英語・多言語に対応したPOSレジおすすめ9選
「外国人スタッフがレジ操作に手間取っている」「インバウンドのお客様対応に時間がかかる」。そんな言語の違いによる課題に、頭を悩ませていませんか?
英語・多言語対応のPOSレジを導入すれば言語の壁をなくし、会計ミスや研修時間を削減できます。さらに、スムーズな接客は顧客満足度向上にもつながり、インバウンド需要を取り込むための強みになるでしょう。
本記事では、英語・多言語対応POSレジのおすすめ9選を徹底比較。自店舗に最適な一台を見つけるための選び方のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- POSレジとは
- 英語・多言語対応のPOSレジを導入すべき店舗
- 【比較表】英語・多言語対応のPOSレジ
- 英語・多言語対応のPOSレジおすすめ9選
- 英語・多言語対応のPOSレジを選ぶときのポイント
- まとめ:英語・多言語対応のPOSレジ選びに迷ったらPRONIアイミツSaaSへ
POSレジとは
POSレジとはPOSシステムを搭載したレジです。POSは英語の「Point of Sales」を略したもので、日本語では「販売時点情報管理」を意味します。
顧客がPOSレジで会計した時点で、品名・数量・価格・原価などの商品情報をデータベースに記録・集計でき、会計だけでなく在庫管理や売上分析に役立てられます。
そんなPOSレジには、英語・多言語に対応している製品もあるため、インバウンド対策はもちろん、外国人労働者が多い店舗での活躍も期待できます。
英語・多言語対応のPOSレジを導入すべき店舗
英語・多言語対応のPOSレジを導入すべき店舗について詳しく解説します。
スタッフに外国人が多い
日本語が不得意な外国人スタッフは、日本でレジの使い方を習得する際に時間がかかるケースがあります。英語・多言語対応のPOSレジなら、日本語の読み書きが苦手な外国人スタッフも操作方法を理解しやすく、教育の時間を削減可能。即戦力となり、人手不足の解消に役立ちます。
さらに、英語などの馴染みがある言語への切り替えにより操作ミスを軽減し、お客様を待たせる機会を減らせる点もメリット。外国人スタッフを多く雇っている店舗もスムーズに業務が行えます。
お客様に外国人が多い
近年、インバウンドによる需要が高まっており、クックビズ総研の調査では、外国人客の来店が「ほぼ毎日」と答えた飲食店は44%、逆に「全く来店しない」と答えた飲食店は12%でした。上記より、多くの店舗で日常的に外国人客が来店している実態がわかります。
画像出典:クックビス総研「飲食店における外国人客の受け入れ実態 アンケート調査」
しかし、外国語が苦手な日本人は多く、外国人観光客を接客する際に情報を適切に伝えられない場合が多いです。国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の調査では、訪日外国人客への接客時に話す英語は、「カタコトレベル」「たどたどしいレベル」が約7割を占めており、異なる言語での接客に苦戦しているとわかります。
画像出典:国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)|訪日外国人への接客に関する実態調査
英語・多言語表示ができるPOSレジを活用すれば、POSレジを見せるだけで英語・外国語が話せない日本人スタッフも支払い方法や金額を正確に伝えられます。飲食店では、多言語表示できるテーブルオーダー端末や券売機を導入すると、外国語が苦手なスタッフもスムーズな接客が可能です。
【比較表】英語・多言語対応のPOSレジ
ここでは、英語・多言語対応のPOSレジを一覧で比較しています。各サービスの対応言語と初期費用・月額料金をまとめました。
| サービス名 | 対応言語 | 導入費用 |
|---|---|---|
| スマレジ | 英語 | 初期費用:要問合せ 月額料金:無料~15,400円(税抜) |
| ユビレジ | 英語 | 初期費用:要問合せ 月額料金:6,900円(税抜)~ |
| Airレジ | 英語・中国語 | 初期費用:無料 月額料金:無料 |
| POS+ | 英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語・ベトナム語・タイ語 | 初期費用:要問合せ 月額料金:14,000円(税抜)~ |
| Square POSレジ | 英語 (言語環境により自動的に判別) |
初期費用:無料 月額料金:無料 |
| ワンレジ | 英語・中国語・韓国語 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
| blayn POSレジ | 英語・中国語・韓国語 | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
| LOYVERSE POSレジ | 英語・中国語・韓国語・スペイン語・ヒンディー語・イタリア語・フランス語を含む40か国語以上 | 初期費用:無料 月額料金:無料 |
| USEN レジ | 英語・中国語・ベトナム語 | 初期費用:無料~ 月額料金: 12,980円~ |
費用をかけずに英語・多言語対応したいなら、「Airレジ」「Square POSレジ」「LOYVERSE POSレジ」がおすすめ。初期費用・月額料金が無料で利用可能です。
また、「スマレジ」「POS+」「LOYVERSE POSレジ」は、他のPOSレジサービスよりも対応言語が多いので、多国籍の従業員が働いている店舗に向いています。
英語・多言語対応のPOSレジおすすめ9選
ここからは、英語・多言語対応のPOSレジおすすめ9選を、各サービスの特徴や対応言語とともに紹介します。
スマレジ
「スマレジ」は、株式会社スマレジが提供する英語・多言語対応のPOSレジです。売上分析や在庫管理など、店舗運営に不可欠な機能が揃っており、特に飲食業や小売業に最適化されています。
おすすめポイントは、免税手続きの電子化や、多彩なキャッシュレス決済に対応していること。英語・中国語・韓国語・スペイン語に対応しているだけでなく、こういった機能も搭載しているので、海外からのお客様が多い店舗でもスムーズな会計を実現可能です。
料金は、店舗の規模や業種に応じて機能を柔軟に選べる5つプランを用意しており、1店舗の個人店から100店舗以上のチェーン店まで幅広く導入されています。
主な機能
ユビレジ
「ユビレジ」は、株式会社ユビレジが提供する英語対応のPOSレジです。「カンタンがいちばん」をコンセプトにした直感的な操作性が特徴で、継続利用率は99.4%(※2024年11月時点)を誇ります。
基本的なレジ会計に加え、売上分析・在庫管理・顧客管理といった豊富な機能を搭載。飲食店や小売店など、店舗の業種業態に合わせて柔軟な機能カスタマイズが可能です。
シンプルな操作性と英語表示により、外国人スタッフが多い店舗でも安心して利用できる、おすすめのPOSレジです。
主な機能
Airレジ
「Airレジ」は、株式会社リクルートが提供するPOSレジです。初期費用・月額料金が無料で使える手軽さがあり、全国で904,000アカウント以上に利用されています。
おすすめポイントは、関連サービスの「Airレジ オーダー」を一緒に導入すれば、海外からのお客様も自身のスマホから英語や中国語で注文可能に。注文内容はそのままAirレジに連携されるため、スムーズな会計が叶います。
また、商品管理や顧客管理、売上分析といった豊富な機能が利用でき、売上データの自動集計も可能。コストを抑えつつ、キャッシュレス決済や海外のお客様対応も実現したい店舗に、Airレジはおすすめです。
主な機能
POS+
「POS+(ポスタス)」は、ポスタス株式会社が提供する英語・多言語対応のPOSレジです。飲食店・小売店・美容サロン・クリニックといった、業種ごとのプランを用意しており、それぞれの特殊なニーズに対応した機能が搭載されています。
操作画面が英語・中国語・ベトナム語などの多言語に対応しているほか、テーブルオーダー端末や券売機も言語の切り替えが可能。外国人労働者や観光客にも使いやすいシステムです。
主な機能
Square POSレジ
「Square POSレジ(スクエア)」は、Square株式会社が提供する英語対応のPOSレジです。世界中の200万以上の事業者が利用しており、海外での豊富な導入実績が信頼の証となっています。
特徴は、初期費用・月額料金が無料で始められる手軽さに加え、多様なキャッシュレス決済に対応している点。海外発行のクレジットカードもスムーズに処理できるため、インバウンド客が多い店舗におすすめです。
直感的な操作性で初めての方でも簡単な導入が可能で、飲食店や小売店など業種に特化した機能も用意されています。独自のニーズに合わせたPOSレジを手軽に導入したい店舗にも向いているサービスです。
主な機能
ワンレジ
「ワンレジ」は、株式会社スカイダイニングが提供する英語・多言語対応のPOSレジです。飲食店の経営者が飲食店のために開発したサービスで、使いやすさを重視して設計されています。
特徴は、スタッフ用端末が英語・中国語など4ヶ国語に対応していること。また、「厨房のプリンターの印字は英語、会計レシートは日本語」と、店舗スタッフの国籍に合わせて端末ごとに言語を変えることが可能です。セルフオーダー端末も4ヶ国語に対応しており、お客様自身で料理を注文できます。
操作も簡単で、何かあればサポートスタッフが丁寧に教えてくれるため、導入に心配ありません。人手不足に悩む飲食店や、多国籍なスタッフ・客層の店舗におすすめです。
主な機能
blayn POSレジ
「blayn POSレジ」は、ブレイン株式会社が提供する英語・多言語対応のPOSレジです。飲食店に特化したサービスで、全国7,000以上の飲食店で導入実績があります。
特徴は、海外からのお客様にも分かりやすい多言語機能です。セルフレジは、メニュー表示だけでなく音声案内も4ヶ国語に対応しています。また、操作性は直感的なため、お客様自身で会計を済ませられるでしょう。海外からの観光客が多い飲食店や観光施設の店舗に、特におすすめのサービスです。
LOYVERSE POSレジ
「LOYVERSE POSレジ(ロイバース)」は、 Loyverse が提供する英語・多言語対応のPOSレジです。世界的にも有名なレジアプリで、英語・中国語はもちろん、スペイン語・フランス語など40以上の言語に対応。海外利用もできるため、170ヶ国での利用実績があります。
基本的なレジ会計以外にも、売上・在庫・従業員管理といった豊富な機能を搭載。海外展開を目指す店舗でも安心して導入できる、24時間365日対応のチャットサポートも魅力です。多言語・多機能なPOSレジを導入したい方におすすめです。
USENレジ
「USENレジ」は、株式会社USENが提供するPOSレジです。飲食店・理美容院・小売店・整体院の業種に特化しており、店舗の業務に最適化された機能を利用できます。
このサービスの強みは、言語の壁を取り払い、多様な人材や顧客に対応できること。レジ管理画面は英語・韓国語・中国語・ベトナム語に対応し、外国人スタッフの操作をサポート。さらに、小売店向けプラン「USENレジTAB STORE」では、免税会計機能も搭載しており、海外からの観光客が多い店舗にとって便利でしょう。
また、POSレジだけでなく、店舗BGMや業務用Wi-Fiといった設備もワンストップで導入できるのはUSENならでは。初期設定もすべて任せられるため、店舗運営全体の効率化に貢献します。
主な機能
以上、英語・多言語対応のPOSレジを9サービス紹介しました。サービスによって対応している言語や搭載している機能は異なるので、ぜひ自社の店舗で利用しやすいPOSレジを見つけて導入してください。
しかし、「英語・多言語対応のPOSレジが多すぎて選べない」とお悩みなら、ぜひPRONIアイミツSaaSをご活用ください。アイミツSaaSでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った英語・多言語対応のPOSレジ(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
英語・多言語対応のPOSレジを選ぶときのポイント
英語・多言語対応のPOSレジを選ぶときの5つのポイントを紹介します。業態や店舗によって必要な機能や重視するポイントが異なるため、POSレジを選ぶ際には下記の項目を参考にしてください。
スタッフが操作する画面を英語や多言語表示できるか
スタッフが操作する画面を英語や多言語表示できるPOSレジは、外国人スタッフが日本語を読めなくても操作できるので、接客の際の言語の問題が原因でお客様を待たせるトラブルが少なくなります。
レジが混雑する店はモタついているように見えて印象が悪くなるだけではなく、業務も効率的に回りません。また、外国人スタッフ自身も気まずい思いをし、働きにくさを感じるでしょう。多言語対応のPOSレジは業務効率の向上だけでなく、外国人労働者の不安感を解消します。
お客様が見る画面を英語や多言語表示できるか
お客様に外国人が多い店舗は、お客様が見る画面を英語や多言語表示に変更できるPOSレジがおすすめです。精算画面を多言語表示できれば、日本語が不得意な外国人も戸惑わずにお会計できます。
また、従業員が日本語しか分からず、外国人の対応に自信がない場合も安心して接客が可能です。このように、英語・多言語対応のPOSレジは、お客様・スタッフの双方にメリットがあります。
免税に対応しているか
インバウンドのお客様が多い小売店には、免税に対応しているPOSレジがおすすめです。また、免税販売を行う場合の免税手続きは、2021年10月より電子化を義務付けられています。(観光庁:免税販売手続の電子化 特設サイト)税率変更などで免税対応が可能なものを選びましょう。
POSレジの中には書類手続きがシステム上で完結するものがあり、パスポートを読み取るだけで書類作成や国税庁へのデータ送信を自動で可能。免税販売手続きの負担が大幅に軽減します。
月額料金・初期費用の比較
月額料金・初期費用を比較し、予算に合うPOSレジを選びましょう。無料で使えるPOSレジもありますが、必要に応じた機能を搭載する製品を選ぶのが重要です。逆に、機能が多すぎるPOSレジは使いこなせず、必要以上にコストが高くなります。
また、多言語表示には有料オプションが必要になる場合もあり、事前に確認が必要です。自社のニーズと予算に合うPOSレジを選ぶには、複数社の相見積もりを取ったうえでの比較をおすすめします。
海外で利用(インストール)できるか確認する
将来的に海外進出を想定している場合、海外でも利用できるPOSレジを導入すると便利です。スタッフが日本語以外の言語に馴染みがない場合、日本で使用していたPOSレジをそのまま利用できれば、新しく操作方法を覚える必要もありません。
また、お会計時に精算画面を現地の言語で表示できれば、言葉が通じなくても支払い方法や金額を伝えられます。導入するPOSレジをインストールできる国をあらかじめ確認しておきましょう。
まとめ:英語・多言語対応のPOSレジ選びに迷ったらPRONIアイミツSaaSへ
英語・多言語対応のPOSレジ選びの鍵は、まず「どんな言語を使う、誰のために(スタッフか顧客か)」を明確にすること。それによって必要な言語や機能(管理画面の言語か、セルフレジの言語か等)が異なるからです。目的を定めた上で、必要な機能や予算を絞り込むことが失敗しないためのポイントです。
とはいえ、数あるPOSレジの中から、英語・多言語に対応しているかを把握し、機能や費用を比較しながら自社のニーズに合うものを選ぶには時間と労力を要します。英語・多言語対応のPOSレジ選びにお悩みなら、ぜひPRONIアイミツSaaSを活用ください。アイミツSaaSでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったPOSレジが分かる診断を用意しています。診断は無料でできますので、是非お気軽にご利用ください。
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