録音・録画機能のある注目サービス3選と使い方を紹介【Web会議】
新型コロナウイルス感染の影響や政府が打ち出した働き方改革に対応するため、Web会議システムを活用する会社が年々増えています。
Web会議システムの利用度合いとともにニーズが高まっているのが、録音・録画機能を搭載したサービスやツール。重要な会議や大切な商談を録音・録画しておきたい方は多いでしょう。そこで、本記事では録音・録画機能を搭載したサービスやソフトのなかで、おすすめをご紹介します。
録音・録画する方法とは
一口にWeb会議を録音・録画すると言っても、実はさまざまな方法があることはご存じでしょうか。主な録音・録画方法は以下の通りです。
・フリーソフト
・ICレコーダー
・アプリ
・ボイスレコーダー
最も手軽かつ、お金をかけずに録音・録画できるのがフリーソフトです。録音・録画機能を搭載しているフリーソフトは数多くリリースされており、Windows10にはフリーソフト「Xbox Game Bar」が標準搭載されています。
ICレコーダーやボイスレコーダーは録音に特化したアイテムで、Web会議と対面会議を同時に行う際に最適。録音・録画機能が搭載されているスマートフォンアプリもあり、その多くが無料で利用できます。
Aiseesoft スクリーンレコーダー
「Aiseesoft スクリーンレコーダー」は、動画変換ソフトや動画再生ソフト、データ復元ソフトなどの開発・販売を手掛けるAiseesoft社が開発した録音・録画ソフトです。
パソコン上に流れる音声や動画の録音・録画機能が搭載されており、Web会議もクリック一つで簡単に録音・録画。特徴的なのは、画面をキャプチャーして録画できる点。全画面録画ができるのはもちろん、画面の一部分を切り取っての録画も可能です。録音・録画機能のほか、音声だけを録音する機能も搭載しています。
また、録画した動画を編集できる機能も標準搭載。Web会議の録音・録画だけではなく、講演会やオンラインイベントの録音・録画、会社説明会や商品紹介の動画資料のための録音・録画など、幅広い用途に利用できます。
Aiseesoft スクリーンレコーダーのメリット・デメリット
一番のメリットは、録音・録画機能に加えて、動画編集機能や編集した動画をプレビューする機能も搭載している点。動画編集機能やプレビュー機能があるため、業務上で利用する動画関係のソフトウェアを一つにまとめるのも可能でしょう。MP4やWMV、MOVやAVI、GIFやTSなど、あらゆる形式に変換できるのもメリットです。
一方、デメリットは価格面。録音・録画機能を搭載しているフリーソフトは多数存在するなか、「Aiseesoft スクリーンレコーダー」は搭載されている機能をすべて利用するために4,580円を支払わなければなりません。「無料で録音・録画したい」とご希望の方には、大きなデメリットでしょう。
Aiseesoft スクリーンレコーダーに向いている人の特徴
「Aiseesoft スクリーンレコーダー」に向いているのは、録音・録画した動画や音声を編集したい方。録音・録画したデータの編集機能が搭載されているため、メモ代わりにWeb会議を録音・録画したい方のほか、録音・録画した素材をもとに会社紹介動画や商品紹介動画を作成したい方にもおすすめ。
また、日時を指定しての録音・録画機能も搭載しています。そのため、定期的に行われる会議を録音・録画したい方や、録音・録画のし忘れを防止したい方にも向いています。
Xbox Game Bar
「Xbox Game Bar」は、Microsoftが開発・運用する、パソコンの画面や音声を録音・録画できるツールです。もともとはパソコンでゲームを行う人向けのゲーム録音ツールでしたが、録音・録画機能を使って、Web会議の録音・録画もできます。
無料で利用でき、Windows10を搭載しているすべてのWindowsパソコンに備わっています。「Windowsロゴキー+G」でツールが起動し、録音・録画するのは画面上に出てきたアイコンをクリックするだけと、直感的かつ簡単な操作も魅力。
また、録画可能時間が長いことも特徴。初期設定では連続録画可能時間は1時間に設定されていますが、設定を変更するだけで4時間までの連続録画が可能です。
Xbox Game Barのメリット・デメリット
「Xbox Game Bar」の最大のメリットは、Windows10に標準搭載されているフリーソフトである点。Windows10ユーザーであれば、ソフトやツールをインストールする必要がなく、録音・録画機能を含むすべての機能を無料で利用できます。Windows10ユーザーであれば、使わない手はありません。
反対に一番のデメリットは、Windows10のユーザーしか利用できない点でしょう。Macユーザーはもちろん、WindowsユーザーであってもWindows8など、Windows10以前のバージョンのユーザーは「Xbox Game Bar」を利用できません。
Xbox Game Barに向いている人の特徴
「Xbox Game Bar」の利用に向いているのは、Windows10ユーザーです。「Xbox Game Bar」はWindows10に標準搭載されており、「Windowsロゴキー+G」だけで起動できます。
一方、向いていないのはWindows10以外のユーザーです。向いていないと言うよりは、利用できないと言った方が正確でしょう。「Xbox Game Bar」は、Windows10でのみ利用できるツールで、ほかの端末では起動できません。
Live On
「Live On」は、業務システムやOA機器の販売、ネットワーク環境の構築などを行うジャパンメディアシステムが開発・運用するWeb会議システムです。クラウド型とオンプレミス型があり、オンプレミス型ではWeb会議システムで業界ナンバー1のシェアを誇ります。
他社製品と比較して音質や安定性に優れているのが最大の強みで、音質は32KHzとCDなみにクリア。独自の映像圧縮技術により、他拠点接続時や回線状況が悪いところでも、映像の途切れや遅延の少ないシステムを実現しています。
また、MicrosoftOfficeやPDFなどのファイル共有機能も標準搭載。画質もフルハイビジョン画質(1920×1080)に対応と高画質なため、Web会議だけでなく講演会やオンラインイベントにも利用できるでしょう。
Live Onのメリット・デメリット
「Live On」のメリットは、高品質かつ高機能な点。無料の製品も数多くリリースされていますが、それらと比較するとなめらかな映像とクリアな音質は際立ったものがあります。
デメリットは、やはり利用するのに料金がかかる点でしょう。初期費用を抑えられるクラウド型の場合でも、1ライセンスにつき月額3,000円(税抜)の利用料と、7万8,000円(税抜)の初期費用がかかります。
Live Onに向いている人の特徴
「Live On」に向いているのは、高額の初期費用を用意できる方でしょう。「Live On」は、クラウド型で7万8,000円(税抜)、オンプレミス型は100万円(税抜)の初期費用がかかります。初期費用をかけてでも、高品質で高機能なWeb会議を導入したい方におすすめの製品です。
また、独自の技術で途切れや遅延が起こりにくいことも特徴の一つ。複数の拠点とつないでWeb会議を行いたい方や、通信状況の悪い海外とWeb会議を行いたい方にもおすすめです。
まとめ
いまや、Web会議の録音・録画機能を搭載しているシステムやサービスは数えきれないほどの多さです。そのため、いざWeb会議を録音・録画しようと思っても、「どのツールを選べばいいの?」と戸惑ってしまう方も多いことでしょう。
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