050のIP電話とは?導入メリットやおすすめサービス5選を紹介
「仕事用の電話番号が欲しいけれど、プライベートスマホの番号を使うのは抵抗がある…」。そうお考えで、手軽に取得できる050番号のIP電話を検討していませんか?
そんな方に向けて、本記事では、数あるサービスの中から徹底比較した050のIP電話を紹介。導入するメリットや注意点、失敗しない選び方も解説しますので、ぜひご覧ください。
- 050のIP電話とは
- 050のIP電話サービスの比較表
- 050のIP電話サービスおすすめ5選
- 050のIP電話のメリット
- 050のIP電話のデメリット・注意点
- 050のIP電話の選び方
- 050以外にもIP電話は2種類ある
- まとめ:050のIP電話は手軽に安く電話を導入したい場合におすすめ
050のIP電話とは
IP電話とは、インターネット回線を利用して音声通話を行う電話サービスのこと。従来の固定電話が物理的な電話回線を使うのに対し、IP電話はインターネット回線を使うため、一般的に料金が安く、インターネット環境さえあれば場所を問わずに利用できる点が特徴です。
そのIP電話で使われる番号の一つが「050番号」。この番号は特定の地域に縛られず、主にスマートフォンのアプリを介して利用されます。
050のIP電話がビジネスで選ばれる理由は、そのメリットにあります。月額料金が無料または数百円からと安く、工事不要ですぐに使い始められます。また、国内外どこにいても同じ番号で発着信でき、リモートワークにも最適です。
050のIP電話サービスの比較表
ここからは実際に、050のIP電話サービスを比較します。料金や機能、導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
月4,980円
初期費用 29,800円~
(他4プラン)
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料金
月500円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月3,000円
初期費用 30,000円 |
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スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
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スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
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スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
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スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
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スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
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導入実績社数 27,500社以上 |
導入実績社数 9,300番号 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 ブランドユーザー数約1,500万人 |
特徴はCRMと連携できること。着信時に顧客情報を自動表示し、応対品質を向上させます。料金は、初期費用29,800円、月額4,980円(いずれも税抜)で20名まで利用可能です。
CRM連携といった豊富な機能をこの価格帯で利用できるため、電話業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい企業におすすめです。まずは無料トライアルで、専用のスマートフォンアプリの操作性や実際の通話品質を体験できます。
特徴は、個人のスマホを使いながらも通話料金を公私で自動的に分ける「公私分計」機能です。さらに、万が一の紛失時にも遠隔で電話帳を削除できるセキュリティ機能を備え、安心して利用できます。
無料で通話できる範囲が同一アプリ間だけでなく、楽天モバイルなど提携しているサービスも含まれる点もこのサービスの強み。社用携帯を配布せずにコストを抑えたい企業におすすめです。
特徴は、支払い方式がプリペイド式であること。予めチャージしている分しか利用できないので使いすぎを防げます。また、My050同士なら通話が無料のため、個人で活動しているフリーランスにおすすめです。
契約期間の縛りもないので、コストを管理しながら使いたい場合でも重宝するでしょう。その他、海外の携帯にSMSを送信できるので、海外との簡単なやり取りをしたい場合にも使い勝手の良いサービスと言えます。
固定電話並みの高い音質ながら、市内・市外を問わない全国一律料金がおすすめポイント。また、通話料金は90秒課金制を採用しており、短い通話が多い場合にコストを最適化できます。業界トップクラスの安さで高音質の国際電話も利用可能です。
特徴は、専用アプリをインストールすれば、個人のスマートフォンをビジネスフォンとして活用できること。また、PC・スマホだけでなく、一部の固定電話機も使用できるので、既存の固定電話機を使い続けたい企業にもおすすめです。
トビラフォン Cloudには高性能な迷惑電話フィルタを搭載しており、3万件以上のデータを活用し、押し売りや迷惑電話の可能性がある着信を事前に通知します。この機能により、ユーザーからは「不要な電話対応にかかる時間を減らし、コア業務に専念できるようになった」との声も上がっています。
050のIP電話の導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った050のIP電話(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
050のIP電話サービスおすすめ5選
ここからは、050のIP電話サービスおすすめ5選を紹介します。
- MOT/TEL
- ビジネスLaLa Call
- My 050
- IP-Line
- トビラフォン Cloud
MOT/TEL
「MOT/TEL」は、株式会社バルテックが提供する050のIP電話サービスです。官公庁や上場企業など、累計30,000社以上が導入する品質の高さで評価されています。
特徴はCRMと連携できること。着信時に顧客情報を自動表示し、応対品質を向上させます。料金は、初期費用29,800円、月額4,980円(いずれも税抜)で20名まで利用可能です。
CRM連携といった豊富な機能をこの価格帯で利用できるため、電話業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい企業におすすめです。まずは無料トライアルで、専用のスマートフォンアプリの操作性や実際の通話品質を体験できます。
主な機能
ビジネスLaLa Call
「ビジネスLaLa Call」は、株式会社オプテージが提供する050のIP電話サービスです。普段お使いのスマートフォンに専用アプリをインストールするだけで、仕事用の050番号をすぐに利用できます。
特徴は、個人のスマホを使いながらも通話料金を公私で自動的に分ける「公私分計」機能です。さらに、万が一の紛失時にも遠隔で電話帳を削除できるセキュリティ機能を備え、安心して利用できます。
無料で通話できる範囲が同一アプリ間だけでなく、楽天モバイルなど提携しているサービスも含まれる点もこのサービスの強み。社用携帯を配布せずにコストを抑えたい企業におすすめです。
主な機能
My 050
「My 050」は、ブラステル株式会社が提供する050のIP電話アプリ。海外にいても050番号を取得できます。
特徴は、支払い方式がプリペイド式であること。予めチャージしている分しか利用できないので使いすぎを防げます。また、My050同士なら通話が無料のため、個人で活動しているフリーランスにおすすめです。
契約期間の縛りもないので、コストを管理しながら使いたい場合でも重宝するでしょう。その他、海外の携帯にSMSを送信できるので、海外との簡単なやり取りをしたい場合にも使い勝手の良いサービスと言えます。
主な機能
IP-Line
「IP–Line」は、株式会社プロディライトが提供する050のIP電話サービス。0AB-J番号も発番でき、現在お使いのビジネス用電話番号をそのまま引継ぎ可能です。電話番号を変えたくない場合も安心して移行できる点は強みと言えます。
固定電話並みの高い音質ながら、市内・市外を問わない全国一律料金がおすすめポイント。また、通話料金は90秒課金制を採用しており、短い通話が多い場合にコストを最適化できます。業界トップクラスの安さで高音質の国際電話も利用可能です。
主な機能
トビラフォン Cloud
「トビラフォン Cloud」は、トビラシステムズ株式会社が提供する050のIP電話。オプションを追加すれば市外局番も利用可能です。
特徴は、専用アプリをインストールすれば、個人のスマートフォンをビジネスフォンとして活用できること。また、PC・スマホだけでなく、一部の固定電話機も使用できるので、既存の固定電話機を使い続けたい企業にもおすすめです。
トビラフォン Cloudには高性能な迷惑電話フィルタを搭載しており、3万件以上のデータを活用し、押し売りや迷惑電話の可能性がある着信を事前に通知します。この機能により、ユーザーからは「不要な電話対応にかかる時間を減らし、コア業務に専念できるようになった」との声も上がっています。
主な機能
050のIP電話のメリット
ここからは、050のIP電話のメリットを紹介します。
- 電話番号がスピーディーに手に入る
- 内線通話は無料でかけられる
- 全国一律料金で電話をかけられる
- 仕事とプライベートの電話を分けられる
- オフィスを移転しても電話番号はそのまま
電話番号がスピーディーに手に入る
ビジネスで利用する電話番号をスピーディーに取得できることは、050のIP電話の大きなメリットです。
一般的な固定電話の場合、申し込みから電話回線の工事を経て開通するまで、数週間から1ヶ月かかることも少なくありません。
それに対し、050のIP電話は、Webサイトやスマートフォンアプリから申し込み、本人確認が完了すれば最短即日で番号を発行。物理的な工事が一切不要なため、急いで事業用の電話番号を用意したい場面で役立ちます。
内線通話は無料でかけられる
050のIP電話サービスでは、同じサービスを利用するユーザー同士の通話が無料になるメリットがあります。
この仕組みを「内線」として活用すれば、社内コミュニケーションにかかるコストを大幅に削減可能です。例えば、東京本社と大阪支社の間や、オフィスにいる社員とテレワーク中の社員との間の通話も、すべて無料の内線通話扱いになります。
場所を問わずに内線環境を構築でき、多拠点での事業展開や多様な働き方を支える、費用対効果の高い仕組みと言えるでしょう。
全国一律料金で電話をかけられる
050のIP電話から発信する場合、通話料金が全国一律になります。
従来の固定電話では、通話相手との距離に応じて「市内通話」「市外通話」と料金が変わり、遠方にかけるほど高額になりました。
しかし、050のIP電話から固定電話にかける際の通話料は、距離に関係なく一定です。例えば、東京から北海道や沖縄の相手に電話をかけても、都内の相手にかけるのと同じ料金で済みます。全国に顧客や取引先がいる企業にとって、通信コストを大幅に削減できるでしょう。
仕事とプライベートの電話を分けられる
仕事とプライベートの電話を明確に分けられることも、050のIP電話が持つ大きなメリットです。
プライベートの電話番号を仕事で使うと、休日や夜間でも電話がかかってきたり、プライバシーの面で不安が残ります。
050のIP電話を導入すれば、普段お使いのスマートフォンに専用アプリを入れるだけで、仕事専用の電話番号を持てます。着信もアプリの画面で表示されるため、仕事の電話だと一目でわかり、適切に対応できるようになるでしょう。
オフィスを移転しても電話番号はそのまま
050のIP電話なら、オフィスを移転しても同じ電話番号を使い続けられることもメリット。
市外局番で始まる固定電話番号は、特定の地域に紐づけられています。そのため、市外局番が変わるエリアへオフィスを移転する場合、電話番号も変更せざるを得ません。
一方、050番号は特定の場所に依存しないため、例えば東京から福岡へと拠点を移しても同じ番号を継続できます。顧客への番号変更の通知や、名刺・Webサイトの修正といった手間やコストを削減し、事業の成長や変化に柔軟に対応できるのが050のIP電話です。
050のIP電話の導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った050のIP電話(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
050のIP電話のデメリット・注意点
メリットが数多くある050のIP電話ですが、デメリットや注意点もいくつかあります。ここからは、050のIP電話のデメリットを見ていきましょう。
- かけられる電話番号に制限がある
- インターネット環境によっては通話品質が落ちる
- 電話番号を引き継げない
かけられる電話番号に制限がある
050のIP電話のデメリットは、110番(警察)や119番(消防・救急)といった緊急通報に原則として発信できない点です。また、利用するサービスによっては「0120」で始まるフリーダイヤルや、その他の一部特殊な番号へも発信できない場合があります。
いざという時に電話をかけられないことがないように、契約を検討しているIP電話サービスがどの番号に対応しているかを事前に確認し、緊急時には必ず050ではない番号など別の通信手段を確保しておきましょう。
インターネット環境によっては通話品質が落ちる
通話品質がインターネット環境に左右される点も、050のIP電話で注意しておきたいことです。
専用の電話回線を使う固定電話と異なり、050のIP電話はインターネット回線を通じて音声をやり取りします。そのため、回線の速度や安定性が、そのまま通話品質に直結するのです。例えば、移動中の不安定なモバイルデータ通信や、多くの人が利用している公衆Wi-Fiなどでは、音声が途切れたり、遅延が発生したりすることもあります。
大切なビジネスの通話で利用する際は、できるだけ安定した高速なWi-Fi環境を確保するなど、利用する場所の通信環境に配慮することが重要です。
電話番号を引き継げない
050のIP電話は、電話番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)ができないので、注意が必要です。
携帯電話の契約では、通信会社を乗り換えても同じ番号を使い続けられますが、050番号の場合は、契約したサービス提供事業者に番号が紐づけられています。そのため、もし他の050のIP電話サービスへ乗り換えたい場合は、今使っている050番号を手放して新しい番号を取得し直さなければなりません。
電話番号は重要なビジネス資産。特定の事業者に縛られてしまう可能性がある点は、契約前に十分に理解しておきましょう。
050のIP電話の選び方
ここでは、050のIP電話の選び方を紹介します。ポイントを押さえることで、自社に適したサービスを導入できるようになるので、ぜひチェックしましょう。
- 音質を確認する
- 総額でかかる料金を確認する
- IP電話アプリが使いやすいか
- 自社と似た業種の導入実績があるか
音質を確認する
050のIP電話を選ぶ上で、見落としてはならないポイントが「音質」です。
IP電話の音質は、利用するインターネット環境だけでなく、サービス提供事業者の技術や設備にも左右されます。「料金が安い」というだけで選ぶと、音声が途切れやすいなど、ビジネス上のトラブルにつながる可能性も。
音質を確認する方法は、無料トライアルを活用して実際にテスト通話を行うこと。普段利用する環境から携帯電話や固定電話へかけ、自身の耳で品質を確かめましょう。大切なビジネスの「声」となるため、契約前のこのひと手間が、失敗しないサービス選びの鍵です。
総額でかかる料金を確認する
050のIP電話を選ぶ際は、月額料金の安さだけに注目するのではなく、実際に支払う「総額」で比較することが重要です。
電話の料金は、毎月定額でかかる「月額基本料」のほかに、「初期費用」や、かけた分だけ発生する「通話料」で構成されます。たとえ月額無料のサービスでも、通話料が割高な設定の場合、結果的に支払い総額が高くなるケースも少なくありません。
自社の使い方(携帯電話や固定電話への発信頻度など)を想定し、月々の通話料を含めたトータルコストで比較検討することが、費用対効果の高いサービスを選ぶポイントです。
IP電話アプリが使いやすいか
050のIP電話を選ぶ際は、IP電話アプリそのものの「使いやすさ」も比較ポイントです。
050番号を利用する場合、スマートフォンのアプリが日々の業務で使う「電話機」そのもの。そのため、操作性が悪いと押し間違いなどのミスや日々のストレスにつながりかねません。
無料トライアルで実際に触れてみたり、アプリストアなどのレビューを参考にしたりして、ダイヤルや連絡先が見やすいか、通話履歴をスムーズに確認できるかなど、基本的な操作性を確かめるのがおすすめです。
自社と似た業種の導入実績があるか
自社と似た業種での「導入実績」を確認することも、信頼できる050のIP電話サービスを見極める上で有効です。
求められる電話機能や品質は、医療、不動産、ITなど業界によって大きく異なります。例えば、個人情報を扱うクリニックなどでは高いセキュリティが必須です。自社と同じような企業の導入実績は、そのサービスが業界の要件を満たすという信頼の証になります。
050のIP電話の導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った050のIP電話(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
050以外にもIP電話は2種類ある
IP電話サービスには050番号以外にも、0AB-J型や電話番号不要型があります。ここからは、050以外のIP電話サービスを紹介します。
0AB-J型は市外局番を利用できる
IP電話には、「03」や「06」などでおなじみの市外局番から始まる「0AB-J型」の番号を利用できるタイプがあります。
0AB-J型の最大の特徴は、総務省が定める厳しい品質基準を満たしている点です。これにより、通話品質が固定電話と同等に保たれるほか、利用者の住所と番号が紐づいているため、110番や119番といった緊急通報への発信が可能です。
地域に根差した市外局番が使えることで、ビジネス上の社会的信用も高まります。高い通話品質と信頼性が求められる法人利用において、おすすめのIP電話です。
電話番号不要型は同じアプリ同士でやり取りできる
IP電話の中には、電話番号を一切利用しない「電話番号不要型」のサービスも存在します。
これは「LINE」や「Skype」に代表されるような、特定のアプリに登録されたアカウント同士で音声通話を行う仕組みです。同じアプリの利用者間であれば、通話料が無料で、ビデオ通話なども使えるのが大きな特徴です。
ただし、固定電話や携帯電話への発着信はできないため、顧客対応など不特定多数の外部の方とやり取りするビジネスの窓口には向いていません。
まとめ:050のIP電話は手軽に安く電話を導入したい場合におすすめ
050のIP電話を導入すれば、スマートフォンで手軽に、かつ低コストでビジネス用の電話番号が持てます。一方で、通話品質がネット環境に左右されたり、一部発信できない番号があったりといった注意点も。本記事で解説した選び方のポイントを参考に、自社の課題を解決できる最適なサービスを選びましょう。
数ある050のIP電話サービスを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った050のIP電話サービスが分かる診断(無料)ができます。
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