iPad・タブレットで使える在庫管理システム8選を業種別に紹介
本記事は以下の悩みを持つ方におすすめです。
- 在庫管理システムがタブレットでも利用できるか知りたい
- 在庫管理システムをタブレットで利用するメリットを知りたい
- タブレット利用できる在庫管理システムを知りたい
在庫管理システムは、在庫を一元管理し、省人化・生産性向上・キャッシュフロー改善・売上アップなどに貢献するシステムです。通常パソコンとハンディを用いて利用しますが、中にはタブレット端末が利用できるシステムもあります。
本記事では在庫管理システムにおけるタブレット利用のメリットや、タブレットで使えるおすすめの在庫管理システムを業種別に紹介しているので、是非参考にしてください。
- 在庫管理システムはタブレットでも利用できる
- タブレットを活用した在庫管理のメリット
- タブレットを用いた在庫管理システムに向いている業種
- 【業種別】タブレットで使える在庫管理システムのおすすめ8選
- 在庫管理システムをタブレット利用するときの注意点
- まとめ
在庫管理システムはタブレットでも利用できる
在庫管理システムとは、企業が保有する商品や資材の在庫情報を一元管理できるシステムです。先入先出管理や賞味期限管理、リアルタイムの在庫状況照会など、商品や資材の欠品や余剰在庫を防ぐための機能が豊富にあります。
そんな在庫管理システムはタブレットにも対応しています。タブレットとはApple社の製品であるiPadのようなデバイスの総称。タブレットによる在庫管理は、パソコンではできないコード読み取りができたり、ハンディにはない高い視認性があったり、パソコンとハンディの良いとこ取りのようなメリットがあります。
タブレットでできる主な在庫管理業務は以下の通りです。
- 在庫のリアルタイム表示
- 入出庫管理
- 棚卸
- 発注
- バーコード読み取り
タブレットを活用した在庫管理のメリット
在庫管理システムがタブレットに対応していると下記3つのメリットがあります。
- タブレットを在庫のある場所まで持っていける
- 画面が見やすく操作性が良い
- ハンディの導入コストを抑えられる
タブレットを在庫のある場所まで持っていける
在庫管理担当者にとって、在庫のある場所で実際の在庫数をチェックできるのは大きなメリットです。タブレットだと、入庫(入荷)・出庫(出荷)に基づいて算出される理論在庫を確認しながら、実際に倉庫に残っている在庫数である実在庫(物理在庫)がチェックできるため、その場で在庫情報のズレを把握可能です。
加えて、そうした情報は全拠点でリアルタイムに共有できるため、土壇場の欠品や、過剰在庫を防げます。
画面が見やすく操作性が良い
タブレットはスマホより画面が大きく見やすいうえ、パソコンよりも直感的に操作できるため操作性が良い点もメリットです。導入する在庫管理システム自体も使いやすければ、デジタルデバイスに慣れていない従業員が扱う場合でも、研修時間の短縮に役立ちます。
ハンディの導入コストを抑えられる
タブレットが使える在庫管理システムでは、ハンディの導入コストも抑えられます。バーコードを利用した在庫管理は効率的ですが、バーコードを読み取るためのハンディターミナルの価格が高い点がネックです。
タブレットにはカメラ機能が付いているため、ハンディとしても利用できます。ハンディの価格は数十万円が相場ですが、タブレットなら数万円から導入できるため、大幅なコスト削減が可能です。
タブレットを用いた在庫管理システムに向いている業種
タブレットを用いた在庫管理システムに向いている業種を紹介します。
業種 | 向いている理由 |
---|---|
飲食業 | タブレットを利用したメニューやレジとの連携により、手間なくお客様との品切れ共有が可能。 |
小売業 | タブレットの携帯により、在庫確認のたびにバックヤードに行かなくていいため、店頭スタッフの手間が減るほか、お客様の待ち時間を短縮可能。 |
(生鮮)食品業 | 食品にラベルを貼れないが、タブレットなら数量を直接入力が可能。 |
製造業 | 部品が小さすぎるとラベルを貼れないが、タブレットなら数量を直接入力が可能。 |
倉庫業 | 在庫のある場所にタブレットを持っていけるので、理論在庫と実在庫をその場で照会可能。 |
営業 | 取引先でもタブレットとインターネット環境があれば在庫状況をその場で確認・提示可能。 |
宿泊業 | タブレットを部屋まで持っていけるので、アメニティや備品の過不足をリアルタイムで把握可能。 |
【業種別】タブレットで使える在庫管理システムのおすすめ8選
ここからはタブレットと連携ができる在庫管理システムを8つ紹介します。タブレットを活用したい方はぜひ参考にしてみてください。
flamは、低価格で使いやすいクラウド型の販売管理システムです。販売管理・仕入管理・在庫管理と、販売に係るすべての業務を一元管理できるので、販売業を営む企業・事業者なら業種問わず利用できます。
【おすすめポイント】
・高速レスポンスで快適な操作性
・アップデートとカスタマイズでニーズごとに柔軟な対応
・初期費用0円+月額費用9,300円(税別)と低コストで始められる
【対応タブレット(OS)】
・iOS
・Android
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
eeeCLOUDは、easy(使いやすくて)、effective(効果が出る)、economy(低コスト)、なクラウド型在庫管理システムです。豊富な在庫管理機能を備えながら、980円から始められるコスパの良さが魅力。1ユーザーから始められます。
【おすすめポイント】
・最低価格は1ユーザー980円から
・入出庫、受注管理など業務に合わせて料金プランが選べる
・2週間の無料お試し期間あり
【対応タブレット(OS)】
・iOS
・Android
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 入出庫管理機能
- 在庫の倉庫間移動管理機能
- フリーロケーション管理機能
- ピッキングリストの作成機能
- 返品管理機能
SmartMat Cloudは、重量センサを用いたIoT技術を活用した在庫管理システムです。重さを測って数量計測するため、副資材・粉体・液体など人の手で数えるのが難しい在庫も管理できます。
【おすすめポイント】
・細かい部品、粉体、液体なども管理可能
・重さを自動的に計測するから日々のカウントは不要
・既定の数量を下回ると自動発注
【対応タブレット(OS)】
・Androidのみ
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 入出庫管理機能
- フリーロケーション管理機能
- 棚卸の管理機能
- 自動発注機能
- 在庫データの分析機能
zaicoは、スマートフォンやWebアプリを通じて利用できるクラウド型の在庫管理システムです。月額費用は必要機能やユーザー数に合わせて、3,980円・9,800円・39,800円・100,000円の4つから選べます。
【おすすめポイント】
・アプリ利用の想定だから直感的に操作できる
・ニーズに合わせた4つの料金プラン
・初期費用無し+31日間の無料お試し期間あり
【対応タブレット(OS)】
・iOS
・Android
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
Connected Lincは、物流業界の人手不足による激務化などの課題を解決する倉庫管理システムです。ロケーション管理機能や作業の見える化・標準化により、膨大な在庫管理業務におけるピッキングミス・属人化などを防ぎます。
【おすすめポイント】
・1名から100名以上の規模でも柔軟に対応
・パッケージとクラウドの両方で提供され、カスタマイズも可能
・ロット番号、シリアル番号などのほかに最大10個のフリー項目を設定可能
【対応タブレット(OS)】
要問合せ
MieLUは、さまざまな業種に対応した倉庫管理システムです。どこに・何が・いくつ存在するかを”みえる化”し、在庫管理業務の効率を向上させます。
【おすすめポイント】
・空き棚の”みえる化”で入庫がスムーズに
・在庫推移の”みえる化”で需要予測が可能に
・業務の”みえる化”で属人化防止や教育コスト削減に
【対応タブレット(OS)】
要問合せ
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- 入出庫管理機能
- フリーロケーション管理機能
- 在庫の引当管理機能
- ピッキングリストの作成機能
- 棚卸の管理機能
助ネコは、オンラインショップや物理店舗の受注、在庫、商品情報の一元管理ができる在庫管理システムです。楽天、Yahoo!、Amazon、Qoo10など、多岐にわたるECサイトと連携できます。
【おすすめポイント】
・大手SaaSレビューサイトITreviewで13期連続Leader受賞
・それぞれの管理機能は単品契約可能でコスト削減に
・自動更新無しの30日間無料体験あり
【対応タブレット(OS)】
・iOS
・Android
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
ユビレジ
ユビレジは、iPadを活用して店舗の売上向上を目的としたPOSレジアプリです。多店舗在庫の把握や店舗間移動ができる在庫管理機能があり、飲食・小売・サービス業で多く導入されています。
【おすすめポイント】
・飲食、小売、サービス業の業務効率化を促進するさまざまな機能を搭載
・必要な機能ごとに契約可能でコストが把握しやすい
・1ヶ月間無料お試しあり
【対応タブレット(OS)】
・iOS(iPad)のみ
在庫管理システムをタブレット利用するときの注意点
- 使用するタブレット(OS)でシステムを扱えるか
- 使用環境での動作確認はできているか
使用するタブレット(OS)でシステムを扱えるか
使用予定のタブレット・OSで、導入予定の在庫管理システムが使えるか確認が必要です。OSとはタブレットを動かす土台のようなもので、iOS・Androidと呼ばれる2種類のOSが大半を占めていますが、システムにより対応・非対応が異なります。
例えば本記事で紹介したユビレジは、iOSのみ、それもiPadのみでしか利用できません。SmartMat Cloudは、逆にAndroidのみで利用可能です。在庫管理システムとタブレットを同時に導入するのであれば問題ありませんが、すでに自社でタブレットを所有しており、継続利用前提でシステムを検討するならOSを把握したうえで選びましょう。
使用環境での動作確認はできているか
タブレットは使用する環境によって、正常に動かない・損傷する可能性があるため、注意が必要です。
例えば、Apple社のタブレットであるiPadでは動作環境の温度を0°C~35°Cに推奨しており、この範囲を超えると損傷・バッテリー駆動時間の短縮が起こる恐れがあるとされています。また、工場等では粉塵が舞いますが、タブレットに入り込むとやはり損傷の原因です。
タブレットには、耐高温・耐低温・防塵・防滴・防水など、特殊なニーズに対応した製品があります。自社でタブレットを扱う環境を把握し、必要であればマッチする製品を選びましょう。
まとめ
在庫管理システムがタブレットで利用できると、理論在庫と実在庫をその場で照会できたり、取引先や販売先で在庫情報を提示できたりと多くのメリットがあります。タブレットでも利用できる在庫管理システムは多くの種類があるため、自社に合ったシステムを選ぶのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
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