【2024年最新】カスタマイズ性が高いおすすめグループウェア5選
Garoonは、ソフトウェア開発大手のサイボウズ株式会社が提供しているグループウェアです。2002年のサービス開始以来、4,800社・200万人以上のユーザーに利用されています。特に、従業員1,000名以上のエンタープライズ領域では圧倒的なシェア誇り、ナショナルクライアントの導入実績も少なくありません。日経BPによる自治体向けのITシステム満足度調査でも、グループウェア部門の1位に選ばれています。大手食品メーカーの中国法人として現地での販売戦略を担っているある企業では、サイボウズ Garoonを導入したことによって、遠隔地に赴任している社員とのコミュニケーションが大幅に改善。ファイル管理機能によって顧客情報の共有が進み、さらにチャットでお互いにコメントを送り合うようになったことで、社員のモチベーションアップにもつながりました。<メリット>サイボウズが提供している各種クラウドサービスに加え、APIによって採用管理システムをはじめとする20種類以上の外部ツールと紐づきます。カスタムアプリの作成機能も付いており、自社特有の業務課題に対応することも可能です。また、管理面の機能が充実しているのも特徴の1つです。従業員や社外パートナーの一人ひとりにロール(役割)を設定し、それに応じてアクセス権限を付与することで、不正侵入や情報漏洩を未然に防ぎます。さらに、ログインやダウンロードの履歴を時系列でダウンロードしたり、組織改編後の体制を事前に登録しておき、指定の日時に合わせて一斉に反映させるといったことも可能です。業務フローの改善とあわせて、組織の統制や情報マネジメントを強化したい企業とってもぴったりのグループウェアではないでしょうか。<デメリット>デメリットとしては、やや料金が高いことです。一人あたり月額数百円程度で利用できるグループウェアも多いなか、サイボウズ Garoonは、1人あたり月額845円の費用がかかります。たとえばMicrosoftの「Office 365」と比べると年額100万円以上も割高になるので、予算が限られる中小企業にはハードルが高いかもしれません。また、これはメリットの裏返しではあるものの、社外パートナーを含めて細かくアクセス権限を設定できるのは、人事異動や組織改編の際に相応の手間とコストがかかるということです。その点でもやはり、予算やリソースに余裕のない中小規模の企業にはあまり向いていないと思います。
2023年12月24日