IT導入補助金が使えるSaaS管理システムを紹介!選び方と注意点も解説
「IT導入補助金が使えるSaaS管理システムが知りたい」こんなお悩みを解決できます。SaaS管理システムを導入すれば、アカウントの管理やSaaSの利用率などを一元管理できるようになります。しかし、SaaS導入時にはコストがかかるため、「導入を迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
SaaS管理システムには、IT導入補助金が使えるシステムがあります。そこで本記事では、BtoB向けサービスの比較サイトである「PRONIアイミツ」が、IT導入補助金が使えるSaaS管理システムについて紹介します。ぜひ参考にしてください。
- SaaS管理システムでできること
- IT導入補助金が使える対象者と分類
- IT導入補助金が利用できるSaaS管理システム
- SaaS管理システムを選ぶポイント
- SaaS管理システムを導入する時の注意点
- まとめ
SaaS管理システムでできること
SaaS管理システムの主な機能は以下の通りです。
- アカウントを一覧で表示
- アカウントの自動追加・削除
- アカウント消去アラート通知設定
- 管理者権限の把握・付与
- シングルサインオンでSaaSの更新
- SaaSコストの管理・分析
- 他システムとの連携
- シャドーITの自動検知
複数のSaaSを導入している企業が増えており「退職者のアカウントが残っているため、有料のサービスに支払い続けている気がする」などの悩みがあるのではないでしょうか。SaaS管理システムを導入することで、SaaSの一元管理やアカウント発行・削除の自動化が可能となるので、業務効率化・コスト削減などが期待できます。
IT導入補助金が使える対象者と分類
IT導入補助金とは、「自社の業務課題を解決するために必要なITの導入を支援する補助金」です。ここでは、SaaS管理システムの導入における対象者・分類・補助率などついて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
IT導入補助金|対象者
IT導入補助金の対象者は、「中小企業・小規模事業者」となります。
その中でも以下の業種で利用可能です。
参考:IT導入補助金2023「IT導入補助金とは」
中小企業
※資本金・従業員規模の一方が数値以下の場合対象(個人事業含む)
業種 | 資本金または出資の総額 | 従業員数 (常勤) |
---|---|---|
小売業 | 5千万円以下 | 50人以下 |
サービス業 (ソフトウェア業・情報サービス業・旅館業を除く) |
5千万円以下 | 100人以下 |
旅館業 | 5千万円以下 | 200人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
製造業・建設業・運輸業 | 3億円以下 | 300人以下 |
ゴム製品製造業 (自動車または航空機用タイヤ・チューブ製造業・工業用ベルト製造業を除く) |
3億円以下 | 900人以下 |
ソフトウェア業・情報サービス業 | 3億円以下 | 300人以下 |
その他業種(上記以外) | 3億円以下 | 300人以下 |
小規模事業者
業種 | 従業員(常勤) |
---|---|
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) | 5人以下 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 20人以下 |
製造業その他 | 20人以下 |
IT導入補助金|SaaS管理システムの分類と補助率
SaaS管理システムの導入目的が「自社の課題にあったITツールを導入し、業務効率化・売上アップをサポート」に該当するため、補助金の分類は普通枠(A類型)になります。
普通枠(A類型)の補助率は以下の通りです。
参考:IT導入補助金2023「通常枠(A・B類型)」
補助金額 | 補助率 | 補助対象 |
---|---|---|
5万~150万円未満 | 1/2以内 | ソフトウェア費 最大2年分のクラウド利用料 導入関連費 |
IT導入補助金|申請・手続きの流れ
IT導入補助金の申請・手続きの流れは以下の通りです。
参考:IT導入補助金2023「新規申請・手続きフロー」
- IT導入補助金事業への理解
- 「gBizIDプライム」アカウントの取得、「SECURITY ACTION」の実施
- 「みらデジ経営チェック」の実施
- 「IT導入支援事業者の選定」「ITツールの選択」
- 交付申請(IT導入支援事業者との共同作成・提出が必須)
- ITツールの発注・契約・支払い
- 事業実績報告
- 補助金交付
- 事業実施効果報告
交付申請は、IT導入支援事業者と共同制作・提出が必須です。
詳しい流れ・内容については「IT導入補助金2023」を参考にしてください。
参考: IT導入補助金2023
また、SaaS管理システムの料金相場を知りたい方は、こちらの記事で紹介しています。各サービスの料金プランもまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください。
IT導入補助金が利用できるSaaS管理システム
ここでは、IT導入補助金が利用できるSaaS管理システムを2つ紹介します。
マネーフォワード Admina
「マネーフォワード Admina」は、SaaSの可視化・アカウントの一元管理ができるSaaS管理システムです。セキュリティも高く、シャドーIDを自動検知するので、ウイルス・情報漏洩などあらゆるリスクを低減します。マネーフォワード Adminaは50アカウントまで利用料が無料。51アカウント以上必要でも14日間の無料トライアルをお試しできます。
- 従業員や組織情報の統合機能
- SaaS情報のダッシュボード表示機能
- ITデバイス管理
- アカウントの発行機能
- アカウント一括削除機能
- 解約期限などのアラート通知設定
- ファイル棚卸し機能
- 権限管理機能
- コストの分析機能
- 利用状況の分析機能
「デクセコ」は、登録された2,000以上のSaaSで、契約情報の管理・利用状況の計測・シャドーITの検出などが可能です。アンケート機能が備わっていることが特徴で、最新の契約情報を常に把握できます。専用のブラウザ拡張を行うことで、「誰が・いつ・どのSaaSを利用したか」の確認が可能となり、利用状況の確認も簡単です。1ヶ月の無料トライアルが可能なので、自社との適正をしっかり見極めることができます。
- ITデバイス管理
- アカウントの発行機能
- アカウント一括削除機能
- ファイル棚卸し機能
- 利用状況の分析機能
- 組織情報のCSVインポート機能
- 簡易レポートの作成機能
- 二要素認証・二段階認証
- 監査ログ機能
- オートメーション機能
SaaS管理システムを選ぶポイント
SaaS管理システムを選ぶ時のポイントは3つあります。
- 操作しやすいか
- セキュリティが高いか
- 導入しているSaaSに対応しているか
操作しやすいか
さまざまな部署・従業員がSaaS管理システムを使うため、使いにくいものを選んでしまうと「社員がSaaS管理システムを使わなくなる」というケースも考えられます。直感的に操作できる、使いやすいSaaS管理システムを選ぶことをおすすめします。
セキュリティが高いか
リモートワークによる働き方の多様化で、セキュリティリスクも高くなっています。しかし、以下のような機能が備わっているシステムを選ぶことで、セキュリティリスクの低減が可能です。
- 二段階認証
- 端末ごとのアクセス制限設定
- セキュリティルール設定
SaaS管理システムを導入する前に、自社の基準に合ったセキュリティ対策がなされているかを確認しておくといいでしょう。
導入しているSaaSに対応しているか
自社で導入しているSaaSを管理できるか確認しておきましょう。理由は、SaaS管理システムによって対応しているSaaSが異なるからです。導入後のミスマッチをなくすためにも、自社に導入しているSaaSに対応しているかを必ず確認しておきましょう。
SaaS管理システムの選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。SaaS管理システム導入前の選び方が知りたい方は、併せてご覧ください。
SaaS管理システムを導入する時の注意点
ここでは、SaaS管理システムを導入する際の注意点を2つ紹介します。
導入目的を明確にしておく
経営課題の棚卸しを行い、導入目的を明確にしておきましょう。なぜなら、IT導入補助金を利用する際に経営課題に対して導入予定のITツールに矛盾があると申請が通らないからです。
具体的には、「経営課題が受発注なのに、SaaS管理システムの導入で補助金を申請する」といった矛盾が挙げられます。繰り返しになりますが、経営課題とITツールの機能がマッチングしていないと補助金の申請は通らないので、導入目的は明確にしておきましょう。
導入前に無料トライアルを試す
無料トライアルでSaaS管理システムをお試しするのもおすすめです。実際に使用することで導入後のミスマッチを減らせます。操作性や業務効率について確認できます。
「無料トライアル・無料プランがあるSaaS管理システム」については、以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
IT導入補助金が利用できるSaaS管理システムは複数ありますが、導入前に「SaaS管理システムを導入することで、自社の課題を解決できるのか」を必ず確認しておきましょう。
とはいえ「自社にどのSaaS管理システムが適しているかわからない」という方も多いのではないでしょうか。BtoB向けサービスの比較サイトであるPRONIアイミツが、貴社に適したSaaS管理システムを無料診断いたします。興味のある方は下記ボタンからぜひ診断してみてください。
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