Oracle NetSuite(オラクル ネットスイート)の評判【2024年最新】
会計ソフト「Oracle NetSuite」がどんなサービスか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は「Oracle NetSuite」の評判について調査しました。機能や連携サービスから特徴を紹介。導入実績や企業からの声を参考に評判・実態をお伝えします。
他のページでは料金プランや機能・連携サービス、詳細な導入実績についてもご紹介しています。
- Oracle NetSuiteとは
- Oracle NetSuiteの料金プラン
- Oracle NetSuiteのメリット・デメリット
- Oracle NetSuiteの評判と実績
- 他の会計ソフトと比較しておすすめ?
- 【総評】Oracle NetSuiteはグローバル企業向けの会計ソフト
Oracle NetSuiteとは
Oracle NetSuite(オラクルネットスイート)は、日本オラクルが提供するクラウド型ビジネス管理ソフトウェアです。ERP/財務会計、顧客管理(CRM)、Eコマースなどの業務アプリ機能を、単一のシステムで利用することができます。業種・業態を問わずさまざまな企業での導入が可能です。
財務管理ソリューションでは、財務・会計機能とコンプライアンス管理機能を備えているのが大きな特徴。会計処理を効率化することで、コストの削減を図ることができます。総勘定元帳や売掛金管理、買掛金管理、税務管理、固定資産管理、資金管理、支払管理への対応にくわえて、受注管理から在庫管理、顧客管理 (CRM)など、Eコマースの機能を全て統合することができます。複数の財務コンプライアンス要件に対応可能な報告書・開示情報を作成できる点も魅力的なポイントです。
多言語に対応しているのも特徴の1つで、20種類の言語から従業員1人ひとりが使用する言語を選ぶことができます。「他通貨管理機能」も兼ね備えているため、190種以上の通貨・為替レートに対応が可能です。海外との取引がある会社やグローバルに事業を展開している会社、多国籍の従業員の在籍する会社にとっては必要不可欠な機能と言えるでしょう。
コンプライアンスへの効率的に対応できるのも強みで、「SOC1」「SOC2」「ISO27K」「PCI / PA-DSS」といった多数のレポート・認証をサポート。安心のコンプライアンス基盤を提供しています。セキュリティーやユーザーアクセス管理についても簡単に理解・管理できる仕様でありながら、堅牢な点が魅力。絶え間ない監査証跡により、財務諸表に影響を与える行動や変化をスピーディーに調査できます。
別記事「法人におすすめの会計ソフトを徹底比較」では、法人向け会計ソフトを比較しておすすめサービスを紹介していますので、あわせてご覧ください。
Oracle NetSuiteの料金プラン
Oracle NetSuiteの料金プランは、公式サイトでは公表されていません。そのため、最新の料金・自社のニーズに合わせた料金を知りたいという場合は、日本オラクルへの問い合わせが必要です。
Oracle NetSuiteは、高機能なサービスのため費用も相応にかかります。しかし、企業経営を支える多くの機能を単一のシステムで利用できることや、財務業務の大幅な改善・効率化が見込める点から、費用対効果は高いシステムと言えるでしょう。
Oracle NetSuiteのメリット・デメリット
紹介したような特徴がある「Oracle NetSuite」ですが、活用することでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット①:財務・会計業務を劇的に効率化できる
Oracle NetSuiteを利用する大きなメリットは、財務・会計業務を劇的に効率化させる機能群が備わっている点です。Oracle NetSuiteでは、コンプライアンスを強固に管理しつつ、パフォーマンスの大幅な改善が可能。総勘定元帳・売掛金管理・買掛金管理・税務管理・固定資産管理・資金管理・支払管理等をシームレスにおこなうことで、効率化やコストカットを実現してくれます。
メリット②:業務分析機能が標準装備されている
業務分析機能が標準装備されている点は、Oracle NetSuiteを利用する大きなメリットの1つと言えます。Oracle NetSuiteは、リアルタイムで業務分析が可能です。常に最新データに更新されているため、利用者は必要なタイミングで業務分析をする事ができます。
また、4万社以上の企業で利用されていることからもわかるように、Oracle NetSuiteは多種多様な業態・業種の業務分析に対応しています。自社の業務分析・経営分析に課題を感じている企業にとっては、有用な機能と言えるでしょう。
メリット③:多言語対応
多言語対応な点もOracle NetSuiteを利用する大きなメリットの1つです。ここまでにもご紹介した通り、Oracle NetSuiteは多言語に対応しています。20種類の言語から従業員ごとに使用する言語を選択することが可能です。また、多国通貨管理機能では、190種以上の通貨・為替レートに対応。財務会計の規則に関しても日本・アメリカはもちろん、イギリス、ドイツ、香港 など多くの国の規則に準拠。他国籍な社員を抱える企業やグローバル展開をしている企業にとっても頼もしいシステムと言えるでしょう。
デメリット:高機能ゆえにシンプルを求める人には不向きな場合も
ここまでにご紹介してきたようにOracle NetSuiteは、多機能かつ高機能なソフトです。そのため、シンプルな機能群を求める企業や必要最低限の機能をリーズナブルに利用したいという企業には不向きとも言えます。
また、多言対応である点やグローバルカンパニー向けの機能が豊富な点がメリットでもあるため、国内だけの利用と言う場合は機能を持て余してしまうという場合もあるでしょう。
Oracle NetSuiteの評判と実績
Oracle NetSuiteは、世界中の4万社を超えるクライアントから利用されている信頼のおけるサービスです。国内外の様々な業種や業態の企業から導入されており、多くの企業の課題解決に貢献しています。ここからは、実際に導入している企業の事例を紹介します。
前年比150%の売上増に貢献
インテリア雑貨の企画・開発・販売事業を展開するキントーでは、従来から複数の基幹ソフトウェアを用いて業務管理を行っていました。海外展開をはじめた当初はExcelなどで手作業で業務を管理していましたが、海外事業の発展にあわせてOracle NetSuiteを導入。
導入後は国内にいながら海外事業を統制できるようになり、約1年で前年比150%の売り上げを達成することができたそうです。「Oracle NetSuiteの導入によって、海外事業の展開を限られたリソースで実現できました。大幅な売上増・業務量増でも、人材を増強する必要はありませんでした」と高評価を得ています。
※出典:https://www.netsuite.co.jp/customer-testimonials/kinto.shtml
15ヵ国のグループ企業の会計を連結
コンサルティング事業やソフトウェアの開発・販売を行うモンスターラボホールディングスは、更なるビジネス強化のために世界中にある各拠点を一括管理できるERPシステムを探していました。幅広い言語・通貨・税制に対応している点やクラウドサービスである点、カスタマイズ性の高い点などから検討後にOracle NetSuiteの導入を決定。
導入後は海外拠点の統合管理基盤を構築し、26都市・15ヵ国のグループ企業の会計を連結することができました。
※出典:https://www.netsuite.co.jp/customer-testimonials/monstar-lab.shtml
他の会計ソフトと比較しておすすめ?
Oracle NetSuiteは、他社の会計ソフトと比較し法人向けにおすすめのサービス。世界の4万社を超える企業に導入実績があります。機能性が高く、多言語にも対応していることから、大手企業向き・グローバルカンパニー向きのソフトとも言えるでしょう。
また、導入事例からもわかるように、Oracle NetSuiteは多くの企業において結果を出しているソフトでもあります。確実に財務・会計において効率化や統合、コストカットといった結果を出したいという企業にもおすすめできるソフトと言えます。
【総評】Oracle NetSuiteはグローバル企業向けの会計ソフト
Oracle NetSuiteは、グローバル企業向けの会計ソフトという事ができます。世界中の企業から利用されていることや、多言語に対応している点、多国通貨管理が可能な点、多くの国の会計規則に準拠している点が海外展開している企業にとって大きな魅力と言えるでしょう。
また、財務管理ソリューションでは、コンプライアンス管理機能を備えているのが特徴。会計処理を正確かつ効率的に行うことで、パフォーマンスの向上からコストの削減まで図ることができます。国際的な中小企業から大企業まで、多くの企業におすすめできるソフトです。