年571時間の議事録作成が7割減|SecureMemoが語る現場の変化
「会議の音声を外部のクラウドに送れない」「住民相談や人事面談など、個人情報を含む会話の記録に時間がかかる」。こうした悩みを抱える組織は、警察・官公庁・金融・医療・製造業など多岐にわたります。
このような課題に向き合っているのが、Nishika株式会社が提供するオンプレミスAI議事録アプリ「SecureMemo」です。今回は、サービス導入支援の担当者に、特徴や他社と比較されるポイント、導入企業の変化、料金プランまで詳しく取材しました。
オンプレミス型のAI議事録ツールの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
SecureMemoが向いている企業チェックリスト
- 警察・官公庁・自治体、医療、金融、製造・研究開発など、機密情報や個人情報を扱う組織
- 会議音声や文字起こし結果を外部クラウドに出したくない
- 議事録作成にかかる時間や精神的な負担を軽減したい
- 専門用語の単語登録や録音環境の改善を継続的に行える
- SecureMemoとは?
- 他社と比べて評価される3つのポイント
- SecureMemoの料金プラン
- 導入前後のリアルな変化と利用者の声
- SecureMemoが選ばれる事業者・利用シーンと向いている企業
- SecureMemoの定着率を高める運用のコツとサポート体制
- 今後の展望と、導入を検討する企業へのアドバイス
- まとめ:機密性の高い会議記録に悩む組織におすすめ
- よくある質問
SecureMemoとは?
SecureMemoとは、会議音声を外部クラウドへ送信せず、閉域ネットワークや完全オフライン環境で文字起こしから話者識別、議事録生成までを完結できるオンプレミスAI議事録アプリです。Nishika株式会社が提供しています。
96.2%の音声認識精度に加え、約100言語への翻訳や専門用語の単語登録にも対応しています。捜査会議や住民相談、人事面談など、機密情報や個人情報を含む会話の記録に活用されているサービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | SecureMemo(セキュアメモ) |
| 提供会社 | Nishika株式会社 |
| カテゴリ | AI議事録作成ツール |
| 主な機能 | 音声認識、 話者識別、 議事録生成、 多言語翻訳、 専門用語対応 |
| 導入形態 | スタンドアロン型/USBドングル型/クライアントサーバー型 |
| データの取り扱い | 閉域ネットワーク・完全オフライン環境に対応、音声データを外部クラウドへ送信しない |
他社と比べて評価される3つのポイント
── 比較検討の際に、他社製品と比べて特に評価されることが多いポイントはどのようなものですか。
比較検討時に評価されるポイントは、大きく3つあります。閉域処理・高精度認識・専門用語対応です。
①閉域・完全オフラインでの一貫処理
音声を外部クラウドに出さず、閉域・完全オフライン環境で文字起こしから話者認識、要約まで完結できる点が評価されています。機密性を重視する企業ほど、この一貫した処理体制を導入の決め手にしています。
②実会議を想定した高精度な音声認識
実会議の雑音や同時発話を想定した独自AIと、事前登録が不要な話者認識が差別化要素です。96.2%の認識精度により、議事録の品質を重視する企業からも高い評価を得ています。
③専門用語対応と多言語展開
社名や製品名などの単語登録に加え、業界特化型AIによる専門用語の認識にも対応しています。約100言語への翻訳にも対応しており、機密性と議事録品質の両方を重視する企業ほど評価する傾向があります。
SecureMemoの料金プラン
SecureMemoは、スタンドアロン型・USBドングル型・クライアントサーバー型の3種類から導入形態を選べます。以下に料金をまとめました。
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| スタンドアロン型 | 69,000円〜 |
| USBドングル型 | 79,000円〜 |
| クライアントサーバー型 | 100,000円〜 |
プラン選定の判断軸は、利用人数や端末の固定可否、同時利用数、データ共有範囲、サーバー運用の可否です。
1人または特定端末で小さく始めたい場合はスタンドアロン型、複数端末を切り替えながら1ライセンスを共有したい場合はUSBドングル型、複数部署・全社で同時利用し単語・タグ・声紋や利用状況を一元管理したい場合はクライアントサーバー型が適しています。
将来の利用拡大を見据えて選定することが重要です。なお、いずれのプランも2週間の無料トライアルを利用できます。
導入前後のリアルな変化と利用者の声
── 導入前に抱えていた課題は、導入後どのように改善されていますか。
ある製造業では、監査役会・経営会議の議事録作成に年間571時間を要していましたが、導入後は作業時間を70%削減しました。また、教育機関では手作業の文字起こし時間が従来の2/3〜1/2に短縮され、発言の抜け漏れを抑えて記録の網羅性・品質も向上しています。
── 数値の面以外にも、利用者から寄せられた声はありますか。
作業時間だけでなく、精神的な負担が軽減されたという評価も多くいただいています。これまで記録に残すことをあきらめていた会議も、安心して残せるようになったという声もあり、単なる時短にとどまらず、現場の安心感につながっている点をとても嬉しく感じています。
SecureMemoが選ばれる事業者・利用シーンと向いている企業
── 特にどういった事業者や利用シーンで選ばれることが多いですか。
警察・官公庁・自治体、医療、金融、製造・研究開発など、機密情報や個人情報を扱いクラウド利用が難しい組織に多く選ばれています。
利用シーンとしては、経営・監査会議、住民相談・聴取、人事面談、症例検討、技術会議などが挙げられます。音声を外部に出さず、閉域・オフライン環境内で文字起こしから議事録作成まで完結させたい場合に適したサービスです。
── サービスが最も効果を発揮する企業と、逆に相性が合わないケースには、どのような特徴がありますか。
効果を発揮しやすいのは、機密会議や個人情報を含む面談・相談が多く、音声を外部に出せない一方で議事録作成の負荷が高い組織です。
一方、対応するWindows環境や必要機器を用意できない場合や、利用頻度が極めて少ない場合、端末を問わずクラウドで手軽に使うことを最優先する場合は、費用対効果を含め慎重な検討が必要です。
── 長く使い続けている企業にはどのような特徴があり、継続率はどの程度でしょうか。
利用継続率は97.2%です。長く使い続けているのは、対象会議と運用担当者を明確にし、利用状況を見ながら録音環境や単語登録、利用範囲を継続的に改善している企業です。
定期的に状況を確認し、活用が止まらないよう支援を続けています。
SecureMemoの定着率を高める運用のコツとサポート体制
── 御社サービスを最大限に活用するために、導入企業側で意識すると成果が出やすいポイントはありますか。
成果を出すコツは、最初に対象会議と完成物、担当者を決め、実際の音声で運用を固めることです。
PC内蔵マイクだけに頼らず、会議規模に合う推奨マイクを使い、話者との距離や録音環境を整えることも重要です。精度を重視する会議ではインポート認識を使い、固有名詞や専門用語を事前登録します。
導入後は修正時間や議事録作成時間を定期的に測り、録音方法と単語辞書を改善していくと定着しやすくなります。
── 導入後のサポート体制や運用支援で、特に意識している点はどのようなものですか。
意識しているのは、導入して終わりにせず、実際の利用シーンや業務フローに合わせて運用定着まで伴走することです。
初期セットアップガイドや操作マニュアル、社内向けトレーニング資料、部署別の説明会に加え、専任担当が定期的に活用状況を確認し、改善案を提案します。日常運用ではメールや個別相談にも対応し、現場が無理なく使い続けられる体制を重視しています。
今後の展望と、導入を検討する企業へのアドバイス
── 今後強化したい機能領域や市場の展望を踏まえ、これから導入を検討する企業へのアドバイスはありますか。
今後は、オフライン環境での要約品質と、業界特有の専門用語に対する認識精度の強化が重要だと考えています。
現在は医療業界向けモデルを提供しており、製造・金融・自治体向けも順次開発中です。導入企業には、早い段階で対象会議やセキュリティ要件、保存・共有ルール、実音声による精度基準を整理し、無料トライアルで検証することをおすすめします。
機密データを外部に出さずに生成AIを活用したいという需要の拡大に伴い、閉域・オンプレミス型の選択肢は今後さらに広がっていくと見ています。
まとめ:機密性の高い会議記録に悩む組織におすすめ
SecureMemoは、音声データを外部クラウドに送信せず、閉域・完全オフライン環境で文字起こしから話者識別、議事録生成までを完結できるオンプレミスAI議事録アプリです。
実会議の雑音や同時発話を想定した高精度な音声認識と、事前登録不要の話者認識、専門用語の単語登録が、他サービスとの主な差別化ポイントです。導入企業では議事録作成時間の大幅な削減に加え、精神的な負担の軽減や記録品質の向上という効果も生まれています。
機密情報や個人情報を扱う会議・面談が多く、クラウド利用に制約のある組織は、SecureMemoの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
SecureMemoについて、よくある質問に回答します。
Q. SecureMemoはどのような環境で利用できますか。
スタンドアロン型・USBドングル型はWindows 10/11、クライアントサーバー型はWindows Serverでの利用に対応しています。いずれもNVIDIA製GPU(CUDA Toolkit 12.8以上)が必要です。
Q. 無料トライアルはありますか。
スタンドアロン型で2週間の無料トライアルを利用できます。実際の音声で認識精度や操作性を確認したうえで、導入形態を検討できます。
Q. 推奨されているマイクはありますか。
ヤマハ製のYVC-330、YVC-331、YVC-1000での動作が確認されています。会議規模に合わせて選ぶことで、認識精度を高めやすくなります。
Q. 話者を認識させるための事前登録は必要ですか。
実会議を想定した独自AIにより、事前登録なしでも話者認識が可能です。精度をさらに高めたい場合は、固有名詞や専門用語の単語登録、インポート認識の活用をおすすめします。