iPad・タブレットPOSレジのおすすめ比較9選を紹介
タブレットPOSレジを導入したいけれど、どの製品が自社に適しているかわからない方も多いのではないでしょうか。近年、社会情勢の変化を受け、低コストで機能が豊富なタブレットPOSレジを導入する企業が増加しています。
本記事では、法人向けITツールの比較メディア「PRONIアイミツ」が、タブレット・iPadで使えるPOSレジを比較し、おすすめ9選を紹介します。製品の選び方やメリット・デメリットも解説するので、タブレットPOSレジの導入を検討している方はぜひご参考にしてください。
- タブレットPOSレジとは
- タブレットPOSレジの機能
- タブレットPOSのメリット
- タブレットレジのデメリット
- タブレットPOSレジの選び方
- iPad・タブレットPOSレジの比較表
- iPad対応のタブレットPOSレジおすすめ6選
- iPad非対応のタブレットPOSレジおすすめ3選
- まとめ|タブレットPOSレジの選定に迷ったらPRONIアイミツへ
タブレットPOSレジとは
タブレットPOSレジとは、タブレットやiPadをPOSレジのように利用できるクラウドサービスです。商品の会計や記録といったレジ機能だけでなく、売上集計や在庫管理などのPOS機能も兼ね備えており、多岐に渡る業務を効率化できます。
タブレットPOSレジの機能
タブレットPOSレジには基本的な会計機能だけではなく、経営に役立つさまざまな機能が豊富です。
機能 | 概要 | メリット |
---|---|---|
会計機能 | バーコードやハンディなどで商品情報を取得し、自動的に計算する。 | 手作業でのレジ打ちによるヒューマンミスを削減できる。 |
売上集計 | レジで入力された売上データを自動集計する。 | 閉店後のレジ締め作業にかかる時間を短縮できる。 |
売上分析 | 商品の売れ行き・時間帯・顧客の傾向などを項目別に自動でグラフ化する。 | 販売戦略に活用でき、売り上げの向上や経費削減に貢献する。 |
在庫管理 | 店内の在庫情報をリアルタイムで表示し、棚卸・発注をシステム上で行える。 | 手作業での在庫管理に比べ、時間と労力を削減できる。 |
受注管理 | 商品の受注から出荷までのステータスを可視化し、一元管理できる。 | 出荷の遅れや対応漏れを防止できる。 |
顧客管理 | ポイントカードや電子カルテにより、顧客情報を登録・管理する。 | 購入履歴を分析し、顧客に合わせたサービスを提供できる。リピーターの獲得に繋がる。 |
複数店舗管理 | ほかの店舗と在庫情報を共有する。 | 在庫の店舗間移動や発注を効率化でき、品切れの防止に繋がる。 |
外部システム連携 | 会計ソフトやECサイトとの連携で、レジの売上データや在庫状況が自動で反映される。 | 事務作業にかける時間と労力が削減できる。転記ミスが減り、正確性が向上する。 |
業務を効率化する便利な機能を利用することで手間を削減し、より重要な業務に時間を割けます。以下では、POSレジの代表的な機能を3つピックアップして詳しく解説します。
レジ機能
登録した商品情報をバーコードやハンディから取得し、自動で計算する機能。お会計にかかる時間を短縮するだけでなく、レジ打ちミスなどのヒューマンエラーを軽減できます。さらに、売り上げはリアルタイムで自動集計されるため、レジ締めにかかる時間を大幅に節約できる点もメリットです。
売上分析機能
レジで入力された売上データを集計し、分析する機能です。商品のジャンル・客単価・時間帯・顧客の傾向など、収集したデータをさまざまな切り口で分析可能。分析結果をもとに販売戦略を策定し、売り上げの向上や経費の削減が期待できます。
連携・拡張機能
POSレジ以外のシステムと連携する機能です。例えば、会計ソフトと連携すると、レジの売上データが自動で反映されるため、売り上げを会計ソフトに入力する手間が省けます。また、ECサイト(オンラインストア)と連携すれば、実店舗とWeb店舗の在庫を合わせて管理可能。手作業による在庫管理の労力が軽減します。
外部連携のほかにも、ネット予約やシフト管理などの拡張機能で店舗に合わせた使い方ができる製品もあります。
タブレットPOSのメリット
経済産業省(中小企業庁)による中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドラインでは、クラウドを用いたPOSレジの利用が推奨されており、POSレジの導入によって売り上げや顧客満足度が向上した事例も記載されています。
上記より、POSレジの導入自体にメリットがあるとわかりますが、タブレットPOSレジにはさらに多くのメリットが加わります。そこでここでは、タブレットPOSレジならではのメリットを解説するのでご参考ください。
- 省スペースで済む
- 導入コストを抑えられる
- タブレットならではの機能が使える
- 操作が簡単だから教育の手間がかからない
省スペースで済む
タブレットPOSレジは、従来のレジスター(ガチャレジ)と比較してコンパクト。レジの設置場所が省スペースで済むため、インテリアの幅が広がります。レジ本体のデザインもシンプルでスタイリッシュなものが多く、お店の雰囲気に影響しにくい点もメリットです。
導入コストを抑えられる
タブレットPOSレジは、据え置き型のPOSレジと比較して導入コストが抑えられます。
POSレジの形態 | 導入費用 |
---|---|
据え置き型POSレジ | 50万円~200万円 |
タブレットPOSレジ | 0円~20万円 |
据え置き型のPOSレジは導入費用50万円~200万円ですが、タブレットPOSレジはタブレットや周辺機器の費用と月額費用を含めても最大20万円前後。すでに持っているタブレットやiPadを使用する場合はさらにコストを抑えられます。
タブレットPOSレジは新しく事業を始める方やコストを削減したい小規模店舗に特におすすめです。
タブレットならではの機能が使える
タブレットPOSレジは、タブレットならではの機能が使える点がメリットです。
例えば、美容院や整骨院向けのタブレットPOSレジでは、指やタッチペンで書き込める機能があります。電子カルテに貼った写真の上から手書きでメモや図を残せて、より具体的なイメージを伝えられるので、お客様に合わせたスムーズな施術が可能です。
操作が簡単だから教育の手間がかからない
タブレットPOSレジはタッチパネルでの操作なので、スマホを操作するような感覚で使用可能。普段からスマホを使い慣れている方なら、時間をかけずに操作を習得できるでしょう。新人スタッフへの教育の手間や時間を短縮できる点もメリットです。
タブレットレジのデメリット
タブレットレジには便利な機能が豊富ですが、以下のようなデメリットがあるため、注意が必要です。
- インターネット環境が必要
- 通信速度は端末や回線に依存する
インターネット環境が必要
タブレットPOSレジは、売上データをクラウド上に送受信して利用するため、インターネット環境が必要です。停電などの緊急時にはオフラインでも利用できるサービスもありますが、多くの機能が制限されてしまいます。移動販売が多い店舗ではモバイルWi-Fiルーターの契約の検討が必要です。
通信速度は端末や回線に依存する
タブレットPOSレジの通信速度は端末や回線の状況に依存します。インターネット環境が不安定な場合や古い端末を利用していると、取引の処理に時間がかかり、売り上げの集計などに影響が出る可能性も。
対策としては、安定したWi-Fi環境を整備しておき、各サービスが推奨する機種を利用するのがおすすめです。さらに、不具合やトラブルが起こった際の対処方法を事前にスタッフ間で共有しておくとよいでしょう。
また、万が一の回線トラブルで精算ができないといった事態を避けるために、一部機能がオフラインでも利用できるオフライン機能を搭載したタブレットPOSレジを選ぶのもおすすめです。
タブレットPOSレジの選び方
ここからは、タブレットPOSレジの選び方を解説します。タブレットPOSレジは各社から多くの製品が提供されており、特徴もさまざまです。自社に適したタブレットPOSレジの選び方がわからない方は、ご参考にしてください。
- 利用可能な端末を確認する
- 機能を比較する
- 費用を比較する
- 操作性を比較する
- サポートの充実度を比較する
- すでに使用しているシステムと連携できるか確認する
利用可能な端末を確認する
タブレットPOSレジを利用するには、iOS(iPad・iPhone)またはAndroid端末に専用アプリをダウンロードする必要があります。利用可能なサービスは端末の種類によって異なるため、契約前に対応端末を確認しておきましょう。また、サービスによっては、すでにシステムが内蔵されている専用機器を購入して利用する場合もあります。
機能を比較する
タブレットPOSレジは、基本的な会計機能に加え、業種に応じた便利な機能が具わっています。「飲食店でハンディのオーダーを会計に反映させたい」「バーコードで商品管理をしたい」「電子カルテで顧客情報を管理したい」など、導入する企業の需要に合った機能があるかどうかを比較しましょう。
費用を比較する
初期費用・月額料金・オプションによる追加料金など、総合的な費用を計算して、予算に合うタブレットPOSレジを選びましょう。
事前に必要な機能を洗い出し、要件を満たすタブレットPOSレジを選ぶのがコストを抑えるコツです。必要ない機能が含まれるサービスや料金プランを選んでしまうと損をします。
無料で使えるタブレットPOSレジもありますが、自社のニーズに合うものを選ぶのが重要です。複数社の相見積もりをし、機能と費用を比較してから選びましょう。
操作性を比較する
タブレットPOSレジは、製品によって操作画面や使い方が異なります。導入したシステムを早く定着させて長く使うためには、操作性を比較するのも大切です。
視覚的に分かりやすく、直感的に操作できるタブレットPOSレジなら、機械の操作が不得意な方や新人スタッフでもスムーズに操作できるでしょう。
無料トライアルがあれば、使い勝手を試してから本格導入をおすすめします。
サポートの充実度を比較する
タブレットPOSレジを提供する会社のサポート体制を確認しておきましょう。提供会社によって窓口の受付時間帯や連絡方法(電話・メール・チャットなど)が異なります。不具合が発生したときに、すぐに対応してくれる窓口があると安心です。
操作に不安がある場合は、サポートの充実度を比較し、導入支援サービスや手厚いサポートを受けられるタブレットPOSレジがおすすめです。
すでに使用しているシステムと連携できるか確認する
タブレットPOSレジは、会計ソフトやECサイトとの連携で業務がさらに効率化します。すでに使用しているシステムがある場合は、連携可能なタブレットPOSレジを選ぶと良いでしょう。ただし、製品によって連携できるサービスが異なるため、事前の確認が大切です。
既存のシステムがない場合は、タブレットPOSレジと連携できる会計ソフトを選ぶのがおすすめです。こちらの関連記事POSシステムと連動可能な会計ソフトもご参考にしてください。
以上、タブレットPOSレジの選び方を詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、タブレットPOSレジ選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめの製品がわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
iPad・タブレットPOSレジの比較表
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
Airレジ | 無料 | 無料 |
スマレジ | 無料 | 無料 ※スタンダードプランのみ |
POS+ | 要問合せ | 14,000円~ |
ユビレジ | 要問合せ | 6,900円~ |
LOYVERSE | 無料 | 無料 ※一部有料オプション有り |
Square POSレジ | 無料 | 無料 ※フリープランのみ |
POSasy | 無料 | 3,500円 |
ワンレジ | 要問合せ | 要問合せ |
blayn | 65,560円(税込)~ ※専用端末(モバイル型)+キャッシュドロアー+設置・レクチャー費用 |
無料 ※無料プランのみ |
POWER KNOWLEDGE POS | 要問合せ | 要問合せ |
iPad対応のタブレットPOSレジおすすめ6選
ここからは、iPad対応のタブレットPOSレジおすすめ6選を紹介します。
- Airレジ
- POS+
- ユビレジ
- Square POSレジ
- Loyverce POS
- POSasy
Airレジ
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Airレジ(エアレジ)は、株式会社リクルートが提供するiPad用POSレジです。すべての機能が無料で使えるのが特徴。スターターパックを購入すると、iPadを含む周辺機器をまとめて揃えられるので、導入時の手間やコストを軽減します。
同シリーズの「Airペイ」や「Airメイト」との連携で、キャッシュレス決済や経営アシスタントなどの便利な機能が無料で利用可能。コストを最小限に抑えてタブレットPOSレジを導入したい企業におすすめです。
POS+
-
料金
月14,000円~/店舗 -
初期費用
420,000円~
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
POS+(ポスタス)は、ポスタス株式会社が提供するiPad用POSレジです。飲食店・小売店・美容サロンなど、業種に合わせた仕様を選べます。
たとえば、飲食店ならキッチン伝票の出力、小売店ならバーコード機能、美容サロンなら電子カルテといったそれぞれの業種に特化した便利な機能を搭載。オプションで追加できる拡張機能も豊富で、店舗のニーズに応じて柔軟にカスタマイズできる点がメリットです。
ユビレジ
-
料金
月6,900円~ -
初期費用
145,173円~
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
なし
ユビレジは、株式会社ユビレジが提供するiPad用POSレジです。「カンタンがいちばん」がコンセプトで、使いやすさを重視した画面設計が特徴。iPad操作に馴染みのない方や新人スタッフでもすぐに使いこなせます。
基本のプレミアムプランにオプションを追加すると業種に適した機能の設定が可能。カンタンでありながら、高機能なサービスを利用できるiPad用POSレジです。
Square POSレジ
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
Square(スクエア)POSレジは、Square株式会社が提供するタブレットPOSレジ。iOSとAndroidに対応しています。初期費用・月額料金が無料で、顧客リストやオンラインストアの開設など、ほかのPOSレジでは有料となるオプション機能も無料で利用できる点がメリットです。
さらに、売上レポートだけでなく、顧客の購買パターンや売れ筋商品などを自動で分析できる「Squareデータ」とも無料で連携可能。ランニングコストを抑えつつ、豊富な機能を利用できます。
Loyverce POS
Loyverce POS(ロイバースポス)は、合同会社エムシーテクノロジーズが提供するタブレットPOSレジアプリです。iOSとAndroidに対応しており、端末を選ばず利用可能。世界的にも有名なPOSレジで、多言語に対応しています。
高機能でありながら、利用料は無料。中でも飲食店での注文システム「Loyverse KDS(ロイバースキッチンディスプレイ)」が無料で提供されていることがポイントで、インバウンド対策をしたい飲食店におすすめです。
POSasy
POSasy(ポサシー)は、東芝テック株式会社が提供する飲食店向けのiPad用POSレジです。「やさしい、うれしい、たのもしい」がコンセプトで、初心者にも簡単に使いこなせます。初期費用0円で月額費用も3,500円と低コストで導入できるため、新しく事業を始める方におすすめです。
視覚的に分かりやすい画面設計で、初めての利用でも迷わず操作が可能。売上データもシンプルなグラフで理解しやすく、分析が不慣れな方でも経営戦略に活用できます。
iPad非対応のタブレットPOSレジおすすめ3選
ここからは、iPad非対応のタブレットPOSレジおすすめ3選を紹介します。
- ワンレジ
- blayn
- POWER KNOWLEDGE POS
ワンレジ
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ワンレジは、株式会社スカイダイニングが提供するタブレットPOSレジです。飲食店の経営者が開発した、飲食店のためのPOSレジで、ハンディやキッチンプリンタなどの周辺機器も現場での使いやすさを重視した設計になっています。
店長向けの講習が用意されていたり、操作方法に不明点がある場合やトラブル発生時には24時間365日体制のコールセンタースタッフが対応してくれたりと、サポートが手厚いのも特徴です。
blayn POSレジ
-
料金
月2,800円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
blayn(ブレイン)は、ブレイン株式会社が提供する飲食店向けのPOSレジです。レシートプリンターが内蔵された専用機器にはタブレット型・モバイル型・セルフレジ型の3種類があり、利用するスタッフの人数や使用目的に合わせて選べます。
基本的な機能のみが搭載されている無料プランがあるのも嬉しいポイント。有料プランではキャッシュレス決済や会計ソフトとの連携など、拡張機能が利用できます。
POWER KNOWLEDGE POS
POWER KNOWLEDGE POS(パワーナレッジ)は、株式会社Groony (グルーニー)が提供するタブレットPOSレジです。整骨院や理美容室、美容サロン向けのPOSシステムで、ネット予約・問診票・電子カルテなどの機能を搭載しています。
電子カルテには、手書きで図やメモを書き込みも可能。タブレット部分を取り外しできる専用機器で、訪問や個室会計時の持ち運びにも便利です。
まとめ|タブレットPOSレジの選定に迷ったらPRONIアイミツへ
タブレットPOSレジはさまざまなメーカーから提供されており、数あるタブレットPOSレジを比較して自社のニーズに適したものを選ぶには時間と労力を要します。
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