介護・福祉職員におすすめのeラーニングシステム6選
人手不足が課題の介護・福祉の現場で、「新たにスタッフを採用したいけれど、新人教育の手が回らない」と悩んでいる人事担当者も多いでしょう。介護・福祉の人材採用とセットで考えたいのが研修体制の整備です。
介護職員が必要なスキルを「効率的かつ簡単に」身につけられるような環境を整えたいなら、介護職員向けの研修教材が揃ったeラーニングシステムがおすすめです。eラーニングシステムでは、スタッフの研修進捗や利用した教材を把握し、適切に管理することができます。
本記事では、介護・福祉職員向けの研修を受けられるおすすめeラーニング6選を紹介します。「学研介護サポート」や「E care labo」など無料デモ・トライアルで試せるツールや、教材が豊富なeラーニングシステムを掲載しています。「本格導入前に試してみたい」という方は、ぜひご覧ください。
- 介護・福祉の研修ならeラーニングシステムがおすすめ
- 介護・福祉職員向けeラーニングシステムの比較表
- 介護・福祉職員におすすめのeラーニングシステム6選
- eラーニングシステム選びのポイント
- まとめ:eラーニングシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
介護・福祉の研修ならeラーニングシステムがおすすめ
介護・福祉の研修・教育では、「自社で研修を実施しているが、都度、研修を開催するのに手間がかかっている」「介護現場のスタッフが忙しくて新人教育に手が回らない」などの悩みが発生しがちです。そのため、現場での研修が難しい介護・福祉業でeラーニングを活用する事例は増えています。
eラーニングはオンラインで受講するスタイルの学習方法で、スマホ・PC・タブレットなどデバイス問わずにアクセスできる点が特徴となっています。いつでも、どこでも学習を進められるので学習効率が高く、従来の集合研修のように会場に全員が集合する手間もかかりません。スタッフが何回も繰り返し動画視聴して復習できるので、自分のペースで着実にスキル習得できる点も利用が多い理由でしょう。
またスタッフのeラーニングの受講進捗や合わせた研修内容の調整、管理ができるツールとしてeラーニングシステムが提供されています。eラーニングシステムでは、介護・福祉に特化した教材を受講できるだけでなく、事業所が抱える資料や教材をeラーニング化することもできます。
2025年5月~9月の間、PRONIアイミツSaaSにeラーニングシステムを問い合わせた業種のうち、14%が医療・福祉業でした。さまざまな業種で利用がされているものの、問い合わせ割合や件数は他業種と比べて多く、専門的な知識の定着に利用されている様子が見られます。
基礎的な学習をeラーニングで学習したか管理し、足りていない部分を現場ごとのOJT(職場内訓練)で補足すれば、より効率的に人材教育ができるでしょう。
介護・福祉職員向けeラーニングで受講できる研修内容
介護・福祉職向けeラーニングでは具体的にどのようなことが学べるのでしょうか。ここでは、多くの介護福祉向けeラーニングで受講できる研修内容の一例を紹介します。
介護・福祉職員向けeラーニングで受講できる内容
- 認知症介護基礎研修
- 移乗介助(トランスファー)についての研修
- 介護保険制度についての講座
- メンタルヘルスに関する研修
- 虐待・身体拘束についての研修
- 介護技能評価試験に合格するための講座
- 接遇マナー講座
- 感染症対策の講座
- クレーム対応の講座…など
最近ではテキストや画像だけでなく、動画・音声を用いたeラーニングも多く、介護士・福祉士が直感的に理解しやすい教材となっています。動画を見れば実際の介護現場でどのように行動すればよいかイメージが付くでしょう。
介護・福祉職員向けeラーニングシステムの比較表
ここでは、介護・福祉職員向けのeラーニングシステムを比較します。各eラーニングシステムの介護・福祉職員向け講座、無料サービスを比較した以下の表をご覧ください。
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料金
月9,000円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月1,000円~
初期費用 8,000円 |
料金
年60,000円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月2,500円/人
初期費用 25,000円
(他3プラン)
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導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 延べ1,200法人以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 150,000ユーザー以上 |
介護現場ではじめて働く方におすすめの「新人介護スタッフ研修コース」と、施設全体ですぐに使える知識や介護の実践的なテクニックを紹介する「介護スタッフ研修コース」の2種類が用意されており、配信コンテンツ・スケジュールは1年ごとに更新。常に時代に即した、最新の研修内容を閲覧することができます。
料金は月額9,000円(税抜)で、1施設につき3IDの発行です。看護師向けのeラーニングシステム「学研ナーシングサポート」と併用の場合は、月額1万円(税抜)となります。
法人契約の場合は初期導入費8,000円、月額管理料1,000円、月額利用料金1,200円から利用可能。また、各スタッフの研修進捗状況の確認や、SNS機能、管理者側からのプッシュ通知発信機能なども搭載されてます。
コンテンツは「コース」「キャプチャー」「セクション」「カード」という4階層で構成されており、1カードあたりの標準学習時間は約3分。PC・スマートフォン・タブレットなど、さまざまなデバイスから手軽に学習できる点が魅力です。もちろん、介護に役立つ知識が幅広く網羅されており、体系化されているため、効率よく学習することができます。
料金プランは「eラーニングプラン」と「みるだけプラン」の2種類が用意されており、「eラーニングプラン」では、管理者ID1名分・職員ID10名分がセット。受講指示・報告書管理などの機能を利用することが可能で、料金は年間6万円(税抜)。「みるだけプラン」は研修動画の視聴のみで、1アカウントあたり年間4万9,800円です。
企業・会社の人材育成を支援するためのさまざまな研修サービスを提供しています。
また、集合研修、サテライト講習会、eラーニングなど、学習形態が選べるのも嬉しいポイントでしょう。
介護・福祉向けのeラーニングに関しては、「介護・福祉基礎(eラーニング)」コースが用意されています。医療業界従事者のほか、病院へのソリューション提案を行う営業担当者も受講対象として設定されており、介護保険制度のしくみや介護サービスの具体的な内容について学習できます。基本的な業種知識を得ることができるため、新人研修にもおすすめです。
このサービスは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策の影響によって、新入職員への集合研修・OJTの時間が確保できなくなってしまった医療機関・介護福祉施設のために、期間限定でリリースされました。10万人以上の医療介護・福祉関係者への研修実績に基づいて作成されており、実績・信頼性は十分だと言えるでしょう。
「フルプラン」と「ライトプラン」の2つが用意されており、「報告連絡相談」「整理・整頓・清掃・清潔」など、病院職員・医療従事者になった新社会人へ向けて作成されたコンテンツから、医療論理・病院経営の内容までカバーすることが可能です。
介護・福祉向けには、「これだけは知っておきたい!介護の基礎講座」が用意されており、現場教育・新人研修への活用や、経験不足な介護専門職の方のスキルアップにも利用できます。30分ごとの内容で、スマートフォンでも研修動画を閲覧することが可能。どこにいても隙間時間を活用して効率的に研修を進められるのは大きなメリットだと言えます。標準学習時間は約315時間と充実した内容で、料金は別途、初期費用25,000円に加え、スタンダードプランが3ヵ月契約7,500円×人数、プレミアムプランが3ヶ月契約12,000円×人数(別途追加料金で延長可能)です。
学研介護サポート、E care labo、Waculbaでは、無料トライアルや無料デモが用意されており、動画コンテンツや管理画面の見やすさを事前に確認できます。実際の画面や操作性を事前に確認しておくことで、本格導入後のスムーズな運用を実現できるでしょう。
介護・福祉業向けのeラーニングシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、eラーニングシステム選びの相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
介護・福祉職員におすすめのeラーニングシステム6選
介護・福祉職員におすすめのeラーニングシステム一覧
学研介護サポート
「学研介護サポート」は、医療・看護分野の教育支援活動を行っている学研メディカルサポートが提供するeラーニングシステムです。医療・看護・介護業界で働く人々の教育をサポートする「学研メディカルサポート」が提供するサービスのひとつで、介護分野・老健施設向けの研修内容が揃っています。
介護現場ではじめて働く方におすすめの「新人介護スタッフ研修コース」と、施設全体ですぐに使える知識や介護の実践的なテクニックを紹介する「介護スタッフ研修コース」の2種類が用意されており、配信コンテンツ・スケジュールは1年ごとに更新。常に時代に即した、最新の研修内容を閲覧することができます。
料金は月額9,000円(税抜)で、1施設につき3IDの発行です。看護師向けのeラーニングシステム「学研ナーシングサポート」と併用の場合は、月額1万円(税抜)となります。
しるべ倶楽部
「しるべ倶楽部」は、医薬品卸売事業・調剤薬局事業などを手がける東邦ホールディングスが提供している介護職向けのeラーニングシステムです。
法人契約の場合は初期導入費8,000円、月額管理料1,000円、月額利用料金1,200円から利用可能。また、各スタッフの研修進捗状況の確認や、SNS機能、管理者側からのプッシュ通知発信機能なども搭載されてます。
コンテンツは「コース」「キャプチャー」「セクション」「カード」という4階層で構成されており、1カードあたりの標準学習時間は約3分。PC・スマートフォン・タブレットなど、さまざまなデバイスから手軽に学習できる点が魅力です。もちろん、介護に役立つ知識が幅広く網羅されており、体系化されているため、効率よく学習することができます。
E care labo
「E care labo」は、人材サービス・教育研修事業などを手がけるツクイスタッフが提供する、福祉の研修に特化したeラーニングサービスです。「BCP対応」「虐待・身体拘束防止」「感染症の予防と対策」「認知症ケア基本・応用」などの研修動画を約2,000本用意。法定研修の実施はもちろん、加算・減算から現場に活かせるテクニックをプロの講師が紹介。スタッフの対応力を手間なく引き上げたいという方におすすめです。
料金プランは「eラーニングプラン」と「みるだけプラン」の2種類が用意されており、「eラーニングプラン」では、管理者ID1名分・職員ID10名分がセット。受講指示・報告書管理などの機能を利用することが可能で、料金は年間6万円(税抜)。「みるだけプラン」は研修動画の視聴のみで、1アカウントあたり年間4万9,800円です。
主な機能
富士通ラーニングメディアのeラーニングサービス
「富士通ラーニングメディアのeラーニングサービス」は、人材育成・研修サービスなどを提供している富士通ラーニングメディアが手がけるeラーニングサービスです。
企業・会社の人材育成を支援するためのさまざまな研修サービスを提供しています。
また、集合研修、サテライト講習会、eラーニングなど、学習形態が選べるのも嬉しいポイントでしょう。
介護・福祉向けのeラーニングに関しては、「介護・福祉基礎(eラーニング)」コースが用意されています。医療業界従事者のほか、病院へのソリューション提案を行う営業担当者も受講対象として設定されており、介護保険制度のしくみや介護サービスの具体的な内容について学習できます。基本的な業種知識を得ることができるため、新人研修にもおすすめです。
主な機能
Waculba
「Waculba(ワカルバ)」は、経営・組織人事戦略など、さまざまなコンサルティング業務を手がける日本経営グループが提供するeラーニングシステムです。
このサービスは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策の影響によって、新入職員への集合研修・OJTの時間が確保できなくなってしまった医療機関・介護福祉施設のために、期間限定でリリースされました。10万人以上の医療介護・福祉関係者への研修実績に基づいて作成されており、実績・信頼性は十分だと言えるでしょう。
「フルプラン」と「ライトプラン」の2つが用意されており、「報告連絡相談」「整理・整頓・清掃・清潔」など、病院職員・医療従事者になった新社会人へ向けて作成されたコンテンツから、医療論理・病院経営の内容までカバーすることが可能です。
主な機能
プロシーズのeラーニング講座提供サービス
プロシーズのeラーニング講座提供サービス
は、eラーニング事業をはじめとしたシステムインテグレーション事業などを手がけている会社です。eラーニングシステム(LMS)やeラーニング講座などを提供しています。導入企業数は2,400社以上、受講者数は15万人以上と豊富な実績があり、その信頼性はお墨付きでしょう。
介護・福祉向けには、「これだけは知っておきたい!介護の基礎講座」が用意されており、現場教育・新人研修への活用や、経験不足な介護専門職の方のスキルアップにも利用できます。30分ごとの内容で、スマートフォンでも研修動画を閲覧することが可能。どこにいても隙間時間を活用して効率的に研修を進められるのは大きなメリットだと言えます。標準学習時間は約315時間と充実した内容で、料金は別途、初期費用25,000円に加え、スタンダードプランが3ヵ月契約7,500円×人数、プレミアムプランが3ヶ月契約12,000円×人数(別途追加料金で延長可能)です。
以上、介護・福祉業におすすめのeラーニングシステムを詳しく解説しました。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、eラーニングシステム選びの相談を承っています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
eラーニングシステム選びのポイント
eラーニング教材やeラーニングシステムの数は膨大で、どれが自社に合っているのか迷うことも多いでしょう。基本的には以下の2つのポイントを抑えてシステムを選ぶことが大切です。
eラーニングシステム選びのポイント
- 自社が求めているコンテンツが含まれているか確認する
- 料金体系を確認する
自社が求めているコンテンツが含まれているか確認する
eラーニングシステムを利用する際に注意したいポイントは、コンテンツの提供内容です。自社が希望する内容が含まれているかどうかを、しっかりと事前に確認しておくことが重要だと言えます。「新人研修」「スキルアップ」など、eラーニングシステムを導入する目的はさまざま。そして、各社が提供する講座内容やコンテンツも、それぞれに異なります。目的に合ったコンテンツが用意されているeラーニングシステムを導入しなければ、効果を得ることは難しいでしょう。
料金体系を確認する
eラーニングシステムの契約を結ぶ前に、料金体系をしっかりと確認しておくことも重要です。eラーニングシステムは、多くの場合「管理者ID」と「動画視聴ID(スタッフID)」が用意されており、それぞれに価格が設定されています。また、「動画視聴ID」は利用者1人ごとに費用がかかるケースと、一定の従業員数にまでは同価格のケースがあり、どの料金体系がお得になるのかは利用団体によって異なるでしょう。講座内容と照らし合わせながら、コストパフォーマンスのよい選択となるよう、料金体系もしっかり確認しておくことをおすすめします。
より詳しい選び方や、2025年最新のおすすめeラーニングシステムについては別記事「おすすめeラーニングシステムを徹底比較」で解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ:eラーニングシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
今回は介護・福祉業界に対応しているeラーニングシステム6選と、選び方で失敗しないためのポイントを2つご紹介しました。「料金が安い」「講座内容が充実している」など、それぞれのeラーニングシステムに特徴・強みがあるため、どのサービスが最適なのか迷ってしまう方もいるかもしれません。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かる診断(無料)ができます。
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