【2024年最新】NEC Software Robot Solutionの評判と実態
RPAツール「NEC Software Robot Solution」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや料金プラン、「NEC Software Robot Solution」の導入実績や効果も網羅。この記事だけで、「NEC Software Robot Solution」の全てがわかります。
- <総評>NEC Software Robot Solutionはノンプログラミングでロボットを構築できるクライアント型RPAサービス
- NEC Software Robot Solutionの8つのメリット
- 徹底調査でわかったNEC Software Robot Solutionを使うべき人・会社
- NEC Software Robot Solutionの料金プラン
- NEC Software Robot Solutionの導入実績・効果
- まずはNEC Software Robot Solutionの見積もりを
- まとめ
NEC Software Robot Solutionは、日本電気(NEC)AIプラットフォーム事業部が開発・提供するクライアント型RPAツールです。人とロボットが協働する新しい業務オペレーションをコンセプトに開発され、プログラミングの知識がなくてもロボット構築できるのが特徴。純国産RPAツールとして多数の導入実績を誇ります。
それでは、実際の使い勝手は?どんな活用メリットを得られるのか?NEC Software Robot Solutionの実態に迫ります。
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<総評>NEC Software Robot Solutionはノンプログラミングでロボットを構築できるクライアント型RPAサービス
出典NEC Software Robot Solution https://jpn.nec.com/softwarerobotsolution/index.html
NEC Software Robot Solutionは、パーツの組み合わせによるスクリプト設定と、画像認識による操作記録を組み合わせ、ノンプログラミングでロボットを構築できるクライアント型RPAサービスです。1ライセンスから導入できるクライアント型でありながら、マネージャ機能の追加による一元管理も可能です。
RPAツール導入・定着に向けたサポートサービスが充実しているのも、NECならではの特徴。システム構築の自由度・コンセプトの点ではipaSロボと似ていますが、よりエンタープライズ指向が強いといえるかもしれません。
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NEC Software Robot Solutionの8つのメリット
ご紹介した特徴を持つ「NEC Software Robot Solution」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
オペレーション・フローを組み合わせてロボット構築
NEC Software Robot Solutionには、マウス操作・キーボード操作・アプリケーション起動などの「オペレーション部品」、選択行のコマンド実行・画像を検索などの「アクション部品」が用意されており、必要な部品を組み合わせて配置することでロボットを簡単に構築できます。
たとえば、デスクトップのアイコンをダブルクリックするロボットを構築するには、オペレーション部品のダブルクリックを選択し、デスクトップ上のアイコンを選択するだけと手軽です。
高度な画像認識機能を搭載
NEC Software Robot Solutionには、高度な画像認識機能が搭載されているため、PC画面で表示できるアプリケーション・システムの操作を自動化できます。
上述の例では、ダブルクリックの部品が「デスクトップのアイコン」という画像を認識することで、NEC Software Robot Solutionがスクリプトを実行する仕組みを解説していますが、これも高度な画像認識機能が搭載されているからこそです。
シンプルでわかりやすいインターフェース
NEC Software Robot Solutionには、すっきりとシンプルに整理されたスクリプト設定インターフェースが用意されており、迷うことなくロボットを構築できます。
4つに整理されたスクリプト設定インターフェースでは、操作の記録がコマンドテーブルにリスト表示される仕組み。特定のコマンドを選択し、コマンドオプションパネルで詳細を設定するのも可能。文字列検索・精度・文字列入力なども制御できます。
外部システムとのAPI連携
画像認識・座標認識をコアとするRPAツールは、精度に限界が生じるのも事実。外部プラグイン機能を持つNEC Software Robot Solutionであれば、外部システムとのAPI連携が可能です。
代表的なプラグインとしては、Excelプラグインが挙げられますが、会計システム「SuperStream」との連携も可能。後述する業務可視化オプションも、プラグインを追加する形で提供されています。
強化されたweb操作機能
NEC Software Robot Solutionは、クライアント型RPAツールでありながら、細かな機能強化・アップデートが随時提供されているのもメリット。Ver1.4では、web操作のロボット作成を簡単にする設定補助機能が追加されています。
従来バージョンでは、webサイトのフォームを選択した際、コマンドオプションパネルのセレクターにHTMLタグが表示されていましたが、Ver1.4からは操作の候補がメニューで表示されるようになりました。
マネージャ機能で複数ロボットを一元管理
クライアント型RPAツールの場合、ライセンス数が増えてくると個別の管理が行き届かなくなる可能性がありますが、「NEC Software Robot Solutionマネージャ」を導入すれば、複数ロボットを一元管理できます。
マネージャ機能を活用すれば、端末の稼働状況・履歴情報確認のほか、スクリプト実行スケジュールの指定や、クライアント情報の収集などが可能。ユーザー・グループごとの利用端末指定や、ロボットを指定できる権限管理も実現できます。
業務可視化オプションを活用可能
NEC Software Robot Solutionの導入ユーザー、もしくは導入前提のユーザーに限定されますが、RPAツールに適した業務の洗い出しに有効な「業務可視化オプション」を活用できます。
業務可視化オプションを活用すれば、普段通りのPC作業を行うだけで、内容を記録・分析・可視化。RPAツールに向いているコピー&ペーストなどの作業がどれくらいあるのか、RPA化に適した業務がどれくらいあるのかを確認できます。
充実したサポートサービスメニュー
NEC Software Robot Solutionは、ライセンスに「PP・サポートサービス」が付属するのはもちろん、導入前の検討時から導入後にいたるまで、NECならではの充実したサポートサービスメニューをニーズに応じて利用できます。
業務可視化オプション以外にも「導入・運用ルール策定」「業務選定」「導入検証」などのサービスを用意。スクリプト作成に不安を持つ企業に向けた「RPA開発支援サービス」や、技術トレーニングサービスも提供しています。
徹底調査でわかったNEC Software Robot Solutionを使うべき人・会社
ご紹介したメリットを踏まえ、「NEC Software Robot Solution」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
業務の洗い出し・ロボット作成を効率化したい企業
RPAツール導入でネックになりやすいのが「どんな業務をRPA化したらいいのか?」「ロボットを効率的に作成するには?」などの疑問ではないでしょうか。そこで業務可視化オプションを活用できる、NEC Software Robot Solutionの導入がおすすめです。
RPAツールは万能ではなく、自動化領域の得手・不得手があるのも事実。ましてや、RPAツールを使ったことがなければ、どんな業務を効率化できるのか判断が難しいでしょう。業務可視化オプションを活用すれば、普段の業務を文字どおり可視化でき、RPA化に向く業務を洗い出せます。レポートをインポートすればロボットの自動生成も可能。修正を加えていくだけで、ロボット作成も大幅に効率化できます。
RPA化の規模に応じた拡張性を重視する企業
RPAツールを活用したことがない企業の場合、初期投資の大きくなりがちなサーバ型の導入は、ハードルが高いと感じるかもしれません。PC1台から導入できるNEC Software Robot Solutionであれば、スモールスタートを切りながら、自動化規模の拡大に応じた拡張性も確保できます。
クライアント型であるNEC Software Robot Solutionには、スクリプト作成・実行が可能な「通常版」と、スクリプト実行のみ可能な「実行専用版」が用意されています。そのため1台の通常版を基本に、ロボット実行数に応じて安価な実行専用版を追加していく運用が可能。このような拡張の自由度は、ipaSロボに似ているともいえるでしょう。
RPA導入・定着に向けたサポートを重視する企業
RPAツールでもっとも重要なのは、導入後にどのように定着させるかです。そのために実行すべきことは多岐にわたりますが、自社内のみで完結させるのが困難なのも事実。定着までの手厚いサポートを得たいと考える企業には、NEC Software Robot Solutionの導入が最適でしょう。
契約形態・期間に応じたPP・サポートサービスが付属しており、技術の問い合わせや情報提供、バージョンアップが無償で受けられます。そのほかにも、業務選定・検証サービスなどの導入時サポートや、開発支援・RPAサービスなど導入後の定着サポートを用意。さまざまなニーズに応えられる万全の体制が整えられています。
NEC Software Robot Solutionの料金プラン
・NEC Software Robot Solutionには、スクリプト作成・実行が可能な「通常版」、実行のみの「実行専用版」、一元管理が可能な「マネージャ」が用意されています。
・ライセンス買い切り型の「買取りライセンス」および、期間を区切った「期間ライセンス」での契約が可能です。
・買取りライセンスには1年間、期間ライセンスには期間に応じたPP・サポートサービスが付属。
契約期間は「通常版」「実行専用版」が1、3、6、12か月から、「マネージャ」が3、6、12か月から選択できます。
・マネージャ導入企業は「通常版」「実行専用版」のフローティングライセンス購入も可能。「通常版」「実行専用版」それぞれ1、3、6、12か月の期間で選択可能です。
・気になる料金はすべてオープンプライス。構成に応じた見積もり依頼が必要です。
NEC Software Robot Solutionの導入実績・効果
ここからは、実際に「NEC Software Robot Solution」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
ミニストップ株式会社
NEC Software Robot Solutionの導入事例ページ(日本電気(NEC)AIプラットフォーム事業部 https://jpn.nec.com/softwarerobotsolution/case/ministop/ 参照)によると、ミニストップは、大手コンビニエンスストア運営企業です。国内店舗の仕入・売上データを5拠点に分散して集約・分析していましたが、本部主導で会計センターを統合するプロジェクトが始動。分散していたデータを2拠点に集中させることになったのです。
これによって、事務処理対象の店舗が1.8倍に増加。売上データ登録量が増えたにもかかわらず、処理を行なっていた30名のスタッフを増員できなかったため、過大な負担がかかる状況に陥ってしまったのです。データ登録に要する時間は、月間で延べ2,200時間にもおよんでいました。
状況を打開するため、導入が決定されたのがNEC Software Robot Solutionでした。現場担当者が主導して業務効率化を図るため、ロボット内製化が必須の状況でもあり、現場でもロボットを作成できるわかりやすさと同時に「開発支援サービス」が得られたのも導入の決め手。
条件分岐や繰り返し処理などを含むRPA構築サポートが得られたこともあり、ロボット内製化も加速。データ登録をNEC Software Robot Solution、確認・規定外処理をスタッフが行うことで、業務時間を月間60時間にまで短縮できました。
ダイドーグループホールディングス株式会社
NEC Software Robot Solutionの導入事例ページ(日本電気(NEC)AIプラットフォーム事業部 https://jpn.nec.com/softwarerobotsolution/case/dydo-ghd/ 参照)によると、ダイドーグループホールディングスは、国内外の飲料事業や医薬品関連事業、食品事業などを展開する会社です。飲料事業は全国約28万台の自販機を主力販路としていますが、契約関連・入金関連の業務は年間数万件におよんでおり、全国営業所の負荷軽減が急務でした。
2009年にはセンターで集中処理を行う体制を構築したものの、地域ごとに異なる提供業務を手作業で行なっていたため、業務そのものの効率化は進みませんでした。そこで働き方改革を踏まえ、RPA導入による定型業務自動化に取り組んだのです。
ロボット構築の内製化を掲げ選択したのは、NEC Software Robot Solutionでした。操作のわかりやすさを満たしていたうえ、基幹システムとのスムーズな連携を確認できたことが決め手になったのです。
まずは、金融機関の入金情報ダウンロードや基幹システムへのインポート、請求金額との照会など5つの業務をRPA化し、年間で約1,700時間もの削減効果を得られたのです。2019年には、RPAツールの適用を20業務に拡大したことから、年間7,000時間の削減効果も実現。蓄積されたBPMノウハウも活かし、2020年には全社展開も計画しています。
まずはNEC Software Robot Solutionの見積もりを
ここまで、NEC Software Robot Solutionの導入メリットや有効な活用方法、具体的な導入事例などをご紹介しましたが、適切なRPAツールは企業によって異なります。自社にマッチしているのか?まずは資料を入手し、詳細を含めて検討する必要があるでしょう。
「NEC Software Robot Solution」の導入をご検討の方は、「PRONIアイミツ」で見積もりをし、内容を確認したうえで判断するといいでしょう。
まとめ
NEC Software Robot Solutionは、ノンプログラミングでロボットを簡単に作成できる、わかりやすさに重点を置いたRPAツールです。クライアント型でありながら集中管理も可能で柔軟な拡張性を備えているのもアドバンテージ。
RPAの導入から定着まで、すべてのプロセスをサポートできるサービスメニューが用意されているのもNECならでは。RPA導入・定着に向けて手厚いサポートが必要と考える企業は、チェックしてはいかがでしょうか?