SaaS管理システムの料金相場!費用を抑えて導入する方法も解説
「SaaS管理システムを低コストで導入したい」こんなお悩みはありませんか?業務効率化やコスト削減を目的にSaaSを導入する企業が年々増えています。しかし、退職者などのアカウントの管理ができておらず「無駄な費用を払っているのでは?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
SaaS管理システムを導入すれば、アカウント管理の自動化や各SaaSごとの利用状況の管理・分析、セキュリティリスクの低減が期待できます。
本記事は、BtoB向けサービスの比較サイトであるPRONIアイミツが、SaaS管理システムの費用相場や費用を抑えて導入する方法などについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- SaaS管理システムとは
- SaaS管理システムの料金相場
- 料金を抑えてSaaS管理システムを導入する方法
- おすすめのSaaS管理システム5選
- SaaS管理システムを導入する時の3つの注意点
- まとめ
SaaS管理システムとは
SaaS管理システムとは、「社内に導入されているSaaSを一元管理できるシステム」です。SaaS管理システムの主な機能については以下の通りです。
- アカウントを一覧で表示
- アカウントの自動追加・削除
- アカウント消去アラート通知設定
- 管理者権限の把握・付与
- シングルサインオンでSaaSの更新
- SaaSコストの管理・分析
- 他システムとの連携
- シャドーITの自動検知
利用頻度の低いツールや必要ないアカウントの割り出しなどが自動化できるため、SaaS管理者の業務負担を大幅に削減できます。加えて、SaaSやアカウントの管理が適切に行われることによって、コスト削減・セキュリティリスクの低減も可能です。
SaaS管理システムの市場規模
SaaSはリモートワークなど働き方が多様化したことで業務効率化・コスト削減などを目的に導入する企業が年々増加しています。
出典:株式会社メタップスの「2022年度SaaS利用実態調査」
株式会社メタップスの「2022年度SaaS利用実態調査」によると、2020年に1〜10個のSaaSを導入している企業は80%でしたが、2022年には11個以上のSaaSを導入している企業が53.7%とSaaS導入数も増えていることがわかります。
出典:株式会社メタップスの「2022年度SaaS利用実態調査」
しかし、同アンケート調査の中で「未使用アカウントの割合は、金額にすると月額いくら分あると感じていますか?」という質問に対して、最低でも月額50,000円以上浪費していると回答する企業が約半数を占めていました。SaaSの導入数は増えているものの管理ができず、無駄なコストを発生させてしまっているのが現状です。このようなことを背景にSaaSアカウントを適切に管理できるSaaS管理システムは注目を集めています。
SaaS管理システム導入で見込める費用対効果
SaaS管理システムの導入で見込める費用対効果は下記のとおりです。
- 未使用アカウントの可視化による、無駄な月額料金の削減
- 毎月のSaaS料金を一覧表示で、コスト削減のための比較検討
- アカウント管理の効率化で、人件費の削減
SaaS管理システムを導入すると、アカウント放置による無駄なコストを削減できます。加えて、適切にアカウントを管理することで不正アクセスなどのセキュリティ対策も可能です。導入時には社内SaaSの洗い出しや目的の整理、導入後には月額料金がかかりますが、導入後のメリットを考えると、その費用対効果は大きいといえます。
SaaS管理システムの料金相場
費目 | 相場 |
---|---|
初期費用 | かからないサービスが多い |
月額料金(1ユーザーにつき) | 月額350〜500円 |
SaaS管理システムの料金は利用人数で決まることがほとんどです。また、管理したいSaaSの数によって料金が高くなるサービスもありますので、各サービスの比較検討が重要です。PRONIアイミツでは、適切なSaaS管理システム選びを無料でサポートしています。SaaS管理システムに精通したコンシェルジュが相談を承ります。まずは下記の無料診断で現状を整理しましょう。
料金を抑えてSaaS管理システムを導入する方法
SaaS管理システムの導入費用をできるだけ抑える方法を2つ紹介します。
IT導入補助金が利用できるものを選ぶ
IT導入補助金が利用できるSaaS管理システムを選ぶといいでしょう。実際に、SaaS管理システムであればIT導入補助金の普通枠(A類型)で申請できるものがあります。その場合、SaaS導入関連費や最大2年分のクラウド利用料にかかる1/2の経費を最大150万円未満まで補助されるので、料金を抑えて導入することができます。
とはいえ「どのSaaS管理システムに補助金が使えるかわからない」という方も多いのではないでしょうか。IT導入補助金が利用できるSaaS管理システムについて、こちらの記事でまとめています。ぜひ参考にしてください。
導入しているSaaSの数・利用する人数を把握しておく
まずは、自社に導入しているSaaSの数・SaaS管理システムを利用する人数を把握しておきましょう。その理由は、管理したいSaaSの数や利用する人数で料金が異なるからです。適切な数を把握しておくことで、費用を抑えてSaaS管理システムを導入できます。
おすすめのSaaS管理システム5選
ここからは、おすすめのSaaS管理システム5選を紹介します。
ジョーシス
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「ジョーシス」は、入社・在籍・退社までのライフサイクルで発生する面倒なコーポレートIT業務を自動化するITデバイス・SaaS統合管理サービスです。新入社員に必要なSaaSアカウントの発行やPCなどのデバイス発注まで可能。不要なアカウントは、アラート機能で見逃すことなくワンクリックで削除できます。
- SaaS情報のダッシュボード表示機能
- ITデバイス管理
- アカウントの発行機能
- アカウント一括削除機能
- 解約期限などのアラート通知設定
- コストの分析機能
- 利用状況の分析機能
- 組織情報のCSVインポート機能
- 簡易レポートの作成機能
- IP制限
マネーフォワード Admina
-
料金
月300円/ID -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「マネーフォワード Admina」は、棚卸しなどの作業を効率化させ、無駄なコスト削減を可能とます。シャドーIDや野良IDなどの自動検知などでセキュリティも安心。200種類以上のSaaSと連携できるため、メジャーなSaaSを導入している企業であれば問題なく利用できます。
- 従業員や組織情報の統合機能
- SaaS情報のダッシュボード表示機能
- ITデバイス管理
- アカウントの発行機能
- アカウント一括削除機能
- 解約期限などのアラート通知設定
- ファイル棚卸し機能
- 権限管理機能
- コストの分析機能
- 利用状況の分析機能
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「デクセコ」は2,000以上のSaaS登録数を誇る、契約情報の管理・利用状況の計測・シャドーITの検出などが可能なSaaS管理システムです。カスタム連携機能が備わっているため、マイナーツールや自社開発のツールも管理可能。アンケート機能で契約状況などを常に把握できます。
- ITデバイス管理
- アカウントの発行機能
- アカウント一括削除機能
- ファイル棚卸し機能
- 利用状況の分析機能
- 組織情報のCSVインポート機能
- 簡易レポートの作成機能
- 二要素認証・二段階認証
- 監査ログ機能
- オートメーション機能
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「Bundle」は、アカウント管理を自動化するSaaS管理システムです。例えば、入職や人事異動、退職などで発生するアカウントの発行・削除の自動化が可能。一度設定すれば、人事異動があった瞬間に移動先で必要となるSaaSのアカウント発行・不要なアカウントの削除が自動化されます。
- SaaS情報のダッシュボード表示機能
- ITデバイス管理
- アカウント一括削除機能
- 権限管理機能
- コストの分析機能
- 組織情報のCSVインポート機能
- 監査ログ機能
- API連携
- オートメーション機能
-
料金
月350円/1ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
【新規受付終了しました】
「メタップスクラウド」は、コスト削減と安心なアクセス環境を提供でます。シングルサインオンやアクセス制限などの機能が備わっており、セキュリティ面も安心。連携できるSaaSは500種類を超えており、主要なサービスは基本的に連携可能です。
- SaaS情報のダッシュボード表示機能
- アカウントの発行機能
- アカウント一括削除機能
- 解約期限などのアラート通知設定
- ファイル棚卸し機能
- コストの分析機能
- IP制限
- シャドーIT検知機能
- API連携
- オートメーション機能
SaaS管理システムを導入する時の3つの注意点
SaaS管理システムを導入する時の注意点は3つあります。
- 管理しやすいか
- セキュリティは高いか
- 自社が導入しているSaaSがあるか
操作しやすいか
管理画面が見やすく、使いやすいSaaS管理システムを選ぶようにしましょう。なぜなら、SaaS管理システムはさまざまな部署・人員が利用するからです。
例えば、SaaSなどに強い情報システム部だけではなく、人事部や営業部なども利用する可能性があります。誰が使っても直感的に使用できるSaaS管理システムを選ぶといいでしょう。
セキュリティは高いか
セキュリティが高いSaaS管理システムを選ぶのも重要です。その理由は、リモートワークなどの働き方の多様化に伴って、セキュリティリスクも高くなっているからです。具体的には、上司を装った「フィッシングメール」などです。そういった被害に合わないために二段階認証やアクセス制限などの機能がついているSaaS管理システムを選ぶといいでしょう。
自社が導入しているSaaSに対応しているか
自社に導入しているSaaSに対応しているかを確認しておきましょう。理由は、SaaS管理システムによって連携可能なSaaSが異なるからです。自社で扱っているSaaSに対応していなければ別途で管理する必要があるので、最大限の業務の効率化は期待できません。そのため、導入しているSaaSに対応しているか必ず確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、SaaS管理システムの料金相場や費用を抑えて導入する方法などをご紹介しました。費用を抑えてSaaS管理システムを導入する方法は、「IT導入補助金を利用する」「導入しているSaaSの数・利用する人数を把握しておく」の2つです。
しかし、「費用の抑え方はわかったけど、どのSaaS管理システムが良いのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。PRONIアイミツでは無料診断を受けることで、あなたの会社に合ったサービスの絞り込みを行います。選択肢をクリックするだけなので、興味のある方はぜひ無料診断してみてください。
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