無料で使えるマニュアル作成ツールおすすめ7選【2025年最新比較】
「社内マニュアルを整備したいけれど、コストは抑えたい」「まずは無料で試してみたい」とお考えの現場担当者は多いでしょう。業務の属人化を防ぎ、情報共有を効率化するうえで、マニュアル作成ツールの活用は欠かせません。
近年では、テンプレート機能や共同編集機能などを搭載した高機能なツールが無料でも利用できるようになっており、スタートアップや中小企業でも気軽に導入できます。
本記事では、2025年最新比較でおすすめ無料で使えるマニュアル作成ツールを7つ紹介します。ツールの導入を検討している現場担当者は、ぜひご覧ください。
- マニュアル作成ツールとは
- エクセルでマニュアルを作成できる?
- 【比較表】無料のマニュアル作成ツール
- 【無料プランあり】マニュアル作成ツールおすすめ3選
- 【無料トライアルあり】マニュアル作成ツールおすすめ4選
- マニュアル作成ツールの比較ポイント
- まとめ:無料(フリー)のツールで社内のマニュアルを整備しよう
マニュアル作成ツールとは
マニュアル作成ツールとは、業務手順や操作方法などを分かりやすく整理・共有するための専用ツールです。文章だけでなく、画像や動画、図解などを組み合わせて、視覚的にも理解しやすいマニュアルを作成可能です。
従来はWordやExcelなどのOfficeソフトを使ってマニュアルを作成することが一般的でしたが、最近では、より「作りやすく、見やすく、使いやすい」ことを目的に、専用のマニュアル作成ツールを導入する企業が増えています。
マニュアル作成ツールでできることとして、Webブラウザ上で操作手順を録画し、そのままマニュアル化したり、テンプレートを使って誰でも簡単にフォーマットに沿ったマニュアルを作成したりする機能があります。また、社員が必要な情報をすぐに検索できるタグ機能や、更新履歴の管理、閲覧権限の設定といった、業務での運用を前提とした機能が充実しているのも特徴です。
エクセルでマニュアルを作成できる?
結論から言えば、エクセルを使ってマニュアルを作成することは可能です。業務フローを表形式で整理したり、手順をステップごとに記載したチェックリスト形式のマニュアルを作成可能です。また、Microsoft Office365を利用している環境であれば、OneDrive上での共同編集やバージョン管理も可能となり、複数人でのマニュアル整備や修正がしやすくなる点も魅力の一つです。
ただし、エクセルによるマニュアル作成にはいくつかのデメリットもあります。たとえば、画像や動画の埋め込みには限界があり、視覚的に分かりやすい操作マニュアルを作るには不向きな場面もあります。また、階層構造を作りづらいため、ページ数が多くなると全体の構成が把握しづらくなるといった課題もあります。
このように、エクセルは手軽にマニュアル作成を始める手段としては有効ですが、内容が複雑化したり、視覚的な表現が求められたりする場合は、専用のマニュアル作成ツールの導入も検討すると良いでしょう。
| 比較項目 | Excel | マニュアル作成ツール |
|---|---|---|
| 導入コスト | 既存のOffice365ライセンスで対応可能 | 導入費用・月額料金が発生することが多い |
| 操作手順の記述 | 表形式や箇条書きで記述可能 | ステップ形式・テンプレートで直感的に作成可能 |
| 視覚的な表現 | 画像挿入は可能だが動画やUI構成に限界あり | 画像・動画・吹き出し・強調などが柔軟に可能 |
| 検索性 | シートが多いと把握しづらい | タグやカテゴリー機能で検索・分類しやすい |
| 共同編集・更新 | 可能 | 専用機能により権限管理や履歴管理も強力 |
| 利用シーン | シンプルな手順書やチェックリストに適している | 新人教育・属人化対策・ナレッジ共有に最適 |
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【比較表】無料のマニュアル作成ツール
ここからは実際に、無料のマニュアル作成ツールの料金を比較します。以下、無料プランや無料トライアルの有無、有料プランの月額料金を比較した表をご覧ください。
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料金
月1,650円/メンバー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月59,800円
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
月35,000円
初期費用 100,000円
(他2プラン)
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料金
月29,600円/契約
初期費用 150,000円
(他2プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月800円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金
年8,300円/1ユーザー
初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 2,100社 |
導入実績社数 2,700社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 3,000社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
他社と比較したおすすめポイントは、「ブロックベース編集」です。Notionでは、文章・画像・チェックリスト・埋め込みコンテンツなどをブロック単位で自在に組み合わせられるため、用途に応じた自由度の高いマニュアル作成が可能です。また、マニュアルをページ・サブページ形式で整理でき、複雑な情報も視覚的にすっきりとまとめられるのも魅力です。
他社と比較したおすすめポイントは、「ステップ形式の採用」です。Teachme Bizでは、手順ごとに画像やコメントを追加しながら工程を分かりやすく伝えられるため、業務未経験者でも理解しやすいマニュアルが作成できます。また、スマートフォンやタブレットからの撮影・編集・閲覧が可能で、現場でそのままマニュアルを作る運用が定着しやすいのも大きな特徴です。
他社と比較したおすすめポイントは「直感的な操作性」です。業務手順を記録する際に、画面操作を自動でキャプチャし、手順に沿ったマニュアルを自動生成できるため、専門知識がなくても短時間で高品質なドキュメントが作成できます。また、コメント機能やテンプレート管理機能など、チーム内の共有・フィードバックも円滑に行える設計になっており、社内研修やオンボーディングにも最適です。
他社と比較したおすすめポイントは「利便性の高いエディター」です。Word感覚で操作できるエディターを採用しており、動画や画像、表などを直感的に挿入でき、マニュアルを誰でも素早く作成できます。さらに、閲覧権限の設定や更新履歴の管理機能も充実しており、社内の情報共有がスムーズになります。
他社と比較したおすすめポイントは、「自動作成機能」です。Dojoでは、PC上でのクリックや入力などの操作をリアルタイムでキャプチャし、文章・画像付きのマニュアルを自動生成します。このため、マニュアル作成にかかる時間を短縮できるうえ、ミスのない正確な手順書を作成可能です。
他社と比較したおすすめポイントは、「リアルタイム共同編集」です。Googleドキュメントは複数人で同時編集が可能なため、マニュアルの内容を複数の担当者で迅速に整備できます。また、共有リンクによるアクセス制限やコメント機能も充実しており、部署間での連携や修正依頼もスムーズに行えます。
他社と比較したおすすめポイントは、「豊富なテンプレート」です。Canvaでは、イラスト、アイコン、図表、フォントなど数十万点以上のデザイン素材が無料で利用可能で、視覚的に訴求力のあるマニュアルを簡単に作成できます。
比較すると、「Canva」や「Notion」は、無料プランが提供されているため機能に制限があるものの、無料で使い続けられます。一方「Teachme Biz」や「トースターチーム」は、無料トライアルで利用開始前にすべての機能を試せるのが魅力です。
【無料プランあり】マニュアル作成ツールおすすめ3選
2025年最新比較で、無料プランのあるマニュアル作成ツール3選を紹介します。ツールごとに特徴が異なりますので、マニュアル作成ツールの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
Google Workspace
Googleドキュメントは、Google(グーグル)が提供する文書作成・共有ツールです。Google Workspaceに含まれるサービスで、インターネット環境があれば誰でも無料で利用できるため、世界中で多くの企業や教育機関、個人まで幅広く導入されています。
他社と比較したおすすめポイントは、「リアルタイム共同編集」です。Googleドキュメントは複数人で同時編集が可能なため、マニュアルの内容を複数の担当者で迅速に整備できます。また、共有リンクによるアクセス制限やコメント機能も充実しており、部署間での連携や修正依頼もスムーズに行えます。
Canva
Canva(キャンバ)は、Canva Pty Ltdが提供するデザイン特化型のマニュアル作成ツールです。無料で多くの機能を利用できる利便性から、全世界の企業で利用されており、マニュアルだけでなくビジネス文書やプレゼン資料作成にも広く活用されています。
他社と比較したおすすめポイントは、「豊富なテンプレート」です。Canvaでは、イラスト、アイコン、図表、フォントなど数十万点以上のデザイン素材が無料で利用可能で、視覚的に訴求力のあるマニュアルを簡単に作成できます。
Notion
Notion(ノーション)は、Notion Labs Inc.が提供するマニュアル作成ツールです。ドキュメント作成、タスク管理、データベース機能などを一つに統合したプラットフォームです。無料プランでも豊富な機能が利用可能で、コストを抑えて情報を体系的にまとめたい企業に人気です。
他社と比較したおすすめポイントは、「ブロックベース編集」です。Notionでは、文章・画像・チェックリスト・埋め込みコンテンツなどをブロック単位で自在に組み合わせられるため、用途に応じた自由度の高いマニュアル作成が可能です。また、マニュアルをページ・サブページ形式で整理でき、複雑な情報も視覚的にすっきりとまとめられるのも魅力です。
【無料トライアルあり】マニュアル作成ツールおすすめ4選
次に、無料トライアルのあるマニュアル作成ツール4選を紹介します。
無料トライアルあり
Teachme Biz
Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)は、スタディスト株式会社が提供するマニュアル作成ツールです。視覚的でわかりやすい手順書が簡単に作成できる点が評価され、製造業・飲食業・サービス業などを中心に導入実績があります。無料トライアルを実施しているため、気軽に機能を試せる点も魅力です。
他社と比較したおすすめポイントは、「ステップ形式の採用」です。Teachme Bizでは、手順ごとに画像やコメントを追加しながら工程を分かりやすく伝えられるため、業務未経験者でも理解しやすいマニュアルが作成できます。また、スマートフォンやタブレットからの撮影・編集・閲覧が可能で、現場でそのままマニュアルを作る運用が定着しやすいのも大きな特徴です。
主な機能
ヘルプドッグマニュアル(旧トースターチーム)は、 株式会社インフォディオが提供するマニュアル作成ツールです。無料トライアルを実施しており、有料プランでも月額3万円代という低コストで利用できるのが魅力で、多くの企業や自治体、教育機関などに導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは「直感的な操作性」です。業務手順を記録する際に、画面操作を自動でキャプチャし、手順に沿ったマニュアルを自動生成できるため、専門知識がなくても短時間で高品質なドキュメントが作成できます。また、コメント機能やテンプレート管理機能など、チーム内の共有・フィードバックも円滑に行える設計になっており、社内研修やオンボーディングにも最適です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
COCOMITE
cocomite(ココミテ)は、コニカミノルタ株式会社が提供するマニュアル作成ツールです。月額29,600円からで利用でき、無料トライアルも実施している点から大手企業をはじめ全国の中小企業や公共機関でも活用事例が増えています。
他社と比較したおすすめポイントは「利便性の高いエディター」です。Word感覚で操作できるエディターを採用しており、動画や画像、表などを直感的に挿入でき、マニュアルを誰でも素早く作成できます。さらに、閲覧権限の設定や更新履歴の管理機能も充実しており、社内の情報共有がスムーズになります。
主な機能
Dojo
Dojo(ドージョー)は、株式会社テンダが提供するマニュアル作成ツールです。操作手順を記録するだけで、誰でも簡単にわかりやすいマニュアルが作れる点が高く評価され、官公庁や金融、製造業など多様な業界の企業で導入実績を誇ります。無料トライアルを提供しているため、その機能を利用開始前に試せる点も魅力です。
他社と比較したおすすめポイントは、「自動作成機能」です。Dojoでは、PC上でのクリックや入力などの操作をリアルタイムでキャプチャし、文章・画像付きのマニュアルを自動生成します。このため、マニュアル作成にかかる時間を短縮できるうえ、ミスのない正確な手順書を作成可能です。
主な機能
以上、無料トライアルがあるおすすめのツールを紹介しました。マニュアル作成ツールの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったマニュアル作成ツールが分かる診断(無料)ができます。
マニュアル作成ツールの比較ポイント
多くのマニュアル作成ツールの中から自社に最適なものを選ぶために、料金だけでなく「何ができるか」「どう使えるか」といった機能面・運用面も含めて比較しましょう。以下では、ツールを比較する際にチェックしておくべき5つのポイントを紹介します
導入目的や利用シーンを事前に明確化する
マニュアル作成ツールを選ぶ際は、自社がツールを導入する目的と利用シーンを明確化しておきましょう。例えば新人教育を効率化したいという場合には、動画や画像を使ったマニュアル作成機能があると便利です。業務の属人化を防ぎたい場合には、業務の流れを明示できるフローチャート形式の手順書や、更新履歴が自動的に記録される機能が搭載されているツールを選ぶと良いでしょう。
ISMS認証・プライバシーマークの取得状況を確認する
マニュアルには業務ノウハウや個人情報が含まれるため、ツール提供会社のセキュリティ水準を確認することも重要です。ISMSやプライバシーマークの取得があるかをチェックすれば、第三者評価を通じて一定の安全性を担保できるため、安心して導入・運用ができます。
無料トライアルで操作性を確認する
操作のしやすさやユーザーインターフェースの直感性は、ツールの定着率に関わります。まずは、無料プランや無料トライアルを提供しているツールで、実際に社内のメンバーが使ってみて、編集・更新作業のしやすさや表示スピード、閲覧のしやすさなどを確認しましょう。トライアル中に現場の声を集めておくと、導入後のミスマッチも防げます。
導入支援があるか確認する
初めてマニュアル作成ツールを導入する企業にとって、導入サポートの有無は重要な選定ポイントです。初期設定の代行、管理者向けの操作説明、運用開始後の定着支援などがあるかを確認しておくと安心です。特に大規模な組織やITリテラシーに不安がある場合は、サポート体制が整っているサービスを選びましょう。
他ツールとの連携性を確認する
業務効率化を実現するには、既存の社内ツールとの連携性も重要です。たとえば、SlackやMicrosoft Teamsなどのチャット・グループウェアと連携できれば、マニュアルの共有や通知をスムーズに行うことができます。
企業が必要とする機能の上位は「テンプレート・レイアウト機能」「動画挿入機能」など
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~10月に実施した独自調査では、マニュアル作成ツールに求める機能は「テンプレート・レイアウト機能」が83%、「動画挿入機能」と「検索機能」が69%という結果でした。
この調査結果から、企業は誰でも簡単にわかりやすいマニュアルを作成したいというニーズが高いことがわかります。また、「動画挿入機能」が高い割合を占めている点も注目です。動画であれば、文章や画像だけでは伝わりにくい操作方法や作業の流れを視覚的に理解しやすく、教育・研修の効率化にもつながるメリットがあります。マニュアル作成ツールを導入する際には、上記結果も参考にして自社に必要な機能を整理してみてください。
まとめ:無料(フリー)のツールで社内のマニュアルを整備しよう
マニュアルの整備は、業務の標準化や属人化防止、教育効率の向上に欠かせない取り組みです。近年では、無料でも高機能なマニュアル作成ツールが数多く登場しており、コストをかけずに社内の情報共有環境を改善することが可能になっています。
まずは無料プランやフリーツールを活用して、実際の業務にどのように活用できるかを試してみましょう。操作性や連携機能、チーム内での使い勝手を確認したうえで、有料プランへの移行や本格導入を検討するのがおすすめです。
しかし、数あるマニュアル作成ツールを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったマニュアル作成ツールが分かる診断(無料)ができます。
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