無料で使える出張管理システム(BTM)のおすすめ5選!選び方のポイントも解説
出張の申請や交通・宿泊の手配は、担当者にとって大きな負担になりがちです。こうした業務を効率化できるのが出張管理システムです。しかし「費用がどのくらいかかるのか心配」という企業も多いでしょう。出張管理システムでは、無料プランや従量課金制で導入しやすいシステムも提供されています。
本記事では、無料で使えるおすすめの出張管理システムを紹介し、選び方のポイントや導入時の注意点も合わせて解説します。
- 出張管理システム(BTM)の比較表
- 【無料プランあり】出張管理システムのおすすめ3選
- 【従量課金制】出張管理システムのおすすめ2選
- 無料で使える出張管理システムの比較方法・選び方
- 出張管理システムを導入する際の注意点
- まとめ:無料から始めて、自社に合う出張管理システムを選ぼう
出張管理システム(BTM)の比較表
出張管理システムの料金を比較し、 無料プランや従量課金制で導入しやすいシステムを表にまとめました。是非、ツール選定の参考にご活用ください。
| サービス名 | 初期費用/月額料金 | その他費用(手数料) |
|---|---|---|
| Racco | 無料 | ー |
| じゃらんコーポレートサービス | 無料 | ー |
| 出張手配プラス | 無料 | ー |
| BORDER | 無料 | 国内出張:550円(税込)~/1名 海外出張:1,100円~(税込)/1名 |
| Smart BTM | 無料 | 国内航空券:1,100円(税込)/1件 海外航空券:3,300円(税込)/1件 |
上記からも分かるように、どのサービスも初期費用や月額費用は不要なため、導入のハードルは低めです。「利用頻度」と「対応範囲」を基準に選ぶのがおすすめです。
【無料プランあり】出張管理システムのおすすめ3選
出張管理システムを検討する企業にとって、無料プランの活用は導入のハードルを下げる有効な手段といえます。特に小規模な出張やトライアル利用から始めたい企業に適しています。ここでは、無料プランがある出張管理システムを3つ紹介します。
無料で使える出張管理システムはこちら
Racco
Raccoは、楽天トラベルが提供する法人向け出張管理システムです。初期費用も月額料金も不要で導入でき、宿泊や航空券などの予約を一括で扱えます。従業員の出張手配を効率化し、経理や管理部門の事務作業を軽減します。
注目すべきは予約制御機能です。宿泊費の上限設定や金券付きプランの除外を自動で反映でき、社内規程に沿った運用が可能です。従業員の利便性を損なわずに、企業全体のコスト最適化を実現できる点が大きな特長です。
さらに、災害や緊急時には従業員の予約状況や滞在先を確認し、安全管理を強化できます。法人限定のシークレットプランも用意されており、コスト削減と快適な出張環境を両立できるのも魅力です。
主な機能
じゃらんコーポレートサービス
じゃらんコーポレートサービスは、宿泊予約に特化した法人向け出張管理システムです。じゃらんnetの宿泊施設をそのまま利用でき、法人専用のシークレットプランも提供されています。初期費用や月額費用は不要で利用でき、コストを抑えて導入を始められる点も魅力です。
特長は法人一括決済に対応している点です。従業員が立替精算を行う必要がなく、経理業務の効率化につながります。さらに、宿泊費の上限設定やプラン表示制御を管理画面で行え、企業規程に沿った出張手配が可能です。
加えて、宿泊実績を一元管理でき、出張費の可視化や分析をサポートします。有事には従業員の宿泊先を確認でき、リスク対応に活用できます。Concur Expenseとのデータ連携やリクルートIDによるポイント付与にも対応しています。
出張手配プラス
出張手配プラスは、国内外の出張に必要な手配をまとめて行える出張管理システムです。初期導入費用や月額利用料は不要で、航空券やホテル、新幹線、レンタカーまで一括して予約可能です。
特長は出張申請と予約を連携できる点です。申請フローをシステム上で完結し、承認後の手配がスムーズ。さらに、代理手配機能を備えており、従業員以外が代行して予約を行うことも可能です。
また、チケットレス予約やJR券の配送対応、QRコードでの受け取りにも対応しています。団体旅行や貸切バス、全国の会議室やテレワークオフィスまで手配可能で、幅広い出張ニーズをサポートします。
【従量課金制】出張管理システムのおすすめ2選
従量課金制の出張管理システムは、初期費用や月額利用料が無料で始められるものが多く、利用した分だけの費用が発生します。出張の頻度が少ない企業や必要に応じて柔軟に利用したいケースに最適です。固定費をかけずに導入でき、コストを抑えて出張管理を行いたい企業にもおすすめ。ここでは、従量課金制を採用している出張管理システムを2つ紹介します。
従量課金制プランの出張管理システムはこちら
BORDER
BORDERは、チャットを活用して国内外の出張を手配できる法人向け出張管理システムです。フライトやホテル、新幹線、レンタカー、ビザ、通信までワンストップで対応します。
料金は従量課金制で、国内出張は1名あたり550円~(税込)、海外出張は1名あたり1,100円~(税込)です。初期費用や月額費用は不要のため、出張頻度が少ない企業でも無駄なく利用できます。
特長は、代理手配機能を備えており、従業員以外による予約代行にも対応できる点です。さらに出張データを自動集約して可視化・分析に活用でき、規程統制や従業員の所在地把握機能も搭載。安全配慮義務やガバナンス強化に貢献します。導入期間も短く、スムーズに運用を開始できる点も魅力です。
主な機能
Smart BTM
Smart BTMは、株式会社IACEトラベルが提供する法人向け出張管理システムです。国内航空券はJALやANAをはじめ主要13社に対応し、国際航空券の予約も可能です。料金は従量課金制で、国内航空券は1,100円(税込)、海外航空券は3,300円(税込)。初期費用や月額費用は不要で、固定費をかけずに導入できます。
特長は、出張関連の費用をすべて会社に一括請求できる点です。従業員が立替を行う必要がなく、経費処理の手間を軽減します。さらに、ビザ申請代行や通訳・ガイド、送迎などオンライン予約以外のサポートも提供しています。
また、200以上の国と地域で利用できるWi-Fiレンタルをはじめ、幅広い出張ニーズに対応可能です。24時間365日体制のチャットやオペレーターによるサポートも充実しており、海外出張や緊急時にも安心して利用できます。
以上、無料で使える出張管理システムを紹介しました。出張管理システムは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った出張管理システムの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
無料で使える出張管理システムの比較方法・選び方
無料で利用できる出張管理システムといっても、機能や対応範囲には違いがあります。単に「無料だから」と導入するのではなく、自社の出張スタイルや運用フローに合うかを見極めることが重要です。ここでは、比較や選定の際に確認しておきたいポイントを整理しました。
無料の出張管理システムの選定ポイント
- 無料トライアル・プランで利用できる範囲を確認する
- 自社の出張規定や精算フローに合うかをチェックする
- 予約対応範囲(国内外・ホテル・交通)を確認する
- サポート体制の充実度を確認する
無料トライアル・プランで利用できる範囲を確認する
出張管理システムの無料プランは、基本的な予約や管理機能のみに限定されるケースが一般的です。例えば「月10件まで予約可能」「サポートはメール対応のみ」といった制約が設けられているケースも。導入前に、自社の出張件数や利用頻度を踏まえ、無料プランで十分に対応できるかを見極めることが重要です。
自社の出張規定や精算フローに合うかをチェックする
出張管理システムは利便性が高い一方、自社の規定や精算フローと整合しなければ業務に支障を招く恐れがあります。承認ルートの有無や費用精算ルールなど、既存の運用と矛盾がないかを事前にチェックしましょう。システムが規定に適合していれば、導入効果を最大化できます。
予約対応範囲(国内・海外/交通・宿泊)を確認する
出張管理システムには、国内出張に特化したものと海外対応に強いものがあります。国内出張中心ならJRや大手航空会社の予約に対応しているかがポイントです。一方、海外が多い企業なら「国際線航空券や海外ホテルも直接予約できるか」を確認しておくと安心です。自社の出張パターンに即した対応範囲を備えているかを見極めることで、無駄のないシステム選定につながります。
サポート体制の充実度を確認する
出張管理システムを導入した直後は、操作方法や予約トラブルに関する問い合わせが発生しがちです。そのため、メールのみなのか、チャットや電話による対応があるのかといったサポート体制を事前に確認しておくことが大切です。サポート内容が充実していれば、担当者の負担を軽減し、システムを円滑に活用できます。
出張管理システムを導入する際の注意点
出張管理システムは業務効率化に大きく貢献しますが、導入にあたってはいくつか注意すべき点もあります。本章では、導入前に押さえておきたい注意点を整理しました。
導入時にここは気を付けよう
- 無料プランでは機能やサポートが限定的である
- 出張回数が増えるとランニングコストが膨らむことがある
- 従業員教育や業務フロー調整に時間がかかる
無料プランでは機能やサポートが限定的である
出張管理システムの無料プランは試用には適していますが、本格的な運用では機能不足に直面する可能性があります。承認フローや経費精算といった高度な機能が利用できない場合、手作業が残り業務効率化の効果が限定的になることも。さらにサポート体制が制約されていると、トラブル対応が遅れ業務に支障を及ぼすリスクがあります。無料プランはあくまで評価段階として活用し、長期運用には有料プランを見据えることが望ましいといえます。
出張回数が増えるとランニングコストが膨らむことがある
出張管理システムには従量課金制を採用するサービスもあり、利用頻度が少ない場合にはコストを抑えやすい点がメリットです。一方で、出張件数が増えると費用が膨らむ可能性があるため、事前に利用状況を見極めて導入を検討しましょう。特に海外出張や長期宿泊が多い企業では課金対象が拡大しやすく、注意が必要です。出張件数の増加を想定したコストシミュレーションを行い、長期的な予算計画に反映させておくことが重要です。
従業員教育や業務フロー調整に時間がかかる
出張管理システムを導入しても、従業員が正しく活用できなければ効果は半減します。新しいシステムの操作に慣れるまでには一定の時間がかかり、承認フローや経費精算ルールの変更が伴う場合は社内調整も必要です。定着をスムーズに進めるために、導入時の研修やマニュアル整備を計画的に進めましょう。
まとめ:無料から始めて、自社に合う出張管理システムを選ぼう
出張管理システムは、申請や予約、精算といった煩雑な業務を効率化できる有力な手段です。無料プランや従量課金制プランを利用すれば、初期コストを抑えながら導入検討を進められます。ただし、無料プランは機能やサポートに制約があり、従量課金制は出張件数が増えると費用が膨らむ可能性もあります。そのため、自社の出張規定や利用頻度に合わせ、長期的なコストや運用体制を視野に入れることが重要です。
数ある出張管理システムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った出張管理システムが分かる診断(無料)ができます。
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