クラウド型のWeb会議システムおすすめ9選【2025年最新】
近年ますます取り組みが増えているテレワーク。そんなテレワークの発展にあわせて、クラウドサービスを利用したWeb会議システムの利用者も増えつつあります。しかし、Web会議システムにはさまざまな種類があり、「サービスによってどのような違いがあるのかわからない」という方もいるでしょう。
この記事では、オンプレミス型Web会議とクラウド型Web会議にはどういった違いがあるのか解説したうえで、おすすめのクラウド型Web会議システムをご紹介します。
- Web会議システムとは
- クラウド型とオンプレミス型の違い
- 【比較表】クラウド型のWeb会議システム
- クラウド型のWeb会議システムおすすめ3選
- 【比較表】おすすめのクラウド型のWeb会議システム
- クラウド型かオンプレミス型か選べる!Web会議システム3選
- 商談・営業にもおすすめ!Web会議システム3選
- Web会議システムの選び方
- まとめ:自社にぴったりなweb会議システムを選ぼう
Web会議システムとは
クラウド型のWeb会議システムとは、インターネットを通じて映像と音声を配信することで、遠隔地にいる人と対面しているような連絡がとれるツールです。ネット環境に加えてパソコンやスマートフォンといった対応デバイスがあれば、どこにいてもWeb会議に参加できます。
会議に使う資料共有もコンピューター上でできるため、完全ペーパーレスで会議を進めることもできます。Web会議システムの利用に必要な機材は簡単に入手でき、テレビ会議と違って導入がしやすのもメリットです。
クラウド型とオンプレミス型の違い
Web会議システムにはオンプレミス型とクラウド型という2つの違いがあります。それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
オンプレミス型Web会議システム
メリット
- 会社ごとのスタイルに応じてカスタマイズができる
- 保守費用を除けば、初期コストだけで導入できる
- 自社ポリシーに合わせたセキュリティレベルが導入できる
デメリット
- 初期の導入コストが割高になる
- Web会議の環境構築に時間が掛かる
- サーバー構築費やカスタマイズ費、維持費が掛かる
- 技術トラブルの問題は自社で解決する必要がある
クラウド型Web会議システム
メリット
- 特に設定をしなくてもWeb会議システムを導入できる
- 利用回数やサーバー負担を気にせず利用できる
- 常に最新バージョンのソフトウェアを利用できる
デメリット
- ほとんどが提供元に依存する
オンプレミス型Web会議システムは、自社サーバーを構築することで優れたカスタマイズ性を発揮できます。しかし、システム管理者など技術に精通している人材が必要です。
クラウド型Web会議システムは、洗練されたシステムを常に最新バージョンで利用ができます。しかし、サーバーを含めほとんどが提供元に依存するため、セキュリティ面などのカスタマイズはできません。
自社のセキュリティポリシーに応じて、オンプレミス型とクラウド型Web会議サービスを選択するのもポイントです。
【比較表】クラウド型のWeb会議システム
ここからは特におすすめ!クラウド型のWeb会議システムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するWeb会議システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、Web会議システム選びの参考にしてください。
クラウド型のWeb会議システムおすすめ3選
それでは、webミーティングに最適なクラウド型Web会議システムのおすすめ3選をご紹介します。
-
料金
月1,480円/ID -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
1
取り組みやすい特長を持つCanSeeは、ユビテックが提供するクラウドweb型会議システムです。ひとつのIDに掛かる費用は月額1,480円で、最大25名が参加可能です。専用アプリを端末にインストールして、あとは会議用のリンクをクリックするだけで簡単にwebミーティングを始めることができます。
専用アプリはスマートフォンやタブレットでも配信されているため、持っているスマートフォンを使えばWeb会議に参加することもできます。HD映像に標準対応しており、端末の性能や回線状況に応じて最適なビデオ映像が提供されるためストレスのないWeb会議を行えます。
高品質の映像に配慮された仕組みに加えてWeb会議への参加のしやすさなど、webを通したコミュニケーションに抵抗のある方も利用しやすいクラウド型Web会議システムだと言えるでしょう。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 画面共有機能
-
料金
年132,000円/ポート -
初期費用
5,500円
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最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
10
多機能さに特長を持つV-CUBE ミーティングは、ブイキューブが提供するクラウド型Web会議システムです。Office 365と連携することが可能で、Microsoftアカウントを使ってV-CUBE ミーティングのサービスを使うことができます。すでにMicrosoftサービスを使って業務をしており、IDを複数作成・管理する労力やパスワード漏洩の危険性を抑えたいシーンにも最適です。
ブラウザ(WebRTC)での配信に対応しているため、アプリケーションをインストールせずともWeb会議を始められます。外国語での会議に向けたリアルタイム翻訳機能が採用されており、通訳への負担や会議の意思疎通に関する不安を軽減することもできるでしょう。
株式会社シード・プランニングの調査ではWeb会議のクラウド市場でシェアNo.1を獲得するなど、洗練されたWeb会議システムを求めている方におすすめだと言えるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
-
料金
月60,000円/ライセンス -
初期費用
30,000円
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
セキュリティ面に特長を持つsMeetingはドコモ・システムズが提供するクラウド型Web会議システムです。「Super Lite」プランであれば5つのライセンスを初期費用3万、月額2万8,800円にて利用できます。
高品質で優れたセキュリティ対策を売りにしており、モバイルデバイスごとにユーザー認証をしたり、アプリ利用時は画面キャプチャを抑止したりすることが可能です。
システム面にも優れており、発表者の画面を参加者全員に共有する「共有モード」で配布した資料はデータが配信されるものの、クライアントに会議データが一切残らない仕様のため会議終了とともにデータが自動的に削除されます。
Web会議に使った端末を紛失したときの情報漏えいリスクを引き下げられるなど、高いセキュリティポリシーを持つ企業におすすめのクラウド型Web会議システムだと言えるでしょう。
※この製品は新規販売受付およびサービス終了をし、後継サービス「letaria(レタリア)」としてサービスを提供開始しています。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- IP制限
- 英語
- 画面共有機能
- ホワイトボード機能
- ホワイトボードへのテキスト入力機能
- 参加者へのファイル送信機能
【比較表】おすすめのクラウド型のWeb会議システム
ここからはおすすめのクラウド型のWeb会議システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するWeb会議システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、Web会議システム選びの参考にしてください。
クラウド型かオンプレミス型か選べる!Web会議システム3選
次に、自社環境に応じてオンプレミス型かクラウド型を選択できるWeb会議システム3選をご紹介します。
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料金
月3,000円/ID -
初期費用
78,000円
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最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
MORA Video Conferenceは、テリロジーが提供するペーパーレス・Web会議向けサービスです。クラウド版はひとつのIDにつき初期費用が7万8,000円(税抜)、月額3,000円(税抜)で、オンプレミス型は100万近くの初期費用に加えて保守費が必要です。
管理者画面を始め、「スケジュール設定」「アプリ・デスクトップ共有」「会議への入退室履歴」など管理機能に優れています。通信ログがクラウド上に残るほか、Web会議サービスへのログインとは別に、Web会議室自体に入室パスワードを設けることもできます。
システム面では音声を最優先にしており、インターネット回線が不安定になっても会話が中断する可能性を抑えることが可能です。自社サーバー導入のオンプレミス型モデルであれば、サービスロゴの変更や、セキュリティ性の高いイントラネット内でのWeb会議に利用できます。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
-
料金
月3,000円/ライセンス -
初期費用
78,000円
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最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
なし
LiveOnは、ジャパンメディアシステムが提供するWeb会議システムです。クラウド版は低価格な料金設定で、ひとつのIDには初期費用が7万8,000円(税抜)、月額3,000円(税抜)。オンプレミス型は初期費用100万(税抜)と保守管理費、ソフトライセンス費が掛かります。
クラウド版はWeb会議において欠かせない機能を多数搭載しており、フリーハンドで記入できる「ホワイトボード機能」や、Web会議の様子をまるごと保存できる「録画・録音」機能がついています。ほかにも、画面表示の自動整列や拡張表示する設定をクラウド上に保存することができます。議長が遠隔で他参加者の映像・音声の元管理も可能です。
クラウド版のWeb会議システムでオプションとして提供される基本サービスが、オンプレミス型では標準搭載されているため、自社内で構築する場合は多機能なWeb会議システムをカスタマイズできるでしょう。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 会議室パスワード設定
商談・営業にもおすすめ!Web会議システム3選
最後に、商談・営業におすすめのクラウド対応Web会議システム3選をご紹介します。
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料金
月35,000円/ルーム -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
オンライン商談システムB-Roomは、Bloom Actが提供しているクラウド型Web会議システムです。1ルームあたり月額3万5,000円で利用できます。クラウドサーバーはルームごとに貸し出す仕組みとなっており、ひとつのルームに入れる人数は最大で4名。イメージとしてはクラウド(仮想)化された会議室に近く、空いている時は実際の会議室のようにいつでもミーティング・社内ユーザーでシェアすることができます。
招待を受けたゲストユーザーはWeb会議サービスの使用量が請求されないため、取引先との商談や打ち合わせで気軽に使うことができます。契約期間は12ヶ月単位となり、1ルームごとの追加契約も可能です。1ルームにつき5つのアカウントが発行され、それぞれプロフィールや保存資料、ルームを利用する予約情報を管理できます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- IP制限
- 画面共有機能
- 参加者へのファイル送信機能
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
web型と電話型の2タイプに対応したbellFaceは、ベルフェイスが提供するオンライン営業向けのクラウド型Web会議システムです。費用体系は初期導入費用+月額コストで、追加ID数に応じてシステム利用料が増える仕組みです。
営業に特化しており、アカウントごとに登録できる「名刺型プロフィール」、自由に設定できるマニュアル「デジタルカンペ」、契約データを管理する「電子契約書」機能などが搭載されています。
電話営業でも、Web会議に接続してもらうまでの手順は「伝えられた接続ナンバーを公式サイトへ入力するだけ」というお手軽さなので、直接電話をしながらの商談に繋げることが可能です。商談内容は録画・録音され、会話の文字起こし機能で営業内容を可視化できます。部署内で商談のデータを共有すれば、見積もりを提示するタイミングや資料の進め方など、チーム内でノウハウを共有することができるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- 画面共有機能
- 参加者へのファイル送信機能
- 録音・録画機能
-
料金
月25,000円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
3ヵ月
-
最低利用人数
5
インサイドセールスに特化したmieruka Cloudは、アプリのインストールが一切不要のクラウド型Web会議システムです。「同時接続数5」プランは月2万5,000円(税抜)から利用可能で、初期不良は一切無料。契約期間やプランは1ヵ月単位で変更できるため、予定に応じて契約内容を適宜見直すことができます。
セールス中のWeb会議画面はオペレータと連動しており、商談相手の画面操作を制限することで、商談中の資料説明による確認トラブルが発生する心配を抑えられるでしょう。資料共有機能として資料を送信できるほか、「ホワイトボード」機能を使って手書きで内容を説明することも可能です。
利用者のニーズに応じて新機能を追加したり、UIをやデザインを変更したりといったカスタマイズも別途対応しています。クラウド型Web会議システムのOEMを探している方におすすめのサービスです。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- エンドツーエンドの暗号化
- 英語
- 画面共有機能
- ホワイトボード機能
Web会議システムの選び方
Web会議システムの選び方として、クラウド型Web会議サービスを選ぶ前に知っておきたいポイントをご紹介します。
通信・通話の品質
安定したクラウド型webシステムを探す場合は通信や映像エンジンの技術面をチェックしておきましょう。Web会議のメリットは、遠隔地でも相手の表情や伝えたいことをしっかりと見て、聞き取れることです。
Web会議のサービスによって通信&通話の質が異なるため、場合によってはメリットを損なってしまう可能性があります。独自技術で安定した通信を実現したサービスや、使用帯域を自動的に制御して最低限の通話だけでも行なえるサービスなど、導入後の品質面にも目を配っておきましょう。
セキュリティ対策は万全か
クラウド型webシステムに付き物な悩みがセキュリティ対策への配慮です。イントラネットを利用できるオンプレミス型とは違い、クラウド型はインターネットを通じてWeb会議システムに接続する仕組みのため、不正アクセスなどの情報漏えいに気を配る必要があります。
そのため、「Web会議上でやり取りするデータが暗号化されているのか」「暗号化アルゴリズムは強固なものか」「アカウントごとにユーザー認証が行えるか」といったセキュリティ面をチェックしておきましょう。
簡単に会議に参加できるか
Web会議システムを導入する場合は、IT関連の知識がない方でも気軽に利用できるサービスをおすすめします。Web会議に参加するまでの手間が掛かってしまうと、社内での利用頻度が思ったよりも低くなってしまい、費用対効果を得られない可能性があるのです。
そのため、ストレスフリーにユーザーを招待・参加できるかという点は非常に重要です。社内外のユーザー層にあわせて、ユーザーインターフェースはシンプルか、実際にクラウド上でWeb会議をするまでに迷いそうな手順はないか注目しておきましょう。
参加人数の上限はどれくらいか
クラウド型Web会議システムは、参加人数に上限が設けられていることがあります。オンプレミス型とは違い、クラウド型Web会議システムの場合は提供元が設定している上限を超えてユーザーが参加することはできません。特に、無料のクラウド型Web会議システムは参加上限が少人数に設定されていることも多いです。
そのため、「Web会議システムを導入した場合の参加人数」を事前に算出して、人数上限をオーバーにならないようなサービスの選択をおすすめします。
まとめ:自社にぴったりなweb会議システムを選ぼう
Web会議システムにはペーパーレスをはじめ、自動議事録の作成機能や遠隔地での打ち合わせなどさまざまなメリットがあります。とはいえ、クラウドサービスの運営元によって提供されているサポートはさまざまです。使える機能面も異なるため、自社にぴったりなWeb会議システムを選定することが重要だと言えるでしょう。
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