HR Ringの評判と実態
モチベーション管理システム「HR Ring」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや、「HR Ring」の使い方も網羅。この記事だけで、「HR Ring」の全てが分かります。
- <総評>「HR Ring」は低コストで社員の離職を防げるツール
- 1.「HR Ring」の5つのメリット
- 2. 徹底調査でわかった「HR Ring」を使うべき企業
- 3.「HR Ring」の導入事例
- 4.「HR Ring」の申し込み方法
- 5. まとめ
過重労働やワークライフバランスへの社会的関心が高まるなか、多くのITベンダーが従業員のヘルスケア・メンタルケアをサポートするツールを開発・提供しています。
今回取り合げる「HR Ring」もそうしたツールの1つです。株式会社カケハシスカイソリューションズ(東京都新宿区)が約3,000社への人材コンサルティングを通じて蓄積してきたノウハウを集約させた製品で、2018年9月のリリース以来、着実にクライアントの数を伸ばしています。
料金や機能には具体的にどういった特徴があり、どんな企業に向いているのでしょうか。
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<総評>「HR Ring」は低コストで社員の離職を防げるツール
「HR Ring」のコンセプトは、「キャンディ1粒の費用で、社員の離職を防ぐ」ことです。ユーザー数によって料金が決まる仕組みになっており、従業員100名なら1人あたり月額約200円、従業員500名なら1人あたり月額約40円で利用できます。
従業員のコンディション管理に特化しているため、人材データベース機能は付いておらず、システム上で目標を設定したり、評価のワークフローを回したりはできませんが、離職率の高さに悩んでいる中小企業やベンチャーにとっては非常に心強いツールになるのではないでしょうか。
人材関連サービスを手がけるある企業では、HR Ringのアラート機能を活用することによって社員をスピーディーにケアする仕組みを構築。忙しい業務のなかで上司と部下の関係性がこじれてしまうようなケースもなくなりました。
他のシステムと比べてどうなのか?
前述のとおり、「HR Ring」はユーザー数に応じて月額費用が決まる仕組みなっており、従業員1名~500名なら月額1万9,800円、501名~1,000名までなら月額2万9,800円で利用できます。
同様の機能を持つ「Geppo」の料金(従業員50名までで月額3万9,800円)を大きく下回っており、予算の限られる中小企業やベンチャーにとっては有力候補の1つになるはずです。
続けて機能面を見ていくと、「Geppo」と同じように従業員のコンディション把握に主眼が置かれ、質問の回答から心身の状態をグラフ化する「パルスサーベイ」、仕事への意識や同僚との関係性を測る「クルーアンケート」といった機能が搭載されています。
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1.「HR Ring」の5つのメリット
1-1. 月額費用が安い
後述する初期費用こそかかるものの、従業員100名の企業なら1人あたり月額約200円、従業員500名なら1人あたり月額約40円の料金で利用できます。
ランニングコストを抑えつつ、中長期的に社員のヘルスケア・メンタルケアに取り組んでいきたい企業にはぴったりのツールではないでしょうか。
1-2. 従業員のコンディションを見える化
「HR Ring」の主要機能の1つ「パルスサーベイ」は、「今日の調子は?」といった簡単に質問に答えてもらうことで、社員のコンディションを定点観測し、グラフとして表示します。
異変が見られる場合はあらかじめ設定された担当者へアラートを通知するので、対応が遅れて休職や離職を招くようなことはありません。
1-3. 仕事に対する意識・仲間との関係性を見える化
「クルーアンケート」機能では、入社後1ヵ月後・6ヵ月後といった任意のタイミングで社員にアンケートを送り、回答をもとに会社や仕事への想い、同僚との関係性などをサマリー化します。
定期面談の前の情報収集手段として活用するのもいいかもしれません。
1-4. 従業員同士のコミュニケーションに役立つ
「パルスサーベイ」や「クルーアンケート」にはコメント機能が付いており、投稿されたコメントに対して回りの社員が「いいね!」や称賛のスタンプを送ることが可能です。
上司と部下のコミュニケーション、関係性の改善にも効果を発揮するのではないでしょうか。
1-5. アフターサポートが充実
有償にはなるものの、上司向けのフォローアップ研修、データ分析代行などのサポートが用意されています。
人事スタッフの限られる中小企業などは、費用と相談しつつあわせて利用するのもいいかもしれません。
2. 徹底調査でわかった「HR Ring」を使うべき企業
ここまで紹介してきたメリットを踏まえ、「HR Ring」はどういった企業に向いているか紹介します。
2-1. ランニングコストを抑えたい企業
13万円の初期設定費用がかかるのがやや痛いところではありますが、1人あたり約40円からの月額費用は業界最安クラスです。メリットでも触れたように、ランニングコストを抑えて従業員のヘルスケア・メンタルケアを行いたい企業には非常に適しています。
また、月額費用が安い分、すでに他社の人事評価システムを導入済みの企業も、離職防止ツールとして既存のシステムと併用しやすいのではないでしょうか。
2-2. 社員同士のコミュニケーションを活発化したい企業
「HR Ring」には、ヘルスケア・メンタルケアのための機能とあわせて、コメントやスタンプの投稿機能も付いています。
社員同士のコミュニケーションを活発化させ、チームワークを高めていきたい企業にも向いていると思います。
3.「HR Ring」の導入事例
次に、実際に「HR Ring」を導入している企業の事例を紹介します。2018年にリリースされたばかりのシステムということもあり、クライアントの数自体はまだそれほど多くないようですが、導入先ではいずれも大きな成果が上げています。
3-1. A社の場合
アミューズメント関連事業を行っているA社。新しいメンバーを採用しても2年で約半数が退職してしまい、コアメンバーが育ちにくい現状に悩んでいました。
そこで、「HR Ring」を導入して「パルスサーベイ」や「クルーアンケート」を利用し始めたところ、社員同士のコミュニケーションが大幅に改善。懸案だった退職者の数も、導入年度に採用した30名中わずか1名に抑えられています。
3-2. B社の場合
人材関連サービスを手がけているB社。引っ込み事案なメンバーが多く、メンタル・フィジカルの問題を抱えていてもマネジメント側で気づにくい状態に課題を抱えていました。
そこで、「HR Ring」を導入したところ、アラート機能によって社員の異変をすぐに察知できるようになり、対応の遅れは解消。あわせてコメント機能が浸透し、上司・部下間のコミュニケーションも活発になりました。
4.「HR Ring」の申し込み方法
最後に、「HR Ring」の申し込み方法について紹介します。
1.公式サイトにアクセスして問い合わせボタンをクリック
まずは、HR Ringの公式サービスサイトにアクセスし、画面上部の「お問い合わせ・資料請求はこちら」をクリックします。
2.登録フォームに必要事項を入力
登録フォームが開くので、氏名、会社名、メールアドレス、電話番号など必要事項を入力しましょう。入力が終わったらプライバシーポリシーを確認し、「次へ」をクリック。
次のページで入力内容に間違いがないか確認し、「登録」をクリックすれば仮登録は完了です。
3.担当者と要件をすり合わせ利用スタート
運営元の担当者から連絡があるので、あらためて現状の課題や導入の目的、利用人数を伝え、要件をすり合わせましょう。すり合わせが終わったら正式な申込書にサインをし、利用スタートとなります。
5. まとめ
後発ながら、着実に利用者数を伸ばしている「HR Ring」。
月額費用も安く、中長期的に従業員のヘルスケア・メンタルケアに取り組んでいきたい企業、安心して長く働ける職場づくりを目指す企業には心強いツールになると思います。
一方で、人材データベースや目標設定、評価のワークフローといった機能は付いていないため、人事制度そのものを整備したい場合は他の人事評価システムと併用する必要があるでしょう。
今回紹介した内容をぜひ人事の現場にお役立てください。
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