MAツール(マーケティングオートメーション)の費用相場や料金比較表を解説 | おすすめツール10選も紹介
日々の煩雑なマーケティング業務を自動化するためのMAツール。「コスパがいいものを選びたい」「既にツールを導入しているけれど費用を見直したい」という企業の担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では価格が安いおすすめのMAツールを紹介します。初期導入費や月額料金、コンサルティングの費用相場も解説するので、ぜひMAツール選びの参考にしてください。
MAツール(マーケティングオートメーション)の費用相場
MAツールとは、マーケティングオートメーションの略で、見込み顧客情報を管理したり、自社のマーケティング業務を自動化したりするツールのことを指します。MAツールを活用することで、マーケティング活動を効率化して担当者の負担を減らすと同時に、効果的なマーケティング施策を展開することができます。
新型コロナウイルス拡大により、オンライン型のビジネスが増えたことがきっかけで、オンラインでの見込み顧客獲得や購買へのアプローチができるMAツールを導入する企業が増えました。搭載機能や使いやすさはもちろん、導入にかかる費用も企業にとっては重要な選定ポイントの一つです。
今回は、MAツール導入時にかかる費用相場について解説します。MAツールにかかる費用は月額のサブスクリプション費だけでなく、初期導入費用や運用コンサルティング費用、オプション追加にかかる費用など多岐にわたることも。自社のニーズや予算に合ったツールを選び、費用対効果を最大限に引き出すことが望ましいです。
初期導入費用・月額料金の相場
料金項目 | 費用相場 |
---|---|
初期費用 | 無料〜十数万円 |
月額費用 | 十万円前後 |
初期費用とはMAツール自体にかかる費用のことで、内訳としては「ライセンス費用」や運用を始めるための「セットアップ費用」など、製品によって様々です。初期費用が無料のツールもあれば数十万円近くかかる場合もありますが、おおよその費用相場は十数万円台です。
次に月額費用ですが、これは、MAツール(マーケティングオートメーション)の運用や管理にかかるコストのことです。費用相場としては十万円前後ですが、高額なツールだと数十万円から百万円程度かかるツールもあります。またランク・プランごとに使える機能が違っていたり、自社の見込み顧客数やサイトのPV数などに応じて請求料金が変化する「従量課金形式」のツールも多く存在します。そのため自社で利用したい機能があるかどうか、Webサイトで確認したり相見積もりを取って比較するのがおすすめです。
コンサルティング費用の相場
MAツールの導入や運用をサポートする「コンサルティング費用」は、初期費用に含まれていることも多いですが、オプション料金として発生するケースもあります。導入時のコンサルティング費用とは、ツール導入時に手厚いサポートを受けたり、代理店をはさんでツール購入する場合にかかる費用のことです。主にMAツールの選定から組織への導入に至るまでのプロセスをサポートしたり、企業の要件や現状のマーケティング活動の課題を理解し、適切なMAツールやプラン、機能を提案してくれたりします。
またMAツール導入後の運用・活用方法についてアドバイスをしてもらったり、効果的なマーケティングアプローチや見込み顧客情報の活用方法をサポートしてくれる有料コンサルティングもあります。自社の予算やリソースを考慮し、導入と運用におけるコンサルティング費用との相性を検討することが重要です。これらの費用については公開していない企業がほとんどのため、見積り時に確認するのがおすすめです。
おすすめのマーケティングオートメーション(MA)10選
ここからは、おすすめのマーケティングオートメーション(MA)10選をご紹介いたします。それぞれの料金や特徴をチェックしていきましょう。
ブレインパッドが提供するProbanceは、WOWOWやクラウドワークス、高島屋などさまざまな企業に導入されているマーケティングオートメーション(MA)です。顧客に最適なタイミングでメッセージを届けることにより、購入率や企業価値の向上、リピーターの増加などを叶えることができます。プランは2つあり、マーケティングオートメーション(MA)をはじめて導入する場合にはSTARTプラン、メールのみならずLINEなどのチャネルも活用したい、30万以上の顧客のLTV(顧客生涯価値)を最大化させたい場合などにはPROプランがおすすめです。
【こんな企業におすすめ】
・多くの企業に導入されているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
・メールのみならずLINEやさまざまなチャネルを活用したい企業
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 見込み客(リード)情報管理機能
- ABテスト機能
- シナリオ作成機能
- メール作成・メール配信機能
- ステップメール機能
- ダッシュボード機能
アドビが提供しているMarketo Engageは、世界中で5,000社以上に導入されているマーケティングオートメーション(MA)です。BtoB企業・BtoC企業を問わずエンゲージメントマーケティングに長けており、さまざまなチャネルを通して顧客とつながり、パーソナライズコミュニケーションを発信することができます。4つのプランが用意されていますが、料金はデータベースサイズにより変動するため要問い合わせです。もっともシンプルなSELECTプランであっても、CRMとの統合や複数チャネルを通したナーチャリング、スコアリングや各種webマーケティングなど、さまざまな機能が充実しています。
【こんな企業におすすめ】
・機能が充実しているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
・さまざまなチャネルを通してナーチャリングを行いたい企業
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 見込み客(リード)情報管理機能
- リードトラッキング機能
- 名刺管理機能
クラウドサーカス株式会社が提供しているBowNowは、これまでの導入社数4,000社以上、継続率は98.4%を誇るマーケティングオートメーション(MA)です。BowNowの最大の特徴は、無料ではじめられるということ。リード数は1,000件まで、PV数が5万までであれば0円で利用することができます。実際に使ってみてから、足りないと思った機能をあとから追加していけばOKなので、はじめてマーケティングオートメーション(MA)を利用するという場合でも導入しやすいでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・マーケティングオートメーション(MA)をまずは無料ではじめて見たいという企業
・必要な機能を選び、費用の無駄を出したくない企業
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- IP制限
- 英語
- 見込み客(リード)情報管理機能
- リードトラッキング機能
- 名刺管理機能
- 企業情報の自動付与機能
フロムスクラッチが提供しているb→dashは、データマーケティングツール業界で初のテクノロジー「Data Palette」を活用し、プログラミングなしでデータ統合を叶えるツールです。メールのみならずLINEやSMS、アプリ通知などさまざまなチャネルを通じて顧客にアプローチできるMA機能のほか、web接客機能、CRM機能などさまざまな機能が充実しています。使いやすさを試したい場合には、デモをリクエストして実際の画面を見ながらインターフェイスを確かめてみましょう。
【こんな企業におすすめ】
・ただのマーケティングオートメーション(MA)ではなくデータマーケティングツールを導入したい企業
・機能が充実しているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 見込み客(リード)情報管理機能
- リードトラッキング機能
- 企業情報の自動付与機能
- フォーム作成機能
- ポップアップバナー作成機能
- 広告媒体連携
SATORIは、国産のマーケティングオートメーションのなかでも認知度No.1を誇り、800社以上に導入されているマーケティングオートメーション(MA)です。人気の秘密としてあげられるのは、誰でも気軽に運用できる分かりやすさ。webサイトに計測タグを埋め込むだけで、データベースの設計や導入作業はいりません。また、実名リードに加えて匿名リードにもアプローチでき、リードジェネレーションを強化することも可能です。
【こんな企業におすすめ】
・安心して導入できる国産マーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
・リードジェネレーションに強いマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 二要素認証・二段階認証
- 見込み客(リード)情報管理機能
- リードトラッキング機能
- ランディングページ作成機能
- フォーム作成機能
- ポップアップバナー作成機能
- 広告媒体連携
シャノンが提供しているSHANON MARKETING PLATFORMは、基本機能が豊富に備わったマーケティングオートメーション(MA)です。リード管理にはじまり、ランディングページやエントリーフォームなどの自動作成、セミナーやイベントの管理、ソーシャルマーケティング、webトラッキングなど機能が充実。SFAやCRMなどの外部システムとも連携可能です。料金は、利用シーンや規模にあわせて最適なプランが提案されます。
【こんな企業におすすめ】
・機能が充実しているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
・SFAやCRMとも連携できるマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 英語
Kairos3 Marketing
Kairos3は、カイロスマーケティングが提供しているマーケティングオートメーション(MA)です。これまでに1,100以上のアカウント導入のほか、利用継続率は98.3%。人員を増やさずとも受注率をアップさせることができることから、多くの企業に導入されています。受注率アップの秘密は、SFAとの連携による機会損失の低減。確度の高い顧客を営業担当者に通知、その他の顧客はメールフォローを絶えず行うことにより、フォロー漏れが発生しません。いざという時に相談できる専任のサポートチームの存在も心強いでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・マーケティングオートメーション(MA)の導入によってフォロー漏れをなくしたい企業
・サポート体制が万全なマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 見込み客(リード)情報管理機能
aimstar
Aimstarは、スプリームシステムが提供しているマーケティングオートメーション(MA)です。BtoCの売上拡大に長けており、大規模データ、メールやチャットなどマルチチャネルとの連携に対応可能。データの取得や統合からシナリオ実行、効果検証までをAimstar1つでカバーできるので、PDCAをスピーディに回していくことができるでしょう。100種類以上の分析やターゲティングテンプレートが標準機能として搭載されているため、専門的な知識がなくとも分析やターゲティングを行えるのもうれしいポイントです。
【こんな企業におすすめ】
・BtoCの売上拡大に強いマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
・SQLや統計解析の知識がなくとも活用できるマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- ABテスト機能
- ポップアップバナー作成機能
Infusionsoftは、FunTreが提供しているマーケティングオートメーション(MA)です。世界で15万社以上に導入されてきた実績を持ち、なかでもスモールビジネスに人気。スタートアップや起業家などに数多く利用されています。MA機能をはじめ、CRMやSFA、決済機能などが基本機能として搭載されているほか、支払い追跡機能によって売掛金の回収漏れも未然に防止可能。あらゆる機能をInfusionsoftだけで対応できるのは魅力といえるでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・CRMやSFAなどの機能がもとから備わっているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
・世界中で多くの企業に導入されているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
MOTENASUは、FIDが提供しているマーケティングオートメーション(MA)です。基幹システムとAPI連携が可能なので気軽に導入できるほか、CRMとの連携によりメッセージのセグメント配信も可能。RFM分析・LTV分析を用いれば、今現在のロイヤルカスタマーをすぐに可視化することができ、MOTENASUという名前通り特別な対応を取ることもできるでしょう。リード登録件数が5万件で10万円からはじめられるのも、コストパフォーマンスに優れているといえるのではないでしょうか。
【こんな企業におすすめ】
・ロイヤルカスタマーを可視化して異なるサービスを提供したい企業
・コストパフォーマンスに優れているマーケティングオートメーション(MA)をお探しの企業
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 見込み客(リード)情報管理機能
- 企業情報の自動付与機能
- ランディングページ作成機能
まとめ:コストを抑えたMAツールの導入で、マーケティング業務を自動化しよう
マーケティング業務を自動化して担当者の負担を軽減するMAツール(マーケティングオートメーション)。選ぶ際は、自社のニーズやコストに照らし合わせて検討することが重要です。資料やセミナーなどを活用し、各MAツールの特徴や評価を比較検討すると良いでしょう。またトライアル期間を利用して、自社との相性や実際の効果を確かめることも重要なポイントです。
ただ、数あるMAツールを比較検討し、自社のニーズに合うものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったMAツールが分かる無料診断もありますので、ぜひご活用ください。
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