【2024年最新】Web会議システム10選の費用と料金相場を徹底比較
多くの企業においてリモートワークの機会が増え、より一層重要なツールの1つとなったのがWeb会議システムです。Web会議システムとは、その名の通りweb上で会議を行えるシステムのこと。複数人でビデオ通話を行うことができるほか、チャットでのやり取り、画面共有なども行える便利なサービスです。
しかし、これまでにあまりwebサービスを利用したことのない企業の場合には、いくつもあるWeb会議システムから1つを選ぶのは難しいもの。どのくらい費用がかかってしまうのか心配という方も多いでしょう。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、様々な分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できるPRONIアイミツが、おすすめのWeb会議システムを厳選!利用料金をまとめてご紹介するとともに、それぞれの機能や特徴も解説していきます。
これからはじめてWeb会議システムを導入するという方や、今使っているWeb会議システムに少し不満があるという方はぜひ参考にしてみてください。
Web会議システムの選び方
おすすめのWeb会議システムをご紹介する前に、Web会議システムを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介していきます。
参加可能人数はどのくらいか
会議と言っても、1on1で話し合う場面もあれば、4人ほどで話し合うことも、10人くらいのチームで話し合うことも、あるいは部署全体にセミナー形式で配信したいというような時もあるかもしれません。
Web会議システムにはそれぞれ参加可能人数が定められているため、大人数でリモート会議を行う可能性があるという場合には、最大で何人くらい参加しそうなのかをきちんと把握しておき、その人数に対応できるWeb会議システムを選ばなければなりません。
サポート体制は万全か
Web会議システムは使い方がシンプルなものが多いですが、うまく起動できないといった場合や、システムに不具合があるといった場合には、サポートセンターに問い合わせる必要があるかもしれません。
サポート体制が整っていないサービスの場合、お問い合わせからしばらく経ってからでないと回答が返ってこないなんてことも少なくありません。一方、サポート体制が万全な会社であれば、すぐに電話での説明や遠隔操作支援なども行ってくれる場合もあるでしょう。
特に有料のWeb会議システムだとサポート体制が整っている可能性が高いため、システムを選ぶ際には有料のものから検討した方がいいかもしれません。
セキュリティ対策は万全か
Web会議システムでもっとも重要なポイントと言っても過言ではないのが、セキュリティ対策についてです。セキュリティ対策がきちんと施されていないシステムを使ってしまうと、不正アクセスによって会話が漏えいしてしまう、パソコンのカメラからの情報も抜き取られる、共有されたファイルやデータを盗まれるといったトラブルが起きかねません。
Web会議システムとして言わずと知れた人気ツール「Zoom」もセキュリティ面における脆弱性が指摘され、多くの企業や政府などは使用禁止令を出していました。
大事な情報を盗まれるという最悪の事態を防ぐためにも、データの暗号化はされているのか、アクセス制限も可能かといったセキュリティ面をきちんと確認しておきましょう。
コスパがいいWeb会議システムはどれ?
Web会議システムを導入する際に、どうしても気になるのがコストパフォーマンスのよさです。「機能やセキュリティ面にはもちろん気を付けたいが、費用がどれくらいかかってしまうのか不安」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、下記の10サービスに絞ってユーザー数10名で会議室1部屋と仮定した場合、どのくらいの月額料金がかかるのかをまとめてみました。
- Microsoft Teams
- CanSee
- FACEHUB
- FreshVoice
- Lite Fresh Voice
- Whereby
- Cisco Webex Meetings
- LoopGate
- Calling
- LiveOn
※ユーザー数10名、会議室1部屋の場合の月額料金(もっともリーズナブルなプランを採用)
Web会議システム名 | 料金 |
---|---|
Microsoft Teams | 無料 ※有料版もあり |
CanSee | 1,480円 |
FACEHUB | 要問い合わせ |
FreshVoice | 3万円 |
Lite Fresh Voice | ※会議室1部屋につき5名(拠点)までなので対象外 |
Whereby | 約1,100円 |
Cisco Webex Meetings | 無料 |
LoopGate | 要問い合わせ |
Calling | 1万1,800円 |
LiveOn | 3万円 |
Web会議システムは、ヒアリングしたのちにユーザー数や使用頻度などをふまえてそれぞれの会社にあったプランを提案することも多く、そのため利用料金が明かされていないものも少なくありません。そして中には「Microsoft Teams」や「Cisco Webex Meetings」などの無料で利用できるものもあり、なるべく費用を抑えたい場合には非常におすすめといえるでしょう。
しかし、機能面や音質・画質などもそれぞれでバラバラなので、安易に金額だけで導入を決めるのではなく、どういったサービス内容なのかを把握することが重要です。「自社にとってコストパフォーマンスがいいWeb会議システム」を見つけるためにも、それぞれの機能や特徴もあわせてチェックしていきましょう。
人気Web会議システム10選!料金や特徴をまとめてチェック
ここからは、多くの企業で利用されている人気のWeb会議システムを1つずつご紹介していきます。
Microsoft Teams
プラン名 | 料金 |
---|---|
Microsoft Teams(単体) | 無料 |
Microsoft 365 Business Basic | 540円/1ユーザー |
Microsoft 365 Business Standard | 1,360円/1ユーザー |
Office 365 E3 | 2,170円/1ユーザー |
Microsoft Teamsは、チャットやテレビ会議などを利用できるWeb会議システムです。Microsoft Teams単体の利用であれば無料で、web版のWordやExcel、PowerPointをあわせて利用できます。SharePoint OnlineやYammer、Plannerなどの追加サービスを利用したい場合や、よりセキュリティ面を強固にしたいという場合にはMicrosoft 365へのアップグレードをおすすめします。
【こんな企業におすすめ】
・まずは無料でWeb会議システムを利用してみたい企業
・WordやExcelなどと連携させたい企業
CanSee
プラン名 | 料金(月額) |
---|---|
プラン分けなし | 1,480円/1ID |
CanSeeは、定額制のクラウド型ビデオ会議サービスです。1IDあたり月々1,480円で利用することができ、1IDにつき最大25人まで同時接続が可能なので、非常にコストパフォーマンスに優れているサービスといえるでしょう。専用のアプリケーションをインストールするだけでOK&マルチデバイス対応なのもうれしいポイント。フルHDが標準搭載されており、テレビ会議でありながらも高画質である点も魅力です。
【こんな企業におすすめ】
・コストパフォーマンスを重視したい企業
・高画質なテレビ会議を利用したい企業
FACEHUB
プラン名 | 料金(月額) | 備考 |
---|---|---|
プラン分けなし | 1万円 〜 / 1ライセンス | 別途初期費用あり |
FACEHUBは、誰でも気軽に使用できる使いやすさが魅力のWeb会議システムです。専用のアプリをインストールせずとも使用することができ、ビデオ通話用のURLを作成・共有するだけでOK。シンプルで直感的なインターフェイスも魅力です。1on1や複数の会議形式、1対複数のセミナー形式などにも対応しています。
【こんな企業におすすめ】
・アプリのインストールも不要な気軽に使えるWeb会議システムをお探しの企業
・会議のみならずセミナーにもWeb会議システムを活用したい企業
FreshVoice
プラン名 | 利用可能時間(月) | 料金(5拠点までの場合) | 備考(初期費用) |
---|---|---|---|
リミット10 | 10時間 | 1万5,000円 | 10万円 |
リミット20 | 20時間 | 2万5,000円 | 10万円 |
フラット | 無制限 | 4万5,000円 | 10万円 |
FreshVoiceは、これまでに4,000社以上の企業に導入されてきたWeb会議システム。わずか3クリックで簡単に会議を開くことができる使いやすさが人気を呼んでいます。Blu-rayなみの高画質、CDなみの高音質も魅力の1つ。最大で200拠点まで対応可能なほか、サポート体制が万全なのも心強いでしょう。無料トライアルもあるのでまずは利用してみるのもいいかもしれません。
【こんな企業におすすめ】
・使いやすいWeb会議システムをお探しの企業
・高画質、高音質のWeb会議システムをお探しの企業
Lite Fresh Voice
利用例 | 料金(月額/税抜) |
---|---|
1IDで1URL契約の場合 | 1万5,000円 |
10IDで2URL契約の場合 | 7万2,000円 |
※ID=アカウント管理者数、URL=会議室数
Lite Fresh Voiceは、名前の通りFresh Voiceのライト版として提供されているWeb会議システムです。1つの会議につき5名まで(5拠点まで)参加できます。URLを作成するだけで気軽に会議を始めることができるため、アプリのインストールは必要ありません。マルチデバイス対応なので、パソコンのみならずタブレットやスマートフォンでもスムーズに利用可能です。
【こんな企業におすすめ】
・対応可能人数は2~5名までで十分という企業の方
・マルチデバイス対応のWeb会議システムをお探しの企業
Whereby
プラン名 | 料金(月額) | 備考 |
---|---|---|
Free | 無料 | 1ユーザー/会議室1室 |
Pro | 約770円(6.99ドル) | 無制限のグループ会議 |
Business | 約1,100円(9.99ドル) | 無制限のグループ会議 |
Wherebyは、ログインやアプリのインストールなしで気軽に利用することのできるWeb会議システムです。Businessプランであれば最大100名まで同時接続が可能で、画面共有機能も搭載。iOSアプリを用いて、スマートフォンから利用することもできます。有料プランの方がサポートサービスが整っているため、より安心して利用したい場合にはグレードアップがおすすめでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・アプリのインストールなしで気軽に使えるWeb会議システムをお探しの企業
・50人程度まで同時に会議に参加できるWeb会議システムをお探しの企業
Cisco Webex Meetings
プラン名 | 料金(月額) |
---|---|
無料 | 無料 |
Starter | 1,490円/ホスト1名につき |
Plus | 1,980円/ホスト1名につき |
Business | 2,980円/ホスト1名につき |
※年間プランの場合は4か月間無料/月間プランは1カ月間無料
Cisco Webex Meetingsは、作成されたリンクをクリックするだけで誰でも会議に参加することのできるWeb会議システムです。無料版であっても1つの会議に最大100名まで同時接続が可能であるほか、会議回数の制限もありません。グレードアップした場合は、カスタマーサポートが充実するほか、クラウドストレージも利用できる、他のアプリケーションとの統合も可能となるなど、業務効率化に役立つ機能が満載です。
【こんな企業におすすめ】
・無料で利用できる高品質なWeb会議システムをお探しの企業
・他のアプリケーションとの連携なども行いたい企業
LoopGate
プラン | 料金 |
---|---|
ヒアリングの上で提案 | 要問い合わせ |
LoopGateは、シリーズ累計導入数2,400社を誇るWeb会議システムです。ITトレンド年間ランキングで7年連続1位を獲得したこともある人気サービスで、一般企業のみならず官公庁にも利用されています。人気の理由としてあげられるのは、ワンタッチですぐに会議を始めることのできる簡単さや、土日や早朝、夜間も問わず対応しているカスタマーサポート、フルHDなみの高画質・CDなみの高音質など。内容はすべてAESによって暗号されることから、セキュリティ面も安心でしょう。
【こんな企業におすすめ】
・導入実績が豊富なWeb会議システムをお探しの企業
・セキュリティ面の対策やサポート体制が万全なWeb会議システムをお探しの企業
Calling
利用例 | 初期費用 | 月額 | 備考 |
---|---|---|---|
5ルーム契約の場合 | 20万円 | 1万1,800円/1ルーム | ルーム=同時接続が可能な回線数 |
Callingは、リコーやネオキャリア、DMM.comなど多くの有名企業にも導入されているWeb会議システムです。ユーザー数による課金ではなくルーム数による課金を採用していることから、どれだけユーザー数が増えても追加費用は0円。利用時間の制限もありません。基本的な機能のみならずホワイトボード機能やアンケート機能なども搭載されているほか、ルームURLを発行するだけで簡単に会議を始めることができるのも魅力でしょう。
【こんな企業におすすめ】
・コストパフォーマンスに優れたWeb会議システムをお探しの企業
・これまでの導入実績が豊富なWeb会議システムをお探しの企業
LiveOn
プラン名 | 初期費用/1ライセンス | 月額/1ライセンス |
---|---|---|
クラウド版 | 7万8,000円(税別) | 3,000円(税別) |
プラン名 | サーバーソフト | クライアントソフトライセンス/1ライセンス |
オンプレミス版 | 100万円(税別) | 7万8,000円(税別) |
LIveONは、クラウド版とオンプレミス版の2つから選んで導入することのできるWeb会議システムです。気軽にはじめられるクラウド版の場合は、1ライセンスにつき月々3,000円の定額制。クリアな音声と画質が人気を呼んでいます。最大150画面まで表示できるなど、同時接続数の多さも魅力です。英語や中国語にも対応しているため、グローバルに展開している企業にもぴったりでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・Web会議システムを導入する際、クラウド版かオンプレミス版か選びたい企業
・グローバルに多くの拠点を展開している企業
まとめ
この記事では、Web会議システムを選ぶ際のポイントや、多くの企業に導入されているWeb会議システムの料金や特徴などをあわせてご紹介してきました。とにかく費用を抑えて導入したいという場合には「Microsoft Teams」や「Cisco Webex Meetings」の無料プランなどがおすすめですが、セキュリティ面やサポート面、機能の充実度なども考えると、グレードアップしたほうが安心して利用できるでしょう。
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