日報アプリとは?メリット・デメリットや機能を解説
「日報作成が面倒」「集計をもっと効率化したい」といった課題は、現場・管理者の双方に共通しています。なかでも、せっかく作成した日報が業務に活かされていないという声は多く、日報の運用自体を見直す企業も少なくありません。
そんな企業におすすめなのが日報アプリです。本記事では、日報アプリのメリット・デメリット、機能や選び方について詳しく解説しています。導入を検討している方は、ぜひご覧ください。
日報アプリとは
日報アプリとは、スマートフォンやパソコンから手軽に日報を管理できるクラウド型のツールです。従来の紙やExcelによる日報と異なり、現場や外出先からでもスムーズに入力・提出できるのが特徴です。
日報はクラウド上に蓄積されるため、進捗状況や作業内容をひと目で確認できます。現場の声や作業実績をリアルタイムで把握できる上、集計や報告もスムーズ。これまで十分に活用されていなかった日報も、業務改善に役立つ貴重な情報源となります。
日報アプリの主な機能
日報アプリと一口に言っても、搭載されている機能はツールによってさまざまです。以下では、代表的な機能を4つ紹介します。
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| テンプレート機能 | テンプレートの作成や複数保存、定型フォーマットでの入力補助 |
| 提出・集計・管理機能 | 日報の提出・承認フロー、ステータス管理、過去データの検索・集計 |
| コミュニケーション機能 | コメント・メンション・スタンプなどによるフィードバック |
| セキュリティ・権限管理機能 | 二要素認証、ユーザーごとの閲覧制限、IP制限などの管理機能 |
テンプレート機能
日報アプリの多くには、入力項目が設定されたテンプレート機能が搭載されています。定型フォーマットに沿って記入するだけで、誰でも簡単に日報を作成できるのが特徴です。手間なく記入でき、日報提出のハードルが下がります。記載内容が統一されることで、管理者側の集計作業の効率化にもつながります。
提出・集計・管理機能
日報アプリには、日報の提出・承認・集計・保存といった一連の作業を効率化する機能が搭載されています。担当者は、誰がいつ日報を提出したかを一覧で把握できるほか、承認状況や未提出の有無も確認できます。また、過去に提出された日報はクラウド上に保存されており、キーワードや日付で検索することも可能です。
コミュニケーション機能
日報アプリには、コメントやスタンプを通じて気軽にやり取りができるコミュニケーション機能があります。日報に対して上司や同僚がリアクションすることで、従業員のモチベーション向上やチーム内の関係強化にもつながります。
セキュリティ・権限管理機能
多くの日報アプリには、セキュリティ機能や、閲覧者を制限できる権限管理機能が含まれています。例えば、閲覧できるユーザーを限定することで、情報漏えいのリスクを抑えながら安全な運用を実現します。社内の役職や部署に応じて閲覧範囲を調整でき、機密情報の管理にも役立ちます。
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日報アプリを導入するメリット
「日報をうまく活用できていない」と感じている企業にとって、日報アプリの導入は有効な施策のひとつです。ここからは、日報アプリを導入するメリットについて解説します。導入の際の判断材料としてぜひ参考にしてください。
日報アプリを導入するメリット
- 日報作成の手間を削減できる
- チーム内の情報共有がスムーズになる
- 蓄積された日報をナレッジ化できる
日報作成の手間を削減できる
日報アプリを導入する最大のメリットは、日報作成にかかる手間を削減できる点です。忙しさのあまり、日報作成が後回しになるケースもよく見られます。日報アプリにはテンプレート機能や、スマートフォン・パソコンからいつでも入力・提出できる仕組みがあり、負担軽減に役立ちます。
チーム内の情報共有がスムーズになる
日報アプリを使えば、チーム内の情報共有がスムーズになります。日報の内容をリアルタイムで共有できるため、業務の進行状況や現場で発生したトラブルなどを素早く周知できます。伝達ミスや認識のズレを防ぐことで、チーム全体の連携強化につながります。
蓄積された日報をナレッジ化できる
日々の業務報告はクラウド上に自動で蓄積され、チームや個人のナレッジとして活用できます。過去の日報を検索・参照することで、似た案件への対応や改善策の検討にも役立ちます。属人化を防ぎながら、業務の質の底上げにも貢献します。
日報アプリを導入するデメリット
日報アプリの導入時には、思わぬ落とし穴もあります。ここでは、デメリットを3つ解説します。
- 現場の運用に合わない場合がある
- 既存のシステムと連携できないことがある
- 監視と受け取られてしまう可能性がある
現場の運用に合わない場合がある
日報アプリは、現場の運用や業務フローに合っていないとうまく活用できません。ITツールの操作に慣れていないスタッフが多い現場や、入力のタイミングが限られる業務環境では、導入してもなかなか定着しないことがあります。実際の業務の流れにフィットするかを、事前にしっかりと確認しましょう。
既存のシステムと連携できないことがある
日報アプリを導入する際に、既存のシステムと連携できるか確認しておくことが重要です。連携がうまくいかないと、かえって入力や管理の手間が増えてしまう可能性があります。例えば、カレンダー機能と連携することで、予定や出退勤の情報を自動で反映できるため、入力の負担やミスの軽減につながります。
監視と受け取られてしまう可能性がある
日報アプリの導入で気を付けたいのは、従業員に「監視されている」と受け取られてしまう可能性です。業務内容や行動が細かく記録・確認されることで、過度なプレッシャーや不信感を生むこともあります。あくまで業務の効率化や情報共有を目的としたものであることを丁寧に説明し、従業員との信頼関係を築くことが大切です。
日報アプリを選ぶポイント
日報アプリは導入の目的を明確にすることで、真価を発揮します。ここでは、ツール選定時に特に意識しておきたい3つのポイントについて解説します。
日報アプリを選ぶポイント
- 業務内容に沿った機能が搭載されているか
- 誰でも直感的に操作できるか
- コストが事業規模に見合っているか
業務内容に沿った機能が搭載されているか
日報アプリは、ツールによって対応している機能や用途が異なります。例えば、現場での報告が中心の業務であれば、画像添付や位置情報の記録などの機能が必要です。一方で、オフィスワークが中心であれば、テンプレート入力やデータ集計機能が必要でしょう。自社の業務フローや報告内容に適した機能が備わっているか、事前に確認しましょう。
誰でも直感的に操作できるか
操作が複雑すぎる日報アプリは、現場での定着が進まない可能性があります。ITリテラシーに関わらず、誰でも簡単に使えるインターフェースであるかが重要です。無料プランやトライアルを提供しているツールも多いため、まずは実際の使用感を確かめてみるのがおすすめです。
コストが事業規模に見合っているか
導入・運用コストが事業規模に対して高すぎると、継続的な利用が難しくなる可能性があります。 料金体系が利用人数や必要な機能に応じて柔軟に設定されているかを確認しましょう。他の業務ツールとの費用バランスも考慮しながら、総合的にコストパフォーマンスの良いサービスを選ぶことが大切です。
| 費用項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料~50,000円程 |
| 月額料金 | 1ユーザーあたり500円~2,000円程 |
ツールによっては、無料トライアルや、低価格プランが用意されています。実際の運用を想定して、費用を見積もっておくと安心です。
まとめ:日報アプリで業務効率化しよう
日報アプリは、日報の提出や集計を効率化し、業務の進捗や現場の声を「見える化」できる便利なツールです。導入によって、情報の共有がスムーズになり、現場と管理者の連携も深まります。さらに、「どう使いたいか」という目的を明確にし、チームに合った運用方法を整えることで、より効果を発揮します。
しかし、数ある日報アプリを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った日報アプリが分かる診断(無料)ができます。
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