出張管理システム(BTM)の費用相場は?料金比較でおすすめ8選も紹介
属人的になりやすい出張管理作業。近年、出張管理システムを導入する企業が増えています。交通や宿泊の手配をまとめて効率化できる便利な仕組みですが、気になるのはやはり費用面です。
本記事では、出張管理システムの料金体系や費用相場を整理し、合わせておすすめサービスも紹介します。「手間のかかる出張手配を効率化したい」と考えている管理担当者は、ぜひ参考にしてください。
- 出張管理システム(BTM)とは
- 出張管理システムの費用相場
- 出張管理システムの料金比較表
- 【無料あり】出張管理システムのおすすめ8選
- 出張管理システムを導入するメリット
- 出張管理システムを導入する際の注意点
- まとめ:費用相場を把握して、自社に合う出張管理システムを選ぼう
出張管理システム(BTM)とは
出張管理システム(BTM:Business Travel Management)とは、交通・宿泊の予約や出張申請、経費精算、安全管理までを一元管理できるシステムです。従来は紙やエクセルで処理していた煩雑な作業を自動化できるため、業務効率化はもちろん、出張費用の削減にもつながります。
出張管理システムの費用相場
出張管理システムの料金形態はさまざまで、初期費用が発生するもの、利用人数に応じて月額課金されるもの、無料プランが用意されているものなどがあります。ここでは、月額料金・初期費用の一般的な費用相場を解説します。
出張管理システム導入に必要な費用
| 費用項目 | 詳細 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料のシステムも多い。導入支援やカスタマイズを依頼すると数十万円かかるケースもある。 |
| 月額料金 | 利用人数や機能範囲によって変動する。無料で使えるシステムも多く、スモールスタートしやすい。 |
| 手数料 | 出張発生時に課金される方式。1件あたり500円〜5,000円程度が一般的。出張が多いと合計コストが増える可能性あり。 |
| オプション費用 | サポート料・追加ユーザー・オプション機能などで発生する可能性あり。 |
出張管理システムでは初期費用・月額料金に加え、手配件数に応じた従量課金やオプション費用が発生する場合があります。特に出張回数が多い企業では手数料が積み重なり、合計コストが増えるケースもあるため、導入前に費用構造を確認しておくことが重要です。
月額料金と初期費用の相場
| 費用項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料~100,000円程度 |
| 月額料金 | 無料~30,000円程度 |
初期費用は無料〜10万円程度、月額料金は3万円前後が一般的です。長期利用を前提に、導入時点でトータルコストを比較検討することが大切です。利用人数が増えると費用は比例して高くなり、特に大規模利用では負担が大きくなる傾向があります。
さらに、サポート費用やオプション機能の追加によって想定以上の支出になるケースもあるため、導入前に総コストをしっかり見積もっておくことが重要です。費用だけでなく、削減できる工数や出張経費の最適化効果もあわせて比較検討することで、自社にとって最適なシステムを選びやすくなります。
出張管理システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った出張管理システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・システム選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
出張管理システムの料金比較表
出張管理システムを選ぶ際には、機能やサポート体制だけでなく料金体系を把握することが欠かせません。ここでは主要な出張管理システムを一覧表にまとめました。
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 0円 |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月0円
初期費用 0円 |
料金
無料
初期費用 要問合せ |
料金
無料
初期費用 要問合せ |
料金
無料
初期費用 要問合せ |
料金
無料
初期費用 要問合せ |
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導入実績社数 1900社 |
導入実績社数 累計取引実績社数 3500社 (※2018年分社化前の取引社数を含む) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 12500社 |
導入実績社数 27,000社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 2,300社 |
特長は、出張費用の「いつ・誰が・どこに・いくら」を可視化できる点。経費分析や購買方法の改善に役立ち、コスト削減を実現します。
さらに災害や事件時には出張者の所在を把握できる危機管理支援機能を搭載。代理手配や出張申請連携機能も利用可能で、インボイス対応の月次請求書発行にも対応しています。
直感的な操作で3ステップで予約が完了するシンプルな設計と、出張費用をWeb上で可視化できる管理機能が特長。利用者ごとの出費が一目でわかり、経費分析やコスト最適化に役立ちます。
さらに、災害や事件時に出張者の所在を把握できる危機管理機能を搭載。有人スタッフによる手配代行や、JR東海「エクスプレス予約」との連携にも対応し、安心と利便性を兼ね備えています。
特長は、出張データをダッシュボードで可視化し、ポリシー遵守を促す仕組みを備えている点です。ワークフローは柔軟にカスタマイズでき、不正支出の抑制や承認プロセスの最適化にも活用できます。
さらにモバイルアプリに対応し、レシートを撮影してそのまま経費レポートに添付可能。SAP Concur全体のプラットフォームと連携し、出張から経費精算までをシームレスにカバーします。
社内の出張データは自動で集約され、可視化や分析が可能。規程の徹底や出張者の所在把握を通じて、ガバナンス強化や安全配慮義務にも対応できる点が評価されています。
費用面も魅力で、初期費用や月額は不要。出張が発生した時だけ手配手数料を支払う仕組みです。国内外の航空券、ホテル、新幹線、レンタカー、ビザなどをワンストップで管理できます。
予約データを一元化し、「誰がいつどこでいくら使ったか」をリアルタイムに把握可能。社内規程に応じて宿泊上限やプラン制限を設定でき、内部統制やコンプライアンス強化に役立ちます。
また、災害時には従業員の所在地を確認できるリスク管理機能を搭載。法人限定の「シークレットプラン」も利用でき、コスト削減と安全性の両立を実現します。
宿泊実績を一元管理でき、出張費用の可視化や分析に役立ちます。さらに企業規程に応じた条件設定が可能で、宿泊上限や表示制御など柔軟にカスタマイズできます。
支払いは法人一括決済に対応し、従業員の立替は不要です。有事の際には従業員の宿泊先を把握でき、安心の危機管理も実現。Concur Expenseとの連携やポイント付与など、利便性の高い仕組みも整っています。
オンライン予約に加え、ビザ申請代行や通訳・送迎などのサポートも可能です。出張に必要な手配を一括でまとめられるため、担当者の手間を減らし、効率的な出張管理を実現します。
費用は会社への一括請求で処理でき、従業員の立替精算が不要。さらに24時間365日のサポート体制を整えており、緊急時にも安心して利用できる点が魅力です。
初期費用・月額利用料が無料で利用可能。出張内容の見える化により、規程遵守や不正防止を徹底しながらコスト削減を実現します。申請機能や代理手配機能も搭載し、業務効率をさらに高めます。
JR券の配送やチケットレス発券、オンライン予約に対応。団体旅行や会議室、貸切バスなどの手配も可能です。3営業日ほどで導入でき、スピーディーに利用開始できる点も安心です。
「Racco」や「出張手配プラス」のように無料プランを提供しているサービスもあります。出張管理システムを試験的に導入したい企業や、出張回数が少ない企業に特におすすめです。一方で、長期的な運用や大規模利用を見据えるのなら、有料プランでの拡張性やサポート内容も比較しておくことが重要です。
→無料で使える出張管理システム(別記事)
【無料あり】出張管理システムのおすすめ8選
ここでは、おすすめの出張管理システム8選をご紹介します。機能や料金を比較しながら、自社に最適なサービスを選ぶ際の参考にしてください。
おすすめの出張管理システム一覧
ビズバンスJTB出張予約
ビズバンスJTB出張予約は、国内外の航空券やホテル、鉄道をオンラインで一括手配できる出張管理システムです。煩雑になりがちな出張管理を効率化し、業務負担を軽減します。
特長は、出張費用の「いつ・誰が・どこに・いくら」を可視化できる点。経費分析や購買方法の改善に役立ち、コスト削減を実現します。
さらに災害や事件時には出張者の所在を把握できる危機管理支援機能を搭載。代理手配や出張申請連携機能も利用可能で、インボイス対応の月次請求書発行にも対応しています。
主な機能
ピカパカ出張DX
ピカパカ出張DXは、航空券やホテル、新幹線をオンラインでまとめて予約できる出張管理システムです。請求書後払い方式に対応し、立替精算の負担をなくせる点も安心です。
直感的な操作で3ステップで予約が完了するシンプルな設計と、出張費用をWeb上で可視化できる管理機能が特長。利用者ごとの出費が一目でわかり、経費分析やコスト最適化に役立ちます。
さらに、災害や事件時に出張者の所在を把握できる危機管理機能を搭載。有人スタッフによる手配代行や、JR東海「エクスプレス予約」との連携にも対応し、安心と利便性を兼ね備えています。
主な機能
Concur Travel
Concur Travelは、出張予約と経費精算を一元管理できるクラウド型の出張管理システムです。航空券やホテル、交通手配まで統合し、業務全体を効率化します。
特長は、出張データをダッシュボードで可視化し、ポリシー遵守を促す仕組みを備えている点です。ワークフローは柔軟にカスタマイズでき、不正支出の抑制や承認プロセスの最適化にも活用できます。
さらにモバイルアプリに対応し、レシートを撮影してそのまま経費レポートに添付可能。SAP Concur全体のプラットフォームと連携し、出張から経費精算までをシームレスにカバーします。
主な機能
BORDER
BORDERは、チャットで気軽にフライトやホテルを予約できる出張手配・管理サービスです。自分での予約と専門スタッフへの依頼を状況に応じて使い分けられ、柔軟に対応できます。
社内の出張データは自動で集約され、可視化や分析が可能。規程の徹底や出張者の所在把握を通じて、ガバナンス強化や安全配慮義務にも対応できる点が評価されています。
費用面も魅力で、初期費用や月額は不要。出張が発生した時だけ手配手数料を支払う仕組みです。国内外の航空券、ホテル、新幹線、レンタカー、ビザなどをワンストップで管理できます。
主な機能
Racco
Raccoは、楽天トラベルが提供する完全無料の出張管理システムです。初期導入費用や月額料金はかからず、手軽に導入できます。
予約データを一元化し、「誰がいつどこでいくら使ったか」をリアルタイムに把握可能。社内規程に応じて宿泊上限やプラン制限を設定でき、内部統制やコンプライアンス強化に役立ちます。
また、災害時には従業員の所在地を確認できるリスク管理機能を搭載。法人限定の「シークレットプラン」も利用でき、コスト削減と安全性の両立を実現します。
主な機能
じゃらんコーポレートサービス
じゃらんコーポレートサービスは、法人向けの宿泊予約に特化した出張管理システムです。じゃらんnetの宿泊施設をそのまま利用でき、法人限定のシークレットプランも提供されています。
宿泊実績を一元管理でき、出張費用の可視化や分析に役立ちます。さらに企業規程に応じた条件設定が可能で、宿泊上限や表示制御など柔軟にカスタマイズできます。
支払いは法人一括決済に対応し、従業員の立替は不要です。有事の際には従業員の宿泊先を把握でき、安心の危機管理も実現。Concur Expenseとの連携やポイント付与など、利便性の高い仕組みも整っています。
Smart BTM
Smart BTMは、国内外の航空券をはじめ、ホテルやWi-Fiレンタルまでまとめて手配できる出張管理システムです。主要13社の国内航空券や国際線の予約に対応し、幅広い出張ニーズをカバーします。
オンライン予約に加え、ビザ申請代行や通訳・送迎などのサポートも可能です。出張に必要な手配を一括でまとめられるため、担当者の手間を減らし、効率的な出張管理を実現します。
費用は会社への一括請求で処理でき、従業員の立替精算が不要。さらに24時間365日のサポート体制を整えており、緊急時にも安心して利用できる点が魅力です。
出張手配プラス
出張手配プラスは、国内外の航空券やホテル、新幹線、レンタカーの予約に対応した法人向け出張管理システムです。申込窓口を一本化し、出張手配の手間とコストを大幅に削減します。
初期費用・月額利用料が無料で利用可能。出張内容の見える化により、規程遵守や不正防止を徹底しながらコスト削減を実現します。申請機能や代理手配機能も搭載し、業務効率をさらに高めます。
JR券の配送やチケットレス発券、オンライン予約に対応。団体旅行や会議室、貸切バスなどの手配も可能です。3営業日ほどで導入でき、スピーディーに利用開始できる点も安心です。
出張管理システムを導入するメリット
出張管理システムを導入することで、単なる手配の効率化にとどまらず、経費削減やリスク管理の強化など幅広い効果が期待できます。ここでは代表的な3つのメリットを紹介します。
出張管理システム導入メリット
- 交通・宿泊費を一元管理し、経費を削減できる
- 申請・承認を自動化し、管理部門の工数を軽減できる
- 従業員の安全管理や緊急時対応を強化できる
交通・宿泊費を一元管理し、経費を削減できる
従来は、従業員ごとに個別で予約していた交通機関や宿泊施設を、出張管理システムで一元化できます。法人向け料金の適用や重複予約を防ぎ、出張コストの最適化が進みます。さらに経費精算データとの連携により、費用の見える化が実現し、予算管理もしやすくなります。
申請・承認を自動化し、管理部門の工数を軽減できる
出張管理システムは、出張の申請や承認フローをオンラインで完結できるため、紙やメールでのやり取りが不要です。承認ルートを自動化することで処理スピードが向上し、管理部門の負担を大幅に削減。承認履歴もシステムに蓄積されるため、コンプライアンス遵守や監査対応にも役立ちます。
従業員の安全管理や緊急時対応を強化できる
出張管理システムは、出張者の行程情報をリアルタイムで把握し、災害やトラブル発生時には迅速な安否確認が可能です。海外出張では渡航制限や危険情報を自動通知できるサービスもあり、従業員の安全を守る体制を強化できます。リスク管理の観点からも、出張管理システムの導入は有効です。
出張管理システムを導入する際の注意点
出張管理システムは多くのメリットをもたらしますが、注意しておきたい点も存在します。導入効果を最大化するために、代表的な注意点を確認しておきましょう。
出張管理システムの導入で気をつけたいこと
- オプションやサポート費用でコストが膨らむ可能性がある
- 導入・定着に時間がかかることがある
オプションやサポート費用でコストが膨らむ可能性がある
基本料金は安く見えても、実際に運用するとオプション費用やサポート料金が追加で発生するケースがあります。たとえば海外出張対応や経費精算システムとの連携、24時間の緊急サポートなどは別料金になることが多く、結果的に予算を超えてしまうことも。導入前には「必須機能」と「任意機能」を切り分け、総コストをシミュレーションしておくことが重要です。
導入・定着に時間がかかることがある
出張管理システムを導入しても、従業員が使いこなせなければ効果は限定的です。特に大企業や拠点数が多い企業では、運用ルールの整備や利用者教育に時間がかかることがあります。短期間で成果を出すには、システム提供会社による研修サポートや段階的な導入を計画に組み込むとスムーズです。
まとめ:費用相場を把握して、自社に合う出張管理システムを選ぼう
出張管理システムの費用は、初期費用が無料から十万円程かかるものまで幅広く、月額料金も機能や企業規模によって大きく変動します。費用相場を把握したうえで、自社の出張規模や課題に合ったサービスを選べば、経費削減と業務効率化を両立できます。
しかし、出張管理システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、出張管理システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った出張管理システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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