WAFランキング
最新のWAF21件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月21日時点のランキングを表示中)。WAFの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。サイバー攻撃やDDoS攻撃への事前対策としてWAFを導入したいとお考えの方は、ぜひご活用ください。
WAFとは
WAF(Web Application Firewall)とはWebアプリケーションを対象としたセキュリティ対策です。Webアプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃の通信を検知・防御して、Webアプリケーションを守ります。
社会トレンドであるDX化の影響で自社のWebサイトを持つ企業は増えていますが、それに伴い企業のWebサイトを狙ったサイバー攻撃も増えています。サイバー攻撃を受けると、情報漏洩や営業妨害等の被害を受ける可能性が高く社会的信用や直接的な売り上げにも影響するため、WAFの必要性が高まっています。
WAFの選び方
WAFの選び方で特に重要な3つをピックアップします。
・導入形態
・Webサイトの処理速度への影響
・基本性能
WAFには、アプライアンス型・ソフトウェア型・クラウド型と3つの導入形態があります。アプライアンス型はカスタマイズしやすい、ソフトウェア型は導入の手間が少ない、クラウド型は低コストなど、それぞれで特徴が異なるため、自社に合ったものを選びましょう。
加えて、導入形態によりWebサイトへの処理速度にも影響が出る可能性があるのであわせて確認が必要です。WAFには攻撃を検知するためのシグネチャ自動更新機能、IP制限機能などの基本性能が具わっていますが、こちらもサービスにより精度が異なります。セキュリティ対策なので、多くの企業に導入されており、且つ大きな問題なくサービスが続いている会社などをひとつの基準として選ぶのがいいでしょう。
WAFの価格・料金相場
WAFの料金体系は、初期費用+月額費用+オプション費用です。初期費用には導入に必要な初期設定やカスタマイズの費用がかかります。月額費用は、料金プラン制を採用しているところが多く、データ量、通信速度等で変動。詳細は利用する機能やオプションによって異なるので、問い合わせによる見積もりが必要です。
料金相場
初期費用:無料~100,000円
月額費用:10,000円~800,000円
WAFのメリット・デメリット
WAFを導入するメリットは、自社のWebサイトの安全性を高め、情報漏洩等のリスクを軽減できる点です。サイバー攻撃には「システムを停止させる」「サイト情報を改ざんする」「顧客の情報を抜き取る」などさまざまですが、そのどれもが直接的な売り上げに係るほか、社会的信用の失墜など、企業に多くの損失を与えます。
実際、中小企業のうち2社に1社がセキュリティインシデントを受けていると判明している調査(※)もあり、同調査の中では2億円規模にまで及ぶ金銭的被害があったとの結果も出ています。インターネットが普及し企業も当たり前にWebサイトを持つ世の中になったことで、サイバー攻撃は他人事ではなくなりました。
WAFの導入はサイバー攻撃からwebサイトを守ることで、企業や顧客の安全を守るために導入して当たり前の措置といえるでしょう。
※トレンドマイクロ|法人組織におけるセキュリティ実態調査 2019年版(https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/press-release/2019/pr-20191015-01.html)
WAFの機能
WAFの主な機能は以下の通りです。
・不正アクセスやサイバー攻撃の検知と遮断
・シグネチャの自動更新
・IP制限
WAFのメインは不正アクセスやサイバー攻撃から自社のWebサイトを守る機能です。シグネチャと呼ばれる不正を検知するためのルールがあり、通信内容を確認したうえでシグネチャによる識別で不正アクセスを検知・遮断します。シグネチャは、検知履歴のデータから最新の脅威情報までさまざまなルールで作られていますが、その内容は日々変化するため、シグネチャの自動更新があるサービスが望ましく、またその頻度が高いとなお良いでしょう。
WAFの市場規模・シェア率
サイバー攻撃の件数は年々増加傾向にあると、総務省の発表(※1)で分かっており、また、トレンドマイクロ株式会社の調査(※2)では、サイバー攻撃による金銭的な被害で1億円を超える被害額の割合は15.7%にのぼるともわかっています。一方で、株式会社テクノルが公表した2023年の調査(※3)では、WAFの導入率は53.7%でした。
サイバー攻撃による危険性は年々高まっており、上記の結果からも、企業におけるセキュリティ対策の重要性がうかがえます。WAF等のセキュリティ強化を図る必要性があるため、今後もシェアを伸ばしていくと予想できるでしょう。
※1:総務省|サイバーセキュリティ上の脅威の増大(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd24a210.html)
※2:株式会社テクノル(https://www.technol.co.jp/)
※3:トレンドマイクロ株式会社|法人組織のセキュリティ動向調査 2020年版を発表(https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/press-release/2020/pr-20201002-01.html)