ソフトフォンに対応したCTIシステム9選【2024年最新】
物理的な電話機が不要のソフトフォンは、パソコンやスマートフォンに専用のソフトウェアをインストールし、音声通話を可能にするサービスです。ソフトフォンに対応するCTIシステムの導入により、在宅でもコールセンター業務に対応できます。ヘッドセットを利用することでオペレーターは電話機を持つ必要がなくなり、必要情報を入力しながらの顧客対応も可能に。
そこで本記事では、ソフトフォン対応でおすすめのCTIシステムを厳選して紹介します。ソフトフォンのメリットやCTIシステムの選び方についても解説していますので、コールセンター業務の生産性を向上したい企業はぜひ参考にしてください。
- ソフトフォンとは
- ソフトフォンのメリット・デメリット
- ソフトフォンに対応するCTIシステムの選び方・比較ポイント
- 【比較表】ソフトフォンに対応するCTIシステム
- ソフトフォンに対応するおすすめのCTIシステム9選
- まとめ:ソフトフォン対応のCTIシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
ソフトフォンとは
ソフトフォンとは、パソコンやタブレット端末に専用のソフトウェアをインストールし、そのソフトウェアを介して通話を行うタイプの電話を指します。電話機本体の準備が不要な上、パソコンなどの端末・インターネット回線・ヘッドセットを用意すれば通話環境を構築できるので、機器の購入費用(イニシャルコスト)を削減することが可能です。
多くのソフトフォンには通話機能以外に、以下のような機能が搭載されています。
- 通話録音機能
- 転送、保留機能
- オペレーターステータス変更機能
- 着信ポップアップ機能
- 三者通話機能
- 発番通知の選択機能
- ピックアップ機能
- 発着信番号表示機能
- 発着信履歴表示機能
このほか、インスタントメッセージの送信や、会社の代表番号を使用した外線発信、Web会議などを行うことができるソフトフォンも。業務効率化や顧客満足度向上の観点から、近年、多くのオフィス・コールセンターでソフトフォンの導入が進んでいます。
ソフトフォンのメリット・デメリット
ソフトフォンを導入するメリット・デメリットをまとめました。 ソフトフォンを導入するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
導入費用を抑制できる
電話機やサーバーの導入が不要のため、イニシャルコスト(導入費用)を抑えることが可能です。インターネット回線を使用した通話のため、通信費用を抑えられます。
柔軟な内線利用が可能
Wi-Fi環境を利用すれば、インターネットがつながる範囲内であれば配線を気にせず内線電話を利用することが可能です。フリーアドレスなどに向けた、オフィスの簡素化にもつながるでしょう。 アプリケーションをインストールし、スマートフォンを内線電話として利用できるソフトフォンも存在します。
デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
通話品質は回線の状況に左右される
ソフトフォンはインターネット回線を使用した電話のため、電話回線を使用している通話と比較すると品質が不安定になる可能性が考えられます。特にほかの端末がインターネットを使用している場合や、回線が混み合いやすい時間帯などでは音声の乱れや遅れが生じる可能性も。
ソフトフォンに対応するCTIシステムの選び方・比較ポイント
ソフトフォンに対応するCTIシステムの選び方・比較ポイントは、以下の3つです。
- 必要な機能は搭載しているか
- 他ツールとの連携はできるか
- 費用はトータルコストで比較しているか
必要な機能は搭載しているか
自動応答システムや通話録音、コールの自動振り分けなど、CTIシステムは便利な機能を多数搭載しています。搭載する機能はサービス提供会社によって異なるため、自社の課題解決に必要な機能があるCTIシステムを選び、導入効果を高めましょう。
他ツールとの連携はできるか
CTIシステムと連携できるツールの代表は、顧客管理システム(CRM)です。顧客管理システムとの連携により、着信時に顧客情報をポップアップ表示できるようになり、電話応対の品質向上につながります。CTIシステムによって連携できるツールは違うため、自社で運用するツールがある場合は連携可能なCTIシステムを選びましょう。
費用はトータルコストで比較しているか
ソフトフォンに対応するCTIシステムは、初期費用・月額料金・オプション料金を含めたトータルコストで費用を比較しましょう。CTIシステムの月額料金は、同時通話可能数、同時ログイン数などによって変わります。オペレーターや管理者の人数によってもランニングコストが大きく変わるので、利用規模を明確にした上で料金をチェックしましょう。複数のサービスから見積もりをとり、比較することをおすすめします。
とはいえ、数あるCTIシステムを比較して自社のニーズに合ったサービスを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)ができます。
【比較表】ソフトフォンに対応するCTIシステム
ここからはソフトフォンに対応しているCTIシステムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCTIシステムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ソフトフォンに対応しているCTIシステムびの参考にしてください。
ソフトフォンに対応するおすすめのCTIシステム9選
ここからは、ソフトフォンに対応しているCTIシステムを9個ご紹介します。 ソフトフォンを内蔵しているCTIシステムであれば導入も容易で、すぐにコンタクトセンター・コールセンター業務を開始することが可能です。 自社に合ったCTIシステムの導入で業務効率化を目指しましょう。
BIZTEL コールセンターは、デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査で導入者数No.1と稼働席数No.1を誇るCTIシステムです。 ソフトフォンに対応しているため、PBXの設置は不要。クラウド型で、短納期・低コストの点が魅力です。インターネットとPCさえあれば、高機能なコールセンターシステムをすぐに利用できます。
今利用している電話番号を継続して利用できるほか、Salesforceなどの各種CRM・SFAとも容易に連携することが可能。大幅な業務効率化が見込めるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- クラウド(SaaS)
CT-e1/SaaS
CT-e1/SaaSは、1,000テナント・1万9,000席以上の導入数を誇るクラウド型CTIシステムです。ソフトフォンに対応していますが、IP電話の利用や既存のPBX利用も可能。さまざまな構成の選択が可能になっています。自由度の高いCTIシステムであると言えるでしょう。
AIを活用した音声テキスト化サービスも提供しており、情報の検索や機械学習支援、データマイニングなどに活用可能。コールセンターの可能性を大きく広げています。 もちろん各種CRM・SFAとの連携も可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
BlueBean
BlueBeanは、インバウンド・アウトバウンド両方に対応したCTIコールセンターシステムです。
ソフトフォン対応のクラウド型CTIのため、インターネットとPCのみで簡単にコールセンターを構築できます。プログラミングは不要で、画面操作のみで簡単に設定できるという点もメリットです。
1ライセンスごとの契約となり、必要な分だけ契約できるためコストダウンにもつながります。他社システムとの連携も無料。現在のシステムにおいてリプレイスを考えている方にもおすすめのCTIシステムです。
InfiniTalkは、48業種・300社・1万席以上と、豊富な業種において利用されているCTIコールセンターシステムです。クラウド版・オンプレミス版が用意されており、どちらもソフトフォンに対応。自社の体制や予算、利用目的などに合わせてプランを検討できます。
ACD・IVR・レポート・通話録音・チャット・テキスト分析など、さまざまな機能が搭載されている点も特徴。コールセンターに必要な機能が揃っています。もちろん、CRM・SFAなどの顧客管理システムと連携することも可能です。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
Biz Base テレマーケティングは、さまざまな機能を持ったCTIコールセンターシステムです。IPフォン、ソフトフォンに対応しているほか、PBXとの連携も行えます。
オペレータに代わって架電を行い、成立した通話のみをオペレータに転送する「プレディクティブ機能」を搭載している点が特徴。話し中や不在など、応答率が低い場合でも効率的な架電が行えます。IVR/ACD機能やリアルタイム集計レポート、トークスクリプト管理機能も搭載。効率的なテレマーケティングが実現できるCTIシステムです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
Amazon Connect
Amazon Connectは、超大型ECサイトのAmazonを運営するAmazon.comが提供しているコンタクトセンター・CTIシステムです。ソフトフォンに対応しており、セットアップも非常に簡単な点が特徴。数回クリックするだけで、仮想コンタクトセンターをセットアップできます。
高品質のオーディオ機能やIVR機能、対話型チャットボットなど、豊富な機能も搭載。AIを活用した音声認識機能も利用でき、コンタクトセンター業務の品質アップに最適なCTIシステムだと言えるでしょう。
- チャットサポートあり
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- ダイヤルイン着信機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- キュー(待ち呼)機能
- ソフトフォン(PC電話)機能
BRIGHT PATTERN
Bright Patternは、エンタープライズ向けのオールインワン・クラウド型コンタクトセンターソフトウェア/CTIシステムです。メルセデス・ベンツ、ロート製薬、トレンドマイクロと言った大企業のほか、トランスコスモス、ベルシステム24など大手コールセンター会社も導入している点が信頼できるポイントとして挙げられます。
ソフトフォンを内蔵しているほか、SIP電話、WebRTC、DIDなども利用可能。すべての操作をブラウザーから行える手軽さ、効率の高さが魅力です。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ダイヤルイン着信機能
Omnia LINK
Omnia LINKは、クラウド型IP-PBXを基盤としたコールセンター/CTIシステムです。基本機能からコールセンター管理まで、コールセンターに必要な機能がすべて搭載されています。ソフトフォンを標準搭載しており、CRM・音声認識といった各種機能ともシームレスな連携が可能。ハードフォン単体使用や、ソフトフォンとハードフォンを組み合わせた使用も可能です。
音声認識にはAI機能を活用しており、対話をリアルタイムにテキスト化することが可能。生産性や業務効率の大幅な向上に貢献しています。
CALLTREE
CALLTREEは、1席から利用できる、アウトバウンド向けのクラウドCTIコールセンターシステムです。ソフトフォンを内蔵しており、PC・インターネット環境・ヘッドセットがあれば最短3日で導入できます。 シンプルな操作性で初めてCTIシステムを取り扱うという方も安心。SSL暗号化技術を採用し、顧客情報などを高いセキュリティー体制で守ります。
通話・結果・目標を分析できる機能が搭載されており、営業ツールとしても優秀な点がポイント。業務に合わせた柔軟なカスタマイズにも対応しています。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- ダイヤルイン着信機能
まとめ:ソフトフォン対応のCTIシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
CTIシステムを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件でCTIシステムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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しかし、ソフトフォン対応のCTIシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、ソフトフォン対応のCTIシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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