メール配信システムを徹底比較!課題別おすすめ13選
メール配信は顧客接点として重要である一方、「作業の属人化」「効果が見えにくい」「思うように成果が出ない」といった課題が表面化しやすい領域。UIの使いにくさや手作業の多さ、誤配信リスクなどが重なると、施策が定着せず改善も進みにくくなります。こうした課題を解決するには、目的に合った機能を備えたツールを選び、比較検討しながら導入を進めることが鍵。
本記事では、「定着しない」「費用がネック」「効果が見えない」「作業が大変」といった悩み別に、重視すべき比較ポイントを整理。あわせて、目的別におすすめのメール配信システムも紹介し、自社に最適な選び方をサポートします。
メールマーケティング・エバンジェリスト
安藤 健作
大手SaaS企業でメール配信事業を統括し、上場企業CMOを経て2024年に合同会社エスプーマを設立。メールマーケティングの第一人者として講演 …続きを見る
大手SaaS企業でメール配信事業を統括し、上場企業CMOを経て2024年に合同会社エスプーマを設立。メールマーケティングの第一人者として講演・執筆多数。著書に『メールマーケティングの教科書』『BtoBマーケティングの基礎知識』。 合同会社エスプーマ
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- メール配信システムとは?
- 【課題別】メール配信システムの選び方・比較ポイント
- 【比較表】メール配信システム
- 使いやすいUIのメール配信システムおすすめ3選
- 無料・格安で導入できるメール配信システムおすすめ5選
- 効果測定・分析に強みのあるメール配信システムおすすめ2選
- 自動化・ステップメールに強みのあるメール配信システムおすすめ3選
- メール配信システムを導入するメリット
- まとめ:配信の手間とムダを減らし、成果を最大化しよう
メール配信システムとは?
メール配信システムとは、企業や団体が多数の宛先に対し、一括で情報を届けるために活用する専用ツールです。主にメルマガの定期配信や、イベント・セミナーの告知、キャンペーンのお知らせ、フォローアップなど、業務やマーケティングの場面で幅広く利用されています。
単にメールを送るだけでなく、日時を指定しての配信予約、読者ごとのステップメール、開封・クリックといった反応の可視化、ターゲット別の絞り込み配信など、業務を効率化する機能が充実。顧客リストの管理から効果測定まで一貫して行える点が特徴で、属人的な作業を減らしながら、メール施策の精度を高めたい企業にとって心強い仕組みです。
Gmail(一般的なメーラー)との違い
GmailやOutlook(一般的なメーラー)は、日常的なやり取りには便利ですが、大量のメール配信には不向き。例えばGmailでは、1日に送信できる件数に上限があり、配信先が多い場合は途中で止まってしまう可能性があります。また、BCCで一斉送信を行うと誰に届いたか管理しづらく、配信ミスや情報漏えいのリスクも高まります。
一方、メール配信システムは大量配信を前提に設計されており、専用の配信エンジンによって高い到達率を実現します。さらに、送信先ごとに名前や属性を差し込むパーソナライズ、配信後の開封やクリックの効果測定など、マーケティングに必要な機能が揃っている点が大きな違いです。
他マーケティングツール(MA・CRM)との違い
MAツールは、ユーザーがWeb上で行った行動やスコアリングの結果に基づき、配信するタイミングやコンテンツを自動で調整できる点が特長です。メールは単独で使用されるのではなく、Web上のバナー表示や広告配信と連動し、あらかじめ設計されたシナリオの一部として活用されます。
CRMは顧客の氏名、企業情報、購入履歴、問い合わせ対応履歴などを一括で管理するためのツールです。CRMにもメール送信機能が含まれていることがありますが、その多くはリマインド通知やフォローアップといった既存顧客への連絡が目的。柔軟な施策設計や配信効果の詳細な分析にはあまり向いていません。
それに対し、メール配信システムは、ステップメール、A/Bテスト、配信エラー検出、スパム判定対策など、メールマーケティングに必要な機能を中心に構成されています。大量のメールを効率よく確実に届けたい企業に、特におすすめです。
単体システムは専門性が高く、配信速度や迷惑メール対策などで性能が優れる傾向にあります。求めるレベルや運用リソースによっては、MAツールとは別に専門システムを検討する価値は大きいでしょう。
【課題別】メール配信システムの選び方・比較ポイント
本章では、メール配信システムを選ぶ際によくある悩みに対して、どのような視点で比較・検討すればよいかを解説します。
- 定着するか不安:誰でも使いやすいUIやサポート体制を比較
- 費用面がネック:無料プランや低価格の料金体系を比較
- 配信効果が見えない:効果測定やレポート機能を比較
- 作業の手間が大きい:自動化機能や配信設定の柔軟性を比較
定着するか不安:誰でも使いやすいUIやサポート体制を比較
メール配信システムを導入しても、操作が複雑だったり、社内に定着しなければ意味がありません。特に、ITツールに不慣れな社員が多い企業や、配信業務を兼務している担当者が使うケースでは、直感的なUIと手厚いサポートが重要な比較ポイント。
「管理画面がわかりやすいか」「テンプレート作成が簡単か」「サポートの対応が早くて丁寧か」を、無料トライアルで確認しておくと安心です。システム導入後、すぐ業務に組み込める操作性であることが、システム選びの失敗を避けるカギになります。
メールマーケティング・エバンジェリスト
安藤 健作のコメント
費用面がネック:無料プランや低価格の料金体系を比較
コストを抑えてメール配信システムを導入したい企業は、無料プランの有無や費用相場を把握しておくことが大切です。下位プランの料金は、月額2,000円〜5,000円程度が目安。機能は一斉配信やリスト管理など、基本操作に絞られていることが一般的です。
| 製品例 | 料金 | 配信数・アドレス数の特徴 |
|---|---|---|
| WiLL Mail | 4,000円(税抜)〜 | 配信数:配信数ごとに料金が変動 アドレス数:要問合せ |
| blastmail | 4,000円(税抜)〜 | 配信数:無制限 アドレス数:5,000件〜 |
| SendGrid | 3,000円(税抜)〜 | 配信数:5万通 アドレス数:不明 |
| Cuenote FC | 5,000円〜 | 配信数:無制限 アドレス数:2,000件 |
※上記は下位プランの料金です
「配信数は無制限」とあっても、登録できるアドレス数に上限があるシステムは多いです。逆に、配信数は制限があるものの、登録アドレス数の上限が比較的多めに設定されているプランもあります。中には、登録アドレス件数に応じ、配信数が段階的に変動する課金体系を採用しているシステムも見られます。月額料金だけでなく、配信数・登録数の上限や細かな制限まで確認しておくと、自社に合った運用がしやすくなります。
また、一部製品では無料プランも用意されており、配信数やリスト件数に制限はあるものの、コストをかけずに試せるのが魅力です。小規模な運用やトライアル利用にはおすすめです。
メールマーケティング・エバンジェリスト
安藤 健作のコメント
メール配信システムは比較的乗り換えやすいので、最初の選択にこだわりすぎず、状況に応じて柔軟に見直すことをおすすめします。
配信効果が見えない:効果測定やレポート機能を比較
ただメールを送るだけでは、開封されているのか、どのリンクがクリックされたのかといった配信効果が把握できません。そこで注目すべきなのが、開封率・クリック率を自動で可視化できるレポート機能や、件名・配信タイミングによるA/Bテスト機能など、分析・改善を支える機能の有無。
「配信後の数値がグラフや一覧で確認できるUIか」「どのくらいの粒度で効果測定ができるか」も、選定の判断基準になります。効果をなんとなくで終わらせず、数値で改善を回していきたい方は、分析機能の充実度を必ず比較しましょう。
メールマーケティング・エバンジェリスト
安藤 健作のコメント
また、メールのコンテンツ内にクリック箇所が複数ある場合、それぞれのクリック数が見えないシステムだと、どこがクリックされたのか分からず施策の評価が難しくなります。そのため、リンクごとのクリック数が見られるかも確認するとよいでしょう。
作業の手間が大きい:自動化機能や配信設定の柔軟性を比較
配信作業に毎回時間がかかっている企業は、メール配信業務の自動化がカギ。ステップメール機能を活用すれば、あらかじめ決めたスケジュールやユーザーの行動に応じて、自動的にメールを送信できます。
また、特定条件で対象を分けるセグメント配信や、トリガー設定による行動ベースの配信など、どこまで柔軟に設定できるかも重要なポイント。細かくシナリオ設計できるメール配信システムであれば、運用負荷を大きく減らせます。実際の業務フローをもとに、自社にとって必要な自動化レベルが満たせるかを見極めましょう。
メールマーケティング・エバンジェリスト
安藤 健作のコメント
この機能があれば、読者は必要な情報だけを受け取れるようになり、配信側はリスト維持につながります。読者と配信側の双方にメリットがあるため、ツール選定でぜひ確認しましょう。
メール配信システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったメール配信システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】メール配信システム
おすすめのメール配信システムを、配信可能なメール通数や登録できるアドレス数の上限で比較します。
| システム名 | 料金プラン(下位プラン) | 配信数・登録アドレス数 |
|---|---|---|
| 配配メール | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
・配信数:無制限 ・登録アドレス数:要問合せ |
| blastmail | 初期費用:10,000円〜 月額料金:4,000円〜 ※税抜 |
・配信数:無制限 ・登録アドレス数:5,000件まで4,000円 |
| WiLL Mail | 初期費用:無料 月額料金:4,000円〜 ※税抜 |
・配信数:要問合せ ・登録アドレス数:要問合せ |
| オレンジメール | 初期費用:12,800円〜 月額料金:2,000件まで2,980円〜 ※税抜 |
・配信数:無制限 ・登録アドレス数:2,000件まで2,980円 |
| める配くん | 初期費用:8,000円〜 月額料金:1,980円〜 ※税抜 |
・配信数:30,000件 ・登録アドレス数:5,000件 ※ライトプランの場合 |
| まぐまぐ! | 初期費用:無料 月額料金:無料 ※有料メルマガは売上の50%が発行者の収入 |
・配信数:無料メルマガは1日5回まで 登録アドレス数:要問合せ |
| SendGrid | 初期費用:要問合せ 月額料金:5万通3,000円〜 ※無料プランあり |
・配信数:5万通3,000円 ・登録アドレス数:要問合せ |
| MailChimp | 初期費用:要問合せ 月額料金:500件の連絡先につき3,111.96円 ※無料プランあり |
・配信数:要問合せ ・登録アドレス数:500件の連絡先につき3,111.96円 |
| Cuenote FC | 初期費用:30,000円〜 月額料金:5,000円〜 |
・配信数:無制限 ・登録アドレス数:2,000件〜 |
| Synergy! | 初期費用:118,000円〜 月額料金:月 20,000 円~ ※メール配信システム利用は別途初期費用+30,000円、月額料金+10,000円(税抜) |
・配信数:要問合せ ・登録アドレス数:要問合せ |
| 配配メール Bridge | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
・配信数:無制限 ・登録アドレス数:要問合せ |
| Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot) | 初期費用:要問合せ 月額料金:150,000円/組織※年間契約の場合 |
・配信数:無制限 ・登録アドレス数:要問合せ |
| WEBCAS e-mail | 初期費用:30,000円〜 月額料金:10,000円〜 |
・配信数:ASP型は制限あり、それ以外のプランは無制限 ・登録アドレス数:要問合せ |
メール配信システムは、料金体系や配信数・登録アドレス数の条件が大きく異なることが分かります。低価格で始められるサービスから、マーケティングオートメーション機能を備えた高額な製品まで幅広く、用途や企業規模によって選定が重要です。配信数無制限の製品も多く、コストパフォーマンスの差が明確に表れています。次章では、こうした違いを踏まえつつ、各製品の特徴をより詳しく紹介します。
使いやすいUIのメール配信システムおすすめ3選
メール配信システムは機能だけでなく、直感的に使えるUIやサポートの充実度が、運用の定着に大きく関わります。本章では、専門知識がなくても安心して使い始められる、使いやすさに優れたおすすめのシステムを厳選して紹介します。
- 配配メール
- ブラストメール(blastmail)
- WiLL Mail
配配メール
配配メールとは、株式会社ラクスが提供するメール配信システム。専門知識がなくても安心して使い始められる、使いやすさに優れているのが特徴です。導入実績は10,000社以上にのぼり、直感的なUIとドラッグ&ドロップ操作でHTMLメールを簡単に作成できます。
セグメント配信やステップメール、効果測定など基本機能も充実しており、メールマーケティングのPDCAを一元管理可能です。kintoneやSalesforceとの連携により、既存の顧客データを活用したターゲティング配信にも対応しています。
さらに、24時間365日の監視体制や迷惑メール対策も整備されており、安定した配信環境が確保されています。商談化を支援する「配配メールBridge」といった拡張機能も用意されており、目的に応じた活用ができます。
主な機能
ブラストメール
ブラストメール(blastmail)とは、株式会社ラクスライトクラウドが提供するメール配信システム。導入実績は25,000社以上、14年連続で導入数No.1という実績があり、初めてメール配信を行う企業でも導入しやすい点が支持されています。
HTMLやデザインの知識がなくても、豊富なテンプレートと直感的な操作画面で、誰でも簡単にHTMLメールを作成可能です。また、配信リストの管理から効果測定までの工程がシンプルに設計されており、業務の効率化にも貢献します。
独自開発の配信基盤による高速配信と高到達率、迷惑メール対策、安心のサポート体制も大きな強みです。
主な機能
WiLL Mail
WiLL Mailとは、株式会社サパナが提供するメール配信システム。累計導入社数は2,700社以上で、直感的な操作が可能なドラッグ&ドロップ式のHTMLメールエディタを搭載し、誰でも簡単にプロフェッショナルなメールを作成できます。
作成したメールはレスポンシブデザインに自動対応しており、スマートフォンでも最適な表示が可能です。配信後は、開封率やクリック率、ヒートマップなどの分析機能を活用して、効果的な改善が行えます。
さらに、配信数に応じて毎月最適なプランを選べる料金体系や、初期費用不要で始められる点も強み。高い配信速度と到達率を誇る配信エンジンや、万全のセキュリティ対策、充実したサポート体制により、初めてメール配信システムを導入する企業でも安心して利用できます。
主な機能
無料・格安で導入できるメール配信システムおすすめ5選
初期費用や月額料金が高くて導入を迷う方には、無料や低価格で始められるメール配信システムがおすすめです。ここでは、費用を抑えながらも基本的な機能をしっかり備えた、コスパ重視のシステムを厳選して紹介します。
- オレンジメール
- める配くん
- まぐまぐ!
- SendGrid
- MailChimp(メールチンプ)
オレンジメール
オレンジメールとは、株式会社オレンジスピリッツが提供するメール配信システムです。読者数2,000件まで使える30日間無料体験や、半年間無料プランがあり、低コストで導入できる点が特長です。
初心者にも優しい操作画面に加え、動画マニュアルやFAQも充実。SPF、DKIM、DMARCなどの認証技術に対応し、高い到達率を実現しています。Gmailにも対応しており、配信エラー時の自動対応機能も完備。コストを抑えつつ確実な配信を行いたい中小企業や個人事業主に適したサービスです。
主な機能
める配くん
める配くんとは、株式会社ディライトフルが提供するメール配信システムです。月額1,980円から始められる、比較的低価格なプランが用意されています。
HTMLメール作成やステップ配信、リターゲティングなどの機能を備えながら、Gmailガイドライン準拠・SPF/DKIM署名標準装備で高い到達率とセキュリティを確保。ChatGPTによる文章自動生成機能も搭載し、コンテンツ作成の効率化にも貢献しています。
さらに24時間のサーバー監視と20年の無事故運用実績により、安心して利用可能です。スタンダード以上のプランでは電話・メールサポート、エンタープライズでは専任担当者のサポートも受けられます。コストと機能のバランスを重視する中小企業・個人事業主におすすめのシステムです。
主な機能
まぐまぐ!
まぐまぐ!とは、株式会社まぐまぐが提供するメールマガジン配信プラットフォームです。個人・企業問わず誰でも無料でメルマガを発行できるのが特徴で、導入費用や管理コストは一切不要です。無料と有料メルマガの両方に対応し、有料メルマガの売上の50%が発行者の収益となります。
決済や配信インフラの運用はまぐまぐ側が担うため、発行者はコンテンツ制作に専念できます。読者数は750万人超、配信到達率も高く、ビジネスや専門知識の発信に適した環境が整っています。
さらに、発行にはガイドラインに基づく審査が設けられ、安全性も確保されています。専用サポート体制も完備されており、導入・運用時の不安にも対応可能。無料で始められる本格的な配信システムとして、多くの利用者に選ばれています。
SendGrid
SendGridとは、株式会社構造計画研究所が提供するクラウド型メール配信サービスです。月額料金無料で導入できるFreeプランでは、1日100通までメールを配信できます。さらにTLS暗号化や二要素認証、IP制限といったセキュリティ機能も標準搭載しており、安心の運用環境を提供します。
月額3,000円からの有料プランでは、HTMLメールの作成、A/Bテスト、パーソナライズ配信などの機能も加わり、より本格的なマーケティング運用が可能に。SPF/DKIM設定やバウンス処理、固定IPの活用によって到達率の向上も図れます。
メール配信をこれから始めたい企業や個人が、コストを抑えて無理なく導入できるサービスです。
主な機能
Mailchimp
Mailchimp(メールチンプ)とは、The Rocket Science Group社が提供するメール配信システムです。 初期費用をかけずに導入できる常時提供の無料プランが用意されており、月1,000通・連絡先500件まで配信可能です。
直感的な操作でメール作成ができ、配信後の開封率やクリック率も自動で分析。顧客セグメントごとに配信内容を出し分ける機能や、SNS広告との連携も可能で、マーケティング施策全体の効率化が図れます。低コストでメール配信を始めたい企業に適した選択肢です。
主な機能
効果測定・分析に強みのあるメール配信システムおすすめ2選
配信後の効果が見えづらいと、改善の方向性もつかみにくくなります。そんな課題を解消するには、分析機能が充実したシステム選びが重要です。ここでは、効果測定やレポート機能に強みを持つおすすめのシステムを紹介します。
- Cuenote FC(キューノートFC)
- Synergy!(シナジー)
Cuenote FC
Cuenote FC(キューノートFC)は、ユミルリンク株式会社が提供するメール配信システムで、効果測定と分析に特化した高性能な機能が特長です。開封率やクリック率を自動で計測・可視化でき、ABテストやステップメールを活用することで、データに基づいた改善が可能です。
さらに、HTMLメールの作成も直感的なエディターでスムーズに行え、作成と分析を一画面で完結できます。毎時1,100万通の高速配信に対応し、Gmailや携帯キャリア宛てにも高い到達率を実現。
クラウド・オンプレミス両対応、配信数無制限プランの柔軟な提供形態に加え、導入時から専任担当者による手厚いサポートも受けられるため、初めての導入でも安心です
主な機能
Synergy!
Synergy!(シナジー)は、シナジーマーケティング株式会社が提供するクラウド型CRMシステム。メール配信機能は効果測定と分析に優れた設計です。
開封率やクリック率の自動計測に加え、ABテストやステップメールによって配信施策の改善が可能。配信結果は一覧表示とプレビューで一目で確認でき、レポート作成もワンクリックで完結します。
HTMLメール作成も簡単な操作で対応でき、分析と制作を一元化。配信時間帯の制御や送りすぎ防止機能など、日本企業に最適な配慮も特徴です。分析を重視したCRM連携型メール配信を求める企業に適しています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
自動化・ステップメールに強みのあるメール配信システムおすすめ3選
配信作業に手間がかかりすぎると、継続的な運用が負担になりがちです。そんな課題を解決するのが、自動化やステップメール機能に優れたシステムです。ここでは、効率的な運用をサポートするおすすめのシステムを厳選して紹介します。
- 配配メール Bridge
- Marketing Cloud Account Engagement(旧:Pardot)
- WEBCAS e-mail
配配メール Bridge
配配メールBridgeは、BtoB商談創出に特化したメール配信システムです。特にステップメール機能やシナリオ配信に強みがあり、見込み客の興味段階に応じた自動アプローチが可能です。
企業リスト作成からメール配信、Web来訪通知、フォーム連携までを一元管理でき、営業の効率化を後押しします。Salesforceやkintoneとノーコードで連携でき、CRMデータの活用もスムーズ。さらに、専任担当者による無償サポートが導入から運用までを支えます。
主な機能
Marketing Cloud Account Engagement
Marketing Cloud Account Engagementとは、salesforceが提供するメール配信システム。顧客一人ひとりの興味や行動に基づいてメールをパーソナライズし、最適なタイミングで配信できる点が特徴です。
さらにAI「Einstein」によりメールの開封やクリックが期待できる時間を自動で判断し、配信精度を高めます。また、メールだけでなく、SNSやモバイルなど複数チャネルと連携しながら、一貫性のあるメッセージを届けられる点も強みです。
主な機能
WEBCAS e-mail
WEBCAS e-mailは、株式会社WOW WORLDが提供するメール配信システム。ステップメールやトリガーメールによる自動配信に対応し、顧客行動に合わせた柔軟なシナリオ設計が可能です。
既存の顧客データベースや外部ツール(MA、CDPなど)と連携し、自動化されたコミュニケーションを実現。毎時1,000万通以上の高速配信性能に加え、開封・クリック・CV分析なども充実しており、効果検証と改善サイクルも効率的に行えます。
クラウドとオンプレミスの選択肢があり、セキュリティや運用体制に応じた導入が可能です。
主な機能
メール配信システムを導入するメリット
手作業によるメール配信は、ミスの発生や作業時間の増加、さらには成果の見えにくさなど、さまざまな悩みの原因になります。こうした課題に対し、メール配信システムの導入は、業務効率の向上と情報発信の戦略化に大きく貢献します。
- 配信作業を効率化し、業務のムダを削減できる
- ターゲットに合わせた配信で成果を最大化できる
- 配信後の効果を「見える化」できる
- ヒューマンエラーを防ぎ、安心できる配信体制を実現できる
配信作業を効率化し、業務のムダを削減できる
メール配信システムを導入する最大のメリットのひとつは、配信作業を自動化できる点。宛先リストの管理や本文の作成、配信スケジュールの設定など、手作業では手間のかかる業務をシステムが代行してくれます。
テンプレートの活用や日時指定による予約配信も可能なため、毎回のメール作成にかかる時間が大幅に削減され、担当者の業務負担を軽減できます。また、特定の担当者に作業が集中する「属人化」を防ぐことで、チーム全体の生産性向上にもつながります。
ターゲットに合わせた配信で成果を最大化できる
ユーザーごとに最適な情報を届けられるセグメント配信機能は、メール配信システムならではの強み。受信者の年齢・性別・地域・行動履歴などのデータをもとに、関心やニーズに合った内容のメールを自動で出し分けることが可能になります。その結果、一斉配信では反応しなかった層にも訴求でき、開封率やクリック率の向上が期待できます。配信の精度を高めたい企業に、このセグメント配信の仕組みは有効です。
配信後の効果を「見える化」できる
メール配信の成果を可視化できる効果測定機能も、配信システムの重要なメリット。多くのメール配信システムには、開封率やクリック数、コンバージョン率などの指標を自動で収集・分析するレポート機能が搭載されています。どの配信が成果を出し、どこに改善の余地があるかを客観的に判断することができ、施策の見直しや次回配信の最適化に役立ちます。データに基づいた改善を重ねることで、メールマーケティングの精度が自然と高まっていきます。
ヒューマンエラーを防ぎ、安心できる配信体制を実現できる
メール配信システムには、誤送信や宛名の入力ミスのヒューマンエラーを防ぐための仕組みが充実しています。例えば、差し込み機能を使えば、受信者ごとに自動で名前を挿入でき、誤記入の心配が減ります。また、配信前にテスト送信を行ったり、内容の最終チェックをしたりすることで、送信ミスのリスクを最小限に抑えられます。こうした機能により、企業としての信頼を損なうことなく、安定した配信運用が実現できます。
まとめ:配信の手間とムダを減らし、成果を最大化しよう
メール配信システムは、単なる一斉送信の効率化にとどまらず、「作業負担の軽減」「効果測定の精度向上」「配信ミスの防止」といった多くの課題解決につながるツールです。ただし、自社に合わない製品を選ぶと、使いにくさや費用負担、運用の定着しづらさといった新たな悩みを招くことも。「操作性」「料金体系」「効果測定機能」「自動化レベル」といったポイントを、課題に応じて見極めながら比較することが重要です。
メール配信システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったメール配信システム(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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