交通費精算ができる勤怠管理システムおすすめ10選!経費精算システム連携も可能
近年、多くの企業がリモートワークや在宅勤務など効率的な働き方を採用していますが、その一方で、経費精算業務が煩雑化しています。
たとえば、内勤従業員の交通費精算。今までは外出の頻度が低いため、通勤定期の申請だけで良かったものの、リモートワークの導入で「出勤日のたびに交通費申請」をすることになり、以前よりも経費精算業務に手間がかかっている企業も多いです。
交通費精算ができる勤怠管理システムを導入すれば、出勤日に応じて交通費を自動計算可能。交通系ICカードをタッチするだけで「交通費申請」と「出退勤の打刻」が同時にできる勤怠管理システムもあり、申請する従業員、承認する管理者の双方にメリットがあります。
そこで本記事では、交通費精算ができるおすすめ勤怠管理システム10選を紹介します。勤怠管理システムで経費精算を効率化する方法、勤怠管理システムの比較選定ポイントも解説しますので、ぜひご覧ください。
- 勤怠管理システムにおける経費精算とは
- 勤怠管理システムで経費精算を効率化する方法は2つ
- 【比較表】経費精算ができる勤怠管理システム
- 【2024年最新】交通費精算ができる勤怠管理システムおすすめ10選
- 勤怠管理システムの比較選定ポイント
- まとめ:勤怠管理と交通費精算はクラウドサービスで効率化しよう
勤怠管理システムにおける経費精算とは
勤怠管理システムとは、従業員の出勤時間や労働時間、休暇取得日数、総労働時間や残業時間の集計といった従業員の労働状況を管理できるシステムです。労働状況の管理だけでなく、従業員の出退勤の打刻や記録、残業や休暇の申請、シフト作成なども一つのシステムで行えます。
勤怠管理システムには経費精算機能が搭載されているものもあります。勤怠管理システムで集計した勤務状況から、従業員の交通費を自動計算できます。
勤怠管理システムで経費精算を効率化する方法は2つ
勤怠管理システムで経費精算を効率化するには、次にあげる2つの方法があります。
- 勤怠管理システムで交通費精算する
- 勤怠管理システムと経費精算システムを連携する
勤怠管理システムで交通費精算する
あらかじめ交通費精算機能が搭載された勤怠管理システムを導入することで、大幅に効率化できます。電車やバスの路線検索機能により、最新の運賃や経路に従って交通費が自動計算されるので、経費を申請する従業員の負荷が軽減する上、管理者もチェックする手間が省けます。
また、交通系ICカードを使用することで、交通費精算を同時に実現できる勤怠管理システムもあります。交通系ICカードを専用のリーダーにかざすだけで出退勤の打刻が行われる上、各交通機関の乗車履歴を自動で読み取り、経費として登録されるというものです。勤怠管理と経費精算が一括で完了するため、従業員・管理者の双方にとってメリットがあります。
勤怠管理システムと経費精算システムを連携する
勤怠管理システムで経費精算を効率化するもう1つの方法は、すでに稼働している経費精算システムに、勤怠管理システムを連携させるというものです。この方法でも、勤怠管理と同時に、交通費などの経費精算を効率化できます。双方のデータも連携の上、一元的に管理できるため、業務負荷の軽減が可能です。
すでに経費精算システムを活用している企業において、新たに勤怠管理システムを導入するケースなどでは、こちらの方法を選択するのがおすすめです。ただし、勤怠管理システムによって連携できる経費精算システムが異なるため、勤怠管理システムを選定する際には、対象となる経費精算システムに対応しているかどうかをしっかりと確認することが重要です。
【比較表】経費精算ができる勤怠管理システム
ここでは、経費精算ができる勤怠管理システムの交通費精算方法をまとめています。また、初期費用と月額料金も比較しているので、ぜひ参考にしてください。
サービス名 | 交通費精算方法 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
ジョブカン勤怠管理 | 同シリーズ連携 | 無料 | 200円/1ユーザー |
ジンジャー勤怠 | 同シリーズ連携 | 要問合せ | 300円/1ユーザー |
freee勤怠管理Plus | 同シリーズ連携 | 無料 | 300円/1ユーザー |
ミナジン勤怠管理 | 機能搭載 | 無料 | 30,000円~ |
キンコン (kincone) |
機能搭載 | 無料 | 200円/1ユーザー |
チムスピ勤怠 | 同シリーズ連携 | 150,000円 | 400円/1ユーザー |
OZO3勤怠 | 機能搭載 | 要問合せ | 400円/1ユーザー |
SmartStaff | 機能搭載 | 90,000~ | 50,000~ |
i勤怠 | 機能搭載 | 100,000円 | 500円/1ユーザー |
勤怠管理システム SPEASIC |
機能搭載 | 要問合せ | 要問合せ |
(価格は税抜き)
ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠、freee勤怠管理Plus、チムスピ勤怠は、同シリーズで経費精算システムがリリースされており、システム連携することで交通費精算を効率化できます。すでに上記のいずれかの経費精算システムを導入している方は、システム連携がスムーズにできるため、同シリーズの勤怠管理システムの導入がおすすめです。
そのほかの勤怠管理システムでは、システム内に機能が搭載されており、経費精算システムとの連携不要で交通費精算ができます。しかし、交通費精算機能はオプション機能として別料金がかかる場合があるので導入前に必ず確認しましょう。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、希望要件に合った勤怠管理システムが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
【2024年最新】交通費精算ができる勤怠管理システムおすすめ10選
2024年現在、交通費精算ができる勤怠管理システムを比較し、おすすめの製品10選を紹介します。自社に合った勤怠管理システムを選ぶ際にぜひ参考にしてください。
- ジョブカン勤怠管理
- ジンジャー勤怠
- freee勤怠管理Plus
- ミナジン勤怠管理
- キンコン(kincone)
- チムスピ勤怠
- OZO3勤怠
- SmartStaff
- i勤怠
- 勤怠管理システム SPEASIC
ジョブカン勤怠管理は、東京都渋谷区に本社を置く株式会社DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。業界トップレベルの導入実績を誇り、シリーズ累計で20万社の企業に利用されています。
シンプルな操作で、初心者でも簡単に使いこなせる上、出退勤管理、休暇申請・承認、シフト管理、勤務状況自動集計など、勤怠管理業務に必要なあらゆる機能を備えているのが特徴。
交通費精算は、経理業務の効率を大幅に向上できる「ジョブカン経費精算」と直接APIなどで連携することにより実現可能。同じシリーズの製品であるため相性は申し分ない上、万全のサポート体制が整っているため、安心して利用したい方におすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- 画面が直感的で、説明書がなくても使えるところがいいです。以前の勤怠管理システムは申請システムなど煩雑でしたが、今のシステムは申請も楽で良いです。
- どこからでもアクセスしやすい。画面移動もストレスが少ない。操作については簡単で初見でも問題がない。外国人社員もいるので、英語サポートについてはもう少しあっても良いかと思う。
ジンジャー勤怠は、東京都新宿区に本社を置くjinjer株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。
出退勤管理、シフト管理、申請ワークフロー設定、各種データの自動集計など、勤怠管理に必要な基本機能に加えて、残業時間や有給休暇の管理負荷増大、従業員の出退勤打刻漏れといった、よくある悩みを解決するための機能が充実しています。
同じシリーズでさまざまな製品がラインアップされており、それぞれに自動連携できるのも特徴。交通費精算は、「ジンジャー経費」との連携によりオンライン上でシームレスに処理でき、ミスや差し戻しの防止、自動での仕訳・データ出力などを実現しながら、総合的な業務効率化が図れます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 勤怠管理システムを利用するのが初めてでしたが、初心者にも使いやすく、今の時点で困ったことはありません。
- 反応がいいです。シフト制なので日勤なのか夜勤なのか午後勤務なのかボタンがあって勤怠管理がしやすいと思います。
freee勤怠管理Plus
freee勤怠管理Plusは、東京都品川区に本社を置くフリー株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。
従来のアナログ的な勤怠管理を「より正確に」「より簡単に」することをモットーに、在宅勤務・シフト勤務・フレックス勤務などのさまざまな就業形態に対応した豊富な機能を搭載しています。
freeeシリーズとして、業務ごとに豊富なラインアップが用意されているのもポイント。交通費精算は、同シリーズである「freee経費精算」と連携することにより実現可能です。API連携のほか、CSV形式でのデータ抽出・取り込みにも対応しており、任意の方法が選択できます。勤怠管理と連携しながら、稟議から承認まで、経費精算のワークフローを一気通貫で管理したい方におすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
ミナジン勤怠管理は、大阪府大阪市に本社を置く株式会社ミナジンが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。
企業のコンプライアンス対応に焦点を当てており、さまざまな企業の労務問題に30年以上取り組んできた実績とノウハウを活かしながら、厳格化する法改正やあらゆる就業形態に対応した勤怠管理を実現します。
交通費精算を始めとしたさまざまな経費精算に対応できる機能を内蔵しており、従業員は、鉄道・バス・タクシーなどの種別や、経費が発生した日付、支払先、金額を入力するだけのシンプルな操作で申請が可能。管理者は、Excel・CSV・PDFといった任意のフォーマットで各申請の一覧を確認できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 直感的で使いやすいです。導入には反対の声も多くありましたが、何度も何度も説明会を開いて導入にこぎつけました。
- シンプルで使いやすい。特に導入時からトラブルなく使用できており、新入社員などが入ってきてもすぐに理解して運用できている
キンコン(kincone)は、東京都豊島区に本社を置く株式会社ソウルウェアが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。
働きやすさを実現するための「勤怠管理・交通費精算のクラウドサービス」を謳っており、多彩な打刻方法や豊富なアラート通知、細かな労働条件への対応など、充実した勤怠管理機能を搭載している一方で、交通費精算機能も提供しています。
交通費精算では、交通系ICカードをタッチするだけで交通費が読み取られ、出退勤の打刻と同時に申請が完了。ユーザー1名につき月額200円で利用できる上、初期設定を始めとする導入作業も10分で完了するため、勤怠管理・交通費精算双方の業務を手軽に効率化したい方におすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 英語
- 有給休暇の自動付与機能
- 画面が見やすく。文字の操作がやりやすい。 立ち上げてもすぐ起動する。フリーズしない為、かなり使いやすい。 他社にもお勧めしたい
- インターフェースが馴染みやすくて、覚えやすい。階層的でタスクを管理しやすい。また共有もしやすく発展性がある。
チムスピ勤怠は、東京都千代田区に本社を置く株式会社チームスピリットが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。1,800以上という契約社数と、45万以上という契約ライセンス数を誇っており、業務効率を改善する安心の勤怠管理システムとして、10年以上の実績があります。
同社が提供する他製品のほか、さまざまな外部サービスと連携できることも大きな特徴。交通費精算では、同じシリーズである「チムスピ経費」と連携の上、領収書のOCR読み取りや経路検索機能などを活用したスマートなワークフローの実現が可能です。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 英語
- 申請のモバイルデバイス対応
- 有給休暇の自動付与機能
- シフト制の変形労働や土日祝日休みの固定労働、フレックスに管理監督者と多様な形態にフレキシブルに対応していたため、導入しやすかったと感じています。 中でも独自の休暇制度についても管理できるようにアレンジできたのは業務軽減につながりました。
- インターフェイスは分かりやすいし、有休休暇残数なども出てきて便利。それまではタイムカードだったので、総務も処理がラクになったようです。
OZO3勤怠(オゾスリー勤怠)は、愛知県名古屋市に本社を置く株式会社ITCSが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。導入企業1,000社・40万ライセンスという豊富な実績を持ち、フレックス・裁量労働・時短勤務などのあらゆる形態にジャストフィットする柔軟性と、36協定や働き方改革関連法に沿った充実のコンプライアンス対策が特徴。
また、同じシリーズである「OZO3経費」と連携することで、シームレスな業務連動と関連データの一元管理が可能。交通系ICカードや外部の乗換案内サービスとも連携し、面倒な作業のペーパーレス化と、対応時間の大幅な削減を実現します。
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- シフトの作成機能
- 給与計算ソフト用のデータ出力機能
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- オンプレミス(パッケージ)
- アイコンが文字だけでなくイラストも書かれているので視覚的に分かりやすい。初心者にも使い方の説明がしやすいので助かっている
- 出勤、退社の画面が大きくボタンが押しやすい。勤務表が見やすくて、日々出退勤を押していればそのまま提出できる。
SmartStaffは、熊本県山鹿市に本社を置く株式会社スマートスタッフが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。労働者派遣などの人材ビジネス業で必要となる機能をオールインワンパッケージとして提供しています。勤怠管理に加えて、スタッフ管理、顧客管理、人選・手配管理、給与計算といった豊富な機能が標準搭載されているため、多くのスタッフを抱える人材派遣企業が、総合的に業務を効率化したい場合などにおすすめです。
交通費精算は勤怠管理機能の一部となっており、各スタッフがスマートフォンなどの携帯端末によって勤怠報告を行う際、併せて入力した交通費の情報が自動でシステムに反映されるため、管理側はリアルタイムにその内容を確認できます。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- IP制限
- 勤務時間・残業時間の自動集計
- メールでのプッシュ通知
i勤怠は、東京都中央区に本社を置くワンダフルフライ株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。
スマートフォンに表示されたボタンを押すだけの出退勤打刻や、簡単な操作で実現できる日報の作成といった勤怠管理のほか、交通費を始めとする経費申請、メンバー内でコミュニケーションが図れるチャットなど、さまざまな機能を搭載しています。
また、シフト管理では、従業員の資格を登録しておくことで、指定した時間帯に有資格者のみを充てるといった対応ができるなど、柔軟な運用が可能。直感的な管理画面により、複雑なシフト管理を効率化したい方におすすめです。
交通費精算は、入力内容に応じて料金を算出できる路線検索機能と連動しており、手間をかけずスピーディに経費申請ができます。管理者側はその内容をリアルタイムに把握できるため、勤怠状況の確認がてら、都度承認・却下の判断を下すことが可能です。
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- シフトの作成機能
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 給与計算ソフト用のデータ出力機能
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
勤怠管理システム SPEASIC(スピーシック)は、東京都目黒区に本社を置くエスピーイー株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。
ICカードを始めとする多彩な打刻方法に対応しているほか、残業時間に対するリアルタイムの見える化、有給休暇のスピーディな申請・承認、度重なる法改正や新しい働き方への対応など、勤怠管理を通じて業務改革を実現するさまざまな機能を搭載しています。労務・総務における既存の業務フローに行き詰まりを感じている方には特におすすめです。
他サービスとの連動で業務改革の可能性をさらに広げられるのも特徴で、交通費精算のための「ICカード交通費精算システム SPEASIC」との連携もその1つ。Suica・PASMOなどの交通系ICカードをタッチするだけで利用履歴データが読み取られ、経費申請のワークフローを回すことが可能です。もちろん、出退勤打刻に交通系ICカードを使用することで、勤怠管理と交通費精算を同時に実現できます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
以上、機能比較や料金比較でおすすめの勤怠管理システムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、勤怠管理システム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
勤怠管理システムの比較選定ポイント
ここまで、交通費精算ができるおすすめの勤怠管理システムを紹介してきました。当然、これら以外にもさまざまな勤怠管理システムが存在します。数多くの勤怠管理システムの中から、自社に適切なものを選定するには、いくつかのポイントを押さえながら慎重に検討することが重要です。以下より、勤怠管理システムの比較選定における主なポイントを紹介します。
- 料金は予算に合っているか
- スマートフォンからも申請できるか
- 無料トライアルを利用できるか
料金は予算に合っているか
勤怠管理システムでは、導入の際の初期費用に加えて、運用・保守のための月額費用がかかります。また、経費精算などの個別機能がオプション扱いとなっているケースもあり、その場合には別途オプション料金が必要です。
初期費用は無料のものも多くありますが、それだけに惹かれて導入を決定してしまうと、運用費用の高騰によって想定した費用対効果が得られない恐れがあります。事業の成長に伴う従業員数の増加など、将来を見越してあらゆるコストを試算の上、予算に合っているかをしっかりと確認しながら、中・長期的な観点で比較選定することが重要です。
また、出退勤打刻のためのデバイス調達や、システム導入のための社内環境整備などは忘れがちな項目ですので、そのための予算も漏れなく計上しておきましょう。
関連記事:勤怠管理システムの費用相場
スマートフォンからも申請できるか
今やスマートフォンは、ビジネス・プライベートを問わず多くの人が日々活用し、快適な生活を送る上での必需品となりました。そのような状況を踏まえて、利便性や効率性の向上を考えたとき、勤怠管理システムでスマートフォンを利用できることはもはや必須条件と言えます。リモートワークやノマドワークなど、特定のオフィスに固執しない多様な働き方が浸透している現在ではなおさらです。
勤怠管理システムを導入したものの、出退勤の打刻や勤怠・経費に関する申請がオフィスにある特定の端末からしかできない、あるいはPCにしか対応していないという状況では、大きな効率化は望めません。勤怠管理システムを選定する際には、紙や手作業で運用していた業務をコンピュータに置き換えるという単なる「IT化」ではなく、業務フローを根底から改革し、組織全体の在り方を変える「DX」(デジタルトランスフォーメーション)を意識することが重要です。
関連記事:スマホアプリにも対応した勤怠管理システム
無料トライアルを利用できるか
勤怠管理システムを比較選定する際は、無料トライアル期間があるかどうかも重要なポイントの1つ。自社に適切な勤怠管理システムであるかを判断するには、無料トライアル期間中に実際に利用してみるのがおすすめです。
また、無料トライアルでは、一部の労務担当者や特定の従業員だけではなく、幅広い部署や役職にわたってできる限り多くの人に使ってもらいましょう。さまざまな環境に身を置く多くの従業員が利用してみることで、一部の人間だけでは気付きづらい問題や、予想しづらいトラブルなどを洗い出せるからです。その上で、各従業員の勤務体系や就労状況など、あらゆる観点から自社との相性をしっかりと見極める必要があります。
以上、勤怠管理システムの比較選定ポイントをまとめました。より詳しい選び方は「おすすめの勤怠管理システム|選び方や比較方法も解説」でまとめています。2024年最新のおすすめ勤怠管理システムも紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
まとめ:勤怠管理と交通費精算はクラウドサービスで効率化しよう
本記事では、交通費精算ができるおすすめのクラウド型勤怠管理システムを厳選して紹介しました。勤怠管理と交通費精算をクラウドサービスで一元管理することで、多様化する働き方に合わせた効率的な経費精算業務ができます。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で勤怠管理システムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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