【2025年最新】「Avast(アバスト)」の評判と実態|約30種類のウイルス対策ソフトを試したPRONIアイミツが徹底比較!
今回取り上げる「Avast(アバスト)」は、チェコ・プラハに本拠を置くAvast Software社が開発・提供し、全世界4億人以上に利用されているウイルス対策ソフトです。30年超の実績を持ち、米・PC Magazines誌のアワードでは無料アンチウイルスウェアの最優秀賞に選ばれ、ITメディア・CNETによるアプリの年間ダウンロードランキングでも常に上位に入っています。
そこで本記事では、ウイルス対策ソフト「Avast(アバスト)」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや「Avast」の使い方も網羅。この記事だけで、「Avast」の全てが分かります。
- <総評>Avast(アバスト)は無料で使えるアンチウイルスソフト。有料版は多機能で◎
- Avastとよく比較されるサービス
- Avast(アバスト)のメリット5つ
- 徹底調査でわかった「Avast(アバスト)」を使うべき人・会社
- Avast(アバスト)の料金プラン
- まずは「Avast(アバスト)」の無料体験を
- まとめ
<総評>Avast(アバスト)は無料で使えるアンチウイルスソフト。有料版は多機能で◎
「Avast(アバスト)」の大きな特徴は、無料で使えるアンチウイルスソフトであること。30年以上の実績を持ち、世界の企業・個人の4億3,500万人以上が導入するウイルス対策ソフトでありながら、無料版でも高度なウイルス対策が可能です。無料版の「無料アンチウイルス」プランにおいても、ウイルス・ランサムウェアのリアルタイム検出、Wi-Fiネットワークの脆弱性検知、ハッカーによるデータの暗号化防止など、幅広いニーズをカバーしています。
「Avast」は自分から有料版に移行しない限り更新料を含めて一切料金はかかりません。とりわけ日本国内では無料版のユーザーが多く、「Avast=無料アプリ」という認識が広く根付いているようです。
「Avast」は、信頼性の高い製品を提供し続け、これまで名誉あるアワードにおいて数多く受賞歴を持ちます。2024年は国際的に権威があるテスト機関「AV-Comparatives.org」において、高度な脅威への保護テストで金賞を獲得しました。
このように「Avast」は高精度なセキュリティを無料で導入きるため、コストを削減したい企業には「KINGSOFT Internet Security」や「Avira Free Antivirus」と並んで有力候補の1つになるでしょう。
有料版は多彩な機能、サポート体制も充実
「Avast(アバスト)」の無料版と比較し、有料版には多彩な機能が搭載され、サポート体制も充実しています。
機能の比較項目 |
アバスト 無料版 |
アバスト 有料版 |
---|---|---|
ウイルス・ランサムウェアなどの脅威をブロック |
〇 | 〇 |
Wi-Fi セキュリティの脆弱性を検知 | 〇 | 〇 |
ハッカーによるデータの暗号化を防止 | 〇 | 〇 |
フィッシング詐欺サイトのブロック | × | 〇 |
疑わしいアプリを隔離 | × | 〇 |
高度なファイアウォールでハッカーをブロック | × | 〇 |
機密性のあるファイルの完全抹消 | × | 〇 |
アプリの自動アップデート | × | 〇 |
最大10台のデバイスにインストール可能 | × | 〇 |
有料版では、疑わしいアプリをPCから隔離して安全な環境で試用できる「サンドボックス機能」があり、さらに安全に運用したい企業にはおすすめです。また、「スマートスキャン機能」では、ワンクリックで主要なセキュリティチェックをまとめて行なうことが可能。
上記の機能以外に、最上位プランの「アルティメット」では、インターネット接続を暗号化し安全なウェブ閲覧を可能にする「アバストセキュリティラインVPN機能」や、隠れた不要ファイルの削除によりコンピュータを高速化する「アバスト クリーンアップ プレミアム機能」なども搭載しています。
また、「Avast」の有料版はサポート体制も充実し、年中無休で対応しています。まずは無料版の「無料アンチウイルスプラン」からスタートし、必要に応じて有料版にシフトしていくのもおすすめです。
他のウイルス対策ソフトと比べてどうなのか?
まずはコストの面から、「Avast(アバスト)」を他のウイルス対策ソフトと比べます。「Avast」には無料版である「無料アンチウイルス」プランのほかに、2種類の料金プラン「プレミアム セキュリティ」「アルティメット」が用意されています。
【料金プランの比較表】
比較項目 | Avast |
ノートン 360 | Kaspersky |
---|---|---|---|
台数 | 1台・10台まで対応 | 1・2・3・5台に対応 | 3・5台まで対応 |
利用料金 (1台) |
4,940円~/最初の3年 (1年版:年額6,480円~) |
11,980円~/最初の3年 (1年版:年額4,780円~) |
9,700円~/最初の3年 (1年版:年額5,120円~) |
対応OS | Windows/Mac/Android/iOS | Windows/Mac/Android/iOS | Windows/Mac/Android/iOS |
機能 | ウイルス検出、Wi-Fiの検疫、ファイアーウォール、フィッシング詐欺対策、ソフトウェア自動更新、など | ウイルス検出、マルウェアの不正侵入からの保護、ファイアーウォール、フィッシング詐欺対策など | ウイルス検出、マルウェアの不正侵入からの保護、ファイアーウォール、フィッシング詐欺対策など |
1台の場合、「Avast」は最初の3年に限り「プレミアム セキュリティ」が3年間で4,940円、「アルティメット」が3年間で 8,180円と大幅な割引き価格で利用可能。ただし、その後は通常の延長料金となり、「プレミアム セキュリティ」は年額6,480円、「アルティメット」は年額9,680円です。
「ノートン 360」「Kaspersky」も最初の3年は割安で利用できますが、通常料金は「ノートン 360」が年額4,780円~、「Kaspersky」が年額5,120円~です。
単純に通常金額で比べると、「Avast」の料金は「ノートン 360」や「Kaspersky」を上回っており、セキュリティソフトとしてはやや高額です。「Avast」は無料アンチウィルスプランで最低限のウイルス対策は確保できるものの、プラスアルファの機能を求めて有料版へシフトする場合は、他社製品も視野に入れながら慎重に検討しましょう。
続けて、機能面の比較では、「Avast」の「無料アンチウイルス」プランではウイルス検出、Wi-Fiの検疫、パスワード管理などが可能。有料版ではそれらに加えて、ソフトウェアの自動更新、フィッシング詐欺対策など、
セキュリティソフトに必要な機能を完全にカバーしており、他社製品から見劣りする部分はありません。
Avastとよく比較されるサービス
Avast(アバスト)のメリット5つ
ここでは、機能・料金の調査結果をもとに、「Avast(アバスト)」のメリットを解説します。
- 高い精度のセキュリティを無料で使える
- 独自のスマートスキャン機能
- アプリの安全性を確認でき、PCへのウイルス被害を回避
- AIが危険サイトをブロック
- Wi-Fiの脆弱性を検知し、情報漏えいを防止
高い精度のセキュリティを無料で使える
「Avast(アバスト)」の大きなメリットは、高い精度のセキュリティを無料で使えることです。法人・個人問わず全世界4憶人以上が利用する信頼性の高いセキュリティ対策ソフトなので、コストを削減したい企業にもおすすめ。「Avast」は日本国内では無料版である「無料アンチウイルス」のユーザーが多く、「Avira Free Antivirus」と並んで高い人気を集めています。
独自のスマートスキャン機能
「Avast」は独自機能により、画面に表示されたウィジェットをクリックするだけで、ウイルス検出やソフトウェアの脆弱性検知、ネットワーク検疫など7つのチェック機能が同時にスタート。このスマートスキャン機能は年々強化され、最新版は旧バージョンと比べて半分の時間でチェックが完了します。進捗状況は画面中央にパーセンテージで表示され、他の作業と並行しながらでもひと目で把握することが可能です。
アプリの安全性を確認でき、PCへのウイルス被害を回避
アプリやフリーソフトの安全性を確かめられる「サンドボックス機能」も「Avast」ならではの機能の1つ。未知のアプリやフリーソフトを仮想環境で実行することで、万が一ウイルスが含まれていた場合にも、端末全体に被害が及ぶのを抑えます。海外製のフリーソフトを利用する機会が多い企業には、非常に心強い機能です。
AIが危険サイトをブロック
「Avast」は、最新の2019年度版からAI(人口知能)が搭載されており、フィッシング詐欺サイトやウイルスの拡散を目的とした危険サイトを高い精度で検知し、利用者のアクセスをブロックします。
Wi-Fiの脆弱性を検知し、情報漏えいを防止
「Avast」は、飲食店や施設などに置かれているフリーWi-Fiの漸弱性を検知し、アクセスした際のデータの盗み見、情報漏洩えいを未然に防ぎます。
徹底調査でわかった「Avast(アバスト)」を使うべき人・会社
ここまで紹介してきたメリットを踏まえて、「Avast」はどういった人や企業に向いているのか、3つにまとめてみました。
- 無料でウイルス対策ソフトを利用したい人
- フリーソフトを使うことが多い企業
- Webの安全対策を強化したい企業
無料でウイルス対策ソフトを利用したい人
ウイルスの検出+Wi-Fiの検疫・パスワード管理に特化した「Avast」の無料アンチウイルスプランなら、更新料を含めて費用は一切かかりません。「とにかくコストをかけたくない」「無料のウイルス対策ソフトを試してみたい」という企業にはおすすめです。
フリーソフトを使うことが多い企業
「Avast」の有料版には、前述の「サンドボックス機能」という機能があり、端末への影響を最小限に抑えながらWebからダウンロードしたアプリやフリーソフトの安全性を確認できます。フリーソフトを利用する機会が多い企業、あるいはオープンソースのプログラムを使ってサービス開発をしている企業にもおすすめです。
Webの安全対策を強化したい企業
「Avast」の有料版には、AI(人口知能)による不正サイトのブロック機能が付いています。端末やソフトウェアのウイルス・スパイウェア対策とあわせて、Web経由でのリスクを最小限に抑えたい企業にもおすすめのセキュリティソフトです。
ウイルス対策ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったウイルス対策ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
Avast(アバスト)の料金プラン
「Avast」の料金プランは以下の3種類。有料版は、利用機能や契約期間によって金額が変わる仕組みです。
- アバスト無料アンチウイルス
- プレミアム セキュリティ
- アルティメット
アバスト無料アンチウイルス
「Avast」無料版である「無料アンチウイルス」は、年間料金・更新費ともに無料です。利用できる機能はウイルス・スパイウェアの検出、Wi-Fiの安全性チェック、webサイトのID・パスワード管理の3つに限られます。
プレミアム セキュリティ
「Avast」有料版の「プレミアム セキュリティ」は、最も安いスタンダードなプランです。
プラン名 | 利用可能年数 | 年間費用 |
アバスト プレミアム セキュリティ | 最初の3年 | 1台:4,940円/3年 10台まで:6,740円/3年 |
1年版 | 1台:6,480円 10台まで:8,880円 |
インターネットセキュリティで使える8種類の機能+ファイルの完全削除、アプリの自動アップデートといった機能が付いています。
アルティメット
「Avast」有料版の「アルティメット」は、最上位プランです。
プラン名 | 利用可能年数 | 年間費用 |
アバスト アルティメット | 最初の3年 | 1台:8,180円/3年 10台まで:9,890円/3年 |
1年版 | 1台:9,680円 10台まで:12,580円 |
アルティメットの全機能に加え、VPN、数分でPCを高速化する「クリーンアッププレミアム」といった機能が搭載されています。
まずは「Avast(アバスト)」の無料体験を
最後に「Avast」無料版の申し込み方法についてご紹介します。手順は非常にシンプルで、実際に試してみたところ10分程度で完了しました。
1.公式サイトにアクセスして無料ダウンロードボタンをクリック
「Avast」の公式サイトにアクセスし、画面上部の「PC用無料ダウンロード」をクリックすると、セットアップファイルが自動ダウンロードされます。
2.ダウンロードしたウイルス対策ソフトをインストール
セットアップファイルをダブルクリックして開き、画面の指示に沿ってインストールを進めましょう。インスト―ル完了後、設定画面が使えるようになります。
まとめ
無料版を中心に日本国内でも多くのユーザーに利用されている「Avast」。コストをかけずにウイルス対策ソフトを試してみたい人には、「KINGSOFT Internet Security」や「Avira Free Antivirus」と並んでおすすめの製品です。ウイルス対策ソフトを導入する際は、今回ご紹介した内容をぜひお役立てください。
しかし、数あるウイルス対策ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったウイルス対策ソフトが分かる診断(無料)ができます。