人事労務管理におすすめのシステム8選【2022年最新版】
「人事労務管理を効率化させたい」「人手不足を解消するためにも、業務をサポートしてくれるツールが欲しい」という場合には、人事労務管理システムを導入するのがおすすめです。 今回は、人事労務管理に関する基礎知識の解説をはじめ、人事労務管理システムを導入するメリット、おすすめの人事労務管理システムをご紹介していきます。 人事労務管理を行う上で押さえておきたいポイントも解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

アイミツコンシェルジュ 真鍋
SaaSツールをお探しの方に、私たちコンシェルジュがアドバイスします! ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.人事労務管理とは
- 2.人事管理と労務管理の違い
- 3.人事労務管理システムを導入するメリット
- 4.人事労務管理でおすすめのシステム8選
- 5.人事労務管理で押さえておきたい3つのポイント
- 6.【まとめ】人事労務管理システム選びで迷ったらアイミツへ
1.人事労務管理とは
そもそも、人事労務管理とはどのような業務を指すのでしょうか。
人事労務管理は、言うなれば人材と労働環境のマネジメント業務のこと。企業における3つの経営資源(ヒト・モノ・カネ)のうち、ヒトの部分に取り組んでいます。
業務の最終的な目標としては「優秀な人材の確保、ならびに企業全体の生産性向上」であり、この目標を叶えるために人材や環境のマネジメントを行うのが人事労務管理です。
業務の幅は広く、人材の確保や育成、配置、給与管理やコンプライアンス管理までカバーしています。
2.人事管理と労務管理の違い
人事労務管理という言葉は「人事管理」と「労務管理」とが合わさった言葉ですが、そもそも人事管理と労務管理はどのように異なるのでしょうか。
人事管理と労務管理は、どちらも企業を経営し発展させていく上で欠かせない業務の1つ。しばしば業務内容を混同されがちですが、実はカバーしている範囲は異なっています。
以下で違いを紹介するため、人事労務管理について理解するためにも把握しておきましょう。
2-1.人事管理
人事管理は、その名前の通り人事、つまり企業におけるヒトの管理を行っています。企業における新卒採用や人材育成、人事異動、人事評価などが人事管理の業務に分類されることからも、ヒトに関する業務がメインであることがわかるでしょう。
具体的には、人材の確保をはじめ社員研修などを通した教育、さらには個人面談や表彰制度などを活用したモチベーション管理、適材適所な配置への見直しなどを行い、従業員を常に客観的に評価・把握している存在です。
2-2.労務管理
ヒトの管理をメインとする人事管理に対して、労務管理はヒトがいる労働環境について管理します。わかりやすく言えば、企業における入退社管理や保険等の計算、勤怠管理やそのデータに基づく給与計算、さらには職場の安全衛生管理までが、労務管理がカバーしている業務です。
より具体的な業務例では、従業員にとってより働きやすい環境にするために福利厚生を改善するほか、従業員の抱える不満や離職トラブルの原因などの早急な把握・解決、就業規則の見直し、入退社の管理や勤怠の管理、給与の管理などがあげられるでしょう。
3.人事労務管理システムを導入するメリット
人事管理・労務管理が合わさった人事労務管理はカバーしている業務範囲が非常に広いため、人事労務管理システムの導入がおすすめです。
ここからは、人事労務管理システムを導入するメリットをご紹介します。
3-1.業務を効率化できる
人事労務管理システムでは、人材情報の管理をはじめ給与や社会保険の管理、勤怠の管理、入社・退社に関連する各種書類作成・管理などをまとめて行うことができるため、これまでにそれぞれ別なツール、あるいはアナログで対応していた場合よりも大幅に業務を効率化させることが可能です。
ツールを一元化できることによって、管理者にとってだけでなく従業員にとっても効率化が進むでしょう。
3-2.ミスを削減できる
業務が煩雑だと、どうしてもヒューマンエラーやちょっとしたケアレスミスなどが発生してしまいがち。特に、データ連携がされておらず、手入力で情報を入力せざるを得ないというような状況では、入力ミスや入力漏れが起こってしまうでしょう。
人事労務管理システムを導入することによって、複数の業務をまとめてシステム化し効率化することができるため、結果的にミスの削減にもつながります。
3-3.人材育成がスムーズになる
人事労務管理システムを導入することによって、人材育成についてもこれまでよりスムーズに行うことができます。
適切な人材育成を行うために重要なのは、従業員一人一人の現状を把握するということ。どのような人材でどのような点が強みであり、どのような点を伸ばすべきなのかを把握しなければなりません。
人事労務管理システムを導入すればそういった人事情報を一元管理できるため、情報にいち早くリーチしやすく、人事評価をスピーディーに行うことができます。そのほか、データを活用して適切な人員配置も行えるでしょう。
4.人事労務管理でおすすめのシステム8選
ここからは、人事労務管理を効率化させるためにおすすめのシステムをご紹介していきます。
人材データの管理や勤怠管理、給与管理などを1つのツールでまとめて行いたいという場合には、以下のシステムをチェックしてみましょう。

SmartHR
SmartHRはクラウド型の人事労務ソフトです。東京都にあるSmartHRが提供しており、人事管理システム(HCM)としてはもちろん労務管理にも活用できます。具体的には人事情報の管理や手続きの電子申請など、幅広いビジネスシーンで役立つでしょう。
「HRTechクラウド市場の実態と展望 2019年度」においてシェアNo.1を獲得しており、登録社数は3万社以上。テレビ朝日、メルカリ、星野リゾートといった有名企業でも導入されているので、信頼できる人事管理システム(HCM)をお探しの方にぴったりです。
料金プランに関しては、プロフェッショナルプラン、スタンダードプラン、スモールプランの3種類を用意。従業員の登録数によって費用が発生する仕組みなので、分かりやすいのがうれしいポイントでしょう。小規模事業者の場合、15日間の無料トライアル後も一部サービスを0円で利用可能です。

Socia人事システムは、東京都渋谷区に本社を構えるエフエムのクラウドサービスです。Sociaクラウドシリーズとして社会保険業務やマイナンバーの登録などのサービスも展開しており、人事管理システム(HCM)にもしっかりと対応しています。
2000年からサービスを提供し続けていることから、信頼性が高いのが魅力の1つ。物流企業や製造業、旅行業で導入されており、従業員数が5,000人規模の企業でも対応可能。今までに1,200社以上の利用実績を誇ります。
また、BCP(事業継続)やDR(災害復旧)、セキュリティに関する対策に注力するなど、万が一のときに安心できる点もポイント。人事業務の課題を専門コンサルタントに相談でき、課題解決の実現につながります。はじめて人事管理システム(HCM)を導入する方におすすめのサービスです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 閲覧・編集の権限設定
- 社員の発令管理機能

Gozalは、東京都にあるBECの労務管理サービスです。勤怠管理や給与集計といった機能が搭載されています。オンライン上での明細発行が可能で、バックオフィスの業務効率改善を期待できるでしょう。
最大の魅力は充実したサポート内容です。ヘルプデスク、チャット、メールなど、専門スタッフが24時間体制でサポートしてくれるため、はじめてシステムを導入するという場合でも安心。スタートアップを中心にさまざまな企業で活用されており、2,000社以上の導入実績を誇る点もポイントです。
月額プランと年額プランの2種類が用意されており、それぞれ1ユーザーあたり月額700円(税別)と月額590円(税別)で利用可能です。ファイアウォール、通信の暗号化などセキュリティ対策もばっちり。安心して人事管理システム(HCM)を導入できるのではないでしょうか。

Bizer(バイザー)は、東京都千代田区にあるBizerのクラウド型サービスです。総務・労務・経理に関するさまざまな機能が搭載されており、バックオフィス業務をまとめて管理することができます。
最大のメリットは専門家のサポートを受けられる点。具体的には税理士や司法書士、社会保険労務士といった有資格者がアドバイザーとして存在しているため、より複雑な問題に関しても相談できるでしょう。IT業界に強いアドバイザーやフットワークの軽い若手アドバイザーもいるなど、ベンチャー企業やスタートアップにぴったりかもしれません。
料金プランに関しては、1事業者1アカウントで月額2,980円(税込)。30日間の無料トライアルも用意されているので、手軽にサービスを利用できるのではないでしょうか。
人事労務 freeeは、東京都品川区にあるfreeeのクラウド型ソフトです。給与計算、勤怠管理、保険手続きなど幅広い業務に対応しています。チャットや電話でのサポートも用意されているため、安心して人事管理システム(HCM)を導入したい方にぴったりでしょう。
また、会計freeeや他社の勤怠ソフトと連携することができるのもうれしいポイント。ビジネスコミュニケーションアプリのSlackを活用すれば、出退勤の打刻や給与明細発行通知の受け取りも可能です。業務効率の改善や生産性の向上が実現できるのではないでしょうか。料金プランに関しては、クライアントの目的ごとに合計4種類を用意。例えばベーシックプランの場合、月額3,980円(税別)から利用することができます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
- 様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。

Ceridianは、東京都千代田区にあるCeridian Dayforce Japanのクラウド型サービスです。人事管理や勤怠管理はもちろん、マイナンバーや給与計算まで対応可能。必要となる機能が揃っている、社員が簡単に利用できるといった点も魅力的です。
アパレル系の中小企業やIT関連の会社で導入されており、クライアントの中には公認会計士・税理士事務所も在籍。300人から3,000人規模の会社にぴったりでしょう。業務効率アップが期待できるのではないでしょうか。
金融機関サイトと同じレベルで通信やデータを暗号化するなど、セキュリティ対策が万全なのも心強いポイント。サポート体制も充実しているので、はじめて人事管理システム(HCM)を利用する方や、信頼できるサービスをお探しの方におすすめです。

ProActiveは、東京都江東区に本社を構えるSCSKが提供しているERPシステムです。企業の人事・会計業務などを統合することで、情報の一元化や業務効率の改善が期待できるのが特徴。具体的には、人事管理システム、給与管理システム、財務会計システムなどの機能が搭載されています。
パソナグループやタワーレコード、毎日新聞社など有名企業で導入されており、業界を問わず利用されているのも信頼の証。なかでもグループ経営を行っている企業に強みがあり、280グループを超える導入実績があります。国産初となるERPという歴史もあり、非常に信頼できるクラウド型のサービスでしょう。安心して導入できるシステムを求める方におすすめといえます。
また、保守サポートの終了が存在せず、長期的にサービスを利用できる点も心強いのではないでしょうか。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- シングルサインオン
- 英語
- 閲覧・編集の権限設定
オフィスステーション

出典:株式会社エフアンドエム https://www.officestation.jp/
オフィスステーションは、東京都に本社を構えるエフアンドエムのサービスです。クラウド型の人事・労務管理システムで、電子申請や従業員データの管理に対応。年末調整やマイナンバー、web給与明細などといったさまざまな機能を利用可能です。
アパレルや人材派遣、住宅・不動産などさまざまな業界で導入されており、ミック経済研究所の「HRTechクラウド市場の実態と展望2019年度版」では製造業向けNo.1の売上げを達成。信頼性の高い人事管理システム(HCM)をお探しの方にぴったりでしょう。
料金プランに関しては、利用機能やユーザー数によって変動します。例えば100ユーザーかつ労務機能のみの場合は月額2万(税別)で、1ユーザーあたり200円(税別)という低価格にて人事管理システム(HCM)を利用可能。30間の無料お試し期間もあるので、サービスを使いこなせるか心配な場合におすすめでしょう。
設立年 | 1990年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 大阪府吹田市江坂町1-23-38 F&Mビル |
電話番号 | 06-6339-7177 |
5.人事労務管理で押さえておきたい3つのポイント
ここからは、人事労務管理を行う上で押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
5-1.節度を守り、過度な管理は控える
人材データや労務環境を管理する際には、節度を守るように注意しましょう。
人事労務管理の担当者だからといって、「従業員情報を把握・管理する」「コンプライアンスが遵守されているか確認する」という目的のもと度を超えた管理を行ってしまえば、監視体制が強まっていくだけになってしまいます。
そうなれば、従業員にとっては非常に働きづらく、なぜ自分たちばかり監視されなければならないのか?と反感を買いかねません。管理側も自身の行為を顧みて、常に自制の心を持ちながら管理業務にあたりましょう。
5-2.改善意識を常に持っておく
人事労務管理を行う際には「なぜ人事労務管理を行わなければならないのか」を忘れてはなりません。記事序盤でも触れている通り、人事労務管理を行う目的は「優秀な人材の確保、ならびに企業全体の生産性向上」にあります。つまり、優秀な人材の確保や育成を行なった上で、彼らが働きやすい会社にしていくことが目的なのです。
そのためには、人材育成面、福利厚生面、労働時間、ハラスメント問題など、すべてに対して改善意識を常に持っておくことが重要でしょう。
5-3.最新の規則・情報を把握しておく
人事労務管理を行う際には、現在の社会における流れや法改正についてなども常にアンテナを張っておかなければいけません。
「育児・介護休業法の改正によって育児を目的とする休暇が導入促進の対象となった」「労働安全衛生法の改正によって、50名以上の従業員がいる場合にはストレスチェックが必須になった」などの情報を知っておかなければ、適切な人事労務管理は難しいでしょう。特に法改正については注意深くチェックし、古いルールに取り残されないようにしましょう。
6.【まとめ】人事労務管理システム選びで迷ったらアイミツへ
人事労務管理の基礎知識をはじめ、おすすめの人事労務管理システム、人事労務管理を行う上で注意しておきたいポイントなどをご紹介してきました。
人事労務管理は、企業におけるヒトを管理する非常に重要な業務です。重要であるがゆえにカバーしている業務は非常に幅広いので、システムを活用して業務効率化・ミス削減につなげましょう。
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