OneDrive(ワンドライブ)の評判と実態|15個のオンラインストレージを試したPRONIアイミツが徹底比較!
インターネット上にファイルを保存し、その保存された共有ファイルを複数人で、PCのみならずスマホ、タブレットなどの端末からアクセスできるサービスがオンラインストレージです。
オンラインストレージには、個人向けの無料サービスから法人向けの有料サービスまでさまざまな種類があります。容量、機能、セキュリティのレベルによってサービスの内容が異なるため、どんなオンラインストレージを選べばいいのか迷うところです。
この記事では、数あるオンラインストレージからMicrosoft社が提供している「OneDrive(ワンドライブ)」についてご紹介します。
- <総評>「OneDrive」は誰にでも使いやすいオンラインストレージ
- OneDrive for Businessとよく比較されるサービス
- 1.「OneDrive」の3つのメリット
- 2. 徹底調査でわかった「OneDrive」を使うべき人・会社
- 3.「OneDrive」の料金プラン
- 4.「OneDrive」の導入実績と評判
- 5. まずは無料体験を!
- 6. まとめ
<総評>「OneDrive」は誰にでも使いやすいオンラインストレージ
Microsoft社が提供するOfiice365と連携している「OneDrive(ワンドライブ)」は、Microsoftアカウントがあれば、誰もで利用できるオンラインストレージサービスです。Windowsユーザであれば、誰もが簡単に設定できる上、タブレットやスマートフォンからも使用できます。
以前のWindows7や8では、OneDriveを使用するためにアプリをインストールする必要がありましたが、Windows8.1からは「OneDrive」との連携が進みブラウザ上で開くことが可能となり、より使いやすくなっています。
Windowsユーザ以外でも、Microsoftのアカウントさえ登録しておけば、ほかのオンラインストレージサービスのように申し込みや事前の準備などの煩わしい手間の必要なく、無料でクラウド上に写真、動画をはじめあらゆるファイルを保存・共有することができる便利なサービスです。
他のオンラインストレージと比較
オンラインストレージサービスを提供する会社は、「OneDrive」のほかに世界的にポピュラーな「Dropbox」、無料で使える容量が大きいことで人気のGoogleが提供する「Google Drive」などがあります。また、オンラインストレージサービスには、各サービスそれぞれ独自の特徴があり、無料プランから有料プランまでストレージ容量や機能によって、いくつかのプランが用意されています。
まずは、料金面から各社の個人向けプランを比較してみましょう。「OneDrive」は、前述のようにMicrosoftのアカウントがあれば無料で5GBの容量を使用することができ、Office Premium搭載のPCを購入することで、1年間無料で容量が1TB増量されるというサービスがあります。有料の基本プランは、月額料金170円で50GBまで使用できます。
2GBまで無料で利用できる「Dropbox」は、1TB利用で月額料金1,200円のプロプランの他にビジネスプランが設定されています。無料で使える容量が15GBと人気の「Google Drive」には、100GBプランは月額料金250円、2TBプランは月額料金1,300円、10TBプランは月額料金13,000円など6タイプの料金プランがあります。
操作性の点から見ると、どのオンラインストレージサービスも直感的に操作できるため、大きな違いがないように感じます。その中でも「OneDrive」は、Windows8.1、Windows10にあらかじめ組み込まれているため、インストールする手間がありません。Windowsユーザ、Macユーザはアプリをインストールするだけで、OneDriveフォルダーが作成され、同期されるという手軽さが魅力となっています。
まとめ表
Onedrive | |
総評 | Microsoftアカウントがあれば、誰でも簡単に始められる世界中で利用されているオンラインストレージです。Officeアプリとの親和性が良く、外出先からでも保存されたファイルの変更ができる手軽さが人気です! |
機能性 | ★★★★★ 5点 |
サポート体制 | ★★★★★ 5点 |
料金 | ★★★★★ 5点 |
使いやすさ | ★★★★☆ 4点 |
導入実績 | ★★★★★ 5点 |
特徴 | シンプルな操作性が人気! Windowsユーザーならだれでも操作できるインターフェースが好評 |
使い勝手が良い!Officeアプリで作成した文書は、保存時にOneDriveのフォルダを指定するだけ | |
無料プランがある!必要に応じたプランを選べることで評判が良い | |
メリット | 容量無制限プランがある |
Officeアプリと統合されている | |
ファイル単位で権限が設定できる | |
プラン名 | OneDrive for Business プラン1 |
OneDrive for Business プラン2 | |
Office 365 Business Premium | |
対応デバイス | PC・マルチデバイス |
使用をおすすめする会社の特徴 | Windows、Office365を利用している |
複数の拠点のファイルを一元で管理したい | |
企業名 | Microsoft社 |
サービス開始日 | 2007年8月 |
導入実績 | 6億人以上 |
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OneDrive for Businessとよく比較されるサービス
1.「OneDrive」の3つのメリット
「OneDrive」は、Ofiice365と併用して利用するユーザも多く、全世界で2億人以上の利用者がいると言われています。では、どんな点がメリットなのでしょうか。大きく3つに分けてご紹介します。
1-1. シンプルで使いやすい操作画面
「OneDrive」は、Windows8.1、Windows10ユーザなら、普通のフォルダと同じように簡単にアクセスすることができます。また、「OneDrive」のwebサイトにアクセスできる環境にあれば、PCだけではなくスマートフォンやタブレットからでも時と場所を選ばずにアクセスが可能です。
操作画面はシンプルで、Microsoftアカウントでログインすれば、エクスプローラーにある「OneDrive」のフォルダにアクセスできます。ファイル保存は、「OneDrive」のフォルダにファイルをドロップするだけといたってシンプル。新たに操作を覚えることなく、他のフォルダへの操作と変わりなく利用できるところが魅力です。
1-2. 自分の希望に沿った容量を選ぶことができる
「OneDrive」は、5GBまで無料で利用できるオンラインストレージサービスですが、データ量が多い場合は5GBで足りなくなることもあるかもしれません。そういった場合は、容量の大きなプランが購入できます。購入方法は2つで、Office Premium搭載のPCやOffice365soloを購入する方法と容量の大きなプランを購入する方法があります。Office Premium搭載のPCやOffice365soloを購入した場合は、1TBまで増量されます。
ストレージのみで容量を増やしたい場合は、個人向けのプランで100GBを月額料金224円、さらに大きな容量が必要な場合は、1TB利用できる「OneDrive for Businessプラン1」(年額6,480円)、無制限で利用できる「OneDrive for Businessプラン2」(年額13,080円)があります。
1-3. たくさんのMicrosoftアプリケーションが利用可能
「OneDrive」の大きな特徴は、Ofiiceアプリと統合されていることです。Word、ExcelをはじめPowerPointなどのOfficeアプリで作成した文書は、保存時に「OneDrive」のフォルダを指定するだけで直接保存できます。
特に、Windows10にはあらかじめ「OneDrive」がインストールされているので、設定するだけでデータを簡単にアップロードできます。Ofiiceアプリユーザーにとって嬉しいサービスでしょう。
2. 徹底調査でわかった「OneDrive」を使うべき人・会社
リーズナブルで操作が簡単な「OneDrive」ですが、すべての人・会社に向いているわけではありません。まずは「OneDrive」を導入するのに向いている人・会社についてご紹介します。
2-1. Office365やWindowsを利用している人・会社
「OneDrive」は、Microsoft社が提供し、製品と連携しているオンラインストレージサービスです。そのため、Microsoft社の製品と相性が良いことは言うまでもありません。
とくに、他のオンラインストレージサービスでは、閲覧のみで編集ができない、文字化けするというトラブルがあるエクセルやワードを「OneDrive」からは直接開くことができるうえ、編集できるという特徴があります。これは、Windowsユーザー、Office365ユーザーにとって大きな魅力と言えます。
OneDrive以外の法人向けオンラインストレージも検討したい人は、別記事「法人向けオンラインストレージ比較・おすすめ解説」をご覧ください。
2-2. 容量無制限のオンラインストレージを使いたい会社
オンラインストレージサービスを選ぶ時に最も気になるのが利用できるストレージの容量です。「OneDrive」は、無料で5GBの容量が利用できますが、それでは容量が足りないという人・会社のために容量無制限で利用できる「OneDrive for Business」というプランも用意されています。
2-3. PC、スマートフォンなどさまざまなデバイスからファイルを共有したい人
多くのオンラインストレージサービスと同じく、「OneDrive」もマルチデバイスに対応していることが特徴の一つです。特に、「OneDrive」は専用のアプリをインストールしておくだけで、どのデバイスからでも利用できます。
タブレットやスマートフォンで撮影した写真データをOneDriveにアップロードすれば、遠隔にあるPCからその写真データをダウンロードすることが可能で、また編集作業も行えます。
3.「OneDrive」の料金プラン
誰でも簡単に使い始められ、データ保存やファイル共有が可能でマルチデバイス対応の「OneDrive」には、個人向け、法人向けの料金プランがあります。法人向けプランは、中小企業向け、大企業向け、教育機関向けなど「OneDrive」を利用する環境ごとに分けられていますが、ここでは代表的なプランを紹介します。
3-1.【法人向け】OneDrive for Business プラン1
オンラインストレージサービスとしてビジネスユースに適した最低限の機能を備え、一人あたり1TBまでの容量を利用できるプランで、安全なファイル共有とOneDriveのストレージを必要としている企業に最適です。
Officeアプリケーションは含まれていませんが、Web版のWord、Excel、PowerPointの他にWeb版Outlookが付帯され月額料金540円(1年契約)とリーズナブルに利用できるところが魅力です。
3-2.【法人向け】OneDrive for Business プラン2
Web版のWord、Excel、PowerPointに加えて、デスクトップ版すべてのOfficeアプリケーションが付帯され、1TBまでのストレージ容量を月額料金1,090円(1年契約)で利用できるプランです。このプランでは、1ライセンスでユーザー 1人あたり5台のスマートフォン、5台のタブレット、5台の Windows PCまたはMacにフル機能のOfficeアプリがインストールできます。
さらに、条件によっては5TBまたはそれ以上のストレージ拡張が可能です。このプランに法人メールサービスは付いていませんが、データ損失防止、監査レポート作成などセキュリティ、コンプライアンスの高度な管理機能を求める会社に最適です。
3-3.【法人向け】Office 365 Business Premium
このプランは、Office 365ユーザへ向けた月額サービスの一部として設定されているプランです。月額料金540円で利用できる基本のプランであるOffice 365 Business Essentialsプランをグレードアップしたプランで、OneDriveが提供しているサービスすべてが利用できます。
月額料金1,360円(1年契約)で法人メールサービス、すべてのOfficeアプリケーション、法人向けサービスが提供されます。高度な機能に加え、きめ細やかな法人向けサービスを必要としている会社に最適なプランです。このプランの他に、大企業向けのOffice 365 Enterpriseプランが3タイプあります。
3-4.【個人向け】無料プラン
Microsoftアカウントを作成すると自動的にOneDriveにサービス登録され、5GBのストレージ容量が使用できるのがこちらの無料プランです。5GBのデータをストレージで保存できる目安は、800万画素の写真が最大で1,250枚程度保存できる容量です。
3-5.【個人向け】OneDrive 100 GB
5GBでは足りないという個人ユーザ向けに設定されているプランがこの100GBプランです。無料プランから簡単に増量を申し込むことが可能で、月額料金224円で利用できます。なお、5GBの無料プランからこのプランに変更した場合、105GBにはならないので注意が必要です。
3-6.【個人向け】Office 365 Solo
さらに大容量が必要となる場合は、1TBの容量が利用可能となるOffice 365 Soloプランがおすすめです。このプランは、月額料金1,284(年額12,984円)となっています。
4.「OneDrive」の導入実績と評判
MicrosoftのOffice365と連携している「OneDrive」。Office365とあわせて「OneDrive」を導入することで、お互いの実力を最大限に発揮し、会社全体で行う共同作業の能率が劇的に向上すると評価されています。では、どのような企業が導入しているのでしょうか。導入実績とその評判をご紹介します。
企業:NTT Communication、TOYOTA、snow peak、ダイエー、日清食品ホールディングス、アイフル、野村不動産ホールディングス、大成建設、富士ゼロックス、オリックスグループ、パイオニア、コカ・コーラウエスト、西松建設などこのほか、岐阜市、廿日市市、東広島市、国立大学法人名古屋工業大学など世界各地の企業、団体が導入しています。
業務のクラウド化を目的としてOffice365を導入する企業が多く、その結果、Officeライセンスの管理負荷を軽減、車内コミュニケーションミスが無くなった、ペーパーレス化できた、社内コラボレーションの強化を図れたなど業務効率が格段にアップしたことへの高い評判を得ています。
5. まずは無料体験を!
「OneDrive」には、無料プランとは別に無料体験可能なプランがあります。どのプランが自分にマッチするか、まずは無料体験で確認してみてください。
5-1. 試用したいプランのトライアルサインアップページへ
個人向けはOffice365 Soloプラン、法人向けはOffice 365 Businessプラン・Office 365 Business Premiumプランで1ヶ月間無料で試すことが可能です。試用したいプランを選び「無料で試す」ボタンをクリックしましょう。
5-2. 名前や勤務先などを入力
「ようこそ、必要事項をご記入ください」と表示されるページで、名前、メールアドレスなどの必要事項を入力します。「次へ」ボタンをクリックすると、ユーザーID作成画面が表示されるので、Microsoftアカウントを入力または作成します。
5-3. 電話で伝えられる6桁の数字を入力
コードを入力画面に6桁の数字を入力して、次へをクリックするとOneDriveのスタートアップ画面が表示されます。これで、準備は完了です。
6. まとめ
「OneDrive」には、個人向けのオンラインストレージサービスである「OneDrive」と法人向けの「OneDrive for Business」というプランがあります。どちらも、他のオンラインストレージサービスと違いMicrosoft社が提供しているOffice 365ユーザであれば、さまざまなアプリと連携したサービスや機能をさらに有効に利用できます。
個人、企業問わずOffice 365を利用している人にとっては、とても利用価値の高いオンラインストレージサービスだと言えます。オンラインストレージサービスを利用するにあたって、どのような使い方をしたいのか、利用目的をはっきりさせることで、その利用価値がより高まるでしょう。