、他のSaaS型プロジェクト管理ツールと比較すると、機能数が多く、一見使い方が複雑なように見えるでしょう。それらを簡単にを使うためテンプレートが豊富に用意されており、管理作業を軽減することができます。
その他にも、いたるところに動画のチュートリアルが用意されているため、参考にしながら機能を使うことができるでしょう。動画のチュートリアルは英語ですが、日本語字幕もついているため英語が苦手な方でも参考にできます。さらに細かい機能は、オンライントレーニングや「Wrike」のコミュニティも用意されているので、その使い方も比較的簡単に見つけることができるのです。
1-3. 仕事の進め方に沿ったタスク管理機能
プロジェクト管理システムの中心的な役割を担うのは、タスク管理機能だといわれています。「Wrike」はそのタスク管理において、大変優秀な機能をもっています。
登録したタスクは、かんばん方式だけではなくガントチャート、そしてテーブル表示が可能です。
かんばん方式は、それぞれのタスクがどのようなステータスにあるのか一目で確認できます。
ガントチャート方式を使えば、納期と比較してどのような進捗状況なのか一目瞭然です。
そして、テーブル表示をすればタスク一覧を納期と担当者とあわせて一覧表示できるのです。
タスクにはサブタスクやファイル添付、そしてほかのタスクとの依存関係も登録できるため、タスクをこなすために必要な情報を一元管理できるでしょう。
1-4. 仕事の状況を可視化できるダッシュボード
「Wrike」には、各プロジェクトメンバーが自分が見やすい情報を見やすいようにカスタマイズして表示できるダッシュボード機能をもちます。ダッシュボード機能を使えば、「期限切れのタスク」「今日/今週実行するべきタスク」をはじめ9つのダッシュボードを作ることができます。
さらに、作成したダッシュボードを、他のプロジェクトメンバーとも共有できることも「Wrike」の強みだといえます。共有機能を使えば、プロジェクトの進捗会議に出席できなかったメンバーとも、重要なプロジェクトのグラフやタスクの進捗状況、リアルタイムのアップデートなどを共有することが可能です。
1-5. 強固なセキュリティ機能
「Wrike」は、強固なセキュリティ強度を持つデータセンターで運用されています。様々なセキュリティに関する認定を受けており、厳格なプロセス管理が施されいます。
「Wrike」の機能面でも強固なセキュリティが実装されています。まずは認証機能です。パスワード以外にも認証要素を追加する2要素機能を提供します。その他にもSSOを実現するSAML機能や、GoogleやMicrosoftのクラウドアプリケーション統合に加え、ActiveDirectory認証にも対応しています。
さらに、アクセスコントロール機能も強力です。所属するグループや役割にもとづいて、必要な情報のみを共有する環境を提供することができます。
1-6. プロジェクトマネージャーのための豊富な機能
プロジェクト管理を円滑に行うために、プロジェクトマネージャーが大きな役割を果たします。そのために必要な機能を「Wrike」はスケジュール管理機能として備えています。
タスクの完了度を入力すると、プロジェクトの進捗度が数字で把握できます。
その他にも、コラボレーション機能はわずらわしいメール管理から解放され、プロジェクト管理ツールだけでメンバーとのコミュケーションを活発化することができます。
そして、ワークフロー機能は、仕事を進めるうえで必要なプロセスにワークフローを導入し、責任の所在を明らかにすることに役立てることができるのです。
2. 徹底調査でわかったWrikeを使うべき人・会社

プロジェクト管理に必要となる機能は一通りそろっている「Wrike」。
Businessプラン以上であれば工数管理機能まで提供する「Wrike」ですが、どんな人や会社に向いているのでしょうか。具体的に解説していきます。
2-1. プロジェクトマネージャー
プロジェクトチームを組織的に機能させ、効率的に作業を進められるように管理するプロジェクトマネージャーは、プロジェクト成功のカギを握る存在です。「Wrike」はこのようなプロジェクトマネージャーを強力に支援する機能を提供します。
リアルタイムのレポーティング機能は、プロジェクトの予実管理を可能とし、プロジェクトの進捗状況を可視化して計画と実績をつなげることができます。納期ベースの進捗の把握だけではなく、工数や原価ベースでも把握できるため早期に赤字プロジェクトの芽をつぶすことができます。
コラボレーション機能を使えば、プロジェクトメンバーとの意思相通の円滑化にもつながります。プロジェクトメンバー間の活発なコミュニケーションは、仕事をしやすい環境づくりにも役立てることができるでしょう。また、プロジェクトメンバーの負荷を把握して平準化することは、プロジェクトメンバーの公平性や納得性を通じてモチベーション向上にもつながるはずです。
2-2. マーケティングチーム
仕事をプロジェクトとして受注し、プロジェクトチームで作業を進めることが多いマーケティングチームに対し、「Wrike」は仕事を効率化するためのさまざまな機能を提供します。
リアルタイムのレポート機能は、プロジェクトの進捗状況を簡単に把握できるため、プロジェクトチーム全体の負荷の再配置などを通じて微調整しながらプロジェクトを進めることができます。タスク担当者にはタスクを開始する時期を通知することができるので、仕事のやり忘れを防止することもできます。
コラボレーション機能は、プロジェクトメンバー間のコミュニケーションを活発化させることができるため、キャンペーン開発に向けて必要な情報共有をしながら効率よく仕事を進めることができるでしょう。ガントチャートによるタスク表示は納期管理を強力にサポート。しますイベントや各種リリースの納期から逆算したタスクのスケジューリングと作業の割り振りを効率よく進めることができるのです。
2-3. 創造的な活動をするデザイナー
「Wrike」のシステムは、チームで創作の仕事をするデザイナーが効率的に仕事を進められるものだといえます。その理由としてはAdobe® Creative Cloud®の拡張機能を組み込んだソリューションであることが大きいです。Adobe®製品によるファイルデータに対し、コメントの登録や返信、アップロードやバージョン管理まで使い慣れたツールから行うことができます。
チームとしてプロジェクトを進める以上、他のメンバーの状況が自分の仕事にも影響を与えることもあります。「Wrike」を使えばメンバーの進捗状況が見える化されるため、効率良く自分の仕事を進めることが可能です。
当然、デザイナーによるプロジェクト管理においても、リリースに向けて厳格な納期管理が求められますが、こうした点においても「Wrike」のもつガントチャート機能が強力に支援してくれることでしょう。
2-4. 商品開発チーム
複数の部署のメンバーや社外のメンバーが参加する商品開発チームも、「Wrike」の強みを活かすことができるでしょう。
ウォーターフォールモデルではなく、近年増加傾向にあるアジャイル型のフレームワークを採用する場合でも「Wrike」の威力を最大限発揮することができます。
商品開発において、納期管理は厳しく行われます。守るべきリリース時期にもとづき、必要なタスクをプロジェクトメンバーに的確にアサインし、割り振って仕事を進めることができます。作業負荷はリアルタイムに把握できるため、負荷の平準化により商品開発のスピードを上げることが可能です。
3.Wrikeの料金プラン

「Wrike」は基本機能を無料で使うことができます。ユーザー数は無制限です。
その他に、200ユーザーまで使える1人あたり9.80ドルのProfessional版、カスタマイズ機能やレポート機能が付与され200人まで使える一人あたり24.80ドル/月のBusiness版が用意されています。
さらに、ユーザー数無制限で使えるMarketing版、Enterprise版の準備もあるため大規模プロジェクトでも検討することが可能です。
4.Wrikeの導入実績・効果

プロジェクト管理に役立つ多くの機能を持つ「Wrike」を、企業はどのように活用しているのか。具体的に導入事例を紹介します。
4-1. Airbnb, Inc.
Airbnb(エアビーアンドビー)はシェアリングサービスにより、いわゆる「民泊」を世界中に広げた会社で、米カルフォルニア州から世界中で事業展開しています。
Airbnbはプロジェクトを進めるにあたり、巨大なスプレッドシートを共有して活用していました。しかし、何百ものユーザーが1つのスプレッドシートを共有するというやり方には限界がありました。スプレッドシートがユーザー数の同時アクセスに耐え切れず頻繁にクラッシュしていたのです。
そこで、Salesforce、Google Drive、Gmailと連携可能なプロジェクト管理ツールの導入に乗り出します。急激に増加するプロジェクトメンバーに耐えうるスケーラビリティも必要でした。「Wrike」導入の決め手はそのスケーラビリティにあったといいます。
「Wrike」を導入し様々な機能を使いこなせるようになると、プロジェクトの効率性は劇的に進化します。特にコラボレーション機能でサービスチームの業務スピードがアップしました。その他にも、ダッシュボードやレポートを使ったプロジェクトの状況の可視化は、チーム間の引き継ぎに活用されています。
4-2. 株式会社グリフォン
株式会社グリフォンは、100人ほどの従業員を抱える東京都渋谷区にあるゲーム開発会社です。「アイドルうぉーず」などのオンラインゲームを提供してきました。
従来は、各チームがそれぞれ異なるシステムを使ってプロジェクトの進捗管理を行っていました。当然、プロジェクト全体での進捗の把握は容易ではありませんでした。そこで全社統一のプラットフォームの構築を目指し、プロジェクト管理ツールの導入を検討します。しかし、導入検討したプロジェクト管理ツールは情報共有が難しいうえに、作業の進捗状況が一目で把握できず部署を超えた共同作業でタスクを進めることもできなかったといいます。
「Wrike」導入の決め手は、他のツールとの連携のしやすさと迅速なサポートでした。タスクビューはプロジェクトマネージャーが進捗やメンバーの負荷状況を把握するために最大限活用され、ダッシュボードは会議で状況を共有するために使われています。「Wrike」を使うことでタスク管理のコストを下げながら、チームによるコラボレーションを後押しし、作業のプロセス可視化を実現できたのです。
5. まずはWrikeの無料体験を

「Wrike」は、5ユーザーまでであれば基本機能を無料で使うことができます。それだけではなく、機能追加されたProfessional版、Business版、Marketing版、Enterprise版もそれぞれ無料トライアルが可能です。
プロジェクト管理ツールの導入を検討しているのであれば、まずは活用してみてはいかがでしょうか。
6. まとめ

今回の徹底調査で分かったことは「Wrike」が、使いやすいインターフェースによってプロジェクトに役立つ豊富な機能を提供する高性能管理ツールであるということです。
タスク管理機能1つとってもかんばん方式からガントチャート、テーブル表示とさまざまな表示機能を持ち、レポート機能ももっています。どのようなプロジェクトも円滑に進めることができるプラットフォームとして、なくてはならない存在となるでしょう。
プロジェクト管理ツールは、優れたインターフェースをもち、いつでもどこでも使える利便性により急速に普及しています。
プロジェクト管理ツール自体も様々ものが登場しており、海外ベンダーも参入して幅広い選択肢があります。
最適なプロジェクト管理ツールを選定するために、今回の記事も参考にしてみてください。