Umbrellaとは
Cisco Umbrellaは、クラウド上で脅威を防御するウイルス対策ソフトです。DNSレベルで悪意ある通信をブロックし、マルウェア感染やフィッシング被害を未然に防止します。オンプレミス機器を必要とせず、全拠点・リモート環境からのアクセスを一元的に保護。既存ネットワークに数分で導入でき、ユーザーやデバイスの位置を問わず安全な接続を実現します。Cisco Secure Xとの連携により、検知から対応までの一連のセキュリティ運用を自動化し、運用負荷を軽減します。
Umbrellaの特徴・メリット
Umbrellaの3つの特徴やメリットをご紹介します。
01
DNSレイヤーで脅威を事前に遮断
UmbrellaはDNSリクエストを解析し、悪意あるサイトへのアクセスを自動でブロックします。感染経路の初期段階で攻撃を遮断できるため、端末侵入や情報漏洩のリスクを大幅に低減します。
02
クラウドベースで迅速に導入可能
Umbrellaはオンプレミス機器の設置が不要で、ネットワーク設定のみで利用を開始できます。全拠点・在宅勤務環境でも統一されたセキュリティポリシーを適用でき、導入・管理の手間を抑えます。
03
セキュリティ運用を自動化し効率化
Umbrellaは「Cisco Secure X」と連携し、脅威の検知・分析・対応を自動化します。複数ツール間の情報共有を行い、インシデント対応の迅速化と運用負荷の軽減を実現します。
Umbrellaの料金プラン
Umbrellaの料金プランをご紹介します。
DNS レイヤーにおける脅威を、最前線でブロックするプランです。
■主な機能
・ネットワークデバイスとの統合を通じて、企業ネットワーク上のユーザを保護
・Cisco AnyConnect またはスタンドアロンのローミングクライアントとの統合により、ネットワーク外のユーザを保護
・マルウェア、フィッシング、ボットネット、その他の脅威に関連するドメインをブロック
・ドメイン別およびドメインカテゴリ別に Web フィルタリングを実行
・ドメインに基づくシャドー IT の検出とブロック
・ポリシーを作成し、Active Directory との統合によりユーザごとにレポートを作成
・適用、レポート、管理、および 展開に関する各種 API を使用して、既存のツールおよびワークフローと統合
・Cisco Threat Response と統合して、シスコ製品全体のアクティビティを集約
・Amazon Web Services(AWS) 統合により、お客様管理または シスコ管理の S3 バケットを使用してログを保持
DNS レイヤセキュリティ + 選択的 Web プロキシのプランです。
■主な機能
・DNS をバイパスする直接 IP 接続 をブロック
・選択的プロキシを使用して、Cisco Advanced Malware Protection(AMP)と AV エンジンにより URL とファイルを検査
・選択的プロキシを使用して、危険なドメインに関連付けられた SSL(HTTPS)トラフィックを復号して検査
・調査中の詳細なコンテキストについて Investigate の Web コンソールにアクセス
・Investigate の強化用 API をオンデマンドで使用することにより、URL、IP、ファイルに関する脅威インテリジェンスを活用して他のツールやシステムを強化
DNS レイヤセキュリティ + 高度なセキュリティ機能のプランです。
■主な機能
・Web トラフィック全体のプロキシ転送により、AV エンジンと Cisco Advanced Malware Protection (AMP)を使用した URL 検査と ファイル検査を実現
・すべての SSL(HTTPS)トラフィックの復号化と検査
・ドメイン、URL、カテゴリ別に Web フィルタリングを実行
・Cisco Threat Grid クラウドサンドボックス環境により疑わしいファイルを分析
・当初は問題ないと見なされていたが、悪意があると判明したファイルについて、過去の関連イベントを表示
・レイヤ 3 / レイヤ 4 ポリシーを作成して、特定の IP、ポート、プロトコルをブロック
・ドメインに基づくシャドー IT の 検出とブロック
・指定したアプリケーションに対するきめ細かいポリシーの作成と適用 (アップロードや添付ファイル、 投稿のブロックなど)
SIG Essentials + IPS 付きレイヤ 7 ファイアウォール DLP などの高度なセキュリティ機能のプランです。
■主な機能
・アプリケーション レイヤ 7 のポリシーと侵入防止システム (IPS) を用いたアウトバウンド通信保護の強化
・Web やクラウドアプリのトラフィックをインラインで検査し、機密データを検出
・インシデントレスポンスの迅速化 (悪意のあるドメイン、IP、ASN、ファイルの発見)
Umbrellaの機能/連携サービス
Umbrellaの機能
アクセスのWebコントロール機能
指定した種類のサイトや、個別のURLへの接続を制限できる
データのロールバック機能
障害やウイルス感染などで破損したデータを復元できる
動作環境のクロスプラットフォーム対応
パソコンやスマホなど、異なる環境で防御機能を使える
デバイスコントロール機能
USBメモリなどの接続を制限し、情報の持ち出しを防げる
ファイアウォール機能
外部から社内ネットワークへの不正アクセスを遮断できる
メール保護(メールフィルタリング)機能
迷惑メールや標的型攻撃メールなどの脅威から保護できる
Webサイトの保護機能
悪質なサイトを検出し、無効化やマルウェアのDLを阻止できる
感染データのパターンマッチング機能
既知のウイルス情報と照合し、同様の脅威を確認できる
リアルタイム保護(常駐検査)機能
不正なプログラムの実行時に警告を出し、即時対処ができる
マルウェアの静的解析機能
プログラム実行前に内部を解析し、脅威がないか確認できる
マルウェアの動的解析機能
プログラムを実際に動かして分析し、脅威を検出できる
ウイルスの振る舞い検知機能
類似性や振る舞いを解析し、未知のウイルスを検知できる
エクスプロイト(脆弱性)ブロック機能
アプリの脆弱性を狙う攻撃に対して保護を強化できる
フィッシング対策機能
偽サイトへ誘導するメールを検出し、アクセスを防げる
EDR(エンドポイントでの脅威検知)機能
ウイルス侵入後の動きを監視して攻撃の検知や対処ができる
システムの自動アップデート機能
ウイルス情報を最新版へ自動更新し、安全を維持できる
所有端末の管理コンソール機能
所有端末の状況を一括管理し、高い安全性を確保できる
サポート・ヘルプセンター
導入支援・運用支援あり
チャットサポートあり
メールサポートあり
電話サポートあり
提供形態
オンプレミス(パッケージ)
クラウド(SaaS)
スマホ・モバイル対応
スマホアプリ(iOS)対応
スマホアプリ(Android)対応
モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
セキュリティ対応
ISMS
Pマーク
冗長化
通信の暗号化
IP制限
二要素認証・二段階認証
シングルサインオン
対応言語
英語
フランス語
Webコントロール機能
アクセスのWebコントロール機能
データのロールバック機能
未然防止機能
動作環境のクロスプラットフォーム対応
デバイスコントロール機能
進入防止機能
ファイアウォール機能
ボットネットからの保護機能
メール保護(メールフィルタリング)機能
Webサイトの保護機能
既知の脅威対策機能
感染データのパターンマッチング機能
スパイウェア対策機能
未知の脅威対策機能
リアルタイム保護(常駐検査)機能
マルウェアの静的解析機能
マルウェアの動的解析機能
ウイルスの振る舞い検知機能
外部デバイス検査機能
エクスプロイト(脆弱性)ブロック機能
ウイルスの検知機能
UEFIのスキャナー機能
フィッシング対策機能
システム修復機能
EDR(エンドポイントでの脅威検知)機能
クリーンアップ機能
その他の機能
システムの自動アップデート機能
プレゼンテーションモード機能
所有端末の管理コンソール機能
VPN機能
デバイス対応
iPhoneに対応
Windowsに対応
Androidに対応
Macに対応
タブレットに対応
Umbrellaの導入実績事例
Umbrella
の導入企業名をご紹介します。企業規模・業界・上場企業ごとの導入企業名を調べることができます。実績は、公式サイトに掲載されている情報をもとにPRONIアイミツ
編集部が編集しております。公式サイト上に公開されていない実績がある場合もございますので、詳細につきましては直接サービスへお問い合わせください。
代表的な導入企業
株式会社TKC
日本郵便株式会社
株式会社日立製作所
Umbrellaの運営会社
サービスを運営するシスコシステムズ合同会社の概要です。
| 会社名 |
シスコシステムズ合同会社 |
| 本社の国 |
日本 |
| 本社所在地 |
東京都港区赤坂9-7-1
ミッドタウン・タワー
シスコ受付:21階 |
| 拠点 |
東京都
北海道
宮城県
愛知県
大阪府
広島県
福岡県 |
| 設立 |
1992年5月 |
| 代表名 |
中川 いち朗 |
| 従業員規模 |
1,300 名(2021 年 8 月現在) |
| 事業内容 |
ネットワーク システム、ソリューションの販売ならびにこれらに関するサービスの提供 |
| 資本金 |
4 億 5,000 万円 |