【2024年最新】法人向け名刺管理システムおすすめ10選
今回は、営業・バックオフィス・情報システムなど、様々な分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できるPRONIアイミツが厳選した、10種類の名刺管理システムを紹介。それぞれの特徴から「営業力強化」「導入実績」「セキュリティ」の3つに分け、機能や料金について解説していきます。
「名刺管理システムを導入したいけど、どれを選んだらいいか迷っている」、「製品ごとにどんな違いがあるのか今ひとつわからない」といった方はぜひ参考になさってください。
- 名刺管理システムとは
- 名刺管理システムの機能
- 【比較表】営業力強化に役立つ名刺管理システム
- 営業力強化に役立つ名刺管理システム4選
- 導入実績の多い名刺管理システム2選
- 【比較表】セキュリティに定評がある名刺管理システム
- セキュリティに定評がある名刺管理システム4選
- 法人向け名刺管理システムのメリット
- 法人向け名刺管理システムの選び方
- まとめ
名刺管理システムとは
名刺管理システムとは文字通り、取引先や顧客と交換した名刺を管理するための業務用ツールのこと。スマートフォンやスキャナーを使って名刺を取り込み、データとして検索やタグ付けすることによって名刺の情報を全社的な情報資産として効率的に管理することができます。
また、最近では名刺の管理に加えて、メールの一斉送信機能や簡易的なSFA機能(タスク管理、商談履歴の管理など)が付いたものも増えてきました。ITコンサルティング事業を手がける株式会社シード・プランニング(東京都文京区)の調査によると、そうした名刺管理システムの市場規模は2018年に100億円を突破。2020年に入ってからはリモートワーク推進の一環として導入する企業が増えたこともあり、2022年には年間140億円に達すると見込まれています。
クラウド型の勤怠管理システムや経費精算アプリとあわせて、近年大きな注目を集めている業務用ツールの1つです。
名刺管理システムの機能
続けて名刺管理システムの主な機能についてご紹介します。
名刺データの取り込み
名刺管理システムのほとんどにはOCR(光学文字認識)技術が採用されており、紙の名刺に記載された氏名や法人名、連絡先をスマートフォンやスキャナー経由で読み取ってシステム上に取り込むことができます。
精度100%ではないものの、電話番号やメールアドレスが自動でデータ化されるので、1文字1文字確認しながら手作業で顧客管理システムに入力したりする手間はかかりません。導入すれば営業スタッフの業務効率を大幅に改善できるでしょう。
名刺データの共有・管理
名刺管理システムに取り込んだ情報は、検索用のタグを付けるほか、名寄せ(重複の削除)などを行いながら管理可能。1人が大量の名刺を抱え込む、持ち歩いて紛失するといったこともなくなり、情報資産として会社全体で共有できます。名刺管理システムを上手く活用すれば、商談やセールスのアプローチもよりスムーズに進められるようになるはずです。
その他(メール一斉送信、タスク管理など)
前述の通り、名刺管理システムのなかにはプラスアルファの機能が搭載されているものも少なくありません。具体例としては、営業スタッフのタスク・目標管理、商談履歴の管理、メールの一斉送信機能などがあげられます。
また、名刺管理システムの種類によっては「Salesforce」をはじめとするSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)と連携するものも。取り込んだ名刺データをそのまま顧客先・リードとして活用することが可能です。
【比較表】営業力強化に役立つ名刺管理システム
ここからは営業力強化に役立つ名刺管理システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する名刺管理システムでPRONIアイミツが各サービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、名刺管理システム選びの参考にしてください。
営業力強化に役立つ名刺管理システム4選
ここからはおすすめの法人向け名刺管理システムについて、それぞれの特徴や機能、料金を詳しく解説していきます。まずはじめに、営業力強化に役立つ名刺管理システム4選です。
Sansanは東京都渋谷区にある東証マザーズ上場のSansanが提供している法人向け名刺管理システムです。2007年のリリース開始以来、9,000社以上に導入されており、シード・プランニング社による名刺管理サービスの市場調査ではシェアNo.1に選ばれています。
名刺管理システムとしての特徴は、業界トップクラスの読み取り精度と豊富な機能。独自に開発されたAI(人工知能)とスタッフの手作業を組み合わせることで、名刺に記載された氏名や連絡先を99.9%の精度でデータ化します。
ニュース配信機能、レコメンド機能なども搭載されており、名刺交換した相手の人事異動をタイムリーに把握できるほか、訪問先についてAIからアドバイスを受けることも可能です。名刺管理システムを活用して営業力を強化したい企業にはぴったりのツールと言えるのではないでしょうか。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- 名刺情報の反社チェック機能
- 名刺管理がし易く、使いやすい。 また、相手方の利用者も徐々に増えて便利です。 社内でも利用者が増えてきています。
- 他人が名刺交換した内容を確認できる その会社の決算報告レポートを見ることができる メールアドレスを簡単に確認できる その会社の人事異動の内容が確認できる。
ホットプロファイルは、東京都渋谷区に本社を構えるハンモックが提供している法人向け名刺管理システムです。エステー、横浜銀行、三菱商事グループをはじめ、幅広い業種のクライアントに利用されています。
人気の理由は営業活動のあらゆる局面をカバーする多彩な機能。名刺データの取り込み・管理はもちろんのこと、オプションを組み合わせることでオンライン・非対面での名刺交換や、Zoomによる商談も可能です。
また、SFA(営業支援システム)としての機能も用意されており、システム上で営業リストを作成できるほか、案件の進捗管理も可能。前述の「Sansan」と並んで営業力を強化したい企業にぴったりの名刺管理システムでしょう。
建設関連資材の販売を手がけるある会社では、「ホットプロファイル」を導入したことによって、わずか3ヵ月で見積もり依頼や発注の増加につながったとのことです。
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 名刺情報へのタグ付け機能
- 総務部からお中元お歳暮を一括発送する際、氏名・住所・特に役職名を確認できるので便利。 苗字しか分からなくても探せる。 電話帳に登録していなくても、着信の際に相手の名前が表示される。
- とても利用しやすく、コストパフォーマンスにも優れている。
アルテマブルーは、東京都港区に本社を置くシステム開発会社、キヤノンエスキースシステムが提供している名刺管理システムです。
開発コンセプトは、「営業力を最大化させること」。名刺の取り込みのほか、グルーピング、重複している名刺の名寄せ、メール一斉配信、活動ログといった機能が搭載されており、見込み顧客へのアプローチや業務改善に効果を発揮します。利用者目線で開発されたわかりやすい画面にも定評があるようです。
そうした一方、料金は抑えられており、初期費用無料・ユーザー1人あたり月額2,500円の料金で利用可能。ストレージの容量追加などを除き、基本的に追加費用もかかりません。予算の限られる中小企業、費用を抑えつつ営業力を強化していきたいといった企業には心強いツールではないでしょうか。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
BizCompass、は東京都豊島区にあるBizCompassが開発・販売を手がけている法人向け名刺管理システムです。IT、広告、建設、保険など幅広い業種の企業に利用されています。
人気の理由はコストパフォーマンスの高さ。初期費用4万8,000円・1ユニット(ユーザー5名まで)月額5,000円の料金で、名刺の登録・管理、メール送信、名刺データの一括更新、現在地検索といった機能をすべて利用できます。シンプルかつわかりやすい操作画面も魅力です。
導入による成功事例も多く、ある広告関連会社ではそれまで使っていた名刺管理システムからBizCompassへ切り替えたことによって毎月のコストを約20万円削減。また、別のシステム開発会社では、展示会やイベントで交換した名刺を顧客データとしてスピーディーに活用できるようになりました。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 名刺情報のキーワード検索機能
以上、営業力強化に役立つ名刺管理システムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理システム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
導入実績の多い名刺管理システム2選
続いては導入実績の多い名刺管理システム2選です。
CAMCARD BUSINESSは、東京都中央区にあるワウテックが提供している法人向けのクラウド型名刺管理システムです。全世界1億1,000万人以上のユーザーを持つ「CAMCARD」の法人向けバージョンとして、中小企業からナショナルクライアントまで3,000社以上に利用されています。
特徴的なのは名刺管理システムとしての基本性能の高さ。世界最高水準のOCR(光学文字認識)技術が採用されており、名刺に印刷された名前や連絡先をわずか5秒で読み取ることが可能です。その他、名刺データへのタグ付け、商談管理、人事異動情報の通知、タスク管理をはじめとする簡易SFA機能などが付いていることから、幅広いビジネスシーンに効果を発揮するでしょう。
料金が安価に抑えられているのも魅力の1つ。基本プランはユーザー1人あたり月額1,700円の料金で名刺の枚数制限なく利用できます。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- オフライン利用
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- 写真撮影後にすぐ携帯と連携されるので非常に便利。グループ分けも出来るので、管理が大変しやすい。
- スキャンの精度が高く、英語、日本語いずれも読みとってくれる。データの管理も容易である。価格フリーで十分な機能がある。
SmartViscaは、東京都渋谷区に本社を構えるサンブリッジが提供している法人向け名刺管理システムです。世界シェアNo.1の営業支援システム「Salesforce」と連携し、スマホやスキャナーから取り込んだ名刺データをそのまま顧客先・リードとして登録。メールマーケティングなどさまざまな局面に活用できます。
利用企業の数も多く、トータルの導入事例は450社、名刺の数にして100万枚以上。ある大手人材サービス企業では「SmartVisca」を導入したことによってデータ入力の手間がなくなり、年間約4,200時間の工数削減を実現しました。また、別のwebマーケティング会社では「SmartVisca」を導入したことで年間1万5,000枚に及ぶ名刺を一元管理できるようになり、マーケティング業務の効率化につながっています。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- 名刺情報の反社チェック機能
- タブレット対応
- 前に使っていたものよりも、使いやすいと思います。今は、説明書を見なくても使えるようになったので、使いやすいです。
- サービスの質が良くて、使いやすいと思う。 いろいろな機能があって、どれも優れている。 情報の管理がしやすい。
【比較表】セキュリティに定評がある名刺管理システム
ここからはセキュリティに定評がある名刺管理システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する名刺管理システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、名刺管理システム選びの参考にしてください。
セキュリティに定評がある名刺管理システム4選
名刺管理システムを選ぶうえではセキュリティも大事なポイントの1つ。最後はセキュリティ機能に定評がある3種類の名刺管理システムをご紹介します。
メイシーは大阪府大阪市に本社を構えるもぐらが開発・販売を手がけている法人向け名刺管理システムです。リリース以来多くのクライアントに使われており、大学や公的機関への導入実績も少なくありません。
特徴は、万全のセキュリティ対策。通信が完全に暗号化されているうえ、名刺から取り込んだデータはすべてISMSの認証を取得しているデータセンターで管理されるため、持ち出し・漏洩などの心配はいりません。提供元も2013年にプライバシーマークの認証を取得しています。セキュリティを基準に名刺管理システムを選びたい方、自社のセキュリティポリシーにあわせてきちんと運用していきたいといった方にはおすすめでしょう。
料金は月額基本料1,980円+データ入力料金25円/枚・スキャン料金10円/枚。初期投資をかけず手軽に導入できるのも人気を集めている理由のようです。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- オフライン利用
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 常に改良が進んでおり、ユーザーの要望に迅速に対応してもらえます。 チャットサポートも素早い回答が返ってきます。
- 簡単にレイアウト変更ができとても使いやすい。 フォーマットが沢山あり、バリエーションが豊富で色々なデザインが作れる。
ApeosPlusTM Cards Rは、東京都港区に本社を構える富士フイルムビジネスイノベーションが提供している法人向け名刺管理システムです。名刺のスキャン、オンラインでの名刺交換、名刺データの重複防止など多彩な機能に定評があり、三菱UFJグループなど大手への導入実績も豊富。セキュリティが万全で、アクセス権限の管理、ログイン時の二段階認証、パスワードの有効期限設定といった機能を完備しています。
加えて、いつ・誰が・どんな操作をしたか逐一確認できるログ管理機能も付いているので、万が一インシデントが発生してもスムーズに対応可能。セキュリティを重視する方におすすめの名刺管理システムです。
料金は5ユーザーのプランで月額3,150円。初期費用はかからず、利用人数が増えるほど1人あたりの単価が安くなる料金体系も好評を得ています。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- 名刺情報へのタグ付け機能
- 複合機のスキャナーに乱雑に並べても、自動で整列して文字もOCRで認識されるので、登録が楽なところ。クラウドサービスなので、サーバーの管理も不要。
- サムネイル表示できる、リスト表示もできる、他者と共有することができる、簡単に検索できる、説明書がなくても直感的に操作できる。
名刺バンク2は、神奈川県横浜市に本社を構える東証一部上場のアイネットが開発・販売を手がけている法人向け名刺管理システムです。業界トップクラスのセキュリティ性能が特徴で、データはすべて提供元のクラウドデータセンターに保管されるため、情報漏洩などの心配はいりません。万が一スマートフォン端末を紛失してしまった際も、データセンターから速やかにバックアップをとることが可能です。名刺管理システムをはじめて導入する企業、「データの管理方法や紛失のリスクが心配」といった方も安心して導入できるでしょう。
スペック面では、スマートフォンによる名刺の取り込み、タグ付け、検索、商談履歴の表示など名刺管理システムに求められる機能を網羅。あるIT関連企業では「名刺バンク」を導入したことによって部署を横断して名刺を管理できるようになり、生産性が大きくアップしたとのことです。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 名刺情報へのタグ付け機能
- 名刺情報のキーワード検索機能
- コンタクト履歴管理
THE 名刺管理 On-premise
THE 名刺管理 On-premiseは、東京都中央区に本社を構えるNTTデータNJKが提供している法人向けのオンプレミス型名刺管理システムです。金融、メーカー、ITなど幅広い業種の企業で使われています。
何より大きな特徴は、オンプレミス型ならではの万全のセキュリティ。利用者の自社サーバー上で運用されるため、他クライアントの影響を受けてパフォーマンスが低下する、情報漏洩につながるといったことは一切ありません。そのうえでより快適・安全に使えるよう、ログファイルの自動分割などスペック面にも工夫が施されています。大量の名刺を管理する必要がある企業、厳格なセキュリティポリシーのもとで名刺管理システムを使っていきたい企業には心強いツールではないでしょうか。
以上、おすすめの名刺管理システムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理システム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
法人向け名刺管理システムのメリット
ここからは、名刺管理ソフトのメリットを紹介します。
名刺管理の効率化
名刺管理ソフトは検索機能があるので必要な名刺情報をすぐに探し出す事が可能です。ファイル管理の場合だと探すのに時間がかかり、紛失のリスクもあります。その点名刺管理ソフトはデータ管理しているので欲しい名刺情報をすぐに手に入れることができます。
社内共有がしやすくなる
名刺管理ソフトを導入すれば名刺情報の共有が容易になります。紙ベースの名刺は個人で管理しているケースが多く共有してもらうには管理している本人にコンタクトを取る必要があります。名刺管理ソフトならば、個人にで所有していた名刺を一元管理できるので、社内共有がスムーズになり、人脈も可視化ができるので、新たな顧客の開拓が可能です。
セキュリティ強化が可能
名刺管理ソフトを導入するとセキュリティ強化ができます。紙ベースで名刺を管理していると紛失してしまう可能性がないとは言い切れません。個人情報の流出は会社にとっても信用問題に関わるので、名刺管理は確実に行う必要があります。その点、名刺管理ソフトは名刺情報をデータで一元管理するため、情報漏洩のリスクが低下します。また、ほとんどの名刺管理ソフトはログ管理などのセキュリティ対策がこうじられているので、不正利用などを抑制が可能です。
法人向け名刺管理システムの選び方
ここまで10種類の法人向け名刺管理システムについて見てきましたが、実際に製品を選ぶ際はどんな点に気をつけるべきなのでしょうか?
クラウド型orオンプレミス型
クラウド型名刺管理システムの優れている点は主にコスト面。自社でサーバーや周辺機器を用意する必要がなく、メンテナンスやアップデートも提供元が行ってくれるため、初期投資・ランニングコストを抑えて導入・運用できます。その反面、共用のサーバーを使うため、利用状況によっては他のクライアントの影響を受けてシステムの動作や処理が遅れることがあるようです。
一方のオンプレミス型は他システムとの連携やセキュリティ対策も含めたカスタマイズ性に優れているのが利点。自社にエンジニアがいればAPIを使って既存の業務用ツールとつなぎこんだり、独自のセキュリティ機能を追加することも可能です。ただし総じて価格が高く、ライセンス費用として100万円以上の初期投資が必要なことも珍しくありません。
いずれもメリット・デメリットがあり、一概には言えないものの、ここ数年主流となっているのは低コストで利用できる前者のクラウド型。その一方で既存システムとの連携を前提に導入する企業、あるいは自社のセキュリティポリシー上、クラウド型を導入できない企業がオンプレミス型を選ぶケースが多いようです。
料金体系
名刺管理システムの料金体系はさまざま。たとえばユーザー数にもとづくテーブル型の料金体系(5名まで月額〇〇円、10名まで月額〇〇円など)の場合、従業員が1名増えただけでプランをまたいでしまい、倍額近くの支払いが発生することもあります。
そういった点で表面的な料金の安さだけに引かれて導入を決めるのはNG。年間予算や利用人数をしっかり整理したうえで自社に合ったものを選びましょう。近い将来に増員を見込んでいる場合などは、あらかじめユーザー数に余裕があるプランで契約しておくのも1つの手段です。
使い勝手・操作性
せっかく名刺管理システムを導入しても、名刺の取り込みに時間がかかってしまう、システムの動作が重く使われないといった状況では意味がありません。前述の2点とあわせてシステムの操作性・使い勝手も大事なポイントの1つです。
名刺管理システムのなかにはデモ版や無料トライアル期間が用意されているものも多いので、それらを利用して取り込みのスピードに問題はないか、忙しい時もストレスなく使えるか確かめたうえで導入しましょう。
まとめ
今回は、おすすめの法人向け名刺管理システム10選を取り上げ、それぞれの機能や料金、特徴について解説しました。法人向け名刺管理システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
プロが代わりに探して紹介します!