【2024年最新】「Sophos Intercept X(ソフォス インターセプト エックス)」の評判と実態
サイバー攻撃が巧妙化を続ける昨今では、従来型のウイルス対策よりも、脅威の侵入をいち早く検知・防御する次世代型のウイルス対策が重要視されています。そうした対策を叶える製品の1つとして注目を集めているのが、イギリスとアメリカに本社をもつSophos(ソフォス)が開発している「Intercept X」です。日本国内では、パートナー企業であるジャパンコンピューターサービスが提供しています。
そこでこの記事では、発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が、「Sophos Intercept X」の実態を徹底調査。サービスの特徴や導入するメリットなどを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
- <総評>Sophos Intercept Xは世界トップレベルの次世代型インターネットセキュリティ商品
- Sophos Intercept Xの7つのメリット
- 徹底調査で分かったSophos Intercept Xを使うべき人・会社
- Sophos Intercept Xの料金プラン
- Sophos Intercept Xの導入実績・効果
- まとめ
<総評>Sophos Intercept Xは世界トップレベルの次世代型インターネットセキュリティ商品
出典:Sophos Intercept X 販売店トップページ https://www.japacom.co.jp/
「Sophos InterceptX」は、ランサムウェア対策やディープラーニング型AI、根本原因解析機能・Sophosファイアウォール連携などを搭載している次世代型インターネットセキュリティ製品です。高度なAIによる未知のマルウェアの検出・駆除や侵入原因の自動解析などが可能なことから、世界中の企業から支持を得ています。
また、AV-Comparativesによるテストではマルウェア検出率で1位を獲得、MRG Effitasが実施した「360 Degree Assessment&Certification」のテストでは脅威からの保護率100%という結果からも、信頼性の高い製品であることがうかがい知れます。
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Sophos InterceptXについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
Sophos Intercept Xの7つのメリット
世界トップレベルのウイルス対策ソフトでサイバー攻撃から守ってくれる「Sophos Intercept X」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
(1)高レベルな脅威ハンティング
「Sophos Intercept X」では、強力なEDR (Endpoint Detection and Response) 機能をエンドポイント保護に統合。ITセキュリティの運用だけでなく、脅威のハンティングも行える設計となっているため、疑わしいアクティビティを突き止めることができます。
本来はアナリストから提供される技術をシステム上で再現することによって、新たに人員を増やすことなく専門知識に追加が可能です。
(2)高度な保護テクノロジーを搭載
ランサムウェア攻撃は、複数の高度な手法とリアルタイムハッキングを組み合わせて行われることが多いのが現状です。そうしたなかでリスクを最小限に抑えるためには、攻撃チェーン全体を監視して保護する高度な保護機能が必要になります。
「Sophos Intercept X」には、攻撃を予測して防止するディープラーニングや、不正な暗号化をスピーディーにロールバックするCryptoGuardなど、高度は保護テクノロジーが備わっているので、より安全な環境構築が叶うでしょう。
(3)既知・未知の脅威に対応が可能
「Sophos Intercept X」は高度の機械学習の形式を使用したディープラーニングを統合することで事後対応型から事前対応型にエンドポイントセキュリティを変更。
これによりこれまであった、既知の脅威と未知の脅威の両方を保護。世の中には機械学習を採用した製品が多く存在しますが、機械学習はさまざま。ディープラーニングはマルウェア検出に対して他の機械学習モデルよりも常に優れています。
(4)ソフトウェアの脆弱性につけ込ませない
インターネット上には無数のマルウェアが存在しており、何千ものソフトウェアがエクスプロイト(悪意のあるプログラム)による攻撃を受けています。
「Sophos Intercept X」には、エクスプロイト防止機能が備わっており、マルウェアの拡散や認証情報の窃取などに用いられるエクスプロイトやテクニックのブロックが可能。ハッカーが主に使用するツールを排除することで、ゼロデイ攻撃を未然に防ぎます。
(5)標的を絞って迅速に攻撃を無効化
「Sophos Intercept X」では、専門家チームが脅威ハンティングや検出、対応機能を提供する年中無休のフルマネージド型サービス「Sophos MTR(Managed Threat Response)」を提供しています。
※2020年8月時点では英語による対応
AIによる機械学習だけでなく、専門家の知見や分析を融合させ、迅速かつ正確に脅威を排除させるための取り組みを行っています。疑わしい挙動の通知はもちろん、利用者に代わって標的を絞り、複雑な脅威も無効化ができるのは大きな魅力でしょう。
(6)敵対行為へのアクティブな抑止
「Sophos Intercept X」は、認証情報の窃取防止やCode Caveの悪用に関する評価、APC保護といった技術の活用によって、攻撃者が被害を受けたネットワークのプレゼンスを取得したり検出されない状態を叶えています。
その場合、攻撃者はシステムやネットワークの稼働を目的にマルウェアの域を超えた手法を用いる傾向がありますが、「Sophos Intercept X」では攻撃者の目的達成を阻止すべく、この動作を防止しています。
(7)バックアップ機能もさらに強化
Sophosのパートナー企業であるジャパンコンピューターサービスが2020年7月に提供を開始した「JCS Cyber Protect Cloud」は、「SNAKE(EKANS)」を含む新型ランサムウェアの検知・遮断に対応しているインターネットセキュリティ製品です。
バックアップに「高度なマルウェア対策機能」と「遠隔デバイス管理機能」が備わっているのも大きな特徴。復元時には最新のマルウェア定義とパッチが適用されるほか、ネットワーク環境の保護やモニタリング/レポート機能など、豊富な機能を備えています。
Sophos Intercept Xの機能や連携サービスについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
徹底調査で分かったSophos Intercept Xを使うべき人・会社
このようなメリットを踏まえ、「Sophos Intercept X」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
旧型のウイルス対策を行っている企業
高度かつ複雑化が進む近年のマルウェアやサイバー攻撃は、旧型のウイルス対策製品だけで防ぐことは困難です。
進化を続けるサイバー攻撃を対処するためには、最新鋭の技術が盛り込まれたインターネットセキュリティを利用する必要があります。「Sophos Intercept X」は脅威の迅速な検知・把握・分析や、攻撃を受ける前に防御が可能なので、旧型のウイルス対策を行っている会社にもおすすめのサービスです。
ランサムウェア対策にも強く、暗号化攻撃を阻止するだけでなくファイルのロールバックにも対応。また、マルウェアが作成する侵入口の除去も徹底定期に行い、感染の形跡を消し去ってくれるため、安心して利用することができるでしょう。
すべてのエンドポイントを保護したい方
「Sophos Intercept X」は、すべてのデスクトップ・ノートPCやサーバー、スマートフォン、タブレットに対応しており、主要なOSでの動作が可能。プラットフォーム上のすべてのエンドポイントを保護することができます。
マルウェア解析者と同等レベルの知識をもつAIを搭載しているため、従来の手法では捕まえることが難しいマルウェアの駆除も実現します。また、マルウェアの拡散や検出のすり抜けに用いられるエクスプロイトのブロックも可能なので、攻撃を未然に阻止することができます。
くわえて、業界のアナリストや調査機関からも高い評価を獲得していることからも、信頼性の高いインターネットセキュリティ製品だといえます。
ウイルス対策を一括管理したい方
ウイルス対策に関する膨大なデータを把握・管理するのは大変な作業です。
「Sophos Intercept X」のエンドポイント保護は、管理コンソール(Sophos Central)に統合されているため、Sophosが提供するすべてのセキュリティ製品の管理が可能。すべてのツールを1ヵ所で設定・管理ができるだけでなく、クラウド上での運用となるため、バージョンアップ作業を行う必要がありません。
また、外出先や自宅からでも状況が把握できるため、最新のインターネットセキュリティ状態の維持が可能です。高度なウイルス対策が叶うだけでなく、管理の負担が軽減できるのは大きな魅力といえるのではないでしょうか。
Sophos Intercept Xの料金プラン
「Sophos Intercept X」の料金は公開されておらず、詳細を知るためには問い合わせが必要です。
しかし、無償評価版をダウンロードすることができるので、使い勝手や品質を実際に確かめたいという場合は、利用してみることをおすすめします。
また、より詳しい情報が知りたいという方は、あわせて資料請求をしてみてはいかがでしょうか。
Sophos Intercept Xの導入実績・効果
「Sophos Intercept X」の開発元であるSophosは、シンプルかつ信頼性の高いインターネットセキュリティの実現に重きを置き、製品の開発に取り組んでいる会社です。30年以上にわたってセキュリティ対策製品を提供しており、現在では150以上の国で40万を超える企業に導入された実績を誇ります。
導入企業のなかにはピクサーやアンダーアーマー、ゼロックス、フォード、東芝といった有名企業が名を連ねています。
まとめ
この記事では、次世代型のインターネットセキュリティ「Sophos Intercept X」の特徴や導入するメリットなどを紹介してきました。
進化を続けるサイバー攻撃から機密情報や個人情報を守るためには、防御力の高いインターネットセキュリティの導入や乗り換えが必要不可欠だといえます。
また、Sophosのパートナー企業・ジャパンコンピューターサービスでは、中堅中小企業向けのエンドポイント統合管理サービス「JCS Cyber Protect Cloud」も提供しているので、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
代表的なウイルス対策ソフトを比較した記事はこちら!